書籍レビュー

必ず読むべき投資のバイブル『金持ち父さん 貧乏父さん』 ロバート・キヨサキ

  • 6 May 2017
  • のぶやん
資産と負債

投資をする人であれば、必ず読んでおいた方が良い書籍というものが存在しています。それがロバート・キヨサキ氏が書いた『金持ち父さん貧乏父さん』です。

日本で発行されたのは2000年ですが、今でも売れ続けている書籍で、まさに『投資家のバイブル』とも言える書籍です。

金持ち父さん 貧乏父さん

『金持ち父さん、貧乏父さん」に書かれてある事は、学校で教えられる事ではありません。貧乏人は、資産を保有せず、資産運用をせず、資産について勉強もしていないので、労働のみで税金が吸い取られて手元にお金が残らないという内容です。一方で金持ちになった人は、資産を保有して、資産運用をして、資産について勉強をして、働かないで手元にお金が残ります。

金持ちになりたければ、必ず資産運用を学ばなければならないという書籍になっています。知識を身に付けて、情報を集めて、自分なりの資産運用術を身に付ければ、誰でもお金持ちになれる道が開けるというものです。仕事の資格を沢山持っていても、学歴が高くてもお金持ちにはなれません。お金持ちになるには、資産を保有して、それを運用しなければいけません。

サラリーマンを辞めること

ロバート・キヨサキ氏は、『金持ち父さん貧乏父さん』の中で、サラリーマンの生き方では金持ちになれないと言っています。日本のサラリーマンは、朝から晩まで会社で働いているので、自分の資産を増やすどころではありません。会社で働いて資産をコツコツと積み上げる事は、日本の高度経済成長期でもない限りは無理になっています。日本ではサラリーマンの事を社畜と表現して、アメリカでは「ラットレース」と表現したりしています。

他人の為に働くのではなくて、『自分の為に働く』という意識をしっかりと持っていれば、自分で一生懸命に勉強もするでしょうし、自分でお金を貯めようとも思うはずです。

生産手段を保有する事

労働者として働いていると意識する事は少ないかもしれませんが、労働者というのは、『生産手段(means of production)を全く持たない人が自分の時間(労働)を提供する事で賃金を受け取るシステムです。生産手段というのは、大きな工場を持つだけではなくて、小さな商店を持つ事も生産手段にあたり(self employee)ますが、生産規模が小さいと自営業・自作農といった形で他の人を雇いいれるまで至りません。それでも、努力によって生産規模を大きくしていくと、自営業・自作農はどんどん巨大化します。

資本家・経営者が労働者を雇い入れる理由は非常に簡単で、労働者の労働力を利用して『搾取』を行う事で、自分が儲けようと思っているからです。労働者になるという事は、誰かに搾取されるという事でもあります。労働者にならず、少しずつでも『自分のお金(資本)で勝負していけるようになる事が資本家に近づく道でしょう。

他人のお金ではなくて自分のお金を使って勝負する

マイホームを借金で買わない

マイホームを借金ローンで購入した場合には、毎月のように財布からコントロールできない支出が発生する事になります。ロバート・キヨサキ氏によると、マイホームを借金ローンで購入した場合には、『負債』として支出が発生するという事です。負債ではなくて、自分のお金でマイホームを購入して、それがお金を生み出した場合には、それは立派な資産として機能する事になります。マイホームを借金(ローン)を抱えて持ったとしても、お金を稼ぐ事はできません。

貸借対照表(バランスシート)で見ると、マイホームを購入した瞬間に家庭の負債が資産を大幅に上回る債務超過に陥ってしまいます。資産と言えるものは、自分たちの労働力だけであり、まさに『奴隷状態』で働かないといけないという事になります。そして、もし借金の返済ができなくなると、マイホームを取り上げられて、競売にかけられて、手元に借金だけ残る可能性が高くなります。

資産と負債

日本のバブル期のように、不動産(土地)が値上がりしている時には、自分が購入した時よりも高値で不動産が売れる可能性があったので、実際に不動産が『値上がり益を得られる』という資産要素を持ち合わせたものでした。しかし、今の日本において値上がり益を期待できる不動産などほとんどなくて、不動産を買った瞬間に莫大な借金を背負うだけになってしまいます。

資産で生活を成立させるのが難しい

多くの人が労働者として働くのは、資産で生活を成立させる事が難しいという事にあります。例えば、不動産だけで生活しようとした場合には、年収500万円をあげる為に5%で運用できる1億円の不動産が必要という事になってしまいます。1億円の物件を借金しないで買える人というのは限られています。

多くの人は、借金をして無理やり不動産を保有して金利との利ザヤを稼ごうとしますが、それは『一か八かの大勝負』になってしまいます。空室が出たり、固定資産税の税金を計算すると、手元に残る事は少ないです。そんなに儲かるのであれば、人に貸し出さずに銀行がその物件を保有しようとしますからね。

おすすめ: 

井川意高氏の現在は?藤原紀香とカジノで豪遊していた過去

  • 6 May 2017
  • のぶやん

大王製紙の井川意高さんは、カジノをする為に多額のお金を大王製紙の関連会社から借り入れてカジノに使ってしまったとして、会社に対して損害を与えたとして社会促進センターに入りました。2016年12月に収監されていた2016年12月に収監されていた社会促進センターから仮釈放されて、今は普通に過ごしているという事です。

アルコールとギャンブルで金を溶かした男の記録

アマゾンのレビューには、『自分が自制心を失わないようにする為の警鐘として、カジノ旅行の出発前に必ず本書を読み返すようにしています。』というコメントがありました。

井川意高のプロフィール

本名:井川意高(いかわ もとたか)
生年月日:1964年7月28日(52歳)
出身地: 東京都
最終学歴 :東京大学法学部卒
職業: 実業家
配偶者 :あり
子供 :あり(娘)
経歴:1987年:大王製紙に入社。三島工場次長、26歳・常務取締役、30歳・専務取締役、42歳・副社長を歴任
大学の時の車:1000万円のBMW635

大王製紙の家庭用の紙事業は、当時60億円の赤字を出す不良部門でしたが、それを売り上げの10%を広告費に充てるという大胆なブランド戦略で、井川意高氏が立て直しました。これによって家庭用の紙事業が50億円もの黒字を出せるようになって、この業績が評価されて2007年に42歳で社長に就任する事になります。

2011年6月に、2011年3月期の大王製紙の連結決算で182億3400万円という巨額の赤字を記録した責任を取る形で社長を辞任して会長に退くまでの4年間を大王製紙の社長として経営を行いました。2011年11月に会社法違反(特別背任)の容疑で東京地検特捜部に逮捕され、2013年6月に懲役4年の実刑判決が確定して、社会促進センターに収監されました。この事件で井川が関連会社からの借入総額が約165億円に達していることが判明しています。

借り入れは社長に就任してしばらく経った2009年頃に数百万円から始まり、2010年に億単位となり、2011年になると毎月のように借り入れをしていました。また、社長を辞任して会長職になった後も毎月億単位の借り入れを続けていました。

『私にとって大王製紙での仕事は苦痛でしかなかった』

カジノに大金を注ぎこみ

大王製紙の子会社7社から2010年度に約23億5,000万円、翌2011年4月からの半年間に約60億円を個人的に借り入れて、マカオのカジノにつぎ込んでいました。社長の在任中に会社から借り入れる行為で、社長に対して関係者が何も言えなかったのは仕方ない事でしょう。下手をすれば、お金を貸した側も背任罪になりかねない行為ですが、創業家である井川家の影響力を考えると、社長にお金を出さざる得ない状況だったのでしょう。

三井住友銀行丸の内本店の最上階で談笑して、数十億の融資の話をした後、有名芸能人に連絡して2000万円ほどを靴に詰め込んで、そのまま車で六本木だそうです。それでも、六本木やら麻布やらでアルコール三昧になりながら遊ぶことにはすぐに飽きてしまったようで、それからカジノにはまり始めます。回想録では、朝まで酒を飲んで金曜日の夜になると女性を連れてファーストクラスに乗ってシンガポールのマリーナ・サンズベイで大負けした事も書かれています。これだけ大金持ちなのに、どうしてカジノにはまったのか不明なのですが、お金よりも刺激があったのかもしれません。

ギャンブルに溺れたという前に、正常に判断できない酒に溺れた時点で負けだったのかなと思ったりします。人生の全ては、彼ではなくて父親が決めていた事に対する『つまらなさ』があったようです。自分の自由になる何かを求めた結果、カジノにはまり込んでいった。

カテゴリ: 

お金が欲しければ、群れてはいけないのは本当か

  • 30 April 2017
  • のぶやん

アルバイト、派遣社員の人は『安定した生活がしたい』と言って正社員を望んだりしますけど、正社員というのは、会社に合わせて働くという契約になるので、会社に群れないとやっていけません。会社の考え方を刷り込まれて、その影響下で毎日を過ごさなくてはいけなくなってしまいます。会社という群れの中に居て、給料を貰う生活に慣れてしまいます。もちろん、それだといつまでたってもお金持ちにはなれません。

寂しい時に失敗する

人間は誰でも孤独の中で生きています。孤独を解消する方法として、例えば会社に所属していると、その会社の影響を大きく受けてしまいます。結果として、自分が進みたい方向ではなくて、会社の言われるがままになって人生を過ごしてしまうというリスクがあります。

確かに書籍を出版するもの書きにとっては、集中して机に向かって何かを書き続けていないと、お金にならない事は間違いないでしょう。友だちをつくるなという本を書いている千田さんという方は、毎月のように書籍を出版していて、そんなに何かを書き続けていたら、本当に友達がいない事も歌がいようがなさそうです。大量に出版を行って、印税生活という感じですね。

人生の9割は出会いで決まる

友だちをつくるな』という本と同じ人が『人生の9割は出逢いで決まる』という本も書いています。要は、友達を作らないで、人生に出会いを求めろという事ですけど、そういう事が可能なのでしょうか?

孤独に磨いて出会いで成長

孤独に自分の能力を磨いて、出会いによってそれを成長させていくという事のようです。自分に能力がないとビジネスの世界では誰も相手にしてくれませんので、とりあえず能力を磨けるだけ磨いて、情報発信を行う中で出会いを増やしていければいいのかなと思います。

カテゴリ: 

儲かる会社は、『整理整頓』がしっかりとしている

  • 29 April 2017
  • のぶやん

整理整頓で集中して仕事を出来る環境にすれば、きっと儲かる。

『きちんと整理整頓して、業務を効率化』すれば、それだけで残業時間が減らせますね。整理、整頓、清掃をするだけで、職場環境が劇的に改善されていきます。逆に整理、整頓、清掃ができなければ、職場環境が悪化して、物が見つからなくなったり、いらない作業が増えたりしてしまいます

[総論] なぜ「整頓」が一番、大事なのか
第1章「整頓」は、「形から入って心に至る」
第2章「整理」のコツは、置き場所をなくすこと
第3章「清潔」へのこだわりには、落とし穴がある
[各論] 社員がすぐ結果を出す整頓のコツ
第4章 数にこだわり、色にこだわる
第5章 願望を貼り紙にしない
第6章 ミスを99%潰す、超アナログの情報管理
第7章 従業員満足は、コミュニケーションの強制から
[仕組み編] 強い現場はチェック&横展開
第8章 基準を定めて、チェックしよう
第9章 会社のなかをパクッて歩こう

カテゴリ: 

アドセンス広告

関連記事