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今でも階級意識が強いイギリス社会の構造。上流階級と、労働者階級は何が違うのか?

  • 26 November 2018
  • のぶやん

日本では、高度経済成長期に「一億総中流」といわれるように隣の人とかなり似た収入になる事が実現されましたが、今では企業の内部においても正社員・派遣社員・アルバイトという形で格差が生じており、とても一億総中流と言える時代ではなくなってきました。

イギリス人の階級意識

イギリスでは、今でも階級意識が根強く残っていて、特にその人の「話し方」でその階級が分かると言われています。イギリスの標準とされているのが公共放送BBCであり、中流階級がBBCのような話し方をしています。一方の労働者階級は、地方の方言が入っていたり、外国人にはとても聞きづらい話し方であるなど、BBCとは違ったイントネーションと発音で話します。

中産階級と労働者階級の違い

現在、大学を卒業していない高卒資格、専門学校資格であったとしても、1ヵ月の収入が4~5人民元という事で、大卒以上に稼ぐ人も沢山います。そして、大卒であったとしても、新卒の場合に1~2万人民元という事は、かなり起こってきています。また、中産階級の上の方になると、既に経済的に上流階級よりも豊かな暮らしをしている人たちもいます。

このように、現在では『収入だけでクラスを分ける』という事が難しくなり、知的教養であったり、趣味などが付き合いで重視されるようになってきています。

交わらない事で生じる階級

上流階級、所得の高い中流階級の子供は、パブリックスクール(13歳~18歳までお金持ちの子供が行く私立学校で日本で言う所のエリート中高一貫校)の寮に入寮して、隔離されたような教育を受けます。『外の雑音』から隔離された教育を受ける事で大衆文化に興味を持つことを防ぎながら、文化を学んで知識レベルを高める事を目的としています。また、上流階級同士のネットワークもここで形成されます。

日本における階級意識

日本では、地方に行けば『地方公務員』などは高給取りの部類に入ります。地方公務員では、高卒の課長レベルで年収700万円というのは珍しくもなく、大卒の課長レベルでに年収900万円を超える人もいます。年収900万円となると、京都大学の高山佳奈子教授が年収900万円を公表したので、地方公務員の課長レベルというのは、京大の教授と同じ年収という事になります。

地方公務員の課長レベルと比べれば、文化レベルで言えば、誰もが京大教授の方が文化レベル、知識レベルが非常に高いと言うでしょう。恐らくは、生活も京大教授の生活は、文化的で知的な生活であり、それなりの付き合いであると想像する事ができます。ただし、得ている収入は、地方公務員の課長と同じという状態で、生活レベルも似たようなものです。

階級意識と投資の理解

イギリスの上流階級は、保有している土地を結婚式場として貸し出したり、高級ホテル化するなどして、資産を活用したビジネスに乗り出すようになってきています。資産を活用したビジネスが出来なければ、広大な土地を維持する費用・税金などの支払いで没落貴族になってしまうからです。逆に資産を活用してビジネスが成功すれば、今後はさらに発展する可能性もあります。

日本の個人においても、資産の活用を考えられるかどうかは、今後の家族の発展のために非常に大切になります。上流階級になればなるほど、資産活用には熱心になり、労働者階級などは資産運用に興味がない、もしくは学習が不足している事が多いです。日本においても、資産運用などの考え方を見れば、その人の所属している階級が分かるかもしれません。

日本における独身貴族

日本では、働いてばかりで独身を貫いている「独身貴族」と呼ばれる人たちが沢山います。そのような「独身貴族」と呼ばれる人たちは、仕事で年収600万円~1000万円に達するにも関わらず、お金の使い道がないので、単純に高級ホテル、外車、熱中している趣味にお金をつぎ込んでしまいます。

男性が40歳、女性が35歳をすぎると、結婚できる可能性が激減するので、生涯独身の可能性が高くなってしまいます。

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ロンドンの超高層ビル「ザ・シャード」

  • 21 November 2018
  • のぶやん
ロンドンの超高層ビル「ザ・シャード」
ロンドンの超高層ビル「ザ・シャード」

ロンドン市内には、超高層ビルが少ないのですが、2013年にロンドンに建設された「ザ・シャード」は、ヨーロッパで最も高い130メートルを誇っています。東京タワーの高さが333メートルなので、東京タワーと同じぐらいの高さです。展望台も入居していて、31ポンド(=約4700円)で入場する事ができます。

ザ・シャードの展望台

望台は69Fの室内と 、72Fの屋外デッキに分かれていて、高さ244メートルからロンドン市内を眺める事ができます。

ロンドンの超高層ビル「ザ・シャード」

入場料は当日券31ポンド(約4700円)、前売り券25ポンド(約3500円)となっており高額で、前売り券が時間指定チケットになっています。普通は1人で訪問しないので、2人で訪問したら7000円です。グラス・シャンパン付きのプランもあって、5000円になっています。

当日に人数制限があった場合でも入場できる『優先入場チケット』が100ポンドで売られており、優雅に入場する事ができますが、2人で優先入場すれば200ポンド(約3万円)という恐ろしい価格になります。そんなにお金をかけるのであれば、レストランに入城した方が圧倒的にコスパが高くなるはずです。

シャングリラ・ホテル

34 - 52階が香港系のシャングリ・ラ・ホテルズ&リゾーツがロンドンに初進出していて、最低価格500ポンドからと、ロンドンで最高級ホテルとなっています。非常に高い価格ですが、宿泊できない価格でもないので、「展望台に上るぐらいであればシャングリラ・ホテルに宿泊しよう」と思う人も多いかもしれません。レセプションが35階にあって、そこまでエレベーターで一気に昇ります。

展望台に2人で入場すれば、景色を楽しむだけで1万円かかると考えると、展望台に上らなくても良いのでシャングリラ・ホテルで最安値の部屋を6万円で押さえた方がお得な感じがします。特にファミリーであれば、展望台に上るよりも、シャングリラ・ホテルに宿泊した方が明らかにコスパが良くなります。

レストラン&バー

31 - 33階がレストランになっていて、展望台に上るよりもレストランで食事をした方がコスパが明らかにいいのではないか?と考えるのは、多くの人に共通しています。確かに展望台は、高い場所からロンドンを見下ろす事ができますが、レストラン&バーの高さ31-33階であったとしても、ロンドンを見下ろすには十分な高さです。

「aqua shard」では、平日のみのランチ・コースが「32ポンドから」で、週末のブランチ・コースが「3コース48ポンドから」で、アフタヌーン・ティーが「45ポンド」から、夜にアラカルトとなっています。33階にある中華料理の「Hutong」は、絶景の中で中華料理が楽しめますが、中国で食べる5倍~10倍の価格です。52階には、バー『Gong』があって、£52でアフタヌーンティも楽しめます。カクテル1杯£17などシャングリラ・ホテル価格です。ドリンク2杯と料理一品£40ぐらいが目安です。

スカイ・ガーデンの存在

ロンドンの超高層ビル「ザ・シャード」

ロンドンに2014年にオープンした『20 Fenchurch Street』というビルの最上階がスカイ・ガーデンという名前で無料開放されています。目の前の「ザ・シャード」の展望台入場料が5000円であるのに対して、こちらは無料入場になっています。

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