サラリーマンは負け組なのか?という問い。労働者の全員が負け組になる社会

  • 29 April 2017
  • のぶやん

以前に『悲惨すぎるコンビニオーナーの実態』という記事を書きました。三井さんというエリートサラリーマンが退職してセブンイレブンの加盟店として事業を起こしたけど、その実態がブラックすぎて告発するという内容です。300万円を用意すれば『オーナー』という肩書きになれますが、そこに待っているのは、『24時間365日営業・15年間』という契約です。本部だけに都合がいいシステムという事ですが、簡単に始められたらそんなものでしょう。

三井さんのようなエリートサラリーマンであれば、コンビニもうまくいくとか、そういう話でもないようです。コンビニオーナーの権限というのは非常に狭いもので、グローバル感覚に優れているとか、マネジメントが優れているとか、求められているのはそういう能力よりも、1つの店舗をいかに上手に回すかという能力であり、狭い権限の中でやりくりする事を求められます。有能なほど広い権限を求める傾向にありますし、事業に対する相性はあるでしょう。

コンビニオーナーは労働者

セブンイレブンが儲かるのは、24時間営業のお店を『オーナー』に押し付ける事が出来るからです。『オーナー』に責任のある立場を契約で押し付けて、利益の多くの本部が受け取るシステムになっています。多くのオーナーが年収400万円ぐらいの労働時間にとても見合わない給料でお店を何とか回転させてコンビニが営業されています。それは、最初に実態を知らないで誘惑に騙されて契約してしまったのが良くない事でした。

雇用契約の場合には、そんな時に『もう嫌だから辞めます』と言って、会社を辞める事もできますが、セブンイレブンの場合にお店をそんなに簡単に辞めますとは言えないでしょう。そもそも、セブンイレブンのオーナーは個人事業主として運営しているので、セブンイレブンを辞めたら、次の収入源がなくなって下手をすれば家族も路頭に迷ってしまいます。

裁量の大きいビジネスをする

セブンイレブンのオーナーというのは、契約がセブンイレブン1社だけであり、それ以外の選択肢を持ち合わせていません。実態がセブンイレブンに縛られたガチガチの下請けになってしまっています。『個人事業主』と言いながらも、実態としてはセブンイレブンの社員・労働者のような扱いになってしまっています。その権限の範囲が非常に狭くて、発注する品の選定ぐらいしか範囲がありません。また、売り上げをセブンイレブンに振り込んで、そこから給与が振り込まれるという労働者のような形になっています。

自分で決める裁量が少ないという事は、それだけビジネスとして下請けの要素が強くなってしまいます。単に1つの店舗を任された労働者と同じになってしまいます。それよりは、自分でリスクをとってでも、自分の裁量が大きいビジネスをした方が良いでしょう。

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