楽天

日本を代表するショッピングモールである『楽天市場』を運営する会社。日本でのEC市場における流通総額は、アマゾン.comと並んで最大級。最近では、金融事業、クレジットカード事業などの売り上げも増えて、楽天経済圏の形成に乗り出しています。

楽天で全く買い物をしなくなった話。アマゾンで買う事が増えたな。

  • 25 November 2015
  • のぶやん

気が付いたら、アマゾンばかり利用する事になって、楽天で全く買い物をしなくなっていました。何が不満なのかと言えば、郵送がアマゾンだと、ほとんどアマゾンの倉庫から来るので「安定配達」なのに対して、楽天だとそれぞれのショップが郵送を担当するので、対応がバラバラで、いつもトラブルに発展する事が判明したからです。

楽天アフィリエイトの換金から利用激減

楽天アフィリエイトは、2010年頃から「楽天キャッシュ」というものができて、3000ポイントを超える分について換金できるようになったんです。そうすると、楽天アフィリエイトで稼いだポイント数が3000ポイント以上だと、その分がすべて楽天キャッシュで付与される形になりました。楽天キャッシュというのは、10%の手数料を支払えば現金にする事ができます。楽天で絶対に買い物したくなければ、10%の手数料を差し引いたとしても楽天銀行の方に送金した方がいいという事になります。

楽天キャッシュが出来てからは、私もしばらく楽天で買い物したりしていましたが、最近は全ての楽天キャッシュを銀行の方に換金するようにしているので、楽天市場で買い物をする事がありません。良く考えると、楽天アフィリエイトで稼いだ分は、少額ではありますが楽天銀行に入って、それはアマゾンで買い物をしています。楽天とすれば、楽天銀行に入って良いように見えますけど、楽天市場の店舗の商品は動いていませんね。私の場合、ほとんどネットショッピングで済ませるので、1年間に100回ぐらいネットショッピングを利用するのですが、その分が楽天からごっそりアマゾンに移動しちゃったわけです。

楽天とアマゾンの大きな違い

楽天とアマゾンでは、楽天が店舗の出店料に大きく依存しているのに対して、アマゾンが自社でも倉庫を持って活発に自社取引も含めて行っているので、ビジネスモデルが異なる部分が大きいとされています。だから、アマゾンは量産型のものに非常に強くなっており、例えば、価格.comなどにおいても、量産型の家電製品などでアマゾンが最安値に出てくることが良くあります。楽天の場合には、店舗がそれぞれで市場内部で価格を競っているところもあるので、価格.comに出てこないタイムセールが安かったりする事も良くあります。

Yahoo!ショッピングは、楽天のビジネスモデルに似ていますが、Yahoo!ショッピングが手数料を無料化にしたことによって、楽天の店舗出店が4万点前後で伸び悩んでいるとされています。しかも、Yahoo!ショッピングは、何とポイントが常に5倍という事で、楽天の顧客がYahoo!にジワジワ流れていると感じるのです。楽天は、スーパーセールのようなセールを実施しないと客が押し寄せてこないようになっているのは、アフィリエイトの売り上げから私も感じています。

ファッション関係は楽天もありかな

洋服とか買うのであれば、アマゾンだと説明とか少ないので、楽天市場の方が店舗ごとに詳細の説明までされているので、買い物しやすいかもしれないですね。ファッション関係であれば、商品のユニークさが求められるので、楽天市場にしか置いていなかったり、楽天が最安値だったり、楽天の説明が丁寧にしてあるという事も良くあります。

Yahoo!ショッピングは、ほとんど利用したことがないんですけど、年間380円のプレミアム会員にならないと5%のポイント特典すら受けられないみたいで不便ですね。お金を先に支払ってポイントを買っている感じなんですかね。5%分のポイントで会員料金を回収するのには、Yahoo!ショッピングで1万円ぐらい消費しないと回収できないですね。多くの人にとって、プレミアム会員は意味があるんでしょうかね。

 

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ウェブブラウザは、1つのアプリと認識される時代

  • 17 November 2015
  • のぶやん

以前から言われてきた話なのですが、スマートフォンの時代においては、検索から物を買わなくなってきていると言うのです。楽天のアプリから、ラインモールのアプリから、ソフトバンクのYahoo!ショッピングのアイコンからの購入と言ったような形で、気に入ったモールをスマートフォンのアプリとして入れておいて、そこから買うという事が増えてきています。確かに、楽天であったり、アマゾンなどで買えば、最安値を提示されている事が多くて、インターネット上で最安値ではなかったとしても、それなりに安い値段で買える事だけは間違いありません。言ってしまえば、「大手で買っておけば間違いないよね」という事です。更に大手で買っておけば、ポイントも貯めて使う事もできます。検索エンジンが必要なくなってきているという話です。

アプリの中に入り込めば問題ない

Googleの検索エンジンに依存してコンテンツでアフィリエイトを展開したり、ネットショッピングを展開したりしてきたサイトにとって頭の痛い話ではありますが、展開されているアプリの中に入り込むことができれば何も問題ありません。今まで自社販売のみであったサイトであったら、アプリがある楽天市場でお店を展開したり、アマゾンにお店を展開したりすることで、アプリ側で販売する事も出来る訳です。また、コンテンツ系のサイトであったとすれば、Youtubeであったり、NAVERまとめなどをやり始めれば、それなりにユーザーを抱えたアプリとして入り込むことも可能です。自分でアプリのダウンロードをして貰えなくても、それなりの大手プラットフォームの中にコンテンツを提供できれば、今までよりもむしろチャンスが増える可能性もあります。

モバイルが分かれ道になっている

どの企業でもユーザーがモバイル利用を増やしている事は知っていて、モバイルで何とかしたいという思いはあるのですが、スマートフォンの画面は小さいので、アプリをそんなに大量に入れてくれるユーザーはほとんどいません。言い換えれば、一回入れたアプリをずっと使い続けてくれるのですが、それに選ばれなかったら終了というやつです。楽天なんて一生懸命になって「楽天デンワ」とか「楽天モバイル」などを宣伝していますけど、iPhoneのランキングにも掲載されないほど順位が低くて、楽天のモバイル戦略は成功しているとは言い難いものがあります。楽天Koboだって話題にもならなくなりましたが、どうなっているのでしょうか。楽天は、それなりに努力をしているのですけど、世界の潮流を掴んでいるGoogle社、Apple社などが支配する中に置いて、出来る事は限られているのかもしれません。

楽天市場のモバイル比率が急上昇していて、1年の間に10%も伸びを見せていて、既に半数以上の人はモバイルから購入するという事です。私はほとんどパソコンから注文するので、モバイルから注文して商品が上手に選べるのだろうかと思ってしまいますが、モバイルから注文をしている20代・30代の女性の多くが「パソコンすら持っていない」という事で、モバイルで買い物をするようです。女性の場合には、価格.comであったり、Amazonの比較とかしないで、モバイルから楽天だけ検索して、安そうなところをポチリ!とやって注文完了なわけです。あまり考えてないのですが、楽天も確かに最安値ショップだと安いので、価格損失がそれほど大きいとまでは思いません。楽天の検索というのはそれほど優秀ではないので、楽天では広告した所が売れるという事もあって、広告で儲ける事業が成立しています。逆に広告を出さないと全く売れなかったりします。

楽天は、格安SIMカードで楽天モバイルを展開し始めていて、2015年10月29日に銀座において実際の店舗を構えるなど力を入れてきています。2015年7月31日に大阪・心斎橋、8月21日に仙台駅前、8月28日に神戸・三宮、10月22日に名古屋・栄と楽天モバイルの店舗を凄いスピードで全国に展開してきており、銀座の展開もあっという間でした。リスクが取れ範囲であれば、展開が凄まじいスピードで出来るのは、大手の強みといったところでしょうか。


グラフはこちらのサイトから引用

モバイルの時代に勝てるサービスに乗っかる

ブラウザの時代からアプリの時代になるのであれば、勝てるサービスを見極めて、それに乗っからないと仕方ありません。NAVERまとめなどは、内部流入を低くすると言っているので、モバイルのアプリからのアクセスがどれぐらい自分の収益に反映されるかという事が未知数です。NAVERまとめは、確かにアプリからの流入があるので、サービス全体としてのアクセス流入が期待できるのですが、収益が自分に流れてこない可能性があるとなると、長期的には不安材料になります。これからやるのであれば、モバイルからの流入が期待できて、収益も期待できるYoutubeの動画サービスなどが良いでしょう。ユーザーに良く利用されているアプリの調査は欠かせません。

オリジナル性を更に高めていく

コンテンツもそうだし、商品もそうなんですけど、オリジナル性がないと勝てない時代になってきています。オリジナルのコンテンツを安く・大量に作成できた人が勝ち組になれるという訳です。今までは、オリジナルでなくとも、安くて大量に供給できれば良かった(いわゆるワタミのような居酒屋チェーンで良かった)訳ですけど、これからは、オリジナリティのあるコンセプト型のものを安くて大量に用意しなくてはいけない状況になってきています。同時に自社としてのストーリー仕立てをしっかりと組み立てる(これはコンサルティングの領域で、ネーミング・ブランディングなどを行う)事が必要になります。

インターネット上におけるコンテンツに関して言えば、専門知識の分野で大量に情報を出せば、それなりにアクセスを集める事は出来ると思います。例えば、医者が出さないような病気に関する情報を調べ上げるとか、歯医者が出さないような歯に関する情報を調べ上げて提示するなどが考えられます。インターネット上に溢れる情報ではなくて、別の角度から切り込んだキーワードであれば、検索エンジンを使って勝負する事も十分に可能になるでしょう。これからは、ニッチのキーワードで大量に情報を出すことも求められるので、新しいブランディング戦略・戦い方も必要になりそうですね。

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楽天のサービスと「情報と買い物の融合」が凄い!楽天市場に加えて楽天トラベルが絶好調

  • 4 April 2013
  • のぶやん

ここ最近、楽天のサービスを更に多く利用するようになりました。それは、楽天市場というサービスではなくて、楽天トラベルであったり、楽天の提供する金融サービス、楽天デリバリーを利用するという事です。どうして楽天のサービスをそれほど多く利用するかと言えば、楽天アフィリエイトでポイント収入があるので、それを利用する為に楽天のサービスを利用する事が多いという事です。


店舗ごとの特色とバザール

三木谷さんは、「楽天は、店舗ごとに特色があってバザールのような雰囲気を持っている」と説明していますが、私は楽天で数百回も買い物をした挙句、嫌な思いを何度かして、店舗を全く信用しなくなりました。楽天市場に出展している店舗は、90%以上が良質ですが、残りの10%はカスみたいな企業が運営しているようです。

それでも私が楽天を利用するのは、楽天アフィリエイトで稼ぐからです。ポイントを稼いだのであれば、どこかで利用したいと思うのは当然で、その利用の多くは、楽天トラベルなどに限定した利用を行うようになってきています。私が楽天アフィリエイトを利用しなかったら、楽天のサービスをそれほど熱心に使うかどうかは疑問です。

最近、楽天市場を利用してない

私は、楽天市場で「店舗に裏切られる」ような嫌な事が続いたので、以前に頻繁に利用していた楽天市場の店舗をほとんど利用しなくなりました。楽天市場の代わりにサービスが均一のアマゾンを利用しています。アマゾンであれば、トラブルが起こった時にでも、アマゾン本体に相談する事が可能で、楽天のように店舗ごとにバラバラという事がありません。

楽天を利用するのは、主に楽天トラベルのサービスと、金融サービス、デリバリーサービスが多くなってきました。楽天トラベルで予約を行えば、アフィリエイトで稼ぎ出したポイントも使えますし、価格もそれなりに安くて口コミで比較して予約する事も可能です。楽天の金融サービスは、楽天クレジットカード、楽天証券などありますが、いずれも非常に便利なサービスを提供していると思います。

ウェブサイト運営者の味方

ウェブサイト運営者は、収入を得る手段としてGoogle Adsenseと楽天アフィリエイト、アマゾンアソシエイトというのが標準かつ主流になってきています。その他にもマイクロアド、忍者アド、アイモバイルなどもありますが、いずれも前者の収入力にはとても及びません。

個人の運営者であれば、楽天アフィリエイトは、非常に気楽にホームページに貼れて、収入もそれなりに得る事が出来るので、非常に利用しやすくて収入も得られるサービスとなっています。単価が高い商品(例えば数万円)を上手に売ることができれば、大きな収入を得ることもできます。単価が高くなる傾向にあるのは、楽天トラベルです。

楽天トラベルのホテル予約

楽天トラベルのホテル予約事業は絶好調で、楽天トラベルの予約は、JTBなどと並んで国内でも相当に影響力を持っているとされています。インターネットのホテル予約を主流にしたのは、楽天トラベル(旅の窓口を買収)であるとされているぐらいです。楽天トラベルは、口コミを見ながら簡単にホテルを予約できるので非常に便利なサービスです。

しかしながら、最近では、楽天トラベルの高い手数料と契約内容を嫌って、一部の高級ホテルであったり、大手ビジネスホテルチェーンなどが楽天トラベルを利用しない動きに出てきています。例えば、マンダリンオリエンタルホテルであったり、パークハイアット東京などの高級ホテルは楽天に出てませんし、大手ホテルチェーン店でも楽天に出してないチェーンがいくつもあります。

インターネットに弱い地方ホテル

地方のホテルの多くは、インターネットの担当者をおいているだけで、実際にインターネットのPRが遅れているホテルが大半です。お客にサービスを提供するという事は、インターネット上のサービスも含んでの事だと思うのですが、ここ10年の時代の変化についていけないホテルが多いのでしょう。結果として、高い手数料を支払って(6%ほど)、楽天トラベルに部屋を提供しています。

実際に利益がそれほど大きくないホテル業界で、楽天に6%も利益を提供していたのでは、経営が更に悪化する事になってしまう事に多くの経営者は気がついています。例えば、楽天の手数料値上げ騒動があったにも関わらず、多くのホテルは楽天トラベルを利用し続けています。ホテル事業者の多くがインターネットで独自の宣伝が出来るようになってくれば、これほど高い手数料を支払う必要はなくなると思うのですけどね。

情報と買い物の融合

三木谷さんは、気がついていると思いますが、インターネットで楽しく買い物をするのに必要なのは情報です。宿泊するホテルであれば、ホテルの周辺の観光情報が必要になります。また、ファッションの買い物をするのであれば、ファッションについての雑誌のようなもので買い物できたら良いでしょう。その情報の部分は、楽天アフィリエイトのアフィリエイターが担っています。しかし、この構造を変えていく必要があるでしょう。

楽天自体ももう少し「情報を作り出す企業」としての役割を担っていっても良い気がします。単なる仲介業者をやっているだけでは、10年後に同じようにホテル予約サイトを成立させていけるかどうかは微妙だと考えます。

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見習いたい!楽天ポイントを使った儲かるビジネスモデル

  • 23 January 2013
  • のぶやん

ネットショッピングモールは、日本国内に沢山ありますが、どうして楽天だけがこれほど大成功したのでしょうか?楽天が他の企業よりもショッピングモールの分野で成功した背景には、「楽天ポイントの仕組み」を使った楽天経済圏の構想があると言われています。楽天の店舗などから批判される事もあるポイントを使ったビジネスモデルですが、非常に良く出来ていて、学ぶ点は多いと思います。基本的に行われている事は、顧客をいかにして楽天圏内で消費させるかという事です。

楽天ポイントの仕組み

楽天ポイントは店舗が負担

楽天ポイントは、顧客が買い物をした際に1%のポイントが付くというシステムです。1度買い物をした顧客は、次回に楽天圏内で買い物をすると実質的に1%の割引が受けられるようになるので、リピーターを獲得しやすいシステムになっていると言えます。店舗側から見ると、1%の割引を行っているようになりますが、顧客に1%のポイントを付与したとしても、店舗に顧客が着くのではなくて「楽天市場」に顧客が付くという所が楽天の儲けどころです。

楽天ポイントの消費で楽天儲かる

普通のマイレージであったり、ヨドバシカメラなどのポイントは、ポイントを使われるだけ航空会社やお店が損をしてしまいます。そこで、有効期限を決めたりして、マイレージやポイントを使わせずに失効させようと努力します。しかし、楽天の場合には、店舗でポイントが消費されると、消費されたポイント以上に店舗の売り上げからの手数料が舞い込むシステムになっています。つまり、楽天ポイントが使われれば使われるほど、楽天は店舗から手数料を徴収できるとうい上手なシステムになっています。

ポイントというのは、顧客にあげた時点で通常は企業の負債となってしまうのですが、楽天の場合には店舗からの売り上げから収益が得られるので、ポイントが負債であったとしても、それ以上の資産価値があると見る事ができます。

楽天アフィリエイトを使った広告

集客の原動力「楽天アフィリエイト」

楽天では、全体の売り上げの3割ほどが楽天アフィリエイト経由とされています。楽天の総売り上げ高が1兆円ほど(2011年12月)なので、アフィリエイト経由の買い物は3000億円ほどが行われている事になります。アフィリエイターに支払われている報酬は、1%の約30億円ほどにもなっているという事ですね。

アフィリエイト報酬でアフィリエイター買い物

楽天アフィリエイトは、大口であれば現金にする事も可能ですが、小口の場合には基本的に楽天ポイントで支払いが行われます。この楽天ポイントを使って、アフィリエイターが楽天市場で買い物をすれば、楽天には店舗から更に手数料が入るという上手なシステムになっているのです。アフィリエイターが楽天市場で買い物をすれば、それだけで相当な金額を楽天にもたらす事ができる循環システムです。

楽天キャッシュの換金は楽天銀行

2010年から「楽天キャッシュ」というものが出来て、楽天キャッシュの換金が楽天銀行を通じて可能になりました。楽天キャッシュから楽天銀行に現金化する際に1割もの手数料がかかって、更に楽天銀行から他銀行に移す際にも「振込み手数料」がかかるという仕組みになっており、楽天はこの中で手数料が十分に得られるシステムになっています。楽天のポイントは会計では「負債」に計上されますが、それが楽天銀行に移動した瞬間に「資産」になるという凄いシステムです。

店舗には厳しいシステム

楽天のビジネスモデルは、楽天がプラットフォームを形成して楽天側には儲かるシステムが形成されていますが、その分だけ店舗側には厳しいシステムとなっています。もちろん、大成功している店舗も沢山ありますが、失敗して撤退している店舗が多いことも事実です。

今どき、ネットショップを作れば儲かると思っている店舗運営者はいないと思いますが、楽天に出店して儲かると思うのは似たようなものでしょう。楽天で儲かるようなショップであれば、ネットショップを独自に開設してもそれなりの売り上げを上げることが出来るでしょう。

顧客を楽天側に握られる

顧客が登録しているのは「楽天市場」であって、各店舗に登録している訳ではありません。店舗側は、楽天に顧客を握られた状態になっているので、楽天依存の状態から抜け出すことができないようなシステムとなっています。楽天からの売り上げが増えれば増えるほど、楽天に依存していくというジレンマを抱える事になってしまいます。

日本全国のホテルが楽天トラベルに登録

楽天は、旅の窓口を買収して、楽天トラベルという名前で売り出しています。この楽天トラベルは、既にホテル予約サイトの代名詞ともなっており、楽天グループの稼ぎ頭ともなっています。日本全国のホテルが楽天トラベルに登録していますが、ホテルは楽天トラベルで顧客を集めてもあまり儲からないようです。

ホテルは、楽天トラベルを使うに当たって6ヶ月前までの在庫登録で7%、在庫不登録で9%の手数料がかかります。更に楽天ポイントで1%の手数料、クレジットかカード事前決済で2%の手数料といった具合で、ホテル側は宿泊料金の約10%ほどを楽天に支払っている計算になります。ホテル業界は、デフレの中で単価下落が続いていく中で、更に10%を販売費用として計上すれば、かなり厳しい経営環境に置かれる事は間違いなさそうです。

ミクシィが衰退した要因

ポイントを活用できなかったミクシィ

楽天と対照的に顧客離れを引き起こした企業がソーシャルネットワークのミクシィです。ミクシィポイントなどを設定しておきながら、ミクシィ大半のユーザーはポイントを意識する事はありませんでした。2012年3月にミクシィとDeNAが組んで「ミクシィモール」というものが出来て、こちらは1%のポイントを配分するようですが、全く盛り上がっている気配がありません。Mixiのコミュニティなどで販売すれば、管理者に収入が入るようなポイントプログラムを導入すべきだと思うのですけどね。

コミュニティの管理者にポイントあげて

ミクシィの魅力といえば、何といってもコミュニティが優れていた事ですが、コミュニティが大きくなってくると管理しているのが馬鹿馬鹿しくなってきます。ミクシィに変わってコミュニティを管理した所で、管理者のメリットは皆無に等しいからです。やはり、コミュニティの管理者にミクシィポイントをばら撒くなどして、ミクシィモールで買い物が出来るようにするなどの特典が必要になってくるでしょう。

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楽天Koboは失敗だったのか?

  • 5 September 2012
  • のぶやん

楽天については、好意的に書いている事が多い私ですが、楽天Koboについては失敗したのでは?と感じています。

予約は確かに絶好調で、楽天のランクに応じて還元を行うなど、楽天らしい売り方で10万台ほどを販売したようです。しかし、設定でユーザーが混乱してしまった事でマイナスイメージが定着しました。それ以前の問題として、電子書籍が「思ったよりも少なく、そして高い」という状況でした。また、書籍の多くが「青空文庫」だったという事もユーザーを失望させたでしょう。

楽天アフィリエイトでは、楽天Koboの料率が10%に設定されています。つまり、8000円の楽天Koboを販売すれば、800円はアフィリエイターの手元に入るのです。それで、私も楽天Koboをホームページに掲載してみましたが、ほとんど売れていません。売れる商品であれば、普通は数日に1個ぐらいのペースで売れるものなのです。

書籍が充実しないと戦えない

楽天Koboの状況を見ると、やはり書籍の充実を最優先にして、最低でも10万冊ほどの電子書籍を揃えてから販売に踏み切るべきでした。ハードをいくら売ったことろで、中身のソフトが伴わないという状況だと、ユーザーは不満を抱く事になるでしょう。それでニンテンドー3DSも失敗しました。

楽天が販売している8000円という価格は、楽天Koboでハード面だけでは、利益がそれほど乗らない価格とされています。赤字ではないにせよ、例えば1000円利益で10万台売ったとしても、1億円の利益にしかならず、楽天の利益に対する貢献は1%以下というレベルです。電子書籍ソフトの売り上げの方が継続して圧倒的な利益になるでしょう。

楽天Koboを購入したユーザーの本当の不満は、インストールの難しさなどにあったとは思えません。インストールした後にオンラインの電子書籍を見たら、種類が少なくて価格も高いので驚いたのだと思います。ソフトが入っていない本体など、何の役にも立たず、放置されてしまいます。

ガラパゴスが失敗した理由

シャープから出された電子書籍の「ガラパゴス」が失敗した理由としては、ソフトの少なさにありました。楽天の三木谷さんは、今まで日本の電子書籍が失敗した理由として、「本体の価格が高すぎた」という事を言っています。確かに本体の価格は高いのが理由でしたが、もっと根本的な理由として「ソフトの少なさ」というのがあった事でしょう。

・ハードの価格が高かった
・ソフトが充実していなかった
・ソフトの価格が高かった

この中で楽天が解決したのは、ハードの価格だけであり、他の2つの問題は解決されずに残されたままでした。そして、そちらの問題の方がユーザーにとって一番の大きな問題点でした。

楽天Koboの電子書籍も似た失敗

楽天Koboの電子書籍の価格ですが、書店で800円で売られている文庫本などが500円ぐらいで置いています。書店の本屋よりも少し安い程度では、電子書籍の魅力はありません。何故ならば、手元に書籍があると中古本として販売する事もできますし、データーが消える事がないメリットもあるからです。

電子書籍として気軽に購入できる価格としては、200円~300円ぐらいが相場だと思います。これぐらいならば、間違えても損失にならないでしょう。日頃にウェブサイトを無料で見ている私たちにとって、「お金を支払っても読みたい書籍」のハードルは日増しに高まっているのだと思います。10年前と同じ価格で書籍が売れると思うのは間違いでしょう。電子書籍であればなおさらです。

・当初2万冊しか置いておらず、1万冊は無料の青空文庫
・日本書籍が紙の価格並みに高い
・ウェブサイトの分類が外国式で日本人に分かりづらい
・検索結果に英語書籍が数多く出てくる
・電子書籍のサイトの完成度が低かった事が説明不足

書籍の中身を見せるべき

アマゾンなどでは、書籍を購入する前の段階で、書籍の中身が見れるようになっている本がたくさんあります。電子書籍であれば、なおさら購入前に中身を少しでも見れるようにしておく方が良いでしょう。全く中身が見れない電子書籍を高い値段で購入して、自分が読みたい内容と異なっていたら、損をした事になってしまいます。

ちょっと急ぎすぎたのでは?

楽天Koboは、まだ準備する事が沢山あった中で「見切り発車」のような形で急ぎすぎたのではないかと思います。確かに販売してから少しずつ改善していくという形もありますが、今回の場合には、外国のものを日本に持ち込むという中での混乱が大きかったように思います。簡単に日本語化すれば良いという判断の甘さだったのかと思います。

・日本語は縦書きがあるので難しい
・英語仕様のソフトを後から国際化するのはかなり大変
・カナダのKobo技術者は、日本語について全く無知
・経営者が技術者無視で販売日程を決定

Koboを買収した2011年11月から日本で販売するまでが半年あまりですが、早く日本で販売しないと、時代に乗り遅れるという危機感もあったのでしょう。また、Koboを早く成功させて、次回バージョンでは楽天市場とリンクさせたいという思いもあったと思います。ただし、技術的な部分に対して自社で経験がない事に乗り出してしまった楽天は、電子書籍の分野で今後も厳しい戦いとなるでしょう。

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楽天会員に最上位「ダイヤモンド会員」が誕生

  • 15 July 2012
  • のぶやん

2012年9月から楽天で最上位の「ダイヤモンド会員」が誕生するそうです。従来の最上位であったプラチナ会員が6ヶ月2000ポイントかつ15回のポイント獲得が必要なのに対して、ダイヤモンド会員になるには倍の4000ポイントかつ30回のポイント獲得が必要になります。プラチナ会員ではとても満足できないヘビーユーザーが多くなったので、更なる上級会員を設定したのでしょうね。

私の場合には、1ヶ月で4000ポイント以上の獲得をしているので、ポイント数は1ヶ月でクリアします。あとは、1ヶ月に平均5回以上のポイント獲得を行えば、ダイヤモンド会員になれそうです。楽天ショッピングは、1ヶ月2、3回行っていますし、楽天カードの利用で1回にカウントされて、アフィリエイトの楽天ポイント獲得で1回、楽天銀行からのポイントで1回で、月に平均5、6回の利用も楽勝でクリアです。また、2ヶ月に1回ぐらい楽天トラベルで予約も利用するので、6ヶ月50回以上は対象ポイントを獲得しているかもしれませんね。J

楽天としては、私のように楽天銀行を使って、楽天カードを使って、楽天アフィリエイトで収入を得て、楽天市場を使って買い物して、楽天トラベルで旅行に行くという生活を期待しているのでしょう。私は、そのような楽天に依存した生活をしているのかもしれませんけど、満足しているのでそれで良いです。

楽天を中心にして生活すれば、あなたもダイヤモンド会員になれます!!

楽天


ゴールド会員・・・・・・・過去6ヶ月に700ポイントかつ7回のポイント獲得
プラチナ会員・・・・・・・過去6ヶ月に4000ポイントかつ15回のポイント獲得
ダイヤモンド会員・・・・過去6ヶ月に2000ポイントかつ30回のポイント獲得

ダイヤモンド会員になるメリット

ダイヤモンド会員になると、誕生日に700ポイントが貰えるようです。また、期間限定のシークレットセールがあって、楽天プラチナ会員の時に良くシークレットセールを使っていました。特に楽天トラベルでホテルに宿泊する時には、シークレットセールで激安プランが提示される事があります。楽天トラベルのシークレットセールでは、ホテルが業界最安値の価格を提示してくる場合が多いです。ダイヤモンド会員になれれば、更にシークレットセールで激安でホテルを予約できるようになるかもしれないので楽しみですね♪

楽天

ダイヤモンド会員になるには、楽天のカードが必要

ダイヤモンド会員になる為には、楽天カードが条件になっています。楽天カードを1ヶ月に1回でも使えば、楽天ポイントが貰えてランクアップにカウントもされます。つまり、楽天ゴールド会員程度であれば、楽天カードを持っているだけですぐになれてしまいます。楽天市場、楽天トラベルなど、楽天のサービスを使うのであれば、楽天カードは無くてはならないサービスと言えるでしょう。

ダイヤモンド会員になるには、楽天カードの保有が必修!!

最速でダイヤモンド会員になる方法

ダイヤモンド会員になるには、楽天市場だけの買い物では、1%のお店で40万円も買い物しなくてはいけません。半年で40万円買い物するというのは、さすがに厳しいので、楽天のサービスを総合的に利用してポイント獲得を目指すのが現実的になります。

楽天のサービスを総合的かつ上手に使いこなせば、6ヶ月30回獲得と4000ポイントを達成する事が出来ます。例えば、次のような楽天が提供しているサービスを利用しましょう。

楽天市場で買い物をする(買い物金額の1%分のポイント獲得!)
楽天トラベルで宿泊予約を行う(楽天トラベル予約の1%分のポイント獲得!)
楽天カードを使うようにする(楽天カード利用の1%でポイント獲得!)
楽天銀行を使う(他の銀行から振込みあればポイント獲得!)

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楽天トラベルの予約は実に使いづらい

  • 10 June 2012
  • のぶやん

楽天トラベルで予約する事があるのですが、予約の画面が本当に使いづらいんです。プランが大量に提示されるので、先ずは安いプラン(早期割引など)、自分にあったプラン(朝食付きなど)を探す訳ですが、探しているうちに疲れてきます。システムを作っている部門の人たちに旅のプロとかいるのかね?自分たちで使っていて、使いやすいのか疑問です。

そして日程を決めて予約しようとすると、「楽天カードに登録すると何ポイント貰えます」と広告が大きく表示されます。分かりづらくなるから、予約する場所にこんな広告を表示するのは絶対にやめた方がいいと思います。もしくは、楽天カードの保有者でフィルタリングして、広告表示しないようにするとかね。その次の画面が「確認画面」になっているのですが、この確認画面が最高に確認しづらい画面で、「連絡先」、「チェックインの時刻」を入力する欄が表示されて、宿泊プランが下の方に出ていて、その下の方に会員情報が出てきます。

何度か確認してから、「これでいいかな」と思って予約しても、後から「間違えた」となってキャンセルする事が結構あるんですね。ユーザーが間違えて後から「キャンセル」をするとなると、ホテルにとっては結構迷惑な話だろうなと思いますね。ホテルのキャンセルは簡単に画面上で出来るので、ユーザー側からすると間違えても損失が特にないので別にいいのですけど、あまりやり直すと自分もホテルも混乱しますね。

良くある間違い
 
良く間違うのが「喫煙」「禁煙」ですね。プランの段階で押し間違えると、後から気が付かずにそのまま予約する事が良くあります。これで以前に喫煙部屋を手配してしまった事があります。喫煙・禁煙は私にとっては重要度が非常に高い事ですが、プランで分けられるので、別の場所に集中していると稀に見落とすんですね。
 
予約する時の重点確認項目
 
(1)宿泊施設名・宿泊日(曜日)
(2)禁煙・喫煙
(3)プランの状況(朝食付きなど)
(4)チェックインの時間
(5)連絡先住所
 
プランが沢山あるのは便利だけど、プランも「禁煙・喫煙」「朝食の有無」ぐらい赤い字で表示してくれるとか、分かりやすいようにしてくれないと、毎回のように宿泊を確認するのは本当に時間のかかる作業です。出来るだけ楽天トラベルを利用しないようにしているんですけど、それでもポイントがどうしても沢山余るので利用しているのです。

楽天市場は、店舗が信頼できないので全く利用しなくなっている状況で、楽天のサービスでまともに利用できるのは楽天トラベルぐらいのものなんです。

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