トップYoutuberの没落
大活躍していたラファエル
ラファエルが大活躍して1本の動画で500万再生をあげていたのは、ほんの3,4年前の話です。1本の動画で500万再生なら、動画1本あげるだけで50万円が手に入ります。そうすると、10本あげれば、月収500万円以上になるので、お金に困ることはないでしょう。それこそ、月100万の賃貸物件に住んでもいいというものです。
2022年頃からショート動画がでてきて、トップYoutuberに陰りが見え始めます。特に陰りが見えてきたのは、オッサンYoutuberのあたりです。例えば、ラファエルであったり、シバターなどです。ラファエルの場合には、1本の動画で10万再生を割り込むことも当たり前になり、月額の収入だけで10万円ほどしか手にできなくなったものと考えられます。
動画をあげるほど赤字になる
1本1万円を割り込むようになってくると、動画の制作費の方がかかるようになるので、動画を作れば作るほど赤字というような状況になっていきます。ラファエルの場合、1本の動画制作に数万円から、10万円ほどかかるものと考えられ、赤字の垂れ流し状態になっている可能性が予想できます。今までのやり方では、全く通用しなくなってしまったし、アクセスも取れなくなってしまったのです。
ラファエルの動画は、「テレビの企画」みたいな内容になっていて、ありきたりの内容になってしまっているのです。何だか魂が入ってないというか、作られすぎたコンテンツには、面白みがないんですね。そこで、ラファエルは、今まで稼いだお金をもとにして、不動産のビジネス?をやるとかでYoutubeチャンネルを変更しています。
一般人が頑張る姿を見たい
視聴者がみたいのは、「あの人が頑張っている姿」なのです。お金がないけど、何とか人気になろうとして頑張っている姿を見たいのであって、テレビ局みたいにお金と芸能人を使ってしまえば、それは「どこにでもあるコンテンツ」になってしまうのです。何かに熱中して頑張る姿に対して、応援してやるかという気持ちになるでしょう。
テレビ局と同じことをしたり、ニュースを追いかけたりするのは、ユーチューバーとして「面白くない人」がやることです。既に金持ちを達成した彼らは、もはや「庶民の共感を得られる人」ではなくなっているのです。
お金がない企画が面白い
お金がない企画は、個人のキャラクターで売るしかないんですね。結局、動画の面白さというのは、個人のキャラクターが全面に出てくるような企画になります。お金をかけたからと言って、面白いコンテンツができるとは限らないですし、「作られた企画」では、キャラクターが出ないのでアクセスを集められないのです。芸能人で言えば、家族ができたら「ママキャラ」に変身して新しいキャラで挑む女性芸能人もいますね。
お金がないけど、自分たちで編集していた方が「グチャグチャした感じ」があって面白みがあります。例えば、最近の傾向として「ちょんまげ小僧」という中学1年生のグループは、自分たちの日常を適当にだしていますが、それで1本500万再生を出すなど、大人気になっています。
庶民感覚をなくしてはいけない
1ヵ月に数百万円も収入を得るようになってくると、「特権階級」であるかのように勘違いしてくるようになるんですね。庶民感覚を失った「上から目線」の人を誰が応援するというのでしょうか?