カメラマン

無知な馬鹿ほど技術料金が無料だと思っている

  • 20 December 2016
  • のぶやん

様々な仕事を体験してきて感じた事は、無知な人ほど『仕事を相手に無料で投げられる』と思っている事だ。カメラマンは無料ではないし、モデルも無料ではない。何をするにも相手をどのように尊重するべきかを考えて、痛みを分かち合う必要がある。

このように美しい写真を撮影するには、コストがかかります。

(写真素材:ぱくたそより)

友達のカメラマンに無料で依頼しない

友達に沢山のカメラマンがいますが、無料で依頼できるからといって、気軽に無料で依頼してはいけません。善意で向うから撮影してくれるというのでれば別ですが、そうでもない限りは、しっかりとプロに対するお礼を支払うようにしましょう。そうする事で、次回からも依頼できるようになるからです。もちろん、結婚式などのお祝い事で、相手が善意で撮影してくれるというのであれば、それに甘えても良いでしょう。そうでもない限りは、何かを依頼するならば、それなりのお金を払うべきです。

1回の撮影で2万円ぐらい支払えば十分です。相場というのは決まっていませんが、2万円の支払いで拘束時間が3時間ほどであれば、高くはないにしても、普通の仕事として受けてくれるでしょう。

お金を支払わない事は自分の損失

相手に対して対価を支払わないという事は、後から必ず大きな損失になって自分にかえってくる事になります。交通費でも、弁当代でも、何でもいいので、理由を付けてお金を出す事が大切です。もし、依頼ごとをしているのにお金を払わないで気軽に『頼むよ、撮影してくれよ』などという事になると、後で自分の損失になることは間違いないです。

何故、お金を支払った方がいいかと言えば、お金を支払わないと、その時に協力してくれたように見える人が『次から絶対に協力してくれなくなる』からです。プロであればあるほど、その傾向が強くなります。言いかえれば、『今回はやってあげるけど、次はないよ』というのが、お金を支払わないという事の意味です。これは、女性とデートする時にも同じことが言えるでしょう。次回から相手してほしいと思うのであれば、それなりのお金を支払わなくてはいけません。

女性とデートした時にお金をケチケチしていると、女性の価値を下げてしまう事になります。そのような事にならないようにするには、女性に対してお金をしっかりと支払って、『あなたにはこれだけの価値がある』と証明する必要があるのです。最初のデートからお金をケチケチしているような男性と次から付き合いたいとおもうような女性はいないでしょう。

大学生の労働力は無料か

ベンチャー企業がたまに無料のインターン生などを募集している事があって企業で経験を積みたい学生などが応募したりするが、無料のインターンだけはやめた方がいい。日本には、沢山のアルバイトがあって、オフィスの中で働けるアルバイトも沢山ある。実際には、皆がやりたがる良いアルバイトというのは、ほとんど知り合いからの紹介で決まってしまうので、求人雑誌に掲載されるようなアルバイトに良い物などほとんどない。それでも、インターンで無料で働くよりはマシだ。

大学生が企業で働いたこともないのに経験を積むにはどうすればいいのか?それは、アルバイトをして貯めた金で自分で何かやってみればいいのだと思う。例えば、写真を撮影する人であれば、アルバイトをした金で海外旅行にでも出かけて写真を撮影すればいい。それは、アルバイトした金があって初めて出来る事であり、企業内で無料インターンなどやっていたのでは、貯まるはずの金もたまらない、自分の時間を浪費するだけだ。

従業員を大事にしない会社が潰れる

従業員を大事にしない会社というのは、必ず業績が悪化していきます。日本企業は、従業員を大事にしているように見えて、ブラック企業の労働などが話題になりましたが、『正当な賃金が支払われていない』と従業員が感じると、その時点で仕事に手を抜くようになります。具体的には、日々の業務をきちんとこなしているふりをしているのに、技術開発が遅れるなどの影響がジワジワと企業に広がっていくのです。業績が上がっているように見えて、実際には従業員が裏切り始めるからです。

会社に対する貢献度を上げる為には、会社の為に働こうという意欲を持って貰わないといけません。その為には、社員の福利厚生を充実したり、給料をしっかりと払うなどやる気を出さないといけないのです。特に仕事ができそうな人が会社を去ったのであれば、『危険信号』である良くわれています。

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カメラマンの絶滅に見る1人で何役もこなさなければいけない時代が到来!世界で紙媒体の新聞社が経営危機

  • 11 May 2015
  • のぶやん

最近では、報道記者が1人でカメラを持ち込んで放送するというような状況も珍しい事ではなくなってきています。新聞記者と言えば、メディアの花形職業の1つでもあって、多くの記事が人々に影響を与えることから、高給取りとして知られていました。しかしながら、今ではその記者という職業も、高給を維持する為に更なる努力が求められているようです。

米国では、従来の紙媒体の新聞社は、経営難に陥っており、専属カメラマン・記者の削減などに乗りだしています。

ニュース記者
Flicker:Alen Levineより

シカゴ・サンタイムズが写真家を全員クビ

シカゴ・サンタイムズは先日写真部のフォトグラファーを全員解雇したニュースが衝撃的でした。今後は、シカゴ・サンタイムズの仕事は、全てフリーランスの写真家であったり、リポーター自身が写真を撮影して、それを投稿するという形に改められているのです。こういった流れになってきている背景には、新聞社に限らず、誰でも簡単に記事や写真を投稿出来るようになる時代にあって、新聞社の発行部数が減少しており、高給でカメラマンを維持する事ができなくなってきているからです。

また、iPhoneなどのカメラが発達したことによって、一般人が撮影したり、記者が撮影したりする写真が、プロのカメラマンが撮影したものとほとんど変わらない品質になってきたという事があるでしょう。この背景にあるものは、写真のデジタル化であると言えます。写真がデジタル化したことによって、自動フォーカスなどが発達して、誰でもピントや光具合を自動的に調整された良い写真・映像が撮影できるようになってきたという事があります。今では、プロのカメラマンで無ければ撮影できないような写真・映像の方がむしろ珍しいと言えるでしょう。

素人の撮影が美しすぎる

Instagramを見ていると分かるのですが、素人がiPhoneで撮影した写真が、そのまま雑誌で使えるほどに「美しすぎる」のです。こうした美しい写真をInstagramで見れるとあれば、写真集などの雑誌が売れなくなる事は容易に理解する事ができます。

ニュース記者

自分が楽しいと思うような仕事であれば、どんどん値引きすればいいと思います。経験になりそうな仕事であれば、無料でも別に引き受けてもいいと思ったりします。何で無料でもいいか?と言えば、頼みたくない人には、無料だって仕事を依頼したりしないからです。交通費ぐらい支給されれば、経験になるなら引き受けた方がいいのです。
 
競争が過激になった場所でお金を稼ごうとしたところで、大して稼げる訳がないのです。それよりも、自分の稼げる場所でガンガン稼いで、それ以外の場所では経験を積んでいくというのが一番です。

 

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