クラウドワークス

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DeNAのWELQ問題でクラウドワークスの業績にも悪影響がありそう

  • 9 December 2016
  • のぶやん

DeNAのWELQ問題で、クラウドワークスの業績に悪影響が出る可能性が出てきました。DeNAがWELQなどのサイト外注先として使っていたのは、ランサーズであったり、クラウドワークスなど、新興のクラウドソーシング企業だったからです。こうした企業では、DeNA以外にも大手からの受注があったとみられていますが、質を無視して量産していた手法に使われていた『リライト』という手法が著作権違反だという批判などもあって、クラウドワークスに発注する大手は減少するとみられています。

クラウドワークスの株価

http://crowdsourcing.yahoo.co.jp/

赤字のクラウドワークス

クラウドワークスの事業は、2016年9月決算資料によると、ワーカーが100万人を突破しています。2015年から見ると、一気に2倍に急増した事になり、クラウドワークスの知名度が高まっている事が見て取れます。一方で、稼げている人がほんどいないという現実があり、登録者数が増えていても、実際に稼げている人がほとんどいない(20万円超えた人が111人)事が公開された資料からも分かります。

クラウドワークスは、大量に記事発注を請け負ったとしても、その単価が激安であれば、仲介手数料で受け取れる金額などごくわずかなものです。例えば、DeNAが2000円で100記事の記事を発注したとしても、その金額は20万円にしかなりません。クラウドワークスがたとえ、そこから20%のマージンを受け取ったとしても4万円なのです。4万円×30日=120万円(月額)であり、DeNAレベルの大量発注でこのレベルしか稼げないようなモデルであれば、クラウドワークスが赤字なのも理解できます。

自分だったらクラウドワークスを通じてブラック企業と一緒に働きたくないなーと思うので、私が外注先としても選ぶことはありません。こういう会社とはお付き合いをしないのが一番なんです。優秀なライターが登録して活躍しているようにはとても見えないのです。

誰も幸福にしないビジネス

クラウドワークスで誰でも出来る仕事が『ライター業務』です。大学生などでもライター業務ならできて、お小遣い稼ぎを出来るというのがクラウドワークスになっています。しかし、実態としてはDeNAのWELQが示したように非常に低品質の記事を発展途上国も顔負けの1文字0.5円(2000文字で1000円)などという金額で請け負う事になるので、完成した記事が良質な記事とは程遠いものになっていました。このような状況では、クラウドワーカーとして働く人たちは、不幸な状況に置かれていたと言えるでしょう。

クラウドワークスは、低賃金労働者を大量に働かせるビジネスモデルでは、赤字を解消する事が厳しいと考えられます。100万人の登録者がいるにも関わらず赤字というのは相当に深刻です。その理由としては、回る金額が非常に安い案件ばかりになっているので、クラウドワークス自体の取り分が非常に少なくなっている為です。激安ライターから更に手数料を搾り取ろうとしても、搾り取れるお金なんて知れてます。

搾取ビジネスに慣れ過ぎたDeNA

DeNAは、ゲーム事業の収益率が以上に高かった事もあって、世の中のビジネスの収益率を安易に見積もり過ぎていたのかもしれません。実際には、世の中にゲーム事業ほどに儲かる事業は皆無でしょう。ゲーム事業が不振になったからと言って、同じように収益があがる事業を求めるというのは、それ自体が無理があったのでした。もっと足元を良く見て、じっくりと成長分野を自社で育てていこうとする気持ちがDeNAにかけていたのでしょう。

通話アプリCommなどにしても、成功していたLINE社などを真似していただけで、自分たちの事業として事業に対する愛着などありませんでした。その愛着がないと、事業に対する態度がユーザーに伝わってしまって、それで事業が失敗する羽目になるのだと考えられます。

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WELQで大炎上したDeNAが外注先として利用してたのが上場企業で地雷案件ばかりで炎上したクラウドワークスだった罠

  • 4 December 2016
  • のぶやん
クラウドワークスIR
クラウドワークスIR
クラウドワークスIR

医療系サイトとして検索エンジンで上位を独占していた『WELQ』がインターネットで大炎上して、NHKまでニュースで取り上げる騒ぎになりました。そのWELQを運営するDeNAが外注先として使っていたサービスが上場企業であるクラウドワークスだったという事実が発覚しています。しかも、DeNAとして発注していた訳ではなくて、自社の名前を伏せたうえで、誰が発注者か分からないようにして発注をかけていたというのだから呆れます。

クラウドワークスが稼げない件

クラウドワークスと言えば、、2016年2月にクラウドワークス社が公開した「2016年9月期 第1四半期決算説明資料」によると、2015年12月末時点のユーザー数は79.5万人いるのに対して、20万円以上稼いでいるのが僅か111人と公表されました。80万人のユーザーがいるとしていながら、まともに稼げているのが111人しかいないという事実にインターネットでは『これは酷い』という声で溢れていました。更に『稼げているのは30~40代の専門職ユーザーが中心』という事で、稼いでいる人も働き世代のパワフルな技術力ある人しか稼げていない実態が更にこのビジネスの悲惨さを物語っていました。



平均で月収20万円以上を達成したユーザーというのは、僅か111人だけという事で、これを割合にすると全ユーザーの約0.014%ほどしかいない計算になります。この状況を言いかえれば、ほとんど稼げる人がいなかったといっても良いでしょう。月収20万円超えのワーカを増やす為に『プロクラウドワーカー』制度を設立したとしていますが、『そういう問題じゃないだろ』と思わず突っ込みたくなるわけです。20万円を超えるというのは、クラウドワークスで生活できる人が100人程度しかいないという事で、それは働き手としては全く夢も希望もない世界なわけです。単なる安く低賃金で働く労働者になる訳です。

これはクラウドワークス自身が公開した資料であり、会社の本質を最も良く示す資料として提示している訳です。クラウドワークスはこんなに魅力的ですよ!と会社が言ってる資料が全く魅力的に見えず、むしろブラックに映ってしまうというのは、かなり深刻な事態でもあります。こんな状況ではとても働く気にはなれないと思います。

クラウドワークスは手数料を取るべきではない

このような状況においては、クラウドワークスは、『労働者から手数料を取らずに労働者にその分のお金を還元する』ぐらいの事をしないと、良い労働者が集められるはずがありません。そもそも、優秀な人がこんな低賃金で働けるわけがないでしょうし、『空いた時間に少し稼ぎたい』というほど簡単に稼げる仕事の単価であれば、ライターのように激安のブラック案件しかないのがオチでしょう。もともと少ない報酬から更にクラウドワークスが手数料を取るというのだから、労働者を奴隷と勘違いしているとしか思えないブラックサイトに見えてくる訳です。

クラウドワークスは、お金を支払う企業側の事情を考える事は必要でしょうけど、同時に働く側の事情をもっと真剣に考えないと、誰も働き手がいない状況になるでしょう。メールアドレスのユーザー登録を済ませたとしても、実際に稼働している人が多くなかったり、仕事をするのが1回、2回程度だったりして、実際にはほとんど稼働しない、もしくは稼がないユーザーが多いのでは、サービスを維持する事すら難しくなってしまうでしょう。先ずは、多くのユーザーに利用して貰う事を想定して、ユーザーにとって便利なサービスであるべきですね。

赤字になっているクラウドワークス

クラウドワークスは、現状においてかなりの赤字を出している事が公表されています。営業利益が10.5億円で、営業赤字が8.5億円なので『相当に大きな赤字』と言えるでしょう。こういう仲介ビジネスというのは、本当に少人数で行えば良いものにして、社員を10人ぐらいに絞り込んで、利益を出す方法を模索する方が手っ取り早い気がします。利益がそれほど大きくないにも関わらず、従業員数が100人を超えているというのは、インターネット企業としては無理しすぎだと思います。

稼働のユーザーが拡大したとしても、利益を急速に伸ばすのが難しいどころか、競合他社もいる事で独占市場でもない中で、収益をどんどん拡大していくのは容易ではないでしょう。クラウドワークスでは、『個の力を最大限に発揮して、社会の発展と個人の幸せ』としていますけど、このような報酬体系において『人がワクワクしながら働ける未来』を創造するのはとても無理というものでしょう。従業員数を大幅にカットして、その分だけワーカーの報酬を増やすような体系を整えないと難しいと思います。


 

伸びているクラウドワーク利用

実際に上記から数か月後の2016年11月に公表された『2016年9月期通期 決算』を見てみると、クラウドワークスの契約総額はそれなりに伸びている事が分かります。契約総額が伸びて、2016年の最終四半期営業収益が3億2800万円をあげたという事です。しかし、人件費だけで最終四半期に2億7千万円ほど使っている状況で、最終四半期4億8600万円の支出があり、四半期だけで1億円以上の大赤字の状況に変わりありません。年間だと5億円もの赤字が出てしまっています。


このような赤字を解消する為には、クラウドワークスの契約総額が伸びて、特に宣伝費用などをかけなくても売り上げが上がるようにしていく必要があります。しかしながら、大量に記事発注を行っていたとみられるDeNAのWELQとその他のサイトの記事発注が停止される見通しである事は、クラウドワークスから見ても、かなり痛手になる事は間違いないでしょう。

クラウド外注の競争環境が激化

最近、ライティングの外注は、クラウドワークスであったり、ランサーズ以外の企業も数多く参入してくる市場になりました。ライターさえ確保できれば、誰でも容易にできる仲介ビジネスだからです。例えば、インターネットサーバーをやっているヘテムルでも記事の外注が出来るようになっていますし、記事を外注しようと思えば、1記事0.5円ほどで簡単に外注できる環境が整っています。

私が記事を外注する場合には、直接インターネットで募集して履歴書を提出してくれる人にクラウドワークスやランサーズよりは、もう少し多めの報酬で働いて頂いています。クラウドワークスやランサーズで低価格で記事を書いて貰ったとしても、誰が書いたか分からないような文章で、どうせ手直しが必要になるので二度手間になるからです。更にコピペ&リライトの問題なども発生しやすいのでどうしようもありません。

DeNAが出資するエニタイムズ

DeNAは、いろいろな出資を行っていますが、ランサーズやクラウドワークスと類似する企業に分類されているエニタイムズという企業に5000万円の出資を行っています。2013年5月に設立された企業で、既に3年以上を経過していますが、今ひとつ成果が出ていません。もたもたしているうちに、クラウドワークスが2016年11月15日にスキル売買のC2Cビジネスに参入すると発表(名前がWow!meという最悪の名前)したので、成果が出ていないうちからエニタイムズに非常に驚異の競合が現れたという事になります。クラウドワークスとしては、今までより売り上げを伸ばすには、スキル売買の分野まで手を広げないと難しいと判断したとみられています。

ちなみにビジネスの知恵袋さんの知恵を引用しますと、『エニタイムズのビジネスモデルでは、単価5000円前後で手数料収入が15%なので、1件成立につき750円の収入になります。この単価だと、1000万円稼ぐには1万件以上のマッチング成立しないといけません。スケールさせられるかが大きな鍵になります。』と書かれてありますので、かなりのスケール規模の受注を受けないと、社員1人の給料を支払う事さえ難しいという事になります。フリーマーケットやホテルのように物を扱うビジネスならば、かなりの個数をさばいて手数料を手にする可能性が見えてきますが、人を扱うビジネスでは、かなり単価を上げないと厳しいと言えるでしょう。1日100件の案件をまわしたとして、750円×100件=75000円×30日=250万円でようやく会社として回るといったところでしょうか。

人が動くと交通費などが発生する

エニタイムズのビジネスについては、家事を7500円で受けたという女性が紹介されていて、『好きな事をやっているので楽しんでできる』と紹介されています。実例を見ると、ランサーズやクラウドワークスと違って、労働者の側から提案して、特技をアピールする場となっているのは、確かにブラックになりづらい構造はあると感じます。ただ、問題点となるのは、交通費などをすべて個人が負担する事になるので、意外と高くなるという点です。私が得意分野で引き受けるのであれば、1回動いて2万円以下だととても無理だと思います。例えば、パソコンを初心者に気軽に教えるという作業で、2000円とか、3000円などという価格はあり得ない価格で、実際に教えるとなると2万円とか3万円という価格になってくるでしょう。

エニタイムズ側としては、いかに単価を高めるかは収益性に直結するので、専門的な人材をいかに確保するかに集中していく必要がありそうです。また、専門的でなかったとしても、1ヶ月契約が可能で単価を高くするなど、1回当たりの成約単価を高めなければ、事業として成立させるのは難しい気がします。

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誰が情報の生産者になるかという大きな問題が起きてる!インターネット上で情報生産者が不足

  • 30 November 2016
  • のぶやん

利益を出した企業が役割放棄

本来であれば、利益を出した企業がそれを社会に還元する事で経済が回っているのですが、企業の側でも利益が出ないのでやりたがらない作業があります。それが『情報をインターネット上で生産する』という作業です。Google社は、莫大な利益を出しておきながら、他人の情報を整理する作業には従事するのに対して、自分から情報を生み出そうとはしていません。その証として、Google社はKnolというブログより長文を投稿する『サイト』を設計したのですが、この事業を2012年4月30日をもって終了(2007年12月開始なので約5年で終了)しました。

Google社は、情報をもっとオープンな形で大量に出せないかと考えていたところで、筆者を明記した形でのKnolをリリースして、情報を生産していく取り組みを行っていました。当初の想定では、Wikipadiaであったり、ALLAboutのようなものが想定されていましたが、日本からの投稿などがほとんどない状況になって、失敗が決定的となりました。

インターネット上に情報がない状態

インターネット上の情報と言うのは、公開されていないものの方が圧倒的に多いです。例えば、Wikipadiaで日本語100万ページ、英語200万ページしか存在していません。AKB48メンバーにしても、100人以上いるのですが、ほとんどプロフィールが掲載されていないものも多いです。また、地域の特産品などを見ても、名前だけで説明がない物も沢山あります。

確かに2000年代にインターネット上の情報は急速に増大しましたが、それでも人々の好奇心を満足させるほどの深いコンテンツというのは、それほど多いわけではありません。しかしながら、スマートフォンで読める情報というのはそれほど多くないので、そういった深い情報がどれだけ人々に期待されるかという問題もあります。無料で読む必要がないので、好奇心を満足させるようなものは『有料で電子書籍を購入するべきだ』という考え方です。

クラウドワークスがブラックすぎる

クラウドワークスが2016年11月に出した決算において、5億円以上の損失が出た事を発表しました。企業側からしてみると、安くて良く働いてくれるような奴隷労働者を気軽に見つけたいと思って、クラウドワークスであったり、ランサーズなどで探すのでしょうけど、そうした奴隷労働者は、なかなかいないのが当然です。そして、企業側も良い人材が見つかりにくいからと発注に及び腰になって、悪循環になっています。

クラウドワークスで吉田社長は、『個人で2000万円稼げる時代になる』と言っていますけど、年収2000万円稼ぐ個人がいてもいいんだと思いますけど、『それがクラウドワークスを通じて稼ぐべきなのか』という話になってくると思います。クラウドワークスでは、20万円稼ぐ人が100人ほどと発表されているので、彼らの年収は240万円足らずなわけで、多く見積もって300万円という事で、年収2000万円とはほど多い訳です。

情報を面白く見せるメディア

情報と言うものは、好奇心をかきたてて多くの人々を巻き込むことによって、『実体化』する事が出来ます。例えば、スペースシャトルの情報をNASAが大量に出すのは、そうやって国民がスペースシャトルに関心を持つことによって、出資者である国民の理解を得ようとしたものです。アメリカは、ベトナム戦争などでもメディアに情報をオープン化する事で、ベトナム戦争に対する国民の関心をひきつけると同時に、戦争に対する理解を得ようとしますが、メディアが戦場の悲惨さを映し出してこれが失敗に終わります。多くの人が戦争に理解を示すどころか、逆に反発するようになっていきました。このような中でアメリカのメディアは、戦争の放送を制限するなどの措置を講じるようになっていきます。

2016年大統領選挙では、アメリカのメディアがヒラリー・クリントンを応援したにも関わらず、SNSなどでトランプ集会の方に人が集まって話題となり、次期大統領がトランプ氏に決定する事になりました。この要因としては、会場に持ち込まれたスマートフォンなどのカメラが大きな役割を果たしたとみられています。SNSの拡散が既存のメディアの影響力を大きく弱めたとも言えるでしょう。個人がスマートフォンを使ってカメラ撮影を行う事で、誰もが『情報の作り手』になる時代になったといえるでしょう。少なくとも、写真・動画情報においては。

そう考えると、情報の作り手がいないのは、主に文字情報という事になります。

情報の遅い生産と素早い消費

情報を生産するには、人件費という非常に大きなコストがかかる訳ですけど、それを消費するのは一瞬です。多くの人は、情報技術を使って、例えばアマゾンなどでワンクリックで注文をして配送して貰う事が可能ですが、多くの人がそうしたインターネットの恩恵を受ける事によって、自分自身の労働力自体がジワジワとアマゾンの中で働いている人と競争していく事になってしまうのです。ここに賃金低下などが必然的に発生していくようになります。

アマゾンなどを見ていると、既にこれ以上は安くできない『商品の原価』のような価格で販売していて、工場から直接出荷するので、他の事業者では太刀打ちできない状況になっています。大量に生産される電化製品などは、アマゾンで購入すると、店舗よりも1万円以上も安いという事も良くあります。

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ランサーズやクラウドワークスは、低賃金の搾取労働になってる現実

  • 17 November 2016
  • のぶやん
クラウドワークス
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求人情報のサイトを研究しようと思って、いろいろ調べていたら、ランサーズに『求人情報のAPI構築』というものが掲載されていた。それによると、APIプログラミングを5~10万円で受けてくれというものでしたが、プログラミングというのは、どんなに簡単なものであっても、20万円以上ないと、普通のプログラマーであれば作業を引き受けてくれないでしょう。この案件には、もちろん申し込みは誰もなくて、やりたい人はいなかったようです。

クラウドワークスのブラック案件

『ハローワークAPIを元に求人情報を生成するWordpressプラグイン』というもので、これが5~10万円というふざけた金額で出ています。5~10万円で何が出来るかと言えば、フリーランスの方が1日に最低の1万5千円で動いてくれるとして、動ける日数は4~5日程度で、Wordpressのプラグインの話し合い、作成、検証を行うとういうのは、かなりの上級者でないとできない作業です。この価格で出来る事は、企画書を作成する事か、本当に単純に動くプロトタイプ(試験サイト)を作ることぐらいでしょう。

もちろん、全く検証せずに『どうでもいいものを作成する』というプロトタイプのようなものであれば出来るかもしれませんけど、しっかり作り込むとなると、5万円~10万円で出来るはずがありません。単なる手付金程度のものでしょう。これを普通にやるのであれば、50~100万円の案件です。


 

付き合わない方がいい案件ばかり

基本的に発注する側も『安い労働力』しか期待していない場合が多いので、変なものを受けてしまったら大変です。他の案件を見ても、絶対に関わらない方が良い案件ばかりで驚きました。稼ぐ、稼がないの前に、コンビニでアルバイトでもしていた方がずっと良いでしょう。歯医者に行って、『私は客だから歯科クリーニング200円でお願いします』と言っているようなものです。 

要求ばかりがやけに多いのです。5~10万円で要求できるのは、『ワードプレスのインストール』ぐらいのもので、それ以上の事を要求するプログラミングであれば、50~100万円ほど支払わないと誰も動いてくれません。

▼上記のブラック案件の高い要求

誰も稼げていない現実

ランサーズ2016年決算で発表された20万円超えのワーカーが僅か111人だったという現実にネットでは、『やっぱり、こんなブラックサイトは利用しない方がいい』という声まであがっています。20万円超えとか言ってますけど、20万円というのは、生活するのに最低限レベルの賃金であり、当然ながら豊かな暮らしが出来るような収入ではありません。

20万円で貯蓄もできなければ、全く資産にならないような収入源のクラウドワークスをで仕事を受け続けるのは、本当にブラックとしか言いようがありません。

拡大する個人請負の労働市場


クラウドワークスが始めるという
(Wow!me覚えにくいサイト名からは、失敗する気しかしません。見た感じでは、1000円~3000円など安すぎ案件が多くて、実際に人間が動くサービスとしてどうなのかなという感想を持ちます。)

最近のニュースによると、クラウドワークスは2016年11月15日、個人間でスキルを売買する新サービスを発表した。主に企業が個人へ仕事を発注する既存のクラウドソーシング事業に対して、新サービスは似顔絵や結婚式の動画制作、ちょっとした相談ごとなど、個人が自身の得意とするスキルを出品する。クラウドワークスは同日、2016年9月期通期の連結決算についても説明した。売上高に相当する営業収益は前期比51.3%増の12億2800万円、営業損益は5億9300万円の赤字だった。

クラウドワークスが大赤字という事で、現在の『インターネットを利用した仲介事業』では先行きが厳しいとみたのだと思います。実際、ライターなどの案件を請け負う会社は増えていて、クラウドワークス、ランサーズで質が保証されないところに出すより、専門の業者を使って『ある程度の質』を保証してくれた方に出す人が増えています。

どこかで聞いたようなサービスだと思ったら、エニタイムスが同じような事をやっていました。正直、こういう安い請負いの仕事には、なるべく関わらない方がいいと思います。良い仕事というのは、ほとんど紹介です。誰か『信頼できる人』の紹介のような仕事であれば、それなりのものが多いですが、インターネット上で『誰でもいいからやってくれ』という仕事に良いものはないでしょう。

単価が低いものは仲介で儲けられない

そもそもクラウドワークスの単価というのは、ライターで数千円、プログラミングで数万円のような非常に単価が低いものが多いのです。単価が大きい数十万円~数百万円の案件というのが少ないのが特徴です。しっかりとお金を出そうという人は、クラウドワークスなどを利用せず、オンラインで調べてどこかの会社に外注するのでしょう。低単価だと、仲介手数料を取るのに大量の案件が動く必要がありますが、そもそも低単価で請け負いたい人がほとんどいないという状況です。顧客が払う金額が低単価の上に、更に手数料まで取られて、働き手など見つからないでしょう。

仲介手数料を完全にゼロにして、働く人が高い単価で働けるように工夫するなど、『働き手の事を良く考える』という事をしないと、優秀な人ほど誰も働きたがらないという現実が起こるでしょう。

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クラウドワークスが大赤字に見るインターネットの低賃金搾取モデル

  • 5 October 2016
  • のぶやん
クラウドワークス

搾取に敏感であれば、ニートになる人もいるでしょう。実際にPhaさんのように『スーパーニート』と呼ばれる人もいて、京都大学を出てニートというネタを活用して『働かなくても食べていけます』と言っている人もいます。

クラウドワークスが赤字に苦しむ実態

クラウドワークスは、2012年3月にクローズドβ版のサービスを開始して、2014年12月12日にマザーズに上場するという僅か2年で赤字企業が上場するという凄いスピード上場を果たしています。しかしながら、業績がその後も良くなくて、2015年9月期は売上8.1億円に対して営業経費が14.3億円かかり、営業利益は▲6.2億円となっており、投資家のカネを食いつぶしている状況で、集めた金を別事業に使った方が稼げるのかとさえ言われています。

クラウドワークスの赤字が拡大した背景には、新規に登録した会員の稼働が伸び悩む中、人件費の増加が響き赤字幅が拡大したという事です。簡単に言ってしまえば、登録者は100万人もいるんだけど、そのうち稼働している人がほとんどいないというのです。何故、稼働率が悪いかと言えば、投げられてくる案件が『ブラック案件』ばかりだからです。

クラウドワークスで月額20万円稼ぐ人が111人

クラウドワークスというのは、上場企業として『インターネットで稼ぐ』という最先端ではあるのですが、その最先端でまともに稼いでる人が僅か111人というのは衝撃です。売上高が8億11百万円(2015年9月期)と発表されており、従業員100人を養う事ができずに大幅に赤字となっています。上場時に1500円~2000円を付けた株価は、500円を割り込むところでウロウロしていましたが、ドイツ銀行からの『新株予約権による最大30億円の条件付き資金調達』などが発表された事もあって、株価は少し戻して1000円付近(2016年9月)となっています。

働き手の側からすると、稼げないクラウドワークスで頑張るよりも、稼げそうなところで頑張った方が良いという事でしょう。ライターの仕事をするにしても、クラウドワークスよりも条件が良い所は沢山あります。中間マージンを取らないで、直接の募集をしている会社も沢山あります。

システム手数料は単なる搾取

クラウドワークスでは、報酬が10万円の人から2万円をシステム手数料として徴収します。一般的な派遣会社よりも『安く人材が使える』というのは良い事ではありますが、これだけ早期に上場を果たして資金調達を行ったのだから『システム手数料なんて取らなければいいのに』と思います。システム手数料を取らずに、その分だけ働いてくれた人に還元すればいいんですよね。そうしないと、ただでさえ働いている人が安く受注しているのに、そこから搾り取るというのは無理があります。

ヤフージャパンがシステム手数料を完全に無料化したのは、流通を促して店舗側にも、顧客側にもメリットを与える為でした。ヤフージャパンの流れというのは、インターネット業界の共通認識になりつつあるので、最初からシステム手数料を取らず、広告の方で儲けるなど、別の利益を模索した方が良かったのではないかと思うのです。

クラウドワークスとNAVERまとめの決定的違い

クラウドワークスとNAVERまとめの決定的な違いと言えば、クラウドワークスで書いた記事は誰かのものになってしまいますが、NAVERまとめで書いた記事は自分のものと主張できるという点です。少なくとも、クラウドワークスで記事を書いても1回の報酬でオシマイですが、NAVERまとめで記事を書いた場合には、継続的に報酬が得られるという期待感を持てます。言い換えれば、クラウドワークスというのは、『激安の単純労働』であるのに対して、NAVERまとめというのは『激安の単純労働+微量の資産』と言える事も出来るのです。

単なる労働者として稼ぐのであれば、クラウドワークス以外にも沢山の選択肢があり、コンビニでアルバイトをしたりする方が簡単に稼げます。いくら自宅で稼げるからと言って、クラウドワークスのライターとして苦労して数百円ずつ稼ぎだすのはわりにあいません。

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登録者80万人のクラウドワークスで20万円以上稼ぐのが僅か111人の衝撃

  • 10 March 2016
  • のぶやん

日本で稼げない『貧困フリーランス』が増加しています。クラウドワークスを使っても、月収20万円稼いでいる人が僅か111人だそうです。会社員を辞めてフリーランスに憧れる人は多いようですが、現実というのは厳しいようです。ランサーズは地雷クライアントばかりです。

始まってからしばらく経って、20万円以上稼げたのが80万人の登録者の中で僅か111人というのは、あまりに寂しい数字です。これで『クラウドワークスは稼げます』と胸を張って言えるような数字ではない事は確かでしょう。ちなみに、アフィリエイトのASPであれば、20万円以上稼いでいる人はもっと多いと思います。簡単に言ってしまえば、クラウドワークスで働いて稼ぐよりも、自分でアフィリエイトサイトを作った方が当たり前に稼げるという事実です。


http://matome.naver.jp/odai/2145627869962857501/2145651046660213803

クラウドワークスは大手2社のうちの1社で、2014年、マザーズに上場しました。現在、同社に登録しているクラウドワーカーは約80万人となっており、15年10~12月期に発注された仕事の総額は約10億円となっています。このうち、月収が20万円を超えたクラウドワーカーの数は111人となっており、全体からすればほぼゼロに近い水準でした。ちなみに彼らの平均月収は約34万円だったそうです。
http://blogos.com/article/165514/

クラウドワークスは、NAVERまとめなどと違って、1人で完結できる仕事というよりは、クライアントからの評価がつきまとってくる仕事です。その為に『それなりに一生懸命』にやらなければいけないという面もあり、いわゆる『ブラック企業』と言っても良いでしょう。ライターの案件だって200円とか300円みたいなものが多くて、とても大きな金額を稼げるとは思えません。

300円ぐらいの案件を100記事、200記事書くのであれば、自分のブログ記事を貼り付けて書いた方が稼げるのではないか?と思わずにはいられない訳です。アクセスを集めるのが面倒ではありますが、記事を書く事で稼ぐというのは、現実的にかなりブラックだと思った方が良いでしょう。

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