データ

言語: 

過去のデータを読み込ませたアルゴリズムは、現状維持にしか使えない

  • 26 December 2017
  • のぶやん

2017年THE MANZAIで話題になったのは、ウーマンラッシュアワーの村本大輔による時事ネタ漫才だけでした。他の芸人は、ほとんど似たような漫才ばかりで、村本大輔の漫才だけが異色の漫才となっていました。THE MANZAI2017=ウーマンラッシュアワーになっていました。

単に面白い、笑いたい漫才を見たいのであれば、THE MANZAIで見る必要はなくて、ユーチューブで検索すればいくらでも出てきます。多くの人が見たいのは、その人しか出来ないようなネタで、その時でないと出来ないような話題です。それがウーマンラッシュアワーにしかなかったのです。

アルゴリズムが信用できない

投資のアルゴリズムでパフォーマンスを計測する時には、過去のデータをインポートして、作成したソフトで勝てるかどうかをテストします。過去のデータでテストすると、勝率99.9%で勝てるロボットが完成します。そして、そのロボットを使っていると、ほとんどの場合に勝てるのですが、予想できない事が起こってしまうと、負ける時に一気に負けるのです。

過去のデータでパフォーマンスが良かった社員の属性を抜き出して、それを採用に用いたとしましょう。そうすると、過去にパフォーマンスを上げた年齢・性別・人種に大きな偏りが出て、実際には『過去のデータに基づいた役に立たないものが出来上がる』という事になります。例えば、優秀とされる会社社長は、企業の面接で落とされていたり、大学を中退していたりします。

Google社の秘密アルゴリズム

Google社のアルゴリズムは、企業秘密だとして公開されていません。しかし、世界中の企業がその検索結果に関心を持って、日頃から上位を狙おうとしています。Google社の検索アルゴリズムが公平であるかどうか、誰もチェックする事ができないので、真相は闇の中で分かりません。
 

カテゴリ: 

データーの価値が下がる事で、物の価値も低下する

  • 27 July 2017
  • のぶやん

人間の数が有限(60億人)である中で、メモリやHDの容量はどんどん大きくなっているので、データーの数は増え続けています。かつてブログ記事を書けば、比較的簡単にアクセスを得る事ができましたが、今では、ブログの記事はどこにでもある珍しくないものになってしまって、ブログでアクセスを集めるのが難しくなっています。

入れるデーターがない

メモリやHDの容量が大きくなったとして、それを満たす為のデーターを探してくる事が困難です。Googleの場合には、Youtubeに動画を好きなだけアップロードする環境を提供しており、データセンターが日々拡張されています。入るデーターはどんどん増えていくのですが、見る人の人口が増える訳ではありません。

データ容量が非常に大きいにも関わらず、全くアクセスが集まらないというものがあるという事は、非常に非効率と言う事になります。ただし、様々なデーターがある事によって魅力的なサービスになることは間違いないでしょう。Googleは世界中のありとあらゆるデーターを集める事でユーザーの高い利用率を誇ってきました。しかし、多くのユーザーが既にGoogleを使うようになっており、これ以上の伸びが難しくなってきています。また、容量の進歩に伴って、必ずしもGoogleのサービスを使わなくても良いという事も起こってくるようになるでしょう。

データの価値はどんどん下がる

データの量が膨大になっていくと、データ(物)の価値は、どんどん下がっていく事になります。例えば、ライフレシピサイトは、数年前であればアクセスを集められたのですが、今ではそれほどアクセスを集めるのが簡単ではなくなってきています。コンテンツの形態が変化して、面白かったり、読みやすかったり、写真が入っていたりと、少し工夫したものが求められるようになってきたからです。

その中でも価値を持ち続けるものというのは、オンラインで出回っている量が少ないものになるという事になります。また、過去に撮影された数少ない映像の価値というのも、上昇していく事が考えられます。例えば、1970年代に撮影されたドキュメンタリー番組などは希少価値が高いので、価値が高いとも考えられます。

カスタマイズされた価値

工業製品であれば、選ぶ幅というものが非常に少なくて、車だとせいぜい100種類、電子レンジならば使えればいいという人もいますし、洗濯機にそれほどこだわる人もいないでしょう。工業製品に自分のこだわりを出す事はとても難しいと言えます。その一方で、音楽だと多くの人が好む音楽というのは、全く異なったものになります。

自分にカスタマイズされた価値というものが重要になる時代において、データーに付ける価格というのも、人によって幅が出てくる事になります。しかも、自分の持っている価値観というのは、固定されたものではなくて、年齢であったり、国籍であったり、性別であったり、学歴によっても好みが全く異なっている事が多いです。

価値が下がりやすいもの

価値が下がりやすいものと価値が下がりにくいものを見極めて、価値が下がりにくいコンテンツを制作する必要があるという事になります。価値が下がりにくいコンテンツとは、芸能系、ニュース系ではなくて、一見するとアクセスが集まりづらくみえるようなコンテンツでも、長期で使えるような教科書、マニュアルのようなコンテンツになります。

人間がデーターを懸命に作ったとしても、それが見られないと価値を持たないという事になります。データーは物と違ってコピーが可能で無数に存在しているので、データーをうまくマーケティングした人が勝ちという側面も持っています。価値の低いデーターがいくら大量にメモリやHD上にあったところで、全く人間の役に立たずにマネタイズできません。

アパートが空室だらけ

日本では、アパートが空室だらけであるにもかかわらず、お金の使い道がないので更に相続税の法律でアパートを作らせるという供給過剰を引き起こしています。結果として、更に空室アパートは増える訳ですけど、これがどういう事を招くかと言えば、不動産価格の大幅下落を招く事になるので、リーマンショックと同じような状況になる訳です。

地方のアパートになると、既に3万円以下のものが出てきていて、『海外で暮らすより、日本の地方で暮らした方が安い』と言われるまでになりました。その一方で、都心だけ値下がりしていません。日本では、その複雑である敷金、礼金などがあって、外国人が借りづらかったり、引っ越しが難しいなどのデメリットがあります。

地方のアパートは、空室だらけになっているという現実があり、10万円~100万円ほどの価格が付かないアパートがある中において、それが活用されずに放置されて、新しいアパートが乱立するという非常に問題が多い状況になっています。国は、この状況を放置したままで新しいアパートを作らせるので、余計に供給過剰になっている状態です。供給過剰はデフレを招きます。
 

人間の数は有限である

人間だけが有限な中で、アパートだけが増えていけば、アパートの価格は下落していきます。古い所には、1万円でも住む人がいないような状況になる訳です。日本においては、既にそんな状況が起こっていて、アパートを作っても全く無駄で、誰も住む人がいないのです。これは、使いもしない工業製品を作っている以上に悲惨な事です。

同じようにデーターをいくら生成したとしても、データーの供給過剰になれば、単なる奪い合いになってしまいます。市場は存在していないので、激烈にデーターを生み出して、誰かにアクセスして貰わないといけないというような競争が発生します。

データからお金の生成

今までデーターがお金を生み出す方法というのは、そこに広告を付けるのが普通でした。ツィッターであったとしても、データーに広告を付ける事によって、お金を生み出すようにしています。『無から有を生み出す』と言われていて、人が集まるサイトが作れるようになると、費用をほとんどかけずに大きな収入を得られる場合もあります。

ビットコインなどでお金の流動性が高まっていけば、ツィッターのビュー数に応じてお金が配分される仕組みなどが整っていくよになるでしょう。

カテゴリ: 

アドセンス広告

関連記事