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仮想通貨マイニング初心者が自作PCを組む時に気を付けるポイント

  • 1 March 2018
  • のぶやん

仮想通貨マイニングの初心者が自作PCを組む時には、いくつか気を付けるポイントをまとめました。CPU・GPUのデュアルマイニングを目指すPC構成のポイントをまとめました。

・CPUはRyzen 5 1600以上
・電源は80+Gold以上が望ましい
・マイニング専用マザーボードが望ましい
・グラボはGTX1050Ti以上が望ましい
・マイニング専用SSDが望ましい


実際にコスパを考えた構成例

CPUAMD CPU Ryzen5 1600 65W AM4 BOX
マザーボードBIOSTAR AMD B350 ATXマザーボード TB350-BTC
GPU玄人志向 GEFORCE GF-GTX1050Ti-4GB/OC/SF
電源玄人志向 80 PLUS Bronze 600W ATX電源 KRPW-N600W/85+
SSDBiostar製 マイニング向け 内蔵SSD2.5インチ 90GB TLC SATAⅢ

最小構成を考えた場合の予算
CPU:24000円 (Ryzen5 1600)
マザーボード:12000円 (BIOSTAR TB350-BTC)
GPU:21000円(Geforce 1050Ti)
電源:6000円 (玄人志向600W)
SSD:4500円(BIOSTAR 90G)
-------------------------
合計:67500円 +メモリ予算

マイニングでコストパフォーマンスを考えると、CPU Ryzen5 1600、GPU Geforce1050Tiがベストな選択肢で、それ以外を必要に応じてグラボ・電源の買い増しで、マイニングの出力を上げる事ができます。

CPUのマイニングも行う理由は、CPUでマイニングが非常に容易でコスパが高い通貨があるからです。マイニングが容易な通貨を採掘して、取引所を利用して好きな通貨に交換する事ができます。

CPUマイニングではRyzen

CPUマイニングでは、インテルよりRyzenを選ぶ方が省エネ・コア数の多さでコストパフォーマンスが良くなります。GPUと並行してCPUを動かしながらデュアルマイニングを考えていたり、MoneroのようにCPUを主体で考える場合には、迷わずRyzenを選びましょう。

RyzenのCPU選択は、予算に応じて65Wで動くRyzen5 1600(6コア12スレッド)を選択するか、65Wで動くRyzen7 1700(8コア16スレッド)を選択すれば省エネでコストパフォーマンスが良くなります。

AMD CPU Ryzen7 1700 with WraithSpire 65W cooler AM4 YD1700BBAEBOX
価格:33000円~36000円

電源は80+のGold以上が欲しい

マイニングの場合には、ゲームと異なって1日中パソコンを起動させておいた状態になるので、電気代金を安くしながら耐久性も求めて80+Gold以上を購入しましょう。お金がない場合には、マザーボードを安いものを選択しても、電源にお金をかけるべきでしょう。

電源を選ぶ時には、負荷50~70%と言われており、250~300Wの利用の場合に500Wと購入するぐらいが適切であるとされています。ある程度の余裕を持った電源を持っておいた方が安心感があります。

安定感抜群でオススメCyonic
電源650Wで1万円ほどで80+Goldを購入する事ができてパフォーマンス抜群です。


Cyonic PC電源 80PLUS GOLD プラグイン 650W ATX電源 5年保証 AU-650X
価格:9500円~12000円


Corsair電源がマイナーに人気!
複数のGPUを運用する場合1000W~1500Wの電源が人気があります。650~750W電源であれば、2台を繋げて使います。


Corsair HX1200i 80PLUS PLATINUM 1200W PC 電源ユニット PS569 CP-9020070-JP
価格:33000円~36000円

プロマイナーも使うCoolerMaster
CoolerMasterは、プロのマイナーご用達となっていて、マイニング向きで特にオススメです。


CoolerMaster 80PLUS PLUTINUM認証 1200W ATX電源ユニット V1200 Platinum (型番:RSC00-AFBAG1-JP)
価格:33000円~35000円

予算を抑えるなら玄人志向
どうしても電源の予算を押さえたい場合は、玄人志向の600Wが人気になっています。2台使えば1200Wを実現できます。

玄人志向 NEXTシリーズ 80 PLUS Bronze 600W ATX電源 KRPW-N600W/85+
価格:5000円~6000円

SilverStoneは、細かい所の作りが雑でマイナーに評判が悪いので避けた方が良いでしょう。

マイニング用のマザーボード

マイニング用のマザーボードを購入するメリットは、複数のGPUを接続する事が最初から前提に作られている点です。マイニング用のマザーボードであれば、複数のGPUを接続しても不具合を起こすことがありません。

CPUに合わせたマザーボードで組み立て自体は簡単ですが、マザーボードの細かい所は非常に複雑に作られているので、性能を良く理解するには勉強する時間が必要になります。

特にGPUマイニングで人気あるマザーボードH110 PRO BTC+ (注:CPUがインテル)


ASRock Intel H110 チップセット搭載 ATX マザーボード H110 PRO BTC+
価格:14000円~15000円

BIOSTER社がマイニング用にマザーボードを販売しており、GPU6枚接続できる人気商品になっています。

BIOSTAR AMD B350チップセット搭載 Ryzen対応 ATXマザーボード TB350-BTC
価格:11000円~13000円

Ryzen CPUであれば、マザーボードも安価なものが多いです。

ASRock AMD A320チップセット搭載 Micro ATX マザーボード A320M
価格:5500円~6000円

グラフィックボードGTX1050Ti以上

マイニングの需要でグラフィックボードの在庫が不足していますが、少量であれば量販店・アマゾンなどでも購入する事ができます。グラフィックボード内のメモリも重要になるので、メモリ数値が高いものを購入しましょう。

コストパフォーマンスを考えると、GTX1050Tiが最も人気があります。省エネ75Wなのに1台13.5Mが期待できます。


玄人志向 ビデオカード GEFORCE GTX 1050Ti搭載 グラフィックボード GF-GTX1050Ti-4GB/OC/SF
価格:19000円~23000円

本来、マイニングは高価なGPUほどコストパフォーマンスが高くなる傾向がありますが、GTX1070Tiなどは品切れが相次いでいます。

玄人志向 ビデオカード 新シリーズGALAKURO Whiteモデル GEFORCE GTX 1070Ti搭載 GK-GTX1070Ti-E8GB/WHITE
価格:70000円~80000円


マイニング専用SSDで高速&安定

マイニング向け内臓SSDを使うメリットは、24時間稼働しても大丈夫な耐久性で作られている点です。その自信の現れとしてBIOSTARのSSDに3年保証が付いています。

パソコンの実用性を考えると、90GBというのはギリギリの容量であり、まさに『マイニングに特化したSSD』と言えるでしょう。

Biostar製 マイニング向け 内蔵SSD2.5インチ 90GB TLC SATAⅢ SG681S2E39-SM1B9-BS2 3年保証
価格:4000円~5000円

人気があるSamsung SSD
SSDで人気のSamsung製 自作マザーボードに設置するSSDは、コスパが良いSamsung製が人気になっています。

Samsung SSD 120GB 850 ベーシックキット V-NAND搭載 2.5インチ 内蔵型 3年保証 日本サムスン正規品(白箱) MZ-7LN120B/EC
価格:8000円~9000円

グラボ搭載するライザーカード

マザーボードに複数台のグラフィックボードを搭載する時には、ライザーカードが必要になります。マザーボードのPCI-E Express PCI-E 1Xに差し込んで、PCI-E Express 16Xにグラフィックボードを搭載します。

N.ORANIE USB 3.0 PCI-E Express PCI-E 1X to 16X ライザー エクステンダーカード USB 3.0 PCI-E Express 拡張子ケーブル ビットコイン採掘 マイニング 4pin 6Pin PCI-E 6個セット

独自性を出す事の重要性

お金をかければ、誰でもインターネットで調べた通りに自作パソコンを組み立てて、仮想通貨のマイニングを開始する事は非常に簡単です。しかし、普通にマイニングしても日本の電気代が高くてほとんど儲からない状況になってきています。

仮想通貨のマイニング儲かる為には、何か自分なりの独自性が必要になるでしょう。例えば、仕事の関係から機材を激安で調達できたり、電気料金の契約が激安など、自分の強みがマイニングと重なっている必要があります。何も強みがないのにマイニングを行っても、勝てる見込みは非常に薄いと言えるでしょう。

ここで言う独自性と言うのは、BIOSの設定をいじってブーストかけるというような単純な話ではなくて、機材をタダのような価格で入手できたり、電気代をタダみたいな価格でマイニングしたりするような独自の方法です。世界中の人と戦うマイニングでは、自分でビジネスモデルを構築しなければすぐに戦えなくなります。

例えば、実家に住んで仮想通貨のマイニングをやるというのも1つの選択肢です。実家に住む事によって家賃負担を無くすことで、家賃分を電気代に回すことができるようになります。1人暮らしをしていると、家賃+電気代で厳しい状況になり出費ばかりかかるようになります。実家に居ることで、電気代が1ヶ月2~3万円かかっても問題になりません。

マイニングの電気料金はいくら?500Wを使い続けて1ヶ月で約1万円!

  • 16 February 2018
  • のぶやん

日本における『マイニングの電気料金』は非常に高額であり、500Wを1ヶ月間ほど使い続けると、約1万円にもなります。マイニングでは、とにかく大量の電力を消費する事になるので、本気で取り組むとすぐに数万円になってしまいます。

100W × 24時間 = 約2000円 / 月
500W × 24時間 = 約10000円 /月

GeForce GTX 1080 Ti =250W / 1台
GeForce GTX1060 = 120W / 1台

性能が良いビデオカードほどコストパフォーマンスが良くなる傾向からGeforce1080Tiは特に人気になっています。



玄人志向 ビデオカード 新シリーズGALAKURO Whiteモデル GEFORCE GTX 1080Ti搭載 GK-GTX1080Ti-E11GB/WHITE

日本で電気料金が高い場所

日本は、世界で最も電気代が高い国として知られていますが、その中で特に高いのは、送電線が長くなる北海道、発電が難しい沖縄、人口が集中している東京です。この地域でマイニングを行うのは、電気料金から見ると非効率になりますが、北海道は寒冷地として冷却費を節約できるメリットもあります。

最近では、GMOが電気料金が安い寒冷地である北欧にマイニング設備を建設する事にしています。日本は、電気料金が高いのでマイニングに不向きであり、海外にマイニング設備が出来てしまうのは残念ですね。



省エネでコスパの良い電源が必修

玄人志向600Wは、私も何台も購入しているマイニング用の電源としてコストパフォーマンスが最高の電源です。Bronze電源で安心の3年保証付きです。

玄人志向 NEXTシリーズ 80 PLUS Bronze 600W ATX電源 KRPW-N600W/85+

価格:5000円~8000円

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仮想通貨のマイニングで最も大切になる電源ユニット

  • 15 February 2018
  • のぶやん
電源

電気を大量に消費する『仮想通貨のマイニング』で最も重要になるのは、電源です。

家庭のコンセントは、AC(Alternating Current)電源が流れていますが、パソコンでは直流DC(Direct Current)が流れているので、それを変換する必要があるのです。この変換効率は、価格が高くなるほど良くなる傾向があり、省エネに繋がります。

電源を選ぶ時に重要なこと

電源の選び方に重要なのは、ACからDCに変換効率が良い物であり、ほぼ全ての電源に変換効率が記載されています。現在、デスクトップのタワー型パソコンの多くがATX12Vを利用しています。

大きさの規格

ATX:デスクトップPCなどで広く利用
EPS:ATXを強化してサーバーなどで利用
SFX:Micro ATX電源として小型PCなどで利用

W数による規格

300W以下:ローエンド、家庭用PC向け
600W以下:ミドルレンジ、ゲーマー向け
600W以上:ハイエンド、マイナー向け

変換効率におけるランク

スタンダード:80%レベルの変換率
ブロンズ:80%以上の変換率
シルバー:85%以上の変換率
ゴールド:85%から90%以上の変換率
プラチナ:最上級グレードで90%以上の変換率
チタン:最高グレードで常に90%以上の変換率


通常のマイニングであれば、80PLUSが付いた電源で、上位クラスのものを購入します。


電源
 

マイニング用の本格的な電源

本格的にマイニングをする人は、仮想通貨の強力な電源を選ぶべきと言えるでしょう。マイニングに使える専用の電源が売られています。

KKmoon マイニング向け 電源ユニット 2600W出力 94%高効率 Ethereum S9 S7 L3適応 スイッチング電源 ATX電源 100-240V 80 Plus Platinum認証

 

激安1万円以下でGPUマイニング機を作る方法。激安の中古PCに激安グラボを搭載

  • 14 February 2018
  • のぶやん
PCI Express x16
GT710
玄人志向 600W

日本では、仮想通貨Bitzeny、Yenten、Kotoなどで気軽に『CPUマイニング』をする事は可能です。しかし、CPUでマイニングできる仮想通貨は限られており、学生などお金がない人にとってGPUマイニングのハードルが高くなっています。

GPUマイニングするには、通常では10万円以上(特にグラフィックボードが高額)の予算が必要になり、学生などでお金がないとGPUマイニングできない状況にあります。そこで、お金に制限がある人でも、GPU機を手に入れる事ができる方法を紹介します。

激安の中古パソコンに激安の新品GPU(GT710)を搭載して1万円以内でGPU機を作る方法です。

スロットがある中古PCを買う

最初に必要になるのは、グラフィックボード付きのGPU中古パソコンです。中古パソコンは、楽天市場などで『中古 デスクトップ』と検索すると、最安値で4000円~6000円ぐらいで売っている中古PCを利用します。

マイニングに利用する中古デスクトップパソコンを買う時には、『グラフィックボードのスロットがある』という事が絶対条件になります。激安の中古PCでグラフィックボードのスロットが付いていたり、付いていなかったりとまちまちなので、購入する時に「PCI Express x16」スロットがあるかを確認しましょう。

「PCI Express x16」スロットは、多くのメーカー製のデスクトップPCに付属してます。
PCI Express x16

激安のグラボGT710を買う

Geforce GT710は、中古PCなど『電源が非常に弱いグラフィックボード』に最適の省エネタイプのグラフィックボードで、最安値3000円~4000円で売られています。20W以下なので、電源を交換せずにそのまま装着する事が可能です。このGT710なら240Wほどの中古デスクトップPCでも、電源不足になる心配はほぼありません。

ちなみに、このGT710以上のグラボを購入すると、激安の中古PCに搭載すると電源不足になってしまいます。このGeforce GT710以上の性能のグラフィックボードを激安中古PCに搭載したい時は、電源の交換をしなければ危ないです。

玄人志向 ビデオカードGEFORCE GT 710搭載 ロープロファイル 空冷FAN GF-GT710-E1GB/LP


価格:3000~4000円

非力なグラフィックボードなので通常ではマイニングに使われる事はありませんが、中古デスクトップに搭載してGPUマイニングを行いたいという事であれば、このGT710が優れた選択肢となります。

*富士通製のパソコンであれば、Geforce GT710をそのまま取りつけれる事が多いですが、HP製のパソコンなどで取り付け口がそのままで合わない場合、購入したGT710の先端を外してD-sub端子(VGA)を分離する簡単な作業が必要になります。

「PCI Express x16」スロットにGT710を差し込むだけで簡単に取り付け完了。
GT710

購入したパソコンに不幸にもPCI Experss x16がなくて、PCI Express x1のみある場合は、PCI - Express x1 to x16 延長 変換 ケーブルまたは、PCI Express x1 - x16変換カードを購入する事で、PCI Express x1を利用する事が可能になります。

BIOS画面で優先度を変更する

メーカー製のパソコンは、通常で優先度がグラフィックボードに向いていない場合、グラフィックボードを認識しない事があります。パソコンを立ち上げた時に『F2』ボタンを押すなどしてBIOS画面(青とか黒の起動画面)に移行して、優先度の変更を行います。

富士通製のパソコンなどでは、BIOS画面において、詳細 > プライマリディスプレイ >「自動」になっているものを「ICPE」に変更するだけで、ICPE優先になります。これでパソコンを起動し直すと、グラフィックボードのインストールが可能になります。HP製の中古パソコンのように、この作業をしなくても認識するパソコンもあります。

メーカー製のパソコンでも、BIOSでオーバークロック(CPUのブースト)設定ができるものがありますが、メーカー製のパソコンでオーバークロック(OC)を行うのは、電源回路の負担、冷却の問題などがあるので避けましょう。

GPUマイニングが行える

中古のパソコン+GT710を使うと、最安値8000円ほどでGPUマイニングが行えるようになります。GT710は、GPUのマイニング機としては非常に非力であり、まともにマイニングが行えない事も事実です。しかし、初期の通貨などのマイニングができたり、複数台でマイニングも可能など使い方と工夫次第です。

予算不足で、どうしてもCPUのマイニングしか行えない人にとって、GPUマイニングが行えるようになる事は選択肢を広げる事になります。僅か8000円~10000円ほどでGPUマイニング機が手に入り、しかもCPUと同時にマイニングできるという事であれば、やる価値は十分にあるでしょう。

電源の交換で高性能グラボ搭載

中古デスクトップPCでも、電源さえ交換すれば、高性能のグラフィックボードを搭載する事も可能です。そうは言っても、メーカーの特殊電源を交換するのは難しい場合(箱のサイズが合わない)も多いですし、サイズが大きいグラフィックボードを装着できない場合もあります。

電源を交換すれば、高性能グラボも搭載可能ですが、デスクトップPC電源まで交換するならマザーボードを買って新しく組み立てた方がいいと考える人が多いでしょう。玄人志向600Wがコスパ最高すぎます。


玄人志向 NEXTシリーズ 80 PLUS Bronze 600W ATX電源 KRPW-N600W/85+
価格:5000円~8000円

玄人志向 600W

GTX1050ti・・・300W以上
GTX1060・・・400W以上
GTX1070・・・500W以上
GTX1080・・・550W以上

電源を複数にして強化する方法もあります。もう1台を外部電源とすれば、ADEA 電源ケーブル デュアル マイニング用 24ピンデュアル PSU ATX 20+4ピン 30cm (1個)で拡張する事ができます。

デスクトップの電源強化が成功すれば、『USB3.0拡張カード・PCI増設ボードなどを利用する事で、ライザーカードの差込口を増設して複数のGPU搭載が可能になります。

マイニング カード 採掘 4 カード 1 PCI-E ライザー アダプター ボード 1 ~ 4 Usb3.0 マイニング特別なライザー カード採掘効率 4 Tim 4PCI E の PCI-E スロットを回す (1 turn 4 PCI express)


ライザーカードを利用する事で、複数のGPU搭載できるようになります。

Grehome USB 3.0 PCI-E Express PCI-E 1X to 16X ライザー エクステンダーカード

GT730でも大丈夫

GT710は19Wとグラボの中で特に非常に省エネですが、GT730も30Wなのでデスクトップに取りつける事は可能です。実際にGT730を電源200Wの中古パソコンに設置している人もいるようです。

玄人志向 GALAXY ビデオカード Geforce GT730搭載 GF-GT730-LE1GHD/D5
価格:6000円~8000円


 

HDDをマイニング用SSDに交換する

中古デスクトップパソコンのHDDをSSDに交換する最大のメリットは、『消費電力が大幅に下がって省エネ』になる事です。言うまでもなく、24時間のマイニングでは、省エネは非常に重要になります。

HDD・SSDを接続するSATAの規格には、SATAⅡ(300Mbyte/s)とSATAⅢ(600Mbyte/s)がありますが、中古デスクトップパソコンのほとんどがSATAⅡであり、SATAⅢ対応のものを接続する事は可能ですが、速度はSATAⅡの速度しか出ません。SDDは2.5インチですが、マウンタと呼ばれる金属に乗せて3.5インチの所に設置可能です。

BIOSでSSDを認識させた後で、専用ソフトを使ってHDDのデータをSDDに移行します。USBからLinuxを起動いて使う場合は、HHD・SSDがなくてもパソコンを動かせますが、4000円で購入できるのであれば買っておいた方が安心です。

マイニング専用の格安SSD

Biostar製 マイニング向け 内蔵SSD2.5インチ 90GB TLC SATAⅢ SG681S2E39-SM1B9-BS2 3年保証
価格:4000円~5000円

自作パソコンの構成例

自作パソコンを組み立てた場合には、中位CPU1台、中位GPU1台を含めて、最低5万円~7万円ぐらいの予算がかかってしまいます。

CPUAMD CPU Ryzen5 1600 65W AM4 BOX
マザーボードBIOSTAR AMD B350 ATXマザーボード TB350-BTC
GPU玄人志向 GEFORCE GF-GTX1050Ti-4GB/OC/SF
電源玄人志向 80 PLUS Bronze 600W ATX電源 KRPW-N600W/85+
SSDBiostar製 マイニング向け 内蔵SSD2.5インチ 90GB TLC SATAⅢ

結論

古い中古デスクトップPCにグラフィックボードを搭載してすれば、1万円以下でCPU+GPUの同時マイニングを行う事ができて、マイニング機としてそこそこ実用性があるものを完成させる事ができます。

手軽にマイニングを行える半面で、常時100Wほどの電力を消費するので、コストパフォーマンスが良いとは言えません。

本体・電気代のコスパを考えるなら激安の中古ノートパソコンでCPU専用マイニングも1つの選択肢です。中古ノートパソコンならi5で1万円台で購入出来て、1ヶ月の電気代を1000円ほどに抑える事ができます。Bitzenyの価格が上がれば、1年以内で本体代金を回収できます。

高級機種を購入してマイニング

本格的にマイニングしたい方は、高級グラフィックボードを購入してマイニングしましょう。

グラフィックボード

MSI GeForce RTX 3060 VENTUS 2X 12G OC グラフィックスボード VD7553

マイニング用の電源

2000W ATX マイニング電源、110-240V 95%高効率電源、8GPU ETH/BTCリグ用アクティブPFC回路電源 イーサーネットマイナークーリングファン マイニングPSU

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仮想通貨のマイニングがますます盛り上がる!世界中で仮想通貨が採掘されている現実

  • 11 February 2018
  • のぶやん
仮想通貨のマイニング

パソコンの基礎的な知識があり、手元にパソコンがあれば、誰でも仮想通貨の発掘を行う事ができます。

CPU専用で発掘できる仮想通貨も増えてきているので、GPU(グラフィックボード)のような専用のマイニング機材がなくても大丈夫です。

仮想通貨のマイニング

マイニングについて学ぶ

マイニングを行う上で売られている書籍としては、マイニングの教科書2017(定価300円)のみであり、この本を読めば、マイニングについて理解を深める事ができます。

プログラミングの知識は全く必要なくて、エンジニアとしての知識もほぼ必要ありません。本を読まなくても、ブログなどで情報を調べる能力があれば、独学でマイニングを行う事ができます。

非エンジニアがマイニング

マイニングを行っている人は、主に技術を良く分かっているエンジニアが行うものでした。最近では、オンライン上に情報が充実してきた事に寄って、非エンジニアも増えてきています。

基本的には、パソコンにソフトをインストールして立ち上げるだけでマイニングができます。最初に自分のPCでCPUを使って仮想通貨を発掘して見るのが良いでしょう。

個人がプールを作って戦う

本来であれば、企業が資本を使って大規模に乗り出してくると、個人がマイニングする事が不可能になります。しかし、それが可能になるのがマイニングプールの存在です。

マイニングプールでは、個人から企業まで、誰でもプールに参加する事ができて一緒に採掘を行います。そして、ブロックが発見されると報酬を分け合うシステムになっています。

信用できるソフトを使う

信頼できるソフトは、公式サイトからのリンクがあったり、Githubに公開されていたり、Githubに多くの人がコメントを寄せているなどで判断します。オンライン上の誰か良く分からない人がオススメしているようなソフトを使うと、ウィルスを仕込まれている可能性があるので注意が必要です。

ダウンロードは、必ず信頼できるサイトの公式リンクを使ったり、Githubから行うようにしましょう。

マイニングに賛否両論

仮想通貨のマイニングにも賛否両論があります。



仮想通貨TRFのマイニングが開始されたが内容がヤバかった件

  • 9 February 2018
  • のぶやん

2018年2月6日に仮想通貨TRFのマイニングが開始されましたが、これが酷いと話題になっています。TRFのICOには、大勢の日本人が参加していますが、上場しても価格がICO割れとなりました。さらにマイニングも酷い状況だと酷評ばかりです。

2月6日に公式のマイニングプールがオープンしましたが、自分がどれだけマイニングしたか見る場所がないなど欠陥が指摘され、信頼性が乏しいものになっています。





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日本発のマイニングできるPoW仮想通貨

  • 29 January 2018
  • のぶやん

日本からマイニングできる仮想通貨が何種類か出ており、特にモナコインなどは多数の取引所に上場されて人気になっています。

仮想通貨のマイニングは、基本的なパソコンの知識があれば、インターネット上の情報を集めて自分の保有している普通のでマイニングを開始する事ができます。

モナコイン(Monacoin)


モナコイン

リリース:2014年1月1日
アルゴリズム:Lyra2REv2
ベース:Litecoin
主にGPU向け

2chを発祥として日本初の仮想通貨として、2014年1月1日に正式リリースされました。P2P通信なので管理者は存在せず、個人と個人が保有しているコンピューター端末でやり取りが行われます。Litecoinをベースにしていて、ブロックアルゴリズムはLyra2REv2を採用しています。
 

ビットゼニー(Bitzeny)

ビットゼニー
 

リリース:2014年11月8日
シンボル:ZNY
アルゴリズム:Yescrypt
発行条件:2億5000万
プレマイン:0(事前発行数)
ブロック生成サイクル:90秒
ディフィカルティ:DarkGravityWave3(1ブロックごとにDifficultyを変更するアルゴリズム)
マイニング:CPUで採掘
取引所:CryptoBridge、Stocks.exchange

日本でモナコインに次ぐ地位だが、開発者が初期に放り投げたので開発は進まなかった。2018年1月28日に有志の開発者が2.0を出して、プロジェクトは再び復活の兆しを見せています。

円天(Yenten)


 

Algorithm:YescryptR16 (GPU is slower than CPU)
Block time:2.0 minutes
Max Block size:2M
Block reward of block #1:50 YTN
Total YTN:84,000,000 YTN
SubsidyHalvingInterval:800,000 blocks
Difficulty re-target:every block (DarkGravityWave v3-1)

当初は『単なるネタコイン』であったはずなのですが、外国人が円に反応して採掘を始めて、みるみる難易度が上昇。今では、ロシア、欧州などでもジワジワと人気が出てきています。

Koto

 
 
Koto
Algorithm: Yescrypt
Block reward: 100 KOTO
(SlowStartInterval: 43200 block)
Block time: 1 minutes
Total Coins: 212,000,000 KOTO
Halving Interval: 1051200 bock
Premine: 1.849% (for Bounty, Faucet)
プレマイン:392万koto
マイニング:CPUで採掘

Wiki:http://koto.cswiki.jp

Zcashのクローンコインで匿名性が高いとされています。Zcashより発行枚数が多く(2億1200万koto)なっていたり、アルゴリズムがyescryptに変更されるなど改良点があります。392万kotoほどプレマインが行われています。

Kumacoin(クマコイン)

Kuma Coin

2014年4月ごろ
マイニング:主にCPU
kumacoin(クマコイン)は、2chから派生した国産仮想通貨

Ringo


公式:http://dkwzjw.github.io/ringo/

Fuji coin

Fuji Coin

Algorithm : Scrypt-N-Fixed
Block Interval : 1 minute (60 seconds)
Difficulty Retarget : Every block (using Kimoto's Gravity Well)
Total coins amount : 10,000,000,000 (10 BILLION)
Premine : 1.6% for for encouraging people all over the world to use FujiCoin.
Block reward curve : S-Curve theory (Gonpertz Curve)
Currency unit : FJC

http://www.fujicoin.org/ja/

プレマイニングの用途が公表されなかったのでコミュニティで問題になったコイン。その結果、人気も低迷して良く分からない状況になっている。

 


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自分でできるGPUを使った自作PCで本格マイニング!Gefoce系のグラフィックボードが人気

  • 22 January 2018
  • のぶやん

仮想通貨のGPUマイニングでは、基本的にマザーボード・グラフィックボード・電源が必要になります。その他のパーツは、捨てるパソコンから取ってきたCPUやメモリでOKです。

マザーボードがグラフィックボードの設置個数を決めて、グラフィックボードが処理能力に直接関係して、電源が電力の節約具合を決めるのでいずれも非常に重要になります。

・GPUグラフィックボード
・マイニングのマザーボード
・強力な電源

Gefoce系のGPU

ほとんどの仮想通貨で、CPUでの発掘が困難になっているので、GPUをマザーボードに設置します。価格が高いデスクトップであれば、直接取り付ける事ができる場合もあります。また、ゲーミングPCには、既に取りつけられて販売されているものもあります。

マイニングに使うためには、このグラフィックボードが特に重要なので、何枚も設置して発掘に使います。

最も使われるGeoforce GTX 1080Ti
価格が高いのが難点ですが、お店によって品切れがでるほど人気商品で、本格的にマイニングしたい人向けです。

ASUS R.O.G. STRIXシリーズ NVIDIA GeForce GTX1080Ti搭載ビデオカード ベースクロック1569MHz STRIX-GTX1080TI-O11G-GAMING

人気があるGeoforce GTX 1070Ti

MSI GeForce GTX 1070 Ti GAMING 8G グラフィックスボード VD6490

マイニングマザーボード

ビデオカードを大量に差し込むマイニングマザーボードも品切れが続出しています。

BIOSTAR LGA 1151 プロセッサ対応 Intel B250 チップセット搭載 ATXマザーボード TB250-BTC

ASUSTeK Intel H270搭載 マザーボード LGA1151対応 PRIME H270-PLUS 【ATX】
 

効率が良い電源を購入

電源にお金をかけると、後から省エネでお金を浮かせる事ができます。1ヶ月1000円の違いが発生しても、1年で1万円以上になるので、電源を妥協しないようにする事もだいじです。
 

玄人志向 NEXTシリーズ 80 PLUS Bronze 600W ATX電源 KRPW-N600W/85+
価格:5000円~8000円


玄人志向 電源 800W 80PLUS Platinum 12cm静音ファン KRPW-PT800W/92+ REV2.0



SilverStone Striderシリーズ 80PLUS Silver認証 電源 1000W SST-ST1000-P

 


冷却する装置

冷却と空気循環の為にサーキュレーターを使います。このようなものがないと高熱で壊れてしまう原因になります。


アイリスオーヤマ サーキュレーター 静音 首振り ~14畳 ホワイト PCF-HD18-W


仮想通貨のマイニング方法

仮想通貨のマイニング方法は、ウォレットを作成してアドレスを取得する事と、マイニングソフトを利用する事です。また、換金する為には、GMOコインのような取引所に口座開設を行っておく必要もあります。

(1)ウォレットの作成&アドレス取得
(2)マイニングソフトをダウンロード
(3)GMOコインに口座開設

自宅マイニングの注意点

自宅マイニングで最も注意すべき点は、『火災』です。パソコンの内部にホコリがたまると出火原因になるので、1ヶ月に1度以上の頻度で、内部の清掃を行う必要があります。内部にホコリがない清潔な状態を保つことで火災を防げます。また、電源周囲のホコリにも注意しましょう。

自分が外出する時、寝ている時に火災が起こると大変な事になるので、なるべく自分が不在時、睡眠時にマイニングを行わないようにする事も大事です。

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