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アベマTVのコンテンツ制作コストが高すぎてNOTTVの二の舞にならないか?

  • 2 September 2017
  • のぶやん
NOTTV(ノッティーヴィー)

ユーチューブなどが動画を大量にアップロードさせてアクセスを得るのでサーバー代金が主なコストになるのに対して、アベマTVなどは自社制作のコンテンツなどを中心に出していくスタイルなのでサーバー代金よりもコンテンツ製作費がかかっています。実際、アベマTVのサーバー代金というのは、月額数千万円という事で、アベマTV全体に占めるコストとしては高くありません。

アベマTV2000万ダウンロード到達

2016年4月に本開局したアベマTVは、2017年3月には1,500万ダウンロードを突破して、2017年8月に2000万ダウンロードを達成しています。実際にダウンロードしても、視聴していない人も多いですが、それでも2000万ダウンロードというのは、多くのスマートフォンのユーザーがアベマTVを認知してダウンロードしている事を意味しています。アベマTVは、スマートフォン型の無料テレビなので、テレビ局にとって非常に大きな脅威になります。

一方で、ダウンロードしたけれど、どれぐらいのユーザーが使っているか(視聴しているか)というのは未知数です。実際に記事を書いている私もアベマTVをダウンロードしたけれど、ほとんど視聴していません。そもそも、テレビを視聴するという習慣がないので、アベマTVの番組を時間を合わせてみるというのがめんどくさいと思ってしまいます。

コンテンツ製作費が高い

アベマTVの特徴としては、自社がゲーム事業などで稼ぎだした豊富な資金を惜しみなく投下してコンテンツを制作しているという点です。アベマTVのコンテンツは、大変に充実していますが、2016年にコンテンツに大きな資金を投じたので、100億円以上の赤字を出しました。作成したコンテンツがアクセスを集めるかどうかは未知数なので、とにかく大量にコンテンツを出して、アクセスを集めるしかありません。

アベマTVを開始したサイバーエージェントは、もはやコンテンツ制作会社と化しています。サーバーコストが既に安くなったところをみると、コンテンツ制作で戦っていくのは、ユーチューバーなどとアクセスを取り合うガチンコ勝負になりそうです。

サイバー社の新規事業の必要性

サイバーエージェント社としては、お金を手元に持て余す状態になっていて、業績を拡大する為にお金を使っていく方向を探していたものと見られます。755などのコミュニケーションアプリの失敗もあって、当たるか外れるか分からないようなアプリにお金を投じるより、確実にユーザーを捕まえる事が出来るコンテンツの事業にお金を投じてユーザーを囲い込みたいという思惑が見て取れます。

コンテンツを配信する事を継続できれば、他のアプリとは異なって、少なくともユーザーの囲い込みを行う事ができます。無料でユーザーを囲い込むことに成功さえできれば、広告の掲載であったり、他者との提携など様々な展開を模索する事ができます。

動画配信サイトの難しさ

2016年6月30日にテレビを携帯で配信するというNOTTV(運営会社mmbi)がNTTドコモに吸収合併されて解散しました。NOTTVは、動画の先駆けとして2006年に設立されて、大手であるドコモ、フジテレビ、スカパーJSAT、伊藤忠商事、ニッポン放送の5社が出資し設立されました。これだけの陣営が揃えば、さすがに成功しそうなものですが、それでもユーザーに受け入れられずに赤字を垂れ流して、10年で終了となりました。当初は、フジテレビが40%を保有する大株主でしたが、NTTドコモが株式を買い取っています。そして2016年までに累積赤字1166億円を出して解散です。

NOTTVは、テレビを携帯電話(2012年からスマートフォン)で配信するという試みでしたが、NTTドコモが中心になっているにもかかわらず、会員数が伸び悩んで、2016年4月にアベマTVが出演したタイミングでの終了となりました。ドコモは、このNOTTVでは失敗していますが、dTVの方では会員の集客に成功しており、500万契約を突破しています。

NOTTV(ノッティーヴィー)

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