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Togetterをやる人は馬鹿で、NAVERまとめに鞍替えすべきか?NAVERまとめで稼ぐべき理由

  • 26 August 2012
  • のぶやん

Togetterは、ツィッターをまとめるサービスとして、吉田俊明氏が単独で開発して、後に会社化して運営しているサービスです。特徴としては、Twitterを並べ替えたり、選択したりして表示するサービスで、キュレーションサービスの代表格と言えます。面白さとしては、2ちゃんねるのまとめサイトを作るような感覚で、Twitterのコメントをまとめあげて1つのページを形成する事ができる点です。

ITmediaの記事によると、2010年4月現在のTogetterが「月間ユニークユーザー72万、ページビュー280万、累計まとめ数1万5000という事です。donnamediaでは、1000万PV/月を越えており、ハムスター速報の1290万PVと近い値となっています。この事から推測出来る広告による収益は、月額200万円-300万円という事になり、1人-少人数で運営する会社としては、十分な収益を出せると考えられます。

Togetter と NAVERまとめ

・収益の分配の違い

日本で本格的な「キュレーションサービス」(まとめサービス)と言えば、TogetterとNAVERまとめの2つでしょう。TogetterとNAVERまとめの最大の違いは、Togetterが収益分配を一切行っていないのに対して、NAVERまとめは収益分配を行っているという点です。広告収益がTogetterに帰属するのに対して、NAVERまとめは収益の多くをユーザーに分配する形にしています。

・収益分配によりサイト拡大の速度が上がる

収益を分配しなくとも、Togetterを利用するユーザーが多い事を見れば分かるとおり、収益分配しなくてもサービスは運営できます。それにも関わらず、NAVERまとめが収益分配を行っている背景には、サイトの拡大速度を更に速めたいという狙いがあるものと考えられます。投稿数を増やして、サイトのPVを飛躍的に伸ばすには、サイトに張り付いて投稿してくれる人が欠かせません。

サイトに張り付いて「生活の一部」としてNAVERまとめに取り組んでくれる人を支援する事で、優良な投稿の数を増やしていき、NAVERまとめの拡大スピードを速めたいと考えているのでしょう。実際にTogetterは、2011年から2012年にかけてPV数が横ばいなのに対して、NAVERまとめのPV数は急増しています。その分だけキュレーターに分配する収益も増えてはいますが、PV数を伸ばす事によって、NAVERの社会的影響力が高まっていると考える事ができます。

・Togetterは素晴らしいが、NAVERまとめで稼ぐべき

Togetterは、Twitterを気軽にまとめられるサービスとして、利用者と閲覧者の双方にとってとても面白いサービスです。しかし、Twitterはシンプルさと簡易さを追求しているので、Twitterだけで発信できる情報には限度があります。世の中に沢山の面白い情報を紹介しようと思うのであれば、NAVERまとめの方が良いでしょう。

日本人の多く(特に若者)は、インターネットで収益が得られる事を実感して、インターネットを使って情報を自分で発信する事を覚えていくべきなのです。多くの日本人は、毎日のようにインターネットを調べて情報を取り込もうとしていますが、自分がインターネットを使って稼ごうとは思っていないようです。

その結果として、一部のインターネット事業者の利益率が信じられないほど高くなっています。派遣社員の問題であったり、工場の海外移転を議論する前に、インターネットという新しいツールを使って、自分で情報を発信してお金を稼ぐ方法を考える方が良いでしょう。

IT大手サイトはYahoo Japanの独壇場

以下の画像を見ても分かるとおり、日本のIT系の大手サイトでは、Yahoo Japanの独占状態にあると言えます。ネットに限らず、全ての業界では少数の物がシェアのほとんど全てを奪うと言われていますが、日本はYahoo Japanが多大な影響力を持っていると言えるでしょう。ソフトバンクグループがボーダフォンを数兆円の借り入れをしても購入できたのは、このYahoo Japanの収益性の高さにあったと言えます。

日本のインターネットサービスの全てがYahoo Japanに集約されていると言っても過言ではないぐらいYahoo Japanの影響力が強くなっており、孫さんが大金持ちになった原動力でもあります。1社がインターネット市場を独占しているこうした状況は、配信されるニュースなどで情報の偏りが激しくなる事にも繋がるので、今後は別のサイトの成長が求められます。

donnamediaの「インターネットPV数上位」は、Yahoo Japanばかり

PV上位サイト

NAVERまとめは、Yahoo Japanの対抗馬になりうるか

韓国で検索最大手のNAVERは、日本で検索を成功させる為の1つの手段として、NAVERまとめというシステムでユーザーに価値を提供していこうとしています。従来の検索サイトでは得られなかった新しい価値を提供しようという取り組みで、現在のところはNAVERまとめは、まずまず成功しています。ただし、Yahoo Japanの足元にも及んでいないので、今後は成長速度を更に速めていく必要があります。

Yahoo Japanばかりが突出しているところを見ても、日本のインターネットユーザーの多くが未熟で、ポータルサイトから脱却できていない姿が浮かび上がります。今後は、インターネットのユーザーの多くが「自分から情報を発信する手段」として、NAVERまとめのような気軽にまとめられるサービスを用いていくものと考えられます。1億総キュレーターが実現した時にNAVERまとめは、Yahoo Japanを抜き去る事ができるでしょう。

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