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大学は、教育機関という役割が既に崩壊しているという事実!動画で学習する方が効率がいい

  • 2 January 2019
  • のぶやん
大学は、教育機関という役割が既に崩壊しているという事実!動画で学習する方が効率がいい

大学では、様々な授業がありますが、大学の授業に出席しなくても、自宅のオンライン学習で全く同じような授業を視聴できるようになっています。例えば、語学を学びたいのであれば、大学の授業に出席するよりもむしろ、自分でユーチューブを見て学習した方が早く上達できる可能性が高いのです。

今では、まだ全世界の授業が公開されている訳ではありませんが、今後は世界中の授業が公開されるようになれば、大学の授業に出席する必要性というのは、ますます不要なものになっていくでしょう。大学は、学び舎というよりは、単なる社交の場になっている現実があります。

大学は、教育機関という役割が既に崩壊しているという事実!動画で学習する方が効率がいい

大学の授業は、ほとんど必要ない

大学の授業では、教え方が下手な先生が教壇に立って講師をしています。ユーチューブの動画では、様々な動画が公開されていて、自分で選択して動画を視聴する事ができます。語学学習などでは、ユーチューブにアップロードされている授業は豊富にあり、教材も沢山あります。

大学の授業では、動画学習などが難しいので、ユーチューブの動画学習を含める事で、効率的に、大学の授業よりも早く学習を進めていく事ができるようになります。

学習アプリが活躍する

特に語学学習、受験などにおいては、学習アプリが活躍するようになってきています。月額1000円ぐらいの「格安の学習アプリ」が人気になっているので、学習塾なども不要になってきています。予備校に高いお金を支払う時代は終わり、自宅でパソコン学習、アプリ学習をした方が効率的に成績を伸ばせるようになってきました。

月額1000円の学習アプリの方が予備校に通うよりも安く、効果的である事が広まって、多くの高校生が学習アプリを塾の代替とする事になりました。今では、学習塾の役割というのは、どちらかと言えば学習サポートよりも、むしろ進路サポート、相談などが中心となってきています。

大学講師が必要ない

大学の講師という職業は、もはや必要な職業ではなくなってきています。今までは、博士課程を卒業した人などが大学講師の職業になり、専任講師などになって研究を続けるスタイルでしたが、今後は大学における教育機関としての役割が低下するので、大学講師自体が必要なくなってきています。

大学に正式採用されず、専任講師になれない大学の講師は、ワーキングプア状態で年収も低いとされています。講師の授業数によっては、年収100万円という講師も珍しくありません。大学講師の募集用件は、博士課程で専門など非常に厳しい要求があるにも関わらず、2年間の非常勤講師など条件が良くありません。普通に外でアルバイトしていた方が良い収入が得られる場合が多い現実があります。

企業が研究機関になってる

かつて国家が中心となって行ってきた研究は、今では企業が中心になって行うようになってきています。

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東北大学の雇い止め問題に見る労働者のあり方

  • 25 November 2017
  • のぶやん

東北大学は、2018年4月から非正規雇用の教職員約1140人を雇い止めにすると発表しています。東北大学は、2015年で1万457人の教職員が在籍しており、そのうち非正規職員は5771人で約55%を占めるとされています。つまり、約半数が非正規雇用で大学が運営されているのです。

高学歴とされる人たちは、ようやく非正規雇用で採用されたとしても不安定な雇用体系にあって、2,3校の掛け持ちを当たり前にしながら生活しています。非常勤講師が大変な状況にあるからと言って、30代、40代になってくると、大学の授業しか持った事がないという人は、社会人として就職口を探すのが大変になってきます。

奴隷が必要となる社会

大学で教授などがその地位を維持するには、奴隷として働く労働者が不可欠になっているのでしょう。最前線で戦う兵士がいないと、士官が前線に出て戦わないといけないという事と同じです。大学というシステムで教授たちの『権威』を保つためには、日頃の授業で学生たちに簡単な事を教える人が必要で、その役割を非常勤講師の先生と言われる人たちが担っています。

大学生からは、『先生』と言われて尊敬されていながらも、実情としては給料が低くて貧困の生活を過ごしているというローマ時代の奴隷のようなものでしょう。高学歴であるにも関わらず、年収100万円ほどの人も珍しくないとされている業界です。しかも、雇い止めをされたら、行き場がなくなる人もいます。

実際に教員は余っている

高校を出たばかりの大学生に教えるのは、それほど難易度の高い事ではありません。一般教養のようなレベルのものを教える事ができる人は世の中に沢山いて、実際に海外の大学では大学院の人がアルバイトとして授業を受け持つことが珍しくありません。日本では、大学院生に授業を持たせる事はほとんどなくて、講師という形で採用して授業を持たせるだけマシと言えるかもしれません。

大学生に教えるのは、大学院生のアルバイトレベルで良いので、時給が低くても当たり前なのです。しかも、ビデオ学習などを行わせた方が効率的と言えるでしょう。この時代には、大学の存在価値それ自体が問われている事になります。1990年頃から全国の大学では、専任を減らして非常勤を増やしてきました。この結果、40代になっても、50代になっても講師という人も増えています。そして、年齢を重ねると優秀な後輩たちが入ってくるので、ますます状況が厳しくなるのです。

ビデオ学習の方が効率がいい

大学では、実際に講師から授業を受けるべきだという事が定説になっていますが、本当にそうでしょうか?大人数の教室で、1日に3時間、4時間の為に通学するのは非常に効率が悪い事で、ビデオ学習にすれば、もっと効率良く多くの事を学習する事ができます。つまり、授業を行うという事は、誰でもできる仕事どころか、ビデオが行った方が安くて効果的という時代になってしまっているのです。

高校受験で塾に通うより学習アプリを使った方が効率が良いとされるようになってきているのと同じです。将棋教室に通うより、コンピューターと対戦していた方が強くなれるのです。大学で求められている役割が変化してきており、授業で教えるという行為自体を行う役割より、単なるテストの採点機関と、研究機関になってきている事は間違いありません。学生は、テストを受ける為に勉強して、教授たちは授業などを全くせずに研究に没頭すればいいのです。

今後AIに置き換わっていく

日本には、証券会社の営業マンのように本当は必要がない非効率なものだけど、まだまだ需要があるものが存在しています。大学の講師という存在も、本当はビデオ学習の方が効率がいいけど存在しているものの1つでしょう。そうしたものは、今後に衰退していく事は間違いありません。最強のホワイトカラーであったはずの銀行員は、AI化されてリストラが進むと言われています。

結局、廃れていく業界である証券マン、銀行員、大学の講師などを今後の何十年にもわたって続けていくのは難しくなるという事です。ある程度の型にはまったような決められた範囲の中でやる業務と言うのは、コンピューターが行う業務に置き換わっていくでしょう。

強制的に生み出された需要が衰退

大学というものは、本当は行かなくてもいいものになっています。それは役に立たないからです。世界の大金持ちを見ても、大学を中退していたり、大学に行ってない人も沢山います。企業が使う側としては、大学を出ていた方が言う事を聞くのでいいと言う事になりますが、実務能力がある事は別問題です。

求められる実践の解決能力というのは、現場の経験が必要になり、それがないと使いものにならないからです。シャープのように国際競争で負ける企業は、堺工場のように間違えた巨額の投資を行って、一瞬にして自滅の道を歩んでいます。

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日本の大学が悲惨な状況に置かれている現実!研究費が年間数十万円

  • 26 October 2017
  • のぶやん
京都大学iPS細胞研究所

日本では、大学の教員の置かれている環境が毎年のように厳しいものになってきています。国立大学では、研究費の削減が進んでいて、公募などに申請をして研究費をゲットしないと研究が続けられない状況になってきています。また、若手研究者に対する採用条件が上がっていますが、それに通ったとしても、非正規雇用で厳しい研究を行っていかないといけない状況になっています。

研究を維持するだけでも難しい

大学では、研究を維持するだけで難しい状況になっています。研究費用を申請して継続的に得ていないと、研究を行う事が厳しい状況になっているのです。国立大学では、研究費の6割が50万円未満となっており、何と5割が30万円未満となっています。何も補助金などを申請しない場合には、1ヶ月当たりにすると数万円しか研究に使えない事になってしまいます。

マウスを使って精神疾患の解明に取り組む東工大宮川教授「研究室のスタッフ全員で科研費の研究計画書を書いて、合計17件申請をしました。研究費が途絶えると研究が途絶えてしまうので必死でした。申請書類を作るのに忙しく、研究どころではありませんでした」

京都大学iPS細胞研究所が資金不足で9割非正規雇用になっている事も話題になりました。国立大学では、多くの高学歴研究者が非正規雇用の非常に不安定で低賃金で働いています。また、私立大学などにおいても、採用条件は大学院の博士課程を卒業していることなど、高学歴で厳しい条件が課されますが、それで採用されたとしても非正規雇用で厳しい環境に置かれるという現実があります。
京都大学iPS細胞研究所

研究成果があがらない

日本では、世界の潮流の中で研究成果がどんどん上がりづらい状況になっているとされています。山中先生が訴えているように働いている人の9割が非正規雇用の状況では、期限付きの非常に不安定な状況の中で、貧困状況にある中で研究に没頭できないという状況です。

研究というのは、誰も教えてくれるというものではなくて、最先端のものを自分たちで作りだしていかなければいけません。その為に基礎的な研究から開始して、応用して社会的に役立つところまで持ち込む為には、5年~10年の長期的な研究が必要になるのが普通です。短期的にすぐに成果を出すものばかりを求められても、研究成果がすぐに出る事はありません。

日本企業の競争力低下に直結

日本の大学の競争力の低下は、日本企業の競争力低下に直結してきます。この10年で日本企業の競争力が大幅に落ちた背景には、企業、大学の研究力の低下が指摘されています。企業においても利益に重点が置かれて研究を行う人材が少なく、大学でも予算不足などでなかなか研究が進みませんでした。日本企業の多くが目先の利益ばかりを追及して、長期的な視点で研究を進めてこなかったので、国際的な競争力がジワジワと低下しています。

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炎上したWELQの要求が8000字の時代!なのに、大学の論文が僅か2万字!大学論文の大半がコピペと書き換えでは?

  • 4 December 2016
  • のぶやん

PCコピペできる時代において、大学の論文は、ほとんど無価値と言っても良いでしょう。単なる学生の練習機会ぐらいのものであり、20000文字の半分が引用、半分がパクリと書き換えで出来ていると考えられます。簡単に言ってしまえば、大学生の論文というものは、大学生にとってみると練習機会とはなりますが、学術的には何ら意味のないものであり、意味があるものは1000本に1本あるかないかという事になります。

この傾向というのは、どの大学でも似たようなものであり、大学の先生が学生に期待するところも特に何もないと言って良いでしょう。大学生がこのようになってしまうのは、そもそも大学入試などというもので無意味な勉強に時間を費やした結果、本当にやるべき有意義な勉強を出来なくなってしまった結果とも言えるでしょう。例えば、古典の概念などを学ぶのは良い事ではありますが、漢語などを学んで何になりましょう?それより実用を考えるのであれば、中国語を学んだ方がいいわけです。英語なんて酷いもので、高校教師など英語が全く話せず実用的にほど遠いのです。

大学生が書く論文の半分が書き換え

大学生の論文は、ほとんど無価値であるばかりではなくて、引用元がWikipaidaであったりするなど、本当にメチャクチャです。大学で何を教えているのか?と思いますけど、何も教えていません。簡単に言ってしまえば、大学側が学生から搾取を繰り返して、意味のない無駄な授業と立派な建物と施設にお金をつぎ込んで、学生には何も教えていないのです。本気で大学が学生の事を考えるのであれば、教員を大幅に削減してビデオ学習が良いでしょう。その方が効率的で良い先生から教わる事ができる。今の大学というのは、高校生のような授業を講師が繰り返して教えるなど、高額のお金を取りながら意味不明の教育機関と化しています。

大学生の卒業論文などというものは、まともな指導教員の基で行われておらず、ほとんどコピペで最後の1週間に頑張って仕上げましたみたいな内容になっています。大学生としてはそこそこ頑張って書き換え、切り貼りをしたのでしょうけど、、、その内容というのは、WELQと同じレベルです。適当に外部のサイトを検索して、友達から聞いた方法でぺたぺたと。実際には、この傾向は世界中どこの大学でも一緒で、有名大学とされるところでも半分以上の学生がコピペをやっていたという情報は出回っています。それで大学側が『コピーを検出するソフト』を使っていますけど、翻訳したり、書き換えたりすれば全く検出できません。

WELQが炎上してコピペ大学が炎上しないのは、大学のものは『みんながやっているから炎上できない』というだけのこと。

理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダー(30)が早稲田大学に提出した博士論文について、学位審査員の一人だった米ハーバード大教授のチャールズ・バカンティ氏が「読んでいない」と話していることが分かった。小保方氏の論文を巡っては、米国立衛生研究所サイトからの約20ページにわたるコピー&ペースト問題が浮上しているだけに「ザル審査」の疑惑も一層強まる。
http://www.j-cast.com/2014/03/20199793.html?p=all

学生論文の大量生産は可能

学生が3か月~半年ぐらいかけて書く学生の卒業論文というものがありますけど、昔のように学生の論文自体が価値を持つことはほとんど皆無になってきています。大学院生の論文ですら内容がどうかというのは、非常に怪しいところです。学校で重視されているのは、今まで勉強したものを使って良い文章を生み出しましょうという事であり、今までのいわゆる『古い物』を学ぶことになる訳です。

大学生の論文レベルであれば、インターネットのWikipadiaを切って貼り付けたぐらいのレベルのものです。それは、理系であったとしても同じことで、まあまあの出来栄えが良ければ、採点している教官は悪い点数を付けずになるべく良い点数を付けるようにするものです。言いかえれば、それまで『全く金にならず役に立たないものばかり学んできた学生』は、金の作り方を全く知らず、純粋なままに労働者に仕立てあげる訳です。

大学でビジネスをまともに教えない理由

大学でビジネスをまともに教えないのは、稼ぎ方を教えてしまうと、誰も労働者をやりたがらなくなってしまうからでしょう。高校・大学で重視されるのは、その知識が必要か、必要でないかというよりも、『しっかりと企業のいう事を聞くような人材で、基礎知識を押さえた人材を育成しよう』というのが目的ですから、お金を稼げる人材を育成しようと思っていない訳です。

日本企業に競争力があって、日本が新しいビジネスを生み出さなくても、人口が増加する中で勝手に会社の中で新しいビジネスが生まれる時代はそれでも良かった。大学は、単なる労働者の供給機関として、学生は大学生活をエンジョイしていれば良かったんだけど、今ではそうはいかないでしょう。グローバル化の中で他国の人材育成が活発に行われていて、中国では大卒600万人もいる。中国の大学生は、基礎的な部分で優秀な学生が多いんだけど、新しいビジネスとか、社会の仕組みとかに無頓着で純粋。

学生が企業で使い物にならない

新卒が企業で使い物にならないとされているのは、学校で学んでいる事が実践とかけ離れているからです。何と言っても、教員の中には社会人経験というものがなくて、研究畑で生きてきた人がほとんどで、教員自体が学術的な事に関心が向いている事が多いのです。

学生が企業で使い物にならないのをどうにかすべきだと思います。これは、日本だけの問題ではなくて世界のどの国でも若者が使い物にならないので失業率が非常に高い状況になっています。特に最近では、デジタル化した社会において、若者がデジタル化に対応していないという問題点も指摘されています。文系だからという理由で、全く理系の知識がないとか、プログラミングを全く学校で勉強してこなかったというのは、致命的なわけです。必修科目が多すぎて、人材にあまりに偏りがなく均一化された結果、特徴的な人材がいないという状況になっています。

WELQ8000文字で4000円

大学生が書いている論文は、WELQよりも多少マシかもしれませんが、WELQを少し書き換えて論文風にしてみたら、大学の学術論文のようになっていくでしょう。全く医学の事を知らなくても、1時間ぐらい『勉強したふり』をして、それなりに文字数だけ稼いで文章にしたのがWELQですけど、一般人から見ると、それでも専門的な人が書いたものと同じような文章なので、別にそれでもいいと思って読むわけです。

大学生の論文の価値は、文章を書き換えた価値であり、2万字で1万円~2万円ぐらい、もしくは無料といったところでしょう。学術的に無価値なばかりではなくて、文章としても読む人がいないという経済的にも無価値なものが多いです。

オリジナルが評価されずリライトが評価されてる

検索エンジンは、『オリジナルであるかどうか』であったり、『ユニークである事が重要』などと言ったりしていますが、その実態としては、他のサイトからコピーしてきたものをリライトして積み重ねたものであったら悲惨です。そうしたリライト記事が検索エンジンで『本来のオリジナルサイト』よりも上位に表示されていて、リライトである事を隠していたりすれば、本当に悲惨な事です。NAVERまとめの場合には、コピーかもしれませんが、リライトではなくて引用という形式を取っているので、どこから引用したか分かるのですが、WERQの場合にはリライトなのでどこから引用したかも分からない問題があります。

結局のところは、検索エンジンの精度が人間の目で見たレベルまで高まる必要性があり、それを考えるとNAVERまとめのように『人がまとめた方が最終的に勝つ』というのも、その通りなのかなと思うようになりました。コンピューターがいくら発達したところで、人間を満足させるのは、人間によるサービスなのかなと思い始める訳です。

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大学の授業料を支払う為に個人に借金させる国の将来はヤバい!奨学金という名前のローン制度で格差社会が更に拡大

  • 9 March 2016
  • のぶやん
借金

大学を出ても収入が保障されている訳ではないというのは、今の社会では常識となっています。大学を出ても就職先が無かったり、就職してもブラック企業だったりという事は良くあります。

400万円借りた人の例では、月額16000円を250回払いになっていて、就職してから40歳ぐらいまでずっと20年も支払い続けなければいけないという事になっています。これはかなり大変な事で、年間20万円~40万円ぐらいしか返済されないのですけど、20~40万円と言えば、海外旅行に何度も行けてしまうような大きな金額です。将来の自分の投資をせずに、このお金を返済に回さなければならないという大変な事になってしまいます。

借金

普通の家庭だと奨学金が必要

サラリーマンの一般的な所得であるいわゆる『普通の家庭』であると、子供を大学に進学させるには、奨学金が絶対的に必要になってくる事になります。何故なら、サラリーマンの年収がどんどん下がっていて、大学に子供を進学させるほどの貯金を持っている家庭が少なくなっているからです。今では、大学に通っている半分以上の家庭が『奨学金という名前の借金』を借りて大学に通っています。


http://news.yahoo.co.jp/feature/118

日本最大の奨学金実施主体である「支援機構」のデータによると、2015年度(平成27年度)の奨学金利用者は、全国で約134万人に上った。10年前の3割増、人数で言えば35万人も増えている。 一方で「延滞者」も目立ってきた。貸与奨学金は社会人になってから返済の義務が生じるが、支援機構のデータによると、3カ月以上の延滞者は約17万人にもなる。
http://news.yahoo.co.jp/feature/118

「(貸与奨学金は)10代の若者に何百万円の借金を無審査で貸し出すのです。どこの大学に行くかわからないし、まして(将来の)職業なんかわからない。だから入り口は奨学金の性格。ところが出口の返済になると、金融機関の論理がむき出しになる。ちゃんと返済しなかったら遅延損害金をつけますよ、払わなかったら裁判にかけますよ、親から取り立てますよ。まさに金融の論理になる」
http://news.yahoo.co.jp/feature/118

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大学の教員にまで求められる『お金を生み出すビジネスモデル』

  • 1 February 2016
  • のぶやん

簡単な仕事を的確にこなす人がほしい

最近になって、ほとんどの仕事というのは、それほど学歴が必要ない場合がほとんどです。派遣社員で十分にこなせるような『アシスタント業務』などというのは、ほとんどが正社員ではなくて派遣社員に置き換わっています。アシスタント業務に当たる簡単な業務というのは、ほとんど派遣社員になっています。会社によっては、チームリーダーのみが正社員で、派遣社員3名、アルバイト5名で回すようなスタイルも多くなってきています。つまり、正社員1名枠にはいる人を求めるわけですけど、そこに高学歴の人は特に必要ないというのも理解できます。

例えば、カメラマンに学歴が必要かと言えば、カメラの操作に慣れていた方が良くて、パソコンソフトを使えた方が良いということは事実ですが、要求されるのはそれぐらいのものでしょう。給与は安いながらも、実務経験があれば、カメラマンとして採用される事があるでしょう。1〜3年ほどの実務経験があれば、カメラマンなんて毎日カメラを回すだけだから、言ってしまえば『誰にでもできそうな仕事』であることは事実です。ただ、正社員で採用されているのは、『責任感』というものが大事になるからでしょうね、責任を持って最初から最後までやり切るというパワーは、アルバイトではなくて正社員でないと困ります。

派遣社員で業務スキルを高める

会社の中で派遣社員になって業務スキルを高める事は可能ではあります。今まで正社員などが行ってきた業務自体を派遣社員が行うという事は、企業の中で派遣社員が様々なスキルを学ぶ機会があるかもしれません。少なくとも、1〜3ヶ月ぐらい企業の中で新しいことを学ぶ事が出来るでしょう。そして、半年ぐらいして1つの技術を身につけたなら、その会社に用はなくなったということでやめてもよいでしょう。会社側からすると迷惑な話かもしれませんが、派遣切りと言って会社が派遣された人材を切り捨てることを考えれば、こちらから辞める方が良いのです。

自分が行きたい会社に派遣されてスキルを身につけたなら、そのスキルを使って事業を行うのも良いでしょう。ITの会社に行ったらITのスキルを活用しながら事業を行うのも良いでしょうし、カメラを扱う会社に入ってカメラのスキルを用いるのも良いでしょう。早めにフリーランス・個人事業主として独立して、誰かに雇われるスタイルを脱却する事が大切になります。

映画監督という職業はどうなのか

映画監督という職業を考えると、研究者が映画監督になるという例もないわけではないですね。例えば、原発の映画を作った小熊英二さんとかは、学者で教授をやっていながら、映画監督もやっています。ぶっちゃけ、今の私立大学の先生は、過去の実績よりも『学生が集められる知名度』の方が求められているのではないかと思わなくもないですね。メディアなどに取り上げられて知名度があがれば、それだけで様々な学校から『お呼び』がかかるし、講演会などにひっぱりだこになるのは、それだけで学者として名誉ある事ですから。

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1つの分野を深く掘り下げるという訓練 ‐ 職業訓練をどこで受けるか

  • 5 November 2014
  • のぶやん

日本の教育の欠点と言えば、1つの分野について深く掘り下げるという訓練がなされていないところだと思われます。大学入試にしても、表面を広く・浅く学習する事が強く求められており、国立大学などになると、センター試験の科目数が非常に多くて、1つの科目を学習する時間が限定されています。結果として、1つの分野を深く掘り下げて学習する事ができないという欠点が生じます。

日本では、戦前に理系教育ばかりを重視して、世界情勢などに疎い人物を大量に排出してしまって、軍国主義に偏った考え方をする幹部兵士の量産に繋がってしまいました。この反省から、広い視点で物事を考える事ができる社会学などの分野が重視されて、数多くの科目を学習する事が求められていくようになります。しかしながら、社会学系3科目(歴史、地理、政治経済)、科学系2科目(物理、化学)を全て選択していると、高校3年間の時間で学習する事は限られてしまいます。

深い学習ができない大学

大学という期間は、高等教育機関として、高校では得られない深い学習を行う事が求められています。しかしながら、最近ではどこも「高校の復習と延長線上の学習」が行われる事が多くて、大学の試験内容と言えば、高校時代の学習に少し付け加えた程度の知識になってしまっています。しかも、

大学で深い学習ができていない場合が多いので、今度は大学院に進学して1つの分野について深く学習しようと言う傾向が見られるようになってきています。しかしながら、大学院の実態は、今度は大学のテスト内容の復習に当てられることが多くなっており、大学院としての機能を果たしていない場合が多くなってきています。試験は大学の繰り返しとなり、論文を書く頃には就職で大忙しで間に合わせの論文を仕上げるといった実態です。

企業が育てる人材

日本においては、人材というものは大学で育てるというよりは、企業が育てるという事が一般的に行われてきました。ある意味では、金を持った大企業などが大量採用を行った後で、企業の中で半年から1年もの間で研修を行わせてきた実態があります。こうした横並びの採用、人員の育成というのは、全体のレベルをあげる事には向いており、企業の中で大学では得られない深い知識を得られた事も事実です。

結果として、日本の企業では、IT部門に対して文系を卒業した人が採用されたり、金融機関に文学部や法学部が採用されたりという事が頻繁に起きていますが、企業研修で知識が磨かれるので、それがほとんど問題にならないという実態がありました。ある意味では、多様性のある様々な背景を持った人材を採用できる一方で、専門家としての能力がどうなのか?という疑問を持ちますが、高度経済成長をしてきた日本で、それが大きな問題になる事はありませんでした。

正社員と非正規社員の問題

日本において、大学で深い教育がされていないという事を考えると、企業における教育が行われる事が深い知識を得る為に不可欠になります。ここで企業における教育が十分に行われた人材でないと、社会においてその分野で使い物にならないという事になります。正社員であったとしても、新卒で入社した会社が中小企業で十分な教育を受けさせて貰えなかったり、大学を卒業してからすぐにフリーターと呼ばれるアルバイトをして生計を立てるような状況になると、深い学習を行うという事が難しくなってしまいます。

結果として、非正規社員というものは、1つの分野において深い学習を行う事が不可能になってしまいますので、企業から得られる賃金というものは、いわゆる「単純作業」というものになってしまって、時給2000円の派遣社員などが精一杯の状況になってしまうという事でしょう。深い分野を学習できないと言う事は、成長を得られる機会というものが限定されるという事でもあり、年齢を重ねたとしても賃金上昇しないという厳しい状況になることを意味しています。高度経済成長期では、誰でも経験を重ねると賃金は上昇したのですが、パソコンが発達した最近の社会で、深い知識を持たない人が賃金が上昇していくという事は考えられません。

キャリア・パスを自分で考える必要性

この記事においては、非正規社員が増えた事を問題だと言うつもりはありません。非正規社員が増えた理由としては、企業が深い知識を持った人材育成を必要としなくなったという背景があるでしょう。グローバル化の時代においては、人材と言うものに汎用性が増しており、結果として「必要な時に必要な人材を確保する」事が重要になってきています。言い換えれば、深い知識を持った人材を必要なプロジェクトで外部から調達すれば良いという事になります。企業の内部には、ある程度のコアチームがいれば良くて、その他の人材は外部から1年契約などで獲得すれば良いという話になるでしょう。

高い能力を持った人材であれば、「個別の契約」として、非常に高い金額で企業と契約する事ができますが、高い能力がない人材であれば、その辺のアルバイトしかできないという事になってきます。グローバル化と機械化された現代社会において、そうした格差がどんどん拡大してきているので、自分のキャリア・パスというものを個人が良く考えないと、40代以降に大変に苦労する事になるという事でもあります。

1つの分野を極めるとは何か

岡本太郎美術館に行った時に感じたのは、確かに岡本太郎の描く絵というものは、他の画家と「違い」があり、非常に力強さを感じる事ができるという事です。岡本太郎氏は、ピカソから多大な影響を受けており、ピカソを師として仰いでいます。ピカソは、人生の中で膨大な絵を描いていますが、いずれの作品も非常に高い価値を持つものとなっています。そのピカソの芸術というものは、一般の人から見ると非常に分かりづらいものであり、しかしながらピカソはそれを描き続ける事で、世の中に認められた作家でもあります。

人生における創造力の発揮というものは、自分の得意分野を見つけて、それを拡張しながら世の中の変化に合わせて(人々の需要にあわせて)、変化を続けていくという事であると感じます。時代がその人を必要とすれば、いわゆる「波に乗れた」と言う状況になりますし、時代がその人を必要としない事もあるでしょう。

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PCコピペで「大学レベルの論文」に価値が無くなった時代!デジタル化で文章コピーが当たり前!

  • 17 September 2012
  • のぶやん

知ってました?中国のインターネット上では、引用するURLを文章の最後に付ければ、「文章をそのままコピー&ペースト」が認められています。中国などの個人ブログ上においても、ほとんどコピペだけで済ましている個人が大半です。

日本だと、新聞社の書いた内容をコピーしたりすると、最後にURLを付けたとしても、著作権違反で訴えられる危険性があります。しかし、中国の場合には、メディアすら同じようにコピペ文章しているので、お互いに何も言わないのです。中国は、コピーの文化は世界で最も発達している国であり、それは既に「当たり前のこと」として国民に浸透しています。

日本のメディアは脚色が激しい

日本のメディアは事実と乖離

続いてメディアの質についてですが、日本人からすれば意外に思えるかもしれませんが、日本のメディアと中国のメディアを比較した場合には、日本の方が脚色が多くて事実と乖離しています。中国のメディアの客観性は日本のメディアよりも高くなっており、そして中国メディアの方が報道の多様性があり、事実に近い内容を報道しています。

日本人は「中国は共産主義経済だからメディア規制されている」と思い込んでいますが、メディアの多様性が低い(言い換えれば新規参入が出来ないほど規制が激しい)のはむしろ日本の方であるというのが真実です。僅か3社(読売、朝日、毎日)が市場を独占している状況で、報道に異常なバイアスがかかってきます。

日本人はその事に気がついておらず、その事が日本を一体化させているというか、暴動などが起きない平和な国となっている要因とも言えるでしょう。一方で、こうしたバイアス自体がかかり続けていくと、日本の最も深刻な問題である少子高齢化であったり、国債の発行残高の問題などがどこまでも放置し続けられていくという事態を招き、最終的にどうなるかは歴史が証明していく事になるでしょう。

コピペが当たり前の大学論文

論文に価値が低い

日本の論文自体は、中国の論文より「マシ」ではありますが、日本も中国も学生論文はほとんど価値がありません。特に中国の場合には、100%に近く一字一句同じ文章を使っても良いので、大学の論文は1円の価値を生み出すものでもありません。30分ぐらいで終わる作業です。苦労する事は何もなく、多くの学生が最も苦労するのは、いかに文章を印刷した時の「表紙の見栄えを良くするか」という事だったりします。

中国の学生の多くは、単に適当に論文をどっかから探し出してきて、それを「100%同じ文章で」ペタペタ貼り付けて「引用しました」と言って最後に引用元を付けるだけです。それで大学の論文程度であれば通ってしまうんですね。学士論文ぐらいであれば、コピペを書き換えた程度で、実際に慣れた人なら数時間で書きあがります。日本は、中国より程度はマシですが、学士論文に使い物になる論文などほとんどありません。

クリエイティブである必要性ゼロ

中国の場合には、大学の先生ですら、かなりの部分をコピーに依存している国なので、コピーは罪でも何でもないんです。論文というよりは、文章の「まとめ文」と考えた方が良いでしょう。それだけ、試験の成績だけがよほど重視され、論文が軽視されます。クリエイティブである必要性は何もない国なのです。そして、そうした誰もクリエイティブな行動をとらないコピー社会を人々は「社会主義計画経済」と名づけました。

時代はいずれ新しいものを求める

いかに計画を立てようとも、計画というのは従来のものを基準にして計画されるので、時代が進むにつれて少しずつ計画と実態がずれていくのです。そして社会はやがて世界の潮流から遅れていって、いずれは崩壊を招くのでしょう。中国において5ヵ年計画で経済の全体像が決められますが、こうした過去の手法が通用しない時代に入ってきているのです。例えば、欧州危機などの状況で、中国経済が大きく揺らごうとしています。

言い換えれば、大卒の価値が下がる

大卒の論文は数時間あれば書ける

論文を図書館で調査して、それを基にして教授と話し合って論文を書き上げるという時代は、既に90年代には終了していたと言えるでしょう。現在の大学生の論文の書き方と言えば、単にウェブサイトを検索して、それをダウンロードして適当にコピペして、それを貼り付けて加工する作業となりました。パソコンを使うと書き換えるのが非常に簡単なので、慣れたら数十分の作業となりました。

多くの作業工程は誰でも出来る

大学の論文がコツを掴めば誰でも書けるように、ほとんどの企業の作業というのはマニュアル化されてきており、ある程度の訓練を積めば誰でも出来る状況になってきています。つまり、大学を卒業した人材であれ、高校を卒業した人材であれ、企業から見ると技術的な部分がほとんど変わらなくなってきてしまったのです。大学で何を勉強したのかと言えば、人付きあいであったり、社会でのアルバイト経験だったりする訳ですが、それで企業で通用するほど高いレベルに持ち込めるのでしょうか。

だけど大学の学費は高い

日本の大学では単位制を採用しているので、3年生までに単位を取得していれば、4年生は論文だけという人もいるでしょう。4年生は論文だけだというのに、学費は国立50万円-私立100万円ほどもします。以前であれば、大学は職場で言うオフィスのような機能があり、勉強する場所としてきちんと機能していました。しかし、現在はインターネットがあるので、大学に行かずに論文を書いたり、勉強する事が可能です。

大学としては、大学に来なくても良い学習方法をもっと発展させるべきで、実際に米国などでは無料授業などがインターネットで盛んに公開されはじめてきています。大学という場所は、既に勉強する場所ではなくなっており、1つの資格を取得して社会的地位を得るという目的で行く、一種の身分制度みたいなものになりつつあると考えた方が良いでしょう。

資本主義計画経済

デジタルを否定する人々

本来の国際競争で生き残ろうと思えば、コンピューターを率先して勉強していくべきだという事に異論を唱える人はいないでしょう。せめて簡単なプログラミングぐらいは出来ないといけませんが、高校の教員、大学の教員にプログラミングを出来る人材が揃っていません。英語の先生は沢山いますけど、彼らの英語能力は何故か外国人が驚くほど低いのです。英語の先生が教えるよりも、プロによるビデオ学習の方が良いに決まっていますが、何故かそうならずに多くの人が塾に通って巨額の支出をしています。

デジタルに対応できない世代格差

個人のパソコンが発達したのは、2000年を過ぎてブロードバンドが普及してからの事です。つまり、大学でパソコンを使い始めた世代と、それ以前の世代のパソコンに関する使いこなし方の格差が非常に大きくなっています。仕事がIT関係であったり、良くパソコンを使う仕事は別として、仕事で使わない人はパソコンの扱い方が不得意です。

特に経営者が60代、70代などであれば、コンピューターについて非常に疎い経営者が多く、パソコン用語を言ってもさっぱり分からず、ソーシャルネットワークを使ったりする事もなく、現在のマーケティングについて理解しなくても工場経営であったり、人脈を作る事が大事と大昔の考え方をしている経営者が多いのは、困ったものです。

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