無知な馬鹿ほど技術料金が無料だと思っている
様々な仕事を体験してきて感じた事は、無知な人ほど『仕事を相手に無料で投げられる』と思っている事だ。カメラマンは無料ではないし、モデルも無料ではない。何をするにも相手をどのように尊重するべきかを考えて、痛みを分かち合う必要がある。
このように美しい写真を撮影するには、コストがかかります。
(写真素材:ぱくたそより)
友達のカメラマンに無料で依頼しない
友達に沢山のカメラマンがいますが、無料で依頼できるからといって、気軽に無料で依頼してはいけません。善意で向うから撮影してくれるというのでれば別ですが、そうでもない限りは、しっかりとプロに対するお礼を支払うようにしましょう。そうする事で、次回からも依頼できるようになるからです。もちろん、結婚式などのお祝い事で、相手が善意で撮影してくれるというのであれば、それに甘えても良いでしょう。そうでもない限りは、何かを依頼するならば、それなりのお金を払うべきです。
1回の撮影で2万円ぐらい支払えば十分です。相場というのは決まっていませんが、2万円の支払いで拘束時間が3時間ほどであれば、高くはないにしても、普通の仕事として受けてくれるでしょう。
お金を支払わない事は自分の損失
相手に対して対価を支払わないという事は、後から必ず大きな損失になって自分にかえってくる事になります。交通費でも、弁当代でも、何でもいいので、理由を付けてお金を出す事が大切です。もし、依頼ごとをしているのにお金を払わないで気軽に『頼むよ、撮影してくれよ』などという事になると、後で自分の損失になることは間違いないです。
何故、お金を支払った方がいいかと言えば、お金を支払わないと、その時に協力してくれたように見える人が『次から絶対に協力してくれなくなる』からです。プロであればあるほど、その傾向が強くなります。言いかえれば、『今回はやってあげるけど、次はないよ』というのが、お金を支払わないという事の意味です。これは、女性とデートする時にも同じことが言えるでしょう。次回から相手してほしいと思うのであれば、それなりのお金を支払わなくてはいけません。
女性とデートした時にお金をケチケチしていると、女性の価値を下げてしまう事になります。そのような事にならないようにするには、女性に対してお金をしっかりと支払って、『あなたにはこれだけの価値がある』と証明する必要があるのです。最初のデートからお金をケチケチしているような男性と次から付き合いたいとおもうような女性はいないでしょう。
大学生の労働力は無料か
ベンチャー企業がたまに無料のインターン生などを募集している事があって企業で経験を積みたい学生などが応募したりするが、無料のインターンだけはやめた方がいい。日本には、沢山のアルバイトがあって、オフィスの中で働けるアルバイトも沢山ある。実際には、皆がやりたがる良いアルバイトというのは、ほとんど知り合いからの紹介で決まってしまうので、求人雑誌に掲載されるようなアルバイトに良い物などほとんどない。それでも、インターンで無料で働くよりはマシだ。
大学生が企業で働いたこともないのに経験を積むにはどうすればいいのか?それは、アルバイトをして貯めた金で自分で何かやってみればいいのだと思う。例えば、写真を撮影する人であれば、アルバイトをした金で海外旅行にでも出かけて写真を撮影すればいい。それは、アルバイトした金があって初めて出来る事であり、企業内で無料インターンなどやっていたのでは、貯まるはずの金もたまらない、自分の時間を浪費するだけだ。
従業員を大事にしない会社が潰れる
従業員を大事にしない会社というのは、必ず業績が悪化していきます。日本企業は、従業員を大事にしているように見えて、ブラック企業の労働などが話題になりましたが、『正当な賃金が支払われていない』と従業員が感じると、その時点で仕事に手を抜くようになります。具体的には、日々の業務をきちんとこなしているふりをしているのに、技術開発が遅れるなどの影響がジワジワと企業に広がっていくのです。業績が上がっているように見えて、実際には従業員が裏切り始めるからです。
会社に対する貢献度を上げる為には、会社の為に働こうという意欲を持って貰わないといけません。その為には、社員の福利厚生を充実したり、給料をしっかりと払うなどやる気を出さないといけないのです。特に仕事ができそうな人が会社を去ったのであれば、『危険信号』である良くわれています。