ナウル共和国に見る勤労意欲を持つ事の大切さ。

  • 15 January 2018
  • のぶやん
ナウル共和国

仮想通貨を良く分からないものだと決めつけて手を出さない人も多いですが、仮想通貨に少額投資して失敗しても大丈夫なので、お金の勉強のつもりで投資するのは良い事です。

仮想通貨に限った事ではありませんが、世の中の事に興味を持って、自分なりに勉強していく事は、自分の人生を豊かにする事にも繋がっていきます。

勤労を忘れたナウル共和国

ナウル共和国は、リン鉱山から算出される資源によって『勤労を忘れた国民』になってしまいました。日本のように資源がない国では、労働者が資源として働き続けなければなりませんが、ナウル共和国の国民は、リン鉱山からのお金が支給される事により、誰も働かなくなってしまいました。

ナウル国民は、1980年代まで『世界で最も豊かな国』と言われ、国民が世界最高の暮らしをしていました。しかし、1990年代後半から唯一の輸出品目であったリンが枯渇して、かつての漁業・農業を忘れたナウル国民は、経済的に危機的な状況に陥りました。

働く意欲を失うニート

日本においても、厳しい環境で働く事を嫌ってニートをする人が100万人以上いる(統計により異なる)と言われています。長期にわたって労働を行っていないと、労働する意欲だけでなくて、労働する能力そのものを失っている場合もあり、社会人として相手にされない可能性が出てきます。

十分な教育を受けないまま、能力が低い状況で働いても、その賃金は低いという問題点もあります。日本においては、高齢者を支える為に医療費・年金・税金などが高額になっており、働く労働者のやる気を低下させる要因となっています。

お金を得る方法を教える

日本では、高校・大学を卒業してから会社に入って、そこで『お金の稼ぎ方』を教わるという事が戦後に定着していました。しかし、高度経済成長が終わって就職氷河期・就職難の時代に突入すると、お金の稼ぎ方を教わらない人たちが沢山出てくる事になってきます。

更に最近では、新卒で入社して『お金の稼ぎ方』を教わっても、簡単にリストラされたり、社会の変化で知識が役立たなくなる事も出てきました。自分で意欲的に学ぶフリーランスの人たちが強くなり、会社員が知識・技術面でフリーランスに勝てなくなろうとしています。

少子高齢化が進む日本

ナウル共和国が失ったものは、リン鉱山という資源でしたが、日本が失っているものは『人的資源』です。資源がない日本は、労働資源で国を豊かにしてきた歴史があります。しかし、少子高齢化が進んで人的資源が急速に失われようとしています。

この状況において、若者が不足して日本企業が人材不足に陥っています。新卒で入社する社員の質も高度であるとは言えず、中国の競争を勝ち抜いた優秀な人材と競い合うのは難しい助教であると言わざる得ません。

仮想通貨に熱狂する韓国の若者

韓国では、日本と同様に仮想通貨の取引が非常に活発で、特に若者がなけなしの金で仮想通貨を購入しています。日々の労働をしても僅か10万円ほどしか稼げない韓国では、一攫千金を狙う若者たちが仮想通貨に熱狂するのも分かります。日本では、インターネットに精通した30代・40代男性の投資が多いそうです。

日本・韓国・ロシアなど仮想通貨に熱狂する国に共通しているのは、労働に対する人々の絶望感でしょう。どうせ働いても豊かになれないから、仮想通貨にで投資して一攫千金を夢見るというのは、それなりに正しい選択とも言えるでしょう。

GMOインターネットグループ(東証一部上場)の【GMOコイン】

カテゴリ: 

Plain text

  • No HTML tags allowed.
  • Web page addresses and e-mail addresses turn into links automatically.
To prevent automated spam submissions leave this field empty.
CAPTCHA
スパム防止用です。記号をクリックして下さい。
Target Image

アドセンス広告

関連記事