越後湯沢

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湯沢のリゾート物件をタダで購入した場合の維持費は、いくらかかるのか?

  • 26 July 2018
  • のぶやん

翻訳者の村瀬さんという方が実際に越後湯沢のリゾートマンション1K・面積35m2を購入して、その費用を公開しています。村瀬さんの場合には、管理費・修繕積立金・水道光熱費を合わせると、毎月3万円ほどかかっているという事です。さらに毎年発生している固定資産税・住民税が5万円と5千円ずつかかっているという事です。

この村瀬さんの物件の場合には、2014年に60万円で購入(仲介手数料が3万円、登記手数料が8万円、登録免許税が7万円、不動産取得税が15万円で実質100万円)のリゾートマンション1Kを維持するための費用は、1年間に40万円ほどかかる事になります。

1ヵ月3万円×12+5.5万円=40.5万円/1年

この40万円という金額は、海外のリゾート地で1ヵ月ほど十分に暮せてしまう金額です。海外リゾート地で1ヵ月遊ぶことを選ばず、越後湯沢の自宅で過ごす選択肢を取る人が購入する事になります。

最大のリスクは売却できないこと

1年間に40万円の支払いがあったとしても、物件を誰かに売却できるのであれば何も問題ありません。ただし、越後湯沢などの物件の最も怖いところは、売却先がない可能性が極めて高いという事です。タダのような価格で取得できた物件であったとしても、『タダほど怖いものはない』というのは、まさにこの事です。

売却ができないという事は、全く使わなくなっても40万円の支払いが確実に発生するという事でもあります。人生は長いので、いつ遠くに引っ越したり、働けなくなったりするか分かりません。不動産の最大のリスクは、まさに売却できない事です。

売却できない怖さ

購入して5年ぐらいは、リゾート感を満喫する事も出来るでしょうし、隠れた仕事場として利用する人もいるでしょう。確かに保有しておけば、遊び場としても仕事場としても、申し分ないといえます。しかし、それが年間40万円の維持費と釣り合うだけのものかという事を良く考える必要があります。

年間40万円ほどかければ、全国のホテルに1ヵ月ほど滞在する事ができるばかりか、海外リゾートも満喫できるのです。年間40万円の維持費を考えてしまうと、他の選択肢があったとしても、保有した物件に行くことを選ばざるえない状況になるでしょう。それが最大の恐怖になります。何故なら、他のリゾート地に遊びに行ったりすれば、さらにコストがかかるからです。

値上がりしない不動産、売却できない不動産は、絶対に購入すべきではありません。

ニートPhaさんが買った熱海の物件

有名ニートのPhaさんは、2007年に熱海の物件を友達と共同購入した事をブログで報告していました。その価格は90万円という価格でした。チラシのビラを見て購入したというのですから、相当に気が早いと言わざる得ません。その物件は、管理費がかかったので2011年に手放したと報告しています。その理由は、『頭金90万で、家賃2万の賃貸物件(うち温泉代が1万円)を借りてるのとあんまり変わんない感じだった』という事です。

自分の住む場所以外に、毎月2万円の負担は小さい金額ではありません。売却価格は8万円だったそうですが、早期に売却できただけラッキーだったと言えるでしょう。

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