マネジメント

成長の方向性を自分で決めていくべき

  • 6 November 2015
  • のぶやん

企業の内部で働いていると、昇給・昇格試験というものがあって、企業によって試験の内容は異なるんだけれども、トラブルが起こった時にどのように対処するかという筆記試験の問題と、その後にグループディスカッションなどが設定されている場合も多いです。就職の採用試験のようにコンサルティングの会社が入って事業を行っている場合もあります。

方向性を自分で決める時代

日本の多くの企業においては、年功序列のシステムが完全に崩壊していて、年齢を重ねても昇進・昇給する事がなくなってきました。企業の内部にいても、立ち回り良く実力を示せなければ、いつまで経っても昇給・昇格せずに、平社員のままという事も増えてきています。名前が良い企業に勤務していたとしても、ずっと平社員という事が良くあります。少子高齢化で上層の方が辞めていかないので、下の方から這い上がっていくのは大変です。

昇給・昇格すれば、年収というのがどんどん伸びて行く事も期待できますが、昇給・昇格がなければ、年収を伸ばせる見込みがほとんどありません。年齢を経ると、転職も不利になってくるので、40代を過ぎて昇格しなかったとしても、現在の企業にしがみつくという選択肢しかなくなってきてしまいます。

苦手を削って得意分野を伸ばす

誰しもが得意分野・苦手分野というものがあります。ビジネスにおいては、自分の得意分野を見極める事が何よりも重要になってきます。例えば、ある人は電話を受けながらメモを取る事ができなかったりして、1つの作業ができるのですが、2つの同時作業が苦手という場合があります。別の人は、2つの同時作業であれば得意であるのに対して、1つの事柄に集中した仕事が苦手としている場合があります。苦手としている仕事を続けるよりも、自分の得意分野で能力を発揮した方が明らかに良いのです。学校の側がそうした個性を伸ばす教育をしていないので、自分でも個性に気が付かず、企業に入っても個性を伸ばし切れていない場合が多いのが残念です。

得意分野に集中・特化して長期的に自分の資産を伸ばしていくと同時に、苦手分野を克服する事が重要になるでしょう。今の自分の強みが何か分からない時は、自分がやっていて苦痛にならない事を続けるのが良いでしょう。やっていて苦痛でない分野を伸ばしていって、最終的に誰も真似できないレベルまで仕上げる事ができれば、自然と仕事の需要もある事になります。

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大企業の社員とベンチャーとの違い

大企業にいると、その組織で重宝されるスキルやキャリアパス、あとは資格取得とかばかり気にする人が多いでしょう。でも、仕事って本来、もっと「なまなましい」もので。

やっぱり成果を出し続けている人は、自身の成長や目先の評価ではなく、ユーザーやお客様の評価を大事にしていますよね。

上司の言う事を聞いたら上司ぐらいにしかなれない

会社に行ったら上司の言うことを聞くと。上司の言うことを聞いたら、上司ぐらいにしかなりませんよ。親の言うことを聞いたら、親ぐらいにしかならないよ。先生の言うことを聞いたら、指導要領ぐらいにしかならないですよ。こういう連中の言うことを聞かない人間がこれからは重要になってくるわけです。

もう「宿題やるくらいだったら、ゲームでもやってなよ」というぐらいの親じゃないとダメですね。つまり、これって結構難しいんです。20世紀に日本はあまりにもうまくいきすぎたんで、それを引き続き大量に作るという、そういうマシーンができちゃったわけですね。

ホテル日航東京がヒルトン東京お台場に変更

  • 17 June 2015
  • のぶやん

2015年09月30日からホテル日航東京がヒルトン東京お台場になるそうです。1996年3月からホテル日航東京として営業してきましたが、19年間の歴史に幕を下ろして、別のホテルグループとして再出発するそうです。このホテルは、私も以前に利用した事があるホテルなんですけど、お部屋が広めに作られていて景色もいいし、設備の充実度が高いホテルでした。人気のホテルで稼働率も高いホテルだったのですが、リゾートホテルだけに維持費も相当にかかっていたようです。

こう言うと悪いんですけど、他の同等クラスのホテルと比較すると、スタッフの質は本当に微妙でした。周辺の設備について質問しても、質問が曖昧にしか返せなかったり、夕食を運んできたルームサービスの対応の話がやけにながいし、設備面が良いのにサービス面において高級ホテルになりきれてませんでした。設備が最強なだけに、人材にお金をかけられていない姿が非常に残念に感じたのでした。ほとんど利用者がいない景色の良い(夏の昼間でも空いてる時多い)のプールなどに金がかかりすぎて、人件費を削りまくっていた姿が浮かび上がります。かゆいところに全く手が届かないビジネスホテル並みのサービスですね。

楽天トラベルでヒルトン東京お台場の価格を見たら、以前よりも値上がりしていて、1部屋だと6万円-7万円になっていますね。えーっと、築19年のホテルの価格とは思えないほど高い。1泊6万出せば、外資系高級ホテルも泊まれちゃう価格ですね。私だったら、迷わずに外資系ホテルを選びますね。

ホテル日航東京の殺人事件

ホテル日航東京で、2015年3月に韓国籍の男性である韓国籍キム・コンウ容疑者が酒を飲んで暴れて、女性の首を絞めて殺したという事件がありました。これによって、ホテル日航東京の実名報道が相次いでされた影響で、ホテルの営業に相当の影響があったものと思われます。今回のホテル日航東京としての営業終了に少なからず影響があったものと思います。

人が死んだところで結婚式をしたいカップルなんていないでしょうから、この報道を受けて結婚式の開催などはほとんど全てキャンセルになったものと思われます。つまり、年間で失われた金額というのは、億単位に上回ってしまって、今後とも厳しい状況が続くと判断したものと思われます。

JALホテルズ自体がオークラ系列化

JALが破綻した影響を受けて、JAL系のJALホテルズ自体も2010年からオークラ系列(JALホテルズの株式90.7%のうち、79.6%をホテルオークラに売却)となっています。その影響で、以前にホテル日航東京に存在していたファウンテンズクラブという会員制も変更があって、オークラ系のカードになっていたのですが、それも2014年12月に廃止になったようです。

ホテル日航東京(オークラ系列)からヒルトン系列に移るという事は、安い価格でオークラ系列がホテル日航東京をヒルトンに売却したという事になるのだと思います。ヒルトン系のホテルとして2020年の東京オリンピックに向けて再出発となるようです。私はもうこのホテルに宿泊する事はないと思いますが、頑張って頂きたいものです。

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ヒルトン東京お台場

お台場に位置する、リゾート感覚あふれる全室バルコニー付きのシティホテルです。

ホテル総合評価★★★★★

このホテルのレビュー・口コミ
(3046件のレビュー・口コミ)

サービス★★★★☆
部屋★★★★★
設備・アメニティ★★★★☆
立地★★★★★

最低宿泊価格 : 5500

【住所】東京都港区台場1-9-1
【電話】03-5500-5500
【FAX】 03-5500-2525
【駐車場】有り 300台(有料) ご宿泊のお客様は1泊1500円(最大4500円) 先着順

このホテル宿泊プラン一覧

アクセス:「ゆりかもめ」台場駅直結。羽田空港から15分(エアポートリムジンバス) 臨海副都心線「東京テレポート」より徒歩10分。

ヒルトン東京お台場の詳細情報

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40代社員が危機感を持って起業とは?キャッシュを稼ぐ事の重要性

  • 15 June 2015
  • のぶやん

現在の大卒の40代社員が50代になってくると、昇進する人以外は不要になる事だけは間違いないでしょう。企業の競争力から考えても、新卒採用で安い大卒を大量採用する事が可能である訳だし、「働けない」50代社員を置いておく理由は、どこにも無い訳です。役員が自分たちの身を安泰にする為に、50代の部長クラス、課長クラスの管理職に責任を押し付けて辞めて貰うというスタイルをとる事が多いです。自分たちが責任を持たず、特攻隊を送り込んで何とかしようという旧日本軍にそっくりです。

付き合いのある会社などで40代の社員さんと話をしたりすると、40代の社員さんの多くが自分の立場というものを本当に良く理解しています。そして、多くの人が会社にすがらない生き方というのを模索するのですが、40代に入ってしまうと、30代の頃よりも更に独立の難易度が高くなる場合が多くて、独立というのがなかなか難しい。だからと言って、転職も難しいので、どうすればいいのかという人が増えます。そういう場合には、今の企業で死ぬ気で頑張るのがいいんでしょうね。

年功序列が崩れてない日本企業

中国では、50代と言ったら「よほどの事が無い限り社内で既に退職している年齢」とされています。現実、中国は人口が多すぎて50代の社員は役員ぐらいのもので、大企業の部長でも40代前半、30代という事も良くあります。成果主義なので、とにかく成果を出せばどんどん昇進していく事になります。こういった隣国の状況を考えても、日本の「年功序列」というのは、いまだに健在であると言えるでしょう。日本でどうしてこんな高齢者が居座れるかと言えば、高齢者が多い国家だから高齢者が居座れるという高齢者ジレンマに陥っていると考えられます。

そうやって高齢者が企業の中枢に居座って決断を行った結果として、若者が多いグローバルの市場を読むことができずに負ける可能性があるという事です。

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中村事業企画さまより引用

50代は単なるお荷物になる

30代、40代、50代と賃金カーブで言えば50代がピークになるはず(少なくとも従来の日本企業ではそうしてきた)なんですけど、それは少子高齢化でそういう事が起こるという事は考えられません。何故ならば、高齢者の方が余っていて、若者が不足している状況では、40代前半でマネジメントクラスで業績が良くて、40代後半で役員候補(部長補佐レベル)、50代で部長・役員クラスになれないような人材は不要と考えているような場合が多いです。大企業でもどんどん試験に受かって昇格していくような人材でないと、50代で残るのが厳しい時代と言えるでしょう。

大企業のマネジメントクラスに就任したとしても、少しでも業績が悪い、もしくは社内で悪い噂話(業績の良い部下からの不満)などが出てしまうと、本人の意思と無関係にすぐに「何の権利もない部署」に飛ばされてしまいます。多くの企業では、日本企業の花形と言われる「営業部」の部長クラスであったとしても、業績が悪いと隣の部署に移動となり、何ら権限がない肩書きだけの部長にさせられるという事は、私が知っているだけでも数え切れないほど良くある話になっています。つまり、50代になってくると、いつ切られてもおかしくない状況と言える訳です。

勝ち組と負け組みがはっきりする社会

アメリカ・中国などにおいて、自分で起業をして事業をする事が良いとされる風潮がある背景には、サラリーマンをしても簡単に首を切られて、相手の良いように使われてしまうという考え方があるでしょう。少し頭の良い人ならば、自分がサラリーマンで成長できない事ぐらい知っている(東大を卒業した同期の方が圧倒的に頭が良くて、サラリーマンで対抗できない事ぐらいすぐに分かる)ので、自分で事業を興した方が勝ち組になれる可能性が高いと主訳です。だけど、独立すると言っても、そもそも仕事がなければ独立どころではない訳です。

会社の内部においても、新しい仕事をどんどん作り出していく(もしくは、顧客の新規開拓でもいいでしょう)事ができなければ、

事業を興すタイミングが重要

40代で起業した人に聞くと、ほとんどの人が「もっと早めに独立を考えておけば良かった」と言います。40代で家族を持った状態で起業するだけでも素晴らしいと思うのですが、そこから軌道に乗せるのは更に凄いと思います。かつて私がお話を伺いに訪問した社長さんは、40代で会社を退職して部下の2人と3人で独立、その後に会社に上場されています。会社の取引先などを引き継いでの会社設立で、取引先をどんどん拡大して上場に至るわけです。

20代の若手の起業スタイルと、40代の大人の起業スタイルというのは少し異なっていると思うのです。40代であれば、それまでの取引先、人脈などを総動員して起業した時点において既に取引先が結構あって、その取引先から仕事を受ける事ができるという状況が良くあります。簡単に言えば、動かすお金の単位が最初から大きいので、成功も失敗も大型のものになるという事でしょう。

独立をするタイミングとか

20代であれば、月額10万円ほどの収入が確保できれば、フリーランスとしての独立は可能であると思います。最初の年収120万円かよと思うかもしれませんが、1年ぐらい頑張れば、年収2-3倍になって、サラリーマン並みになると考えれば、別に怖い事は何もありません。そういう見通しが今ひとつでも、20代なら会社を辞めてチャレンジする価値もあるでしょう。もし、失敗してしまったとしても、年齢的にもやり直すチャンスぐらいはいくらでもありそうなものです。ただね、最初に0円とか、5万円とかで「独立開業」というのは、さすがにちょっと厳しいんじゃないかなと思う訳です。

30代になってくれば、片手まで月額20万円以上の収入を確保してからでないと、フリーランスとしても、会社を起業するとしても厳しいのではないかと思います。20代の能力を足し合わせて、スタート地点が高くないといけないからです。更に40代となってくれば、既にフリーランスとか言わないで、自分が投資家になってチームとして会社を起業するスタイルから始める独立のスタイルが向いていると思うのです。フリーランスというのは、労働形態が多いので、そういうやり方ではなくて、今真での貯蓄を会社に投資して事業としてスタートする方法でないと。

キャッシュイズキングの考え方

キャッシュフロー計算書が重視されるようになって久しいですが、企業というものは、利益を出し続けないと存在し続けることすら怪しいです。東京都内だと、最低でも20万円(それでも年収240万円)ぐらい手元に残るようにしておかないと、生活自体が成立しないのです。生活自体が成立しない中で事業をやろうというのは、余裕どころか自分の生活が危うい状況で、まさに「何もできない状況」に陥りかねません。まあ、どこかから投資家を見つけたり、自分の家庭が裕福であったとしても、キャッシュを生み出す構造がなければ、お金を食い潰すだけになってしまいます。

スタートアップがラーメン代を稼ぐという議論にも良くなっていますけど、ラーメン代を稼ぐという事は、そこから学んだ事で新しい事業を展開できる可能性があるという事を意味しています。少なくとも、自分の生活費も稼げないような企業がいきなり大きな成果を出すという事もないわけではないのでしょうけど、そういった例はごく稀だと思った方が良いでしょう。ほとんどの場合には、少しキャッシュを生む可能性がある事業があって、そこにお金を更に投資して成功に導いていくという事が多いでしょう。

キャッシュを稼ぐ為の方法

インターネットで稼ぐノマドワーカーとか何とかいうのが良く話題にあがったりしますけど、実際にインターネットでブログのみで稼ぐなんて妄想の世界でしかありません。イケダハヤトという超有名ブロガーでさえ、ライブドアブログのランキングからの流入に依存して、更にそこにアフィリエイトを張り付けて稼ぎを出しているのであって、普通にブログを書いてあそこまでアクセスを出すのはとうてい難しいと言えます。たとえ、ブログなんかで20万円稼げたとしても、それを伸ばすのは難しいだろうし、幻想と考えた方がいいでしょう。現実には、その知名度を活用して書籍出版などに持っていくブロガーが多いようですが、書籍だって定価10%の印税でどれだけ儲かるかと。いずれにしても労働依存型である事に変わりありません。

キャッシュを稼ぐためには、自分の知名度に依存したようなオナブログではどうしようもないと言う事です。ウェブサービス自体のブランディング戦略を打ち出して、更新するのは誰でも良いような状況であったり、会員が登録するようなサイトにして、会員から投稿して貰うようなサイトに構成するのが良いと考えられます。いずれにしても、インターネットであれ、何であれキャッシュを生みだす方法を考えていく事が重要になります。

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会社経営において「命綱をつけて山を登るのが大事」

自分の起業した会社が生き延びるチャンスを増やすためにも、最初から退路を断って(会社を辞めて)月給ゼロで食いつなぐよりも、10万円でも20万円でもレベニューソース(収入源)を別に維持して、命綱としてとっておくのは大いにありだと思うのです。

インターネット業界で起業しようという意思をもっている人であれば、なんとか生き延びられるだけの請け負える仕事が何かあるはずです。自分の夢にストイックに、純愛主義みたいになってしまい「副業をやっているから成功しない」なんて言う方がいるかもしれませんが、そんなことは決してありません。

もちろん失敗しないのが大前提でなければいけませんが、万一、2、3回事業が失敗してもなんとか生き延びられるだけの、別の収入源を確保しておくことも大事なのではないかと正直思うのです。

常に怒っているによるスクリーニング効果

企業の成長というところにフォーカスすれば、結局は誰が残り、誰が去ったかということでしかなく、スクリーニングの一形態としてマネジメントが「常に怒っている」というのが機能しているのでは?と最近は思ってきた。

経営と言うのは人材を集めて戦うウォーゲームなのだが、当然ゲームである以上それをハックしようとする人も出てくるわけだ。人生かかってるから仕方ない。例えばこういうのだ。
 
>仕事ができず、技能もない俺が会社で生き残っているやり方 http://anond.hatelabo.jp/20150105213534
 
少数で結果を出さないといけないスタートアップでは、上記のような人をどうやって他の会社に「重し」として押し付けるかというゲームは非常に重要である。

どうせ負けてしまえば、自分の詰まらぬ事業に他人の貴重な人生を巻き込んだという点ではどっちにしろ地獄行きなのだ。
 
 

成功するプロジェクトと失敗するプロジェクトの違いは何?

  • 9 March 2015
  • のぶやん

新規立ち上げのプロジェクトがあったとして、それが成功するか否かというのは、もちろんリーダの素質とかあるんですけど、それ以上に重要になってくるのが「チームの個人が主体性を持って取り組めるかどうか」である事は言うまでもなさそうです。数多くのチームプロジェクトに関わってきましたが、実際に主体性を持って取り組める人というのはそれほど多くありません。

最近では、企業の中に正社員だけではなくて、派遣社員、契約社員、アルバイトなど様々な形態で働いている人が多いので、それぞれが仕事に対して「プロフェッショナルで主体性を持って働くという事が非常に難しくなってきています。チームの意思統一を図る為には、チームの向かう目標の議論であったり、チームメート同士のコミュニケーションが欠かせないと言えるでしょう。

リーダーが巻き込む能力

先ず、最初に言える事はリーダーが人を巻き込んでいく能力が大事になってくる訳ですけど、現代のリーダーというものは作業も人よりも上手にこなさないといけない(何かにかけて得意分野を持っている人が望ましい)という事で、ある程度の能力が高くないといけません。そして、リーダーというものは、人の適正を見抜きながら、人に指示を出して実行して貰うという事が必要になります。

人間の社会では、多くの人が「出来るだけ作業をせずにおこぼれにあやかりたい」と考えている事が多いです。もしくは、単に参加者・傍観者でいたい、失敗する可能性もあるプロジェクトに対して主体的に関わりたくはないと考える人も多いのです。大学のサークルであればそれでも良いのですが、社会人の仕事となると、主体性が無い=リスクをとっていない人に対して、何らかの報酬が与えられるという事は、チーム全体の士気を下げてしまう事にもなりかねません。

チームの主体になるということ

チームの主体になるという事は、最初に「チームに対して意見を発信する」ということになります。意見を何も発言しないというのであれば、それは存在していないのと同意義になります。チームのメールのやり取りであったり、掲示板などにおいて、主体的に情報のやり取りを行おうという意思がチームの主体になっていく上で大切になってきます。

ベンチャーであったり、企業の小さなプロジェクトで最も厄介なのは、口を出すけど作業となると全くやらないというタイプの人間です。様々なアイディアを出すのは良いのですが、実際に実行する人もいないとチームとしては成立しません。誰も作業をする人になりたがらない(作業をする人は時間というリスクを取る)ので、ベンチャーやプロジェクト立ち上げの時期には、しっかりと作業が出来る人材をチームの核としておく必要性があるでしょう。

能力がある人と無い人の違い

能力がある人とない人、もしくは将来性がある人と無い人というのは、1回話をすれば半分ぐらいの確立で分かります。1回話しただけで分かるのか?と思うかもしれないですが、今の状況がどうであるかに関わらず、話の内容からすると「この人は凄そうだ」と思った人は、数年後には相当に凄いところに行ってる人が多いですし、「この人はダメそうだ」と思った人は、大体の人がダメな方にいってます。半分ぐらいは「いけるかいけないか」を1回話せば分かりますが、あと半分は「判断保留」という場合があります。

最近になって分かってきたのは、向上心が強いとか弱いとかの問題ではなくて、お金を持っているか持っていないかの問題でもなくて、責任感があるか無いかの問題でもないという事です。要は、何か実現したい事があって、それに向かっていけているかどうかという所が能力があるかないかの最重要なものである気がします。そういうものが備わっていれば、自然と行動が身についてくるものだと思っています。

労働作業における金銭を無視する

労働者として働いていると、時給に換算してしまいがちですが、時給であったり、貯蓄であったりというものは、能力が高くなってくるとそれほど意識しなくなってくるのかなと思います。それは、多くのプロジェクトというのは、プロジェクトの成功に対して「成功報酬」としてお金を貰うものであり、プロジェクトが成功しないとお金が発生するものではないからです。

この記事で取り上げている「主体的に関わる」というのは、この成功した時にお金を貰える可能性がありますが、失敗したらお金がゼロですよという話なんです。つまり、各個人が事業に対してリスクを負っていくという話で、各個人がそれを求められていく厳しい社会になってきているという事です。経済が成長していかない中においては、事業リスクが高くなるので、それに積極的に関与しなければ、リターンも得られないという訳です。

もっと簡単に言ってしまえば、自分の労働力を投入したらお金が必ず発生するというようなアルバイト型の労働スタイルでは、事業がどんどん伸びる中でもお金が貰えないので、成功者との格差が拡大するという事でもあります。労働者は、自分の肉体労働でお金を稼ぐと言う大きなリスクをとっているにも関わらず、金銭的なリスクをとろうとしていないので、大きなお金を得られないというシステムが民主主義の格差の根本です。だから、労働者は、お金の面においても、リスクをとる事を行っていく必要が出てくるのだと思います。

後から入ったチームメイトのケア

後からチームに入ってきたメンバーを温かく受け入れていくという姿勢もチームのマネジメントとしては重要になってきます。後から入ってきたチームメンバーが社交的でニコニコと誰にでも話しかけて好かれるタイプならいいのですが、そうでなかった場合は、すぐに疎まれる存在になりかねません。そうならないようにする為には、いかなるタイプであれ、ディスカッションしたり議論したりする時間を設けることが必要になります。

もっとも良いのは、スポーツで交流したり、山登りを楽しんだりする事でしょう。こうした共通したアクティビティな活動は、実際に仕事に対してのコミュニケーションを円滑にして、チームプレーに大いに役立ちます。信頼できない人に対して、仕事上でも注意したりする事がしづらいからです。こうしたスポーツや登山のアクティビティ活動は、以前に比べると日本では減ってきていますが、非常に残念なことです。

 

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