経済成長


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経済成長しないというのは、どういう事なのか?求められる完成度の高さと、単純労働者になり下がる正社員たち

  • 20 July 2018
  • のぶやん

日本の場合、経済成長が全く起こっていないにも関わらず、増税ばかりが行われた事で『実質的な可処分所得』が大幅に減少しています。この20年ほどで、庶民の暮らしがどんどん貧しくなり、代わりに海外投資を行ったり、外国人観光客を受け入れるなどで消費を何とか維持してきた状況です。国内経済は全く成長しませんでした。

経済成長がない中で求められる品質

経済成長がない中で、決められたパイを奪い合う事になると、最もパフォーマンスが高い1位のものが市場を独占する事になっていきます。経済成長があれば、プロ野球レベルから草野球レベルまで多くの人材が集まりますが、経済成長しない国では草野球レベルに誰も見向きもしません。プロ野球の高い品質が求められ、プロ野球の中で更に一部の人に人気が集中します。

経済成長しない中では、低品質のものが全く稼げなくなるので、『小さく始めて大きく育てる』という事が非常に難しくなります。

完成度を高めるためのコスト

スタジオジブリの映画コストは、80年代~90年代初め頃まで数億円で制作されていたものが、『もののけ姫』の頃に製作費20億円で大ヒット、千と千尋の神隠しで21億円で大ヒットなど、製作費が大きくなっていきました。スタジオジブリは、風の谷のナウシカから、思い出のマーニーまで14本の映画を出して、最後のかぐや姫物語、思い出のマーニーで失敗して、映画部門を解散しました。

アニメ映画の完成度を高めるためには、ますます人件費などのコストがかかるようになってきましたが、そのコストを回収する事が難しいほどコストがかかるようになり、全く儲からないビジネスになってしまったようです。スタジオジブリでは、コストを削るために海外発注まで行っていましたが、それでも1本の映画を作るのに20億円以上もかかっていました。

低価格で実現できる中品質

高品質のものを作り出すのにコストがかかる一方で、低価格で高品質のものを実現できるようにもなってきています。その一例は、カメラの高度化です。20万円の一眼レフカメラで、映画が撮影できるような時代になってきています。誰でも映画の品質で映像撮影が可能になり、オンラインで気軽に視聴できるようになり、コンテンツがより身近なものになっています。

スタジオジブリのように20億円もかけて『最高品質』のものを制作するよりも、そこそこ高品質のもので売り上げた方が『商売として儲かる』ようになってきたのです。傑作品と呼ばれる最高品質のものを作っても、その製作費を回収できなくなってきたのは、飽和状態の市場の中で競い合うようになっているからでしょう。激安でそこそこの品質を作った人の方が商業的には成功します。

ブログのようなサイトであれば、大学生に依頼すれば5万円ほどで作成可能ですが、それで稼げるほど世の中は甘くありません。確かにブログ形式でアクセスを膨大に集めて稼ぐサイトはありますが、その多くが『まとめサイト』と呼ばれるコンテンツをパクったようなサイトになっています。

日本で増加する単純労働者

日本での失業率が低い状況にありますが、その多くがサービス業の単純労働者=資産を保有しない無資産階級に属する求人になっています。簡単に言ってしまえば、単純労働者になります。20代の単純労働者ならば生活するだけでいいですが、30代、40代になってくると単純労働者が結婚できないような社会で少子高齢化が起こってきます。

日本の古いスタイルの営業マン(保険・株など)などは、コンピューター化によって失業すると言われており、メディア(新聞・テレビ)などの人材も、将来的に高給取りではなくなると言われています。日本では、国内に古い体質のものが残ったままになっており、それを海外投資で補うような状況になってしまっています。

技能向上にかかる時間

半導体の性能向上が難しくなってきているのと同様に、人間に求められる技能もコンピューターと競っているので、高いレベルを求められるようになってきています。学歴もどんどん上がっており、修士どころか博士課程まで研究レベルが求められるような時代になってきています。

大学を卒業してからも、とにかく勉強をし続けないと、お金を稼ぐ技能レベルに達しない状況になっています。そして、勉強しても新しい技術にまた対応していかないといけないという状況が起こっています。技能を高めるには、教育・研究が必要になりますが、大学生がアルバイトばかりして、企業の内部で単純作業をしているようでは、全く技能が向上しません。

MRJの開発なども、当初2013年に完成する予定が、どんどん伸びて、2020年となっています。開発が終わらない背景には、経営陣が現場の疲弊を全く理解していなかったことにあるでしょう。日本の技術力は、ここ10年~20年ほどで大幅に低下していたのです。2013年に完成としてるものが2020年完成となるのは、もはや事業撤退をいつ決断するかの問題です。

技術力が高い人は自分でビジネスする

歯医者が技術力を高めると、自分で開業してもっと稼ごうとするでしょう。社会人でも同じように、技術力が高い人ほど、人の下で雇用され続けることを嫌うようになります。自分で自由に働いた方が、自由で稼げるからです。企業と直接的に契約したり、自分で顧客を探し出したりするようになります。

経済成長ゼロの日本で少数の成功者以外が没落!貧困化する日本人

  • 26 February 2018
  • のぶやん

日本では、経済成長が20年もゼロで、20年前とほとんど変化しない生活になっています。そればかりでなく、多くの人の所得が20年前を下回った状態で、20年前より貧困化が加速しています。

日本では、僅かな価値組以外は、全員が負け組社会となってしまいました。




日本は購入する市場に変化

1990年代から日本の工場が海外に移転したので、日本は生産社会から消費社会に変化しようとしています。



世界的に起こる中間層の没落

中間層の没落というのは、アメリカ、EU諸国など先進各国で起こっています。中国の台頭によって、先進国で工業製品を担ってきた中間層のブルーカラーの所得が大幅に落ちたためです。


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資本で相手を潰しにかかる日本社会!経済成長しない中でゼロサムゲームを展開

  • 10 May 2016
  • のぶやん

日本社会は、少子高齢化が世界でも最も深刻な速度で進行しています。電車に乗って周囲を見渡すと、高齢者ばかりで若者がほとんどいないという状況に陥っている訳です。結果として、若者であったり、妊婦、子連れなどが少数派になって、『生きづらい社会』が形成されています。

少子高齢化の中でパイが決まっている

少子高齢化の中において、経済市場におけるパイは決まっています。1人が持っている時間というのは、誰しも24時間に限られている訳で、テレビを視聴している時間、インターネットをやっている時間というのは、基本的には重ならないようになっています。言い換えれば、インターネットで動画を見ている時は、テレビの視聴をしていないという事になるので、インターネット動画の流行はテレビの視聴率を下落させます。

相手から奪ってこなければいけない社会というのは、とても不幸な社会である訳ですけど、人口が減少する上に、少子高齢化が深刻である日本社会においては、『いかに別の市場から客を奪ってくるか』というのがビジネスの基本になっています。無料でも何でもいいから、とにかく相手の時間を奪う事に重点が置かれていく事になります。

ビジネスを行わずにお金を奪う国家

ビジネスを行いながら相手の時間・お金を奪うには、時間・資本が必要になります。例えば、アマゾンのように赤字を垂れ流し続けても、『送料無料』にこだわってユーザーをひきつけて、ユーザーを囲い込んだところで規模の経済に持ち込むようなビジネスモデルです。アマゾンでは、当初『すべての商品が送料無料』という事になっていましたが、最近では『アマゾンプライムに入らないと送料無料にはならない』というように要件が厳しくなりました。最初にアマゾンの知名度をあげておいて、それで後から条件をどんどん改悪していくという『マーケティングの常套手段』ではあります。

最近では、市場を支配した後に条件を悪くするという、そのマーケティング手法が通用しづらくなってきています。アマゾンで言えば、ヨドバシカメラが猛追を仕掛けていて、ヨドバシカメラが全品送料無料であるので、アマゾンが送料無料でなくなってしまうことによって、ヨドバシカメラに客が流れてしまうのです。アマゾンプライムは年間4000円で送料無料になっていますが、アメリカでは99ドル(約1万円)で提供されているサービスです。しかし、日本で1万円で提供されたとしても、さすがに入会する人は僅かでしょう。4000円だったら出せるけど、1万円は出しづらいという人は沢山いるでしょう。

赤字を出し続けて相手の市場を奪う

アマゾンのやり方は、巨大資本を持っている会社にしか行う事ができません。送料無料を継続して、赤字を垂れ流したとしても、ユーザーの満足度を高めて市場を支配するのが狙いだからです。いわゆる『巨大資本で忍耐を得てつぶし合いをする』という方法です。こういった手法をとるのは、アマゾンに限った話ではなくて、アメーバブログなども5年赤字のままで継続し続けて、黒字化してから稼ぎあげています。

最近では、利益が出ていないにも関わらず、ユーザーを囲い込んでいるという理由から高値がついているツィッターのような企業もあります。グノシーなども、最初のうちに大赤字でしたが、ダウンロード数をあげて粘りきり、後から大幅黒字に転換する事で株主に利益を還元しています。この方法では、株主は安い株価で投資を行って、あとから大きく回収できるというメリットもあります。


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