冷戦

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日本に富をもたらしたのは、冷戦であったという事実。冷戦の終わりでグローバル投資が一般化

  • 9 December 2018
  • のぶやん
日本に富をもたらしたのは、冷戦であったという事実

ベルリンの壁が崩壊して、東西冷戦と言われた時代が終わったのが1989年で、その年に日本の株式市場はバブル崩壊を起こしました。日本の不動産に富が集中したのは、日本が世界中で稼ぎ出した富の行き場がなくなって、日本国内に富が集中したからでした。その富の集中は、ベルリンの壁崩壊と共に海外投資に向けられるようになっていきました。

日本に富をもたらしたのは、冷戦であったという事実

グローバル化の時代

東西冷戦が終わった1989年からグローバル化が進んでいき、先進国と呼ばれる国から発展途上国と呼ばれる国に活発に投資が行われるようになりました。冷戦時代に日本に蓄えられた莫大な富が海外に投資されるようになり、現在でもその投資が続けられています。

1980年代までは、日本国内において、日本国内の労働力を使って生産するスタイルが主流であり、そのために労働者に対して会社が投資を行い続ける『年功序列型』が成立していました。今では、グローバル化の流れによって、日本国内においても雇用の流動化が進んでいます。

日本の労働者の遅れ

日本の資金は海外に投資されるようになった一方で、日本の労働者がグローバル化に対処しているとは言い難い状況です。日本の大企業では、海外投資のために人材を海外に派遣するなどの事を行っていますが、その人数は多くありません。日本の一般の労働者にとって、海外市場で働くことは一般的ではありません。

例えば、ヨーロッパ諸国では、冷戦後に労働者の移動がかなり自由化されたので、自分の生まれた国以外で働くことは非常に容易な事になりました。その一方で、日本のような島国は、今でも労働の流動化が一部にとどまっており、外国人の採用は一般的ではありません。

グローバル化時代に対応して収入を確保するには、(1)成長しているグローバル市場に投資するか、(2)自分が成長するグローバルの労働市場で働くか、という選択肢になります。成長しているグローバル市場にお金を投資する方が簡単なので、成長しているグローバル市場に投資すれば、日本にいながらも海外の成長を享受する事は可能になっています。

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