C Channnelを見ていると、1分動画を大量に出していて、今までの日本企業がやらなかった凄まじいまでの取り組みに『さすがだな』と思わずにはいられません。しかし、C Channlの動画スタイルは、研究されてすぐに真似されていくでしょう。何故なら、1分動画というのは、やろうと思えば誰でも出来るものだからです。
コンテンツの概念が変化
C Channelのコンテンツを見ても分かるのですが、Google検索で検索したところで引っかかるようなコンテンツではありません。C Channelのような動画を探していたとして、果たしてGoogleの検索にひっかかるのかという話になります。Google検索というのは、ショート動画などを見つけるのがほとんど不可能です。そうなってくると、ショート動画を見つけるには、C Channelのように大量にショート動画を配信するアプリをダウンロードしておいて、そこからアクセスして楽しむ方法が主流になります。
検索して見つけるという作業ではなくて、テレビのように『チャンネルを受信する』という形のものが多くなるという事です。アプリの数は、既に頭打ち状況ですが、アプリどうしの戦いが激化して、ユーザーの要求がますます高くなってきています。
大衆が求めるコンテンツ変化
大衆が求めるコンテンツがスマートフォンで見れるコンテンツにどんどん変化しています。既にパソコンよりもスマートフォンを通じて視聴する人が増えています。こういった状況になってくると、顧客のサイトにダウンロードして貰って、更に開いて貰って使って貰う事が必要になり、ブランディングを進めていく必要が出てきます。
スマートフォンが求めるシンプル
パソコンを持たないで、スマートフォンという小さい画面で情報を取得するには、パソコン以上に分かりやすさ、ダイレクトさが求められています。ツィッターでも、一瞬で内容が分かりにくいものはリツィートされません。スマートフォンは小さいので、一瞬で判別できる『分かりやすさ』が求められます。また、動画であれば、最初からインパクトがないと、分かりづらいものが見られる事はありません。
この傾向は、ゲームのアプリでも顕著にみられていて、遊び方を感覚で分からないようなものはヒットしません。
日本でゲームアプリが人気
スマートフォンのゲーム市場は、ユーザーが一定数であるにもかかわらず、次々と新しいゲームが出されている状況で、競争が激化しています。スマートフォンの特徴として、ダウンロードして遊べる数というのは限られているので、同じゲームをしばらく使い続けるという特徴があります。この為にガンホーのパズドラなどは、ロングランのヒットとなっています。しかし、いつまでもロングランが続く訳もなく、ガンホーでは次のゲームの開発を急いでいますが、ヒット作がなかなか出ません。
これに対してサイバーエージェントのように複数のゲームを上手に当てたゲーム会社もあります。サイバーエージェントの場合には、幾つものゲームをヒットさせていて、そこで得たお金を今度はゲーム市場ではない『アベマTV』などの動画事業に投入しています。
競争が激化して開発費が高騰
開発費の高騰も追い打ちをかける。2年前には5000万円だったが、最近は1億円を超えるのが当たり前となった。3Dグラフィックスを使うゲームでは3億~5億円も珍しくなくなりつつある。新作を出しても、資金を回収するのが難しくなっている。
http://college.nikkei.co.jp/article/42690111.html
これだけ開発費が高騰してくると、利益を得る事が非常に難しくなってきます。任天堂の「スーパーマリオラン」は大ヒットしたとしても、任天堂に入るお金が僅か数十億円とされています。100位以内に入ると1億円ほど収入が入ると見積もれるので、100位以内にゲームをランクインさせれば、ビジネスとして成立するとされています。それ以下であれば、ゲームであれば赤字という事ですね。
アップル社・Google社は、課金収入の30%を持っていくので、このあたりが利益を大幅に減らす要因となってしまいます。実際、GoogleAdsenseにおいても同じぐらいの収入がGoogle社にとられてしまうので、コンテンツ制作者にとって頭の痛い悩みとなっています。