株式市場

楽天の株価が暴落中。携帯電話事業の参入も評価されず、僅か1年で株価が半値に下落。

  • 25 April 2018
  • のぶやん
楽天の株価

日本を代表するインターネット企業である楽天の株価が残念な事になっています。新しい成長戦略を描き出せず、古い携帯電話のインフラ事業に乗り出した結果、負債総額が増えるという事が投資家の懸念材料となって株価の下落に繋がっています。

楽天の株価

楽天市場の出店手数料は、Yahoo!が2013年に無料化した事により、楽天に対する圧力になっていました。楽天ポイントをばら撒く事で顧客を食い止めている状況ですが、それだけ楽天市場の利益率を落とす事になっています。

楽天市場のシステム老朽化、オンラインショッピングの競争激化などで、楽天にとって市場環境は厳しさを増すばかりです。金融事業などが収益の柱になり、三木谷社長はスポーツ事業に熱中するなど、本業で稼げないので迷走している所が投資家に見透かされているかのようです。

優待券の利回り3%ほど

楽天の優待券は、楽天トラベル2000円+楽天市場800円なので合計2800円になります。株価が770円×100株=77000円なので、個人投資家にとって意外と大事な優待利回り3%ほどになります。その他のスポーツ観戦チケットの優待価格などは、スポーツ観戦しない人にご縁はありません。

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グローバル大企業の支配で労働者の所得が大幅に低下!先進国の労働者が奴隷化している現実

  • 28 March 2018
  • のぶやん
貧困女子

ローマ時代に市民が没落していくと、その土地を買い占めた大地主が勢力を拡大していく事になります。今日においては、株式市場におけるM&A(買収)が活発化しており、ベンチャー企業が少し成長すると高値で買われる例が増えてきています。

貧困女子

大企業だけが拡大する社会

大企業が中小企業をどんどん飲みこんで拡大していく社会になってきています。グローバル企業が肥大化していき、アップルの時価総額がほとんどの国の国家予算より大きい約100兆円になっています。グローバル企業が国境をまたいで超企業化して国家をしのぐ影響力を持ち始めています。

アップル社1社だけでトヨタの数倍の時価総額を有する状況になっており、財閥を超えた超財閥を成していると言えるでしょう。これほど時価総額が巨大化すると、インターネット企業に限らず、金融分野などでも影響力を保有するようになってきます。そして、国籍に関係なく大企業に勤務する少数の社員だけが『市民』としての扱いを受けて、それ以外が奴隷に転落していく事になります。

世界中のスマホから手数料を徴収

アップル社、Google社などの株式がこれほど高値になる背景には、世界中のスマホ課金から税金のように3割もの利益を吸い上げるパワーがあるからです。世界中の誰もが持つようになったスマートフォンで、そのスマホに搭載される課金から3割のお金が徴収できる事は大きいのです。まさに世界の土地を保有する地主と化しています。

アップル社、Google社などがサービスに3割の課金を行う一方で、租税回避を使ってアップル社、Google社は税金をほとんど支払っていない事が問題になっています。これらの企業が税務回避を行い、タックスヘイブンに巨額の資金をプールしているという問題もあります。

楽天トラベルがホテル予約サイトの手数料を海底して値上げした時には、ホテル側が猛反発した事もあり、大地主の手数料の負担に多くの中小企業が苦しむ実態が報じられる事もあります。

消費者の疲弊と奪い合い

Google社が収益の柱の1つとしてきたウェブサイト広告ですが、ここにきて世界のウェブサイト数が減少しています。その1つの要因は、スマートフォンに企業の軸足がシフトしてるという事ですが、ウェブサイトで収益が得づらくなってきてる事も1つの要因でしょう。

日本で成功していた通信アプリであるLINEは、2017年後半から陰りが見え始めており、月間アクティブユーザー数が減少に転じています。フェイスブックの利用者数も減少している動きもあり、ユーザーの奪い合いが激しくなってきています。

2017年になると、仮想通貨が大ブレイクした事もあって、2018年以降に仮想通貨を使った形でウェブサービスが大きく変化していくのではないかとみられています。

初期の株を探して投資

日本の企業も調達した資金を使って成長企業の買収を行おうと必死になっていますが、ミクシィがチケットキャンプで問題を起こすなど、成長企業を買収するリスクがある事も分かっています。

ソフトバンクがアリババに20億円の出資をして数兆円に化けたように、どの大企業も初期の株を探して投資する事で大儲けしようとしています。ソフトバンクで言えば、借金をしてまで次々と企業買収を行って負債を膨らませて、今では15兆円も借金を抱える企業になっています。

楽天の株価が大失速中!1000円を割り込んで大幅下落中。携帯電話事業の参入に不安の声

  • 14 February 2018
  • のぶやん
楽天チャート

楽天の株価が大失速しています。

楽天は、多額の負債を抱えているにも関わらず、第4の携帯事業者として名乗りを上げたばかりです。市場では、この第4の携帯事業者に名乗りを上げた事で、楽天の財務状況悪化を懸念しているとみられます。
 

楽天チャート

 


 

アマゾンに見劣りするサービス

日本国内で楽天のライバルとされるアマゾンが攻勢を強める中で、楽天市場の見劣りが指摘されるようになってきました。

アマゾンは、プライム会員に対するサービス拡充を行ったり、全国の倉庫を充実させて翌日配達などを強化してきたことが日本人ユーザーの拡大に繋がっています。

楽天の株価が低迷する理由は?

テスラ株などが人気になるところを見ても、投資家がリスクを負って2倍の株価を目指すより、将来の100倍銘柄を探している姿が浮かび上がります。

投資家の多くは、楽天の成長に対して懐疑的な見方を示している事が株価から分かります。新規参入する通信事業は、それほど利益を生むと思われていないようです。インターネットの会社である楽天がインフラ事業の携帯電話に参入するニュースも悪いニュースと受け止められています。


楽天の負債に対する不安

三木谷社長の説明では、楽天が日本国内に携帯電話事業者としての基地局の設置を勧める為に多額のお金を拠出するとしています。その費用総額は、6000億円を超えるとされており、楽天の手に負えるのかという投資家の不安もあります。

6000億円の多額の投資を行ったからと言って、楽天が今後、それだけの収益を回収できるかどうか分かりません。5年前にイー・モバイルを買収するなら1800億円で済んだという指摘もあり、今さら感が半端ない状況です。


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