世界で最も悲惨すぎる日本のポスドク問題がヤバい!高学歴で人生オワコン化
日本では、大学で非正規雇用が大きな問題になっています。大学院で博士号を取得すると、その後に『ポストドクター』というポスドク期間が待ち受けており、その貧困ワーキングプア生活を過ごしながら、講師などをして正規雇用ルートを探す訳なんですけど、早めに正規雇用の職が見つからないようだと、もう一生涯のポスドクになりかねません。
大学の非常勤講師
大学の非常勤講師は、全国で780校以上ある大学で教壇に立つ仕事です。ほとんどが1週間に2~5授業の受け持ちで、非常勤講師の場合に2年~5年更新となっています。大学の常勤講師になると、それなりの年収になりますが、非常勤講師だとリストラされる可能性もあるので、非常に不安定な職業と言えるでしょう。
大学に任期なしの専任講師として採用される場合には、論文の本数によって専任講師から助教授、教授に昇進していく可能性があります。日本の場合には、大学の人気なしの専任講師に空きが少ないので、強力な知り合いの先生がいたり、専門分野が大学が必要としている分野に合致している必要があります。
大学にポストが少ない
日本の大学には、有名大学になればなるほど、ポストが非常に限られたものになっていて、『誰かが引退しないと空きがでない状況』になっています。空きが出たとしても、知り合いなどから優先的に埋まったり、専門が非常に限定されていたりするので、すぐに埋まってしまいます。このためにポスドクの就職先は、一般公募で100倍、200倍という状況になっています。
博士号を持っている人たちが100人、200人と応募してくる中で勝ちあがるのは、容易な事ではありません。
実家が裕福かどうかで決まる
日本の場合に限った話ではありませんが、実家が裕福であるかどうかというのは、非常に重要な基準となります。実家が裕福であれば、日本の大学院時代にもアルバイトなどを行わなくても、実家からの仕送りで研究に集中する事で有利な成果を上げる事が出来る可能性があります。また、海外留学などを行う事も容易になり、先が開けやすくなります。
実家が裕福でなければ、外でアルバイトをしなければいけなくなるなど、研究以外に時間を取られる事で、研究に集中できなくなる事もあるかもしれません。