ライターから搾取するのではなくて、技術面のコストを大幅に引き下げる方法を考える!技術で差を付けないとジワジワ負ける

  • 24 December 2016
  • WEB情報屋

Nanapiなどが競っているのは、今では大手サイトではなくて、個人サイトのレベルになりました。100万PVを割り込んでくると、1つのサイトとして広告効果があまり期待できないので、広告を取りづらい状況になるでしょう。

技術力が上がればコストが下がる

一般的には、技術力が高くなればなるほど、コストを引き下げる事が出来るようになります。例えば、家電製品などにおいては、液晶の大量生産の技術が確立されて、液晶パネルの価格が大幅に下落しました。今では、27インチの液晶パネルが2万円を切る価格で販売されています。23インチの液晶パネルであれば、1万円ほどで購入する事も出来ます。シャープが危機的状況に陥ったのは、この液晶価格の急激な下落に対処できなかったためでした。シャープは、2016年3月期連結決算で2年連続の大幅赤字を計上しており、さらにリストラなどを進めてスリム化が進むと考えられます。

お金を持っていても仕方ないので、お金を何らかの技術にして収益を生み出さないといけない訳なんですけど、それは簡単な事ではありません。お金を技術に変化させるには、多額の投資が必要になり、投資の失敗は会社を傾ける可能性すらあるからです。市場で売る為には、高い技術開発を行うと同時に『安くなるように技術開発』する必要があります。コストを極限まで引き下げる事を念頭において技術開発しないといけないのです。そうなってくると、今度はコストを下げる所にまで時間がかかってくるようになり、市場に製品をなかなか出せないというジレンマが発生します。

技術力がある人材とない人材

日本においては、技術力がある人材と、そうでない人材の区別があいまいになっている場合があります。高給取りである人は、『優秀だから高給であるはずだ』と信じ込んで、なかなか企業から切れないのです。しかし、実際には、その人がいなくても現場が回る場合が圧倒的に多くて、技術力がない人に高いお金を支払う事で、現場の成長がむしろ阻害されている可能性がああるのです。

報道ステーションでは、古館伊知郎さんが2004年から12年にもわたってキャスターをつとめてきて、その報酬は非常に高額だったとされていますが、古館伊知郎さんが降板しても、10%以上の高視聴率で推移しています。このことから判明するのは、視聴者が見ていたのは、報道ステーションという番組そのものであって、古館伊知郎ではなかったという事が明らかになってしまったのです。2016年11月には、古舘伊知郎の新番組「フルタチさん」(フジテレビ系)が開始されましたが、こちらは低視聴率に苦しんでいます。

視聴率は、出演者よりは、番組構成に左右されるという事が明らかになって来たのです。下手をすれば、出演者が素人であって、コストをほとんどかけない状況でも、視聴率が取れると分かってきました。こうなると、テレビ局としては、高額ギャラを支払って、芸能人を起用する必要がどこにあるのか?という話になってきます。

上位人材をチヤホヤするマネジメント限界

日本では、成果報酬の名のもとにトップの営業成績の人材に非常に高い高額ギャラを出して、その他の人のギャラを削ったり、下の方は首にしたりするようなことが行われるようになってきています。こうした手法の問題点としては、上位の人材が必要不可欠なように見えて、コストを食う元凶になっている可能性があるという事です。上位の人材は、確かに会社にいなくてはいけないかもしれないけど、営業成績が良かったからと言って必要以上に報酬を高くして会社に利益が出なくなるのは問題です。

こうしたマネジメントの問題というのは、NAVERまとめの奨励者システムにも現れていました。NAVERまとめで奨励者になる為に必死で毎日のように頑張った人もいた訳ですけど、彼らが持ってくるアクセスというのは、NAVER側が持ち上げたものであって、自分たちで引っ張ってくるアクセスというのは多くなかった。こうしたシステムを長く続けていると、NAVERまとめ本体自体が疲弊する結果になっていき、アクセスが伸びないという結果を招きました。NAVERまとめとしては、奨励者に見本を見せてほしかったという事があったと思いますが、実際に奨励が凄いアクセスを集める素晴らしいまとめを連発していたかと言えば、ほかと大して変わらないものだったのです。つまり、品質が同じものに多くの金を払っていたという事になります。

これと逆の事をしたのがNanapiであり、300円のライターで一律化して差別化を行わなかったので、ほとんどやる気がないライターしか参加せずに記事の質を保てず、記事の価値がすぐに失われて今では1つの個人サイトにも負けるような状況が発生してしまっています。Nanapiの場合には、もう少しライターにお金を配らないと、さすがに1000円ぐらい配らないとライターが参加しないという事は明らかでした。

低価格化したウェブサイト

ITの知識がないままに中小企業で作成したサイトは、ほとんど収益を生み出しません。上場企業が1つのサイトで数百億円~数千億円の価値が珍しくない時代ですが、ほとんどのウェブサイト(日本で1000位にも入らないウェブサイト)は、価値がほとんどない物と言えるでしょう。特に広告で稼ごうとするのであれば、アクセス数というのが非常に重要で、アクセス数が出ないウェブサイトの価値というのは、価値がほとんどないと言えるでしょう。そのアクセス数は、非常に競争と変動が激しい物になっています。

今では、Nanapiのけんすう氏も述べていましたが、企業であっても、個人であっても、ウェブサイト上の情報発信であれば、同じ土俵で競い合ってきます。最終的には、低価格で新しい物を大量に出した人が生き残ります。今では、レンタルサーバー上でWordpressをインストールするボタン1クリックで簡単にホームページを作ったりする事が出来るので、単に記事を作るだけであれば、個人の方が安いという事になり、企業が太刀打ちできなくなってしまいます。

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