国が経済に介入しすぎて悲惨な結果を招く!日本のメディアが社会主義化している
ソ連の場合には、計画経済が失敗した要因として、貨幣経済の否定があります。貨幣を持っていて自由に買うのではなくて、配給によってすべてを成立させようとしたのですが、人々の受給を把握しきれなくなっていたのです。
計画経済がうまくいかない
ソ連時代においては、食料供給(1次産業)の割合が非常に高いので、ほとんどの計画は食料供給でした。人々は、明日の飯を食うのに精いっぱいで、それ以上のサービス産業(例えば旅行など)は、あまり発達しませんでした。ソ連時代においては、そうした1次産業ですら計画どおりに行かず、食料供給はうまくいきませんでした。
食料供給がうまくいかないだけならまだしも、様々なサービス産業は、需要があらかじめ分からないものが多いのが現実です。例えば、iPhoneができるまでは、技術的に可能な事であったとしても、そこに需要があるとは誰も気が付きませんでした。このように計画で全てを行おうとすると、新規産業を阻害してしまう事になってしまうのです。実は、現在の先進国においては、そのような状況が発生しているとも言えるでしょう。
日本のメディア腐敗
日本のメディアは、権力と完全に癒着してしまった事によって、政府プロパガンダのメディアばかりになってしまいました。結果として、旧ソ連と同じようなことが起こってきて、人々が求める情報よりも、自分たちが伝えたい情報を伝えるようになってしまっている訳です。以前であれば、日本のメディア腐敗があったとしても、人々の情報源がないので新聞・テレビを見るしか情報源がありませんでした。現在では、インターネットの動画が発展した事によって、テレビ・新聞だけが情報を独占できる時代ではなくなりました。
情報を出さないで隠していると、その情報は広まらないので、情報をオープンにした方が情報が広まって自分たちが有利になる場合が多くなります。例えば、政府が情報を隠したとすれば、多くの人が政府以外のところからの情報ばかりを信じるようになって、政府の事を誰も信頼しなくなってしまうという事態が発生します。情報を出来る限りオープン化する事によって、自分たちの正当性をアピールする事になるのです。
視聴者が賢くなった
インターネットの発達で情報がオープン化されるにしたがって、それを視聴する人たちが少しずつ賢くなったという事もあるでしょう。政府などが情報を隠したとしても、どこからか情報が出て、政府の情報が嘘だったり、政府が発表していない情報があったりする事が明らかになるようになってきたのです。従来であれば、何かしらの報道メディア媒体を通じてしか発信できなかったのですが、最近では自分たちでYoutubeなどから発信する事もできるようになっています。
視聴者が賢くなっていく事によって、政府の嘘を見抜く事ができるようになると、政府は情報をオープンにした方が得するという事になります。そこで政府が情報を隠そうとすると、情報を隠すよりも規制を加えたり、意図的に情報を出さないように共謀罪を創設したりという流れになっていく訳です。しかし、そうした事を行うと今度は経済の発展を阻害する事になっていくので、国際競争力を失っていく事になります。
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