情報スペースの無料時代が到来!誰もがインターネットで情報を簡単に公開できる時代
ユーチューバーが躍進できた理由としては、Google社が従来は大金がかかる動画をアップロードするスペースを無料で開放した結果でした。テレビ局などが数十年間も電波を独占して、安い料金で多くの人にアプローチしてきたビジネスモデルは、インターネット回線の常時接続で高速化した環境と、誰でも動画をアップロードして稼ぐ事ができるという状況になった事で、その独占が少しずつ崩れ始めてきています。
10年以上前の2003年頃には、ブログサービスが開始されて、多くの個人がブログで情報発信するようになりました。それから時代を経て画像投稿サービスが活発になり、今では動画が大量に投稿されるようになって、ユーチューバーが人気になっています。
無料でスペースを借りる意味
ユーチューブで動画をアップロードスペースを『無料』で使えるという事は、タダで不動産を借りられるのと同じです。そこにコンテンツを掲載して人を集める事ができれば、それだけ自分でお金を得られる事を意味しています。また、Google社はその広告を仲介した料金として33%ほどのお金を得る事ができます。
最近では、ライブドアブログが課金をやめて無料化したり、ヤフーショッピングが無料化するなどして、クラウド容量を無料で貸し出す動きが広がっています。これらの会社は、Google社のビジネスモデルと同じで、無料化する事でコンテンツを大量に集めて、そこから広告を仲介した料金で儲けるというビジネスモデルにしています。
誰でも動画を簡単に公開できる
ユーチューブを使えば、世界中の誰もが撮影した動画を簡単に公開する事ができます。従来であれば、テレビ局に持ち込むなどしないと、大衆の目に触れなかったような動画は、今ではユーチューブにアップロードしておけば、誰かの目に触れて、面白ければツィッターなどのSNSを通じて広く拡散されて認知されるというような事が起こってきました。
本来であれば、お金をかけて借りなければいけないような『大容量スペースを無料で使える』というビジネスモデルは、お金がない高校生・大学生であっても、人気になればユーチューバーのように大金を稼げるという可能性を生み出しました。
厳しくなる個人向けサーバー
今までは、ブログスペースなどを自由度が高い事を理由にしてレンタルサーバーなどを借りる動きもありましたが、今後は個人向けのレンタルサーバー会社というのは、非常に厳しい状況に陥っていく事が考えられています。2015年5月1日からライブドアブログが完全に無料化しており、今までレンタルサーバーを借りていた人で、簡易ブログなどをレンタルサーバーにおいていた人は、そこに課金する意味がほとんどなくなってしまいました。ライブドアブログに置いていたとしても、独自ドメインを使う事はできますし、比較的自由度が高いブログ運営をする事ができます。
ライブドアブログでブログを書けば、自分でワードプレスの管理&アップデートをする必要もなくなり、コンテンツの管理なども非常に楽になります。非常に多いライトユーザーにとってみると、毎月のコストをかけて個人向けサーバーを借りる意味はほとんどなくなっています。個人向けサーバーを借りる必要性があるのは、アフィリエイトを行ったり、ユーザー型のサイトを行うなどのヘビーユーザーになるでしょう。そういうユーザーがライトユーザー以上に多いとは思えません。
安くなるサーバーのスペース
半導体の発展に伴って、サーバースペースも大容量で安くなってきています。こうした中において、各社がどうやったら多くのユーザーにアクセスして貰うかどうかを苦心しています。無料でもいいので、とにかくアクセスを集める事が大切になってきています。