検索エンジン

検索エンジン(けんさくエンジン、英語: search engine)は、狭義にはインターネットに存在する情報(ウェブページ、ウェブサイト、画像ファイル、ネットニュースなど)を検索する機能およびそのプログラム。インターネットの普及初期には、検索としての機能のみを提供していたウェブサイトそのものを検索エンジンと呼んだが、現在では様々なサービスが加わったポータルサイト化が進んだため、検索をサービスの一つとして提供するウェブサイトを単に検索サイトと呼ぶことはなくなっている。広義には、インターネットに限定せず情報を検索するシステム全般を含む。

狭義の検索エンジンは、ロボット型検索エンジン、ディレクトリ型検索エンジン、メタ検索エンジンなどに分類される。広義の検索エンジンとしては、ある特定のウェブサイト内に登録されているテキスト情報の全文検索機能を備えたソフトウェア(全文検索システム)等がある。 検索エンジンは、検索窓と呼ばれるボックスにキーワードを入力して検索をかけるもので、全文検索が可能なものと不可能なものとがある。検索サイトを一般に「検索エンジン」と呼ぶことはあるが、厳密には検索サイト自体は検索エンジンでない。

Googleが1998年に稼動させたGoogle検索は、従来の検索エンジンがポータルサイト化へと進む流れに逆行し、独創的な検索技術に特化し、バナー広告等を排除したシンプルな画面と2000年にYahoo!のロボット型検索エンジンに採用されたことにより、急速に人気を集めた。いつしか[要検証 – ノート]ウェブページ検索の世界シェアのトップに躍り出たとされている。また日本においても、GoogleやYahoo!などの検索エンジンを利用すること=「ググる」というネットスラングが生まれた。この状況に危機感を募らせたYahoo!は、2004年にロボット型検索エンジンを独自技術Yahoo!Search Technology (YST)(Yahoo!が買収したInktomiとAltaVista、Overture等の技術を統合した)に切り替えた。同年、GoogleやYahoo!のエンジンに匹敵すると言われるTeomaを利用した検索エンジン、Ask Jeeves(現・Ask.com)が「Ask.jp」として、2005年、オーストラリアで誕生したMooterが日本に進出し、検索サービスを開始した。

検索からの流入が期待できる時代が終わろうとしている

  • 18 August 2017
  • のぶやん

WELQは、検索に強いとされていましたが、それは大量にアルバイトを集めて、医療系のパクリ記事を量産していたからでした。これは、法律的にも問題がある事が分かって、インターネットで炎上してWELQは閉鎖に追い込まれました。安易にアルバイトが他人の記事をリライトしたものを量産して出して『稼げればいい』というのは、上場企業が行う行為として問題があるという結論となり、DeNAは評判を落とすことになりました。

検索エンジンで見つからない情報

多くの事をインターネットで知りたいと思っている人ほど、検索エンジンで探したいものが見つからないという事に直面しています。例えば、最先端の研究を行っている科学者の人が検索エンジンで検索しても、自分が探しているような答えを見つける事は不可能でしょう。

検索エンジンというのは、コンテンツを作らずにコンテンツをリンクするだけの作業を行っている訳ですけど、実際に検索するには、それなりの知識を有している必要があり、知識がないものを検索するのは困難を伴います。

扱える言語の限界

日本語でしか検索が行えない人は、日本語の情報しか閲覧する事ができません。世界中には、英語の情報、中国語の情報で公開された情報が沢山あるにも関わらず、日本語の情報しか閲覧せず、その一部しか閲覧できない事は、世界情勢などを知る上でも極めて不完全な状況になっているという可能性があります。

現在、海外で何が流行しているかという事については、日本語で報じられないものが沢山あります。また、国ごとに思考が統一されている訳ではなくて、個人の思考も多様化しているので、外国語を扱えない事は、多くの人にとって大きな情報成約となることは間違いありません。

中国の情報閉鎖

インターネットは世界中と接続されていますが、サーバーが中国国内にある場合には、中国の国内外から閲覧が制限されたり、中国国内のビジネスが行えなかったりという大きな制限が発生します。例えば、アメリカの多くのサイトでは、世界中でアフィリエイトを行う事が出来ますが、海外から中国のアフィリエイトを行う事は極めて難しくなっています。

中国の場合には、人口が多いので海外にいる中国語の話者の数も半端じゃないので、フェイスブックにも中国人は普通に沢山いたり、インターネット上で中国で禁止されているツィッターなどを使っている中国人も沢山います。

2015年から2016年にかけて長文SEOが評価されるようになった傾向

  • 4 December 2016
  • のぶやん

NAVERまとめは、2016年になってからアクセス数を急速に落としました。その背景には、WELQのように『リライトを使った長文記事』が評価されるようになったという事があります。ただし、これには問題点も指摘されていて、他の人が書いた内容を集めてリライトしていたという事が実質的には、引用を行わないコピペより酷いという事で炎上しました。

詳細についてはこちらに書いてあるとおりです。
炎上したWELQの要求が8000字の時代!なのに、大学の論文が僅か2万字!大学論文の大半がコピペと書き換えでは?

SEOで評価されるようになった長文

SEOでとにかく長文が評価されるようになったのは、特に最近になってその傾向が強まっています。長い文章は、ユーザーの滞在時間が自然に長くなるので、それで滞在時間を見ているGoogleなどに評価する傾向が多くなった訳です。長文を書くことによって、語彙数などの数も多くなる傾向になっているので、検索エンジンで上位表示される傾向が出てきたという訳です。

このような長文を書くのは、非常にコストがかかる作業であり、コストに見合う作業ではないので、普通はやらない人が多いのです。だからこそ、『しっかりと長文を書いた人は正当に評価されるべきだ』というGoogle社の考え方なのかもしれませんが、残念ながら長文が良いとは限りません。私が『このサイトはいいな』と思ったサイトは、全く上位にも出てこないサイトが沢山あり(自分の運営しているサイトで良質なものほど上に出てこない)、長文であるかどうかという観点は、SEOに有効であってもユーザーにとって有効であるとは限りません。

長文で問題になるパクリ疑惑

WELQなどで問題になったように長文をライターに安価で発注した場合には、その多くがリライトによるものになります。酷い物になると、何らかのツール(いわゆるリライトツール)を使ってリライトして、それを人が軽く見て書き直した程度で公開しているものまでありました。そうなってくると、実質的にリライトではなくて単なるパクリと同じです。コンピューターは、似たような語彙に当てはめて、単に語彙を変更して『出来上がり』という訳ですけど、それはリライトと言わずにパクリと言った方が良いでしょう。WELQ上では、そうしたパクリが沢山あった訳です。

リライトした文章に対して、パクリかどうかを検証するのは、非常に困難と言えるでしょう。パクリかどうか検証するツールがありますけど、そのツールは、同じ部分を色で表示するぐらいの事しかできません。語彙を変更して言った場合には、そうしたツールを使っても同じ部分が一部のみになってくるので、文章が一致率にすると、パクリ以下になってしまってパクリとならないようになっています。もちろん、パクる側としてはそうした事を理解してやる訳ですけど、人間が見た時には、何かおかしいとなる訳です。

大事な事がウェブ上にない

今でも書籍が売れるのは、書籍上にあるけどウェブ上にない情報が沢山あるからです。リライトの行為は、インターネットじょうからリライトしたものになりますが、それは書籍からリライトしたものではないので、内容がどうしても薄くなってしまうのです。専門書などで出版されている内容は、インターネット上にない場合が多くて、それは1つの大きな問題と言えるでしょう。言いかえれば、書籍を出版するような人は、同じ情報をインターネット上に出すべきかもしれませんが、それは実はお金にならない事が分かっています。

検索エンジンでは、ライターが書いた文章というのは、シンプルで専門用語が出てこないと判断して、頻出しない専門用語が数多く出てくるサイトを評価する傾向があるとみられています。こういった傾向を把握したWELQは、ライターに医療用語という『専門用語』を中心に書かせることでSEOで上位を取る事を狙いました。しかし、専門用語を専門家以外が解説している事に違和感を覚えたユーザーからのクレームが相次いで、さらにライティングがコピペだらけで構成されていたことが発覚して炎上して、WELQは停止に追い込まれました。

cakesで稼ぐ時代がやってきた

こうした広告に依存しただけのPVを取るだけの傾向を改めようと、cakes(ケイクス)などは新しい取り組みを始めていて、インターネット上でコンテンツを販売するという取り組みを行っています。こうした取り組みでは、著名にならないと金銭が得られないという事がある半面で、書籍を出版するような人には向いているビジネスと言えるでしょう。本気で稼ごうと思うのであれば、イケダハヤト氏やはあちゅうのような個人のセルフブランディングはありだと思います。しかし、今の現状のウェブでは、Cakesでもセルフブランディングしないと売れないというのは変わりありません。書籍のように本屋さんに行って買うものとは違うからです。

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スマホの時代にコンテンツをどこに置くかの重要性 -検索されないと存在しない

  • 11 May 2016
  • のぶやん

最近では、スマートフォンからコンテンツにアクセスする人が増えています。そんな傾向の中で、Googleで検索して流入してくる人が減っているのだそうです。最近では、Instagramであったり、Twitter検索を活用する人が多いという事です。ニュースなどが話題になっていれば、先ずTwitter検索を行って、そこからニュースに飛ぶという方法です。

ツィッター検索にひっかかる事が大事

ツィッターの検索が多くされる現状では、ツィッター上にコンテンツを置いておいたり、ハッシュタグを利用する事が必修になってきます。そういう状況を考えると、コンテンツを大量にツィッターにつぶやくのは、アクセスを集める上では、それなりに有効であると言えるでしょう。自動でも良いので、とりあえずツィッター上に置いてないと検索されないので、ツィッター上にリンクを置いておくことが重要になります。

かつてGoogle検索の上位に表示される事は大事でしたが、Twitterは上位表示というよりは、時間でつぶやき続けないと、すぐにキーワードが下がってしまいます。そう考えると、BOTでも良いので、同じものを何度でもつぶやく事は、ツィッターで検索される上では有効になるという事は明らかです。さらにニッチのキーワードだとツィッター上にないという事もあるので更に有効です。

NAVERまとめの検索にひっかかる重要性

NAVERまとめなどのアプリにおいても、表示される事が大事になりますが、その為にはNAVERまとめの中にまとめが作られているか、自分のサイトのリンクが引用されている必要性があります。そうしなければ、NAVERまとめの検索からは、自分のサイトに流入してくる事が永遠にないのです。こういう事態というものは、様々な場面で起こっています。Google検索ではなくて、アプリからNAVERまとめの検索を利用するユーザー層もある程度の数になってきています。

日本の検索エンジンの統計を見ると、2014年になかった傾向が2015年で現れ始めています。それは、Facebookの検索とNAVERまとめの検索の出現です。Facebookでは、様々な情報が内部で完結されるようになってきており、それは特に日本において高齢者に顕著です。NAVERまとめの年齢層は高くない(20~40代が中心)ですが、日本のまとめサイトとして相当の影響力を持つに至っています。これは、パソコンでの利用者数の減少であり、スマートフォンでの利用者数は増加しているサービスもあります。


https://seopack.jp/seoblog/20160419-s-e-share/

YahooやGoogleが圧倒的であったものは、少しずつ切り崩されていて、分散が進んでいる事が分かります。特にFacebookやNAVERまとめの検索などは、オープンではなくて内部検索である事に注意が必要です。言い換えれば、Googleのような『多数のサイトの集合体からの横断検索』ではなくて、その内部に適した形でコンテンツを配置しておかないと、誰も見てくれない、閲覧されないという事を示しています。

スマートフォンから伸び続けるアクセス

一方で、スマートフォンかあのアクセスはどのサイトも伸び続けています。ただし、ブログサービスであるアメーバブログのみはアクセスの伸びがほとんどありません。これは、芸能人ブログなどが頭打ち(LINEブログやLivedoorに食われた)になった事と、ブログサービスというものがNAVERまとめのようなまとめサイトにアクセスを食われた(NAVERまとめの方が圧倒的に写真が入っていて読みやすい)という事があるでしょう。

特にちゅうもくすべきは、Amazon, LINE, NAVERが25%を超える凄い勢いで伸ているという事です。このサービスは、スマートフォンやタブレットPC分野を更に強化しており、今後は更にユーザー数が伸びると予想されています。これを言い換えれば、こういった場所にコンテンツを配置されていないと、ユーザーから全く見られないという事を意味しているでしょう。上位のサービスは、スマートフォンユーザーの半数ほどが利用していると考えられます。



スマートフォンで好まれる簡易コンテンツ

スマートフォンでは、動画だってそんなに長い時間を視聴する事はできないでしょう。せいぜい、1分~5分ぐらいで、映画をスマートフォンで見るという人は稀です。パソコンを持っていない人で映画を見たいという人は、スマートフォンではなくて、タブレットを購入するか、DVDプレイヤーなどを持っているのが普通です。スマートフォン向けのコンテンツと、パソコン向けのコンテンツを分けて考えたり、最初からスマートフォン向けに絞り込むのが良いかもしれません。

NAVERまとめのような簡単で写真が多いプラットフォームと言うのは、スマートフォン時代に良くマッチしていると感じます。また、実際にNAVERまとめは、日本でトップ10に入るアクセスを集める凄いサイトに成長しました。NAVERまとめでコンテンツを作っておくというのは、コンテンツライター・作成者にとっては、とても重要であると感じます。

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NAVERまとめのタグを検証してみる

  • 3 June 2015
  • のぶやん

NAVERまとめなどでは、タグというのが1つのページに5つまで設定できて、タグのページが「キーワードで投稿されたまとめの一覧」となっています。確かにまとめに飛ぶという意味ではこれでいいんですけど、本当にユーザーの需要にかなっているかは疑問です。例えば、歌手の名前で検索した時には、動画などが出てきてほしいという事が良くあるんですが、そうした構造になっていません。NAVERまとめで改善点があるとすれば、私なら真っ先にタグページを改良する事を考えると思います。

例えば、「宇多田ヒカル」を検索すると、宇多田ヒカルについての説明が少し書いてあって、あとはまとめを見てくださいとある訳です。あの、今の10代にとって「宇多田ヒカル」を知らない人もいる訳ですけど、そうした人向けの情報がタグページにないと不便なんですね。NAVERまとめのタグページには、公式サイトも、Twitterリンクもないんです。タグページというのはWikipediaのようにある程度の説明があった方が親切という事になります。そうしないと、Wikipadiaで宇多田ヒカルを調べなおさないといけないからです。文章だけではなくて、動画だけを見たい場合には、Youtubeで調べなおさなくてはいけないんですね。

宇多田ヒカル


検索結果とタグの関係性

Yahoo!Japanの検索エンジンが非常に良く出来ていて、例えば検索結果として「宇多田ヒカル」とすると、公式サイトもTwitterリンク、関連人物、関連した動画、ニュース、NAVERまとめなど、関連した内容を見る事ができるようになっています。NAVERまとめも、Yahoo!japanの検索エンジンのような感じになると便利なんじゃないかなと思うんですけど。ただ、この場合に起こる問題点として、外部のページにリンクする可能性があるので、内部の滞在時間が減少する可能性があって、NAVERまとめ自体のアクセス数が減少する可能性があるという事です。

外部ページへぶっ飛んでアクセスを減少させない為には、最低でもNAVERまとめの内部ページに飛ぶようにしないといけないけど、例えば動画を見る為にアイテムページしかない所に飛ぶとなると、本当にそこにアイテム+広告しかないので、ユーザーにとって「まとめを見る」か「広告をクリックするか」の選択肢しか用意されていないわけです。これが大きな問題です。

そこで普通に考えるは、アイテムページを自動的に組み合わせて情報を充実させたり、アイテムページ自体にタグを付けていくという方法です。そこで問題になるのは、アイテムページの画像について、外部の画像購入サイトのものを使ったりしているので、特に画像のアイテムページの価値が薄いという事です。5年前であれば、こうした単純アイテムページの存在があっても良かったのですが、ユーザーはもう少し高度なものを求めるようになってきていると感じます。つまり、アイテムページの改善も同時に必要になるという事でしょう。アイテムページに価値を持たせられれば、NAVERまとめの価値が更に高まる事は間違いないのです。

アイテムページ


出来るだけ検索したくない

関連情報をどのように表示していくかというのは、今のウェブの業界で大きな課題であると感じます。関連情報の表示がうまくいかなければ、人々は検索する手間が増えてしまって、それは時間的に大きな損失になるからです。「宇多田ヒカル」の例で言えば、タグとなるのは、本来は「コロンビア大学 中退」「First Love」「二重国籍」「離婚」などというキーワードが出てくるのかなと思います。ただし、それはもしかしたら、本人からすれば迷惑な内容を含んでいるかもしれない点が問題です。

Googleの検索に入力する時にでさえ、キーワード入力すると、悪いワードが出てきて迷惑している人も沢山いるからです。ただし、歴史教科書に書いてある事の多くが間違えを含んでおり、単純に語彙を覚えているだけという事を考えれば、良いキーワードも悪いキーワードも含めて、本人の情報を知りうる細かいキーワードが重要になってくると思います。例えば、葉加瀬太郎であれば、必ず奥さんの髙田万由子さんがあっての活動なので、髙田万由子さんのキーワードみたいなのも必要ですし。セリーヌディオンが出てきてもいいかもしれないですね。

関連トピックの意味がほとんどない

NAVERまとめで言えば、パソコンから見た時に関連トピックというものがあるのですけど、これが大きいカテゴリすぎて、クリックしたいと思わないんですね。「宇多田ヒカル」だから、歌手とか、音楽とか出てこられても、これは「トピック」というより「カテゴリ」という感じですね。

NAVERまとめのタグ構造


もっと適切なタグページというのは、更に細分化された本人に関係のあるタグだと思うんですけど、NAVERまとめの現状では、関連トピックが大きすぎてカテゴリ化してしまっています。こうした形だと、ユーザーから見ると、探したい情報を探すのにタグではなくて、検索を使った方が早いという事になってしまいます。

本当に探したいものが見つからない

最近のInstagramのタグのつけ方は、以前のタグの概念よりも更に発展していて、「#もっと話したかった#話足りない#1回で満腹だよ#毎日食べたいみたいな」会話調のものが増えてきています。そういう会話調のものは、検索エンジンで見つからないので、NAVERまとめでも目指す方向が感情を表すところだったとは思うのですが、現状で単純にタイトルだけに依存している状況なので、NAVERまとめ上でもどうも見つからないんですよ。言い換えれば、タイトルが検索エンジン対策のタイトルになると、どうしても感情表現のタイトルを入れづらくなる。だから、タイトルじゃなくて、タグの表現の方が適切となる訳です。

抽象的な「こんな感じのものを探している」とか、「以前にこんな映画見たけど、同じようなものを探している」みたいな場合に見つけられたらいいんですけど。タグを更に追加して、名詞タグに加えて感情タグも加えていくと分かりづらくなっちゃうのかな。

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NAVERまとめの検索エンジン順位が大幅下落

  • 7 May 2015
  • のぶやん

GW期間中の5月4日頃から、Googleの検索エンジンに動きがあって、NAVERまとめのサイトランキングなどに大きな影響が出ているようです。

NAVERまとめの検索エンジンにおける強さは変わらないですが、一部のキーワードで検索エンジンに拾われないキーワードが出ています。NAVERまとめで運用されている一部のGoogle検索エンジンに強いアカウントでは、報酬が減少するような傾向もあるようです。


上記のグラフは、新アップデートでGoogle検索順位が大変動!?より引用してます。

NAVERまとめで生産される膨大なコンテンツ

NAVERまとめで生産されるコンテンツ数というのは、今までの従来型メディアの「ライターが執筆する」というスタイルではなくて、チェックも何も無い自由投稿型であるので、とにかく大量・膨大なコンテンツが1日中投稿されています。品質の良いものであったり、拡散されるものまで、様々な情報投稿があるわけですけど、投稿される量と言えば、他のサイトの比較にはならないぐらいに膨大です。

こうしたNAVERまとめで生産される膨大なコンテンツは、当然ながらGoogleの検索エンジンに大きな影響を与えています。Googleの検索エンジンの上位をNAVERまとめがジワジワと支配しはじめるようになってきたのです。今では、どんなキーワードをGoogleの検索エンジンに入れたとしても、かなりの確立でNAVERまとめが上位表示されています。

情報の流れ事態が変化

Google検索が便利である事は言うまでもないのですが、検索するキーワードというのは、人の脳の中で描けるものであったり、日常の生活で必要になったものぐらいのものです。多くのキーワードは、自分が気が付かないものであり、面白い日常を過ごすには、その気が付かない部分にも手を伸ばしていく必要性があります。NAVERまとめなどまとめサイトのコンテンツというのは、多くのサイトから情報を持ってくるので、気付きが得られやすいというメリットがあります。日常的に同じキーワードばかりを検索して、同じ検索結果しか得られないGoogleでは、ユーザーの満足度を高める事が難しい段階に入っているのです。

それは、一般的に「良い情報」とか「お金をもたらす情報」というものは、公にはならないもので、自分の周囲の人間だけに「口コミ」で広がるという性質がある為だと思われます。まともな情報を仕入れるためには、それなりの人とお付き合いする必要があるとされていますが、ソーシャルメディアというのは、そういった友達だけでやり取りされている情報をオンラインで公開していこうというものでした。人は友達から紹介された情報を信頼しようとするので、Google検索エンジンで検索された情報と言うものは、「まとめサイトで発見された情報」というよりも、拡散されづらいのです。

 

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ハードディスクを埋める事ができる人とできない人の格差社会

  • 8 July 2014
  • のぶやん

ハードがどんどん安くなって、レンタルサーバーなども格安で借りられるようになりました。現在では、「個人がハードディスクを一杯にする」事が非常に困難になってきています。

これがどういった事を意味するかといえば、以前であれば個人の100ページぐらいのブログが見られていたのですが、今ではそんなブログでは相手にされないという事かもしれません。もっと大量の情報がハードディスク上に置けるようになり、インターネット上で公開されるようになりました。





・ハードディスクが安くなっている
・ハードディスクを一杯にするのが困難
・人の力を借りて、ハードディスクを一杯にする
・ハードディスク戦争
・ハードディスクを一杯にする人と、それに協力する人の格差
・ハードディスクの中にあるソフト資産

かつてのレンタルサーバーのハードディスクの容量は、100MBとか、200MBなど、MBの単位が普通でしたが、現在ではGBが普通になってきています。メモリも同様にして、大き目のレンタルサーバーでは、GBが常識のレベルになってきています。個人でハードディスクを一杯にする為には、画像などを必要以上に取り込んでいく必要があるでしょう。
 

Google社の保有する資産

時価総額が数十兆円というGoogle社の保有する資産というものは、ハードディスク上に保存された世界中のあらゆる情報なわけで、Google社は必死になってハードディスクに世界中の情報を集めようとしています。最近では、Google社も情報を集めるのに苦労し始めるようになりました。ハードディスクをいくら増設しても、それに入れる情報がなくて、ハードディスクが空になるような状況です。

Google社は情報を作らないとしていますが、世界中で生成される情報を取り込んでも、ハードディスクは単純に余ってしまうのです。そうすると、「入れる情報がない」ハードディスクの価格が大幅に下落する結果となり、半導体の価格の急落にも結びついたと言われている原因です。

フェイスブック社の保有するコンテンツ

フェイスブックは、人をコンテンツにしたアプローチを展開して、人の個人情報であったり、個人の動向というものをハードディスクにどんどん取り込みました。人が生成するコンテンツを収集しようとするGoogle社とは違ったアプローチであり、フェイスブックは世界中に広まる事になりました。

フェイスブック社の保有するコンテンツというものは、各個人が提供する情報であり、フェイスブックのハードディスクが埋まるだけフェイスブックは豊かになり、それに個人情報を提供して楽しむ「消費活動を行う人々」は、どんどん貧困になっていき、格差が拡大するという構図が見て取れます。フェイスブックをエンジョイすればするほど、個人というのは、フェイスブックのハードディスクを埋める努力に加担します。
 

溢れる情報の中で勝負

Googleが世界中の情報を集めるといっても、既にネット上の新たに生成されるコンテンツというのは、人々が想定する範囲内に収まってしまう事になっています。言い換えれば、「似たようなコンテンツ」が大量に生成されている状況で、APIを使ったコンテンツであったり、コピーされただけのコンテンツなどが多くて、新しい情報というのは実は少ないという事実が分かります。

Googleがいくら情報を並べるといっても、似たようなコンテンツばかりが上位からずらりと並んだのでは、全く検索が意味を持たなくなってしまいます。人々が求める行動というのは、単に情報が表示されるだけという事から、情報の切り口などが重要になる可能性がでてきました。そこでキュレーションなどが流行していますが、キュレーションがどのように人々が見ればよいかと言う方向性は未知数になっています。

キュレーションと検索エンジンとの相性はそれほど良いとは言えず、NAVERまとめに良質コンテンツがあっても、それが検索エンジンにおいて上位表示されるとは限らない状況になっているからです。

情報を作る事はサービスを作ること

情報を生成する事は、サービスを作る事に似ています。旅行のパッケージを作る人がいくら増えたとしても、旅行に行く人が少ない状況では、旅行のパイが限られています。旅行に行く人を増やしていかないと、いかに大量のツアーを生産したとしても、多くの人が旅行するとは限らないので、旅行会社が儲からない事になります。

インターネットの普及が進んで、既に日本の中の1億人が簡単にインターネットにアクセスできる環境になったので、インターネットで旅行予約などが伸びていくとすれば、それは別のパイを奪って伸びていくという事になります。テレビや新聞を視聴するのをやめて、インターネットテレビやインターネットのニュースをチェックするという事でもあります。テレビや新聞では新しい情報の生成に限界がありますが、インターネットではハードディスクの増設で無限大に情報が生成できるという特徴があります。

Google, Facebook ,NAVERまとめの立場

Googleは、世界中で生成されたコンテンツ情報を自動的に集めてくる事を仕事にしていました。Facebookは世界中の個人情報を集めて、その人々の動きをコンテンツにしました。そしてNAVERまとめは、1億総キュレーションと言っているように、Googleが自動的に集める情報に依存せず、人々が情報を集めるという手段に取り掛かっています。それぞれ、アプローチは異なりますが、情報をハードディスクに集めて提示するという点は同じです。

NAVERまとめについて言えば、Googleが提示できない「新しい切り口」というものを提示できる可能性はあると考えられています。Facebookが提示している個人の動きを提示する事は困難ではありますが、その代わりとして「誰でも情報を作って提示できる」という導線になっています。これはGoogleが「自分たちが中心になって自動的に情報を提示する」という次元の話よりも、人々が行う作業の自由度が高い事を意味しています。

Google社が自動で集められる情報とコンテンツは、コピーコンテンツばかりで面白みがないので、フェイスブックの人間が生成するコンテンツであったり、人間のマニアが作り出したコンテンツこそ面白くてオリジナリティがあるという考え方がでてきています。

ネットが2級メディアから1級メディア化

インターネットの性質としては、テレビメディアのように1つの番組が全ての大衆に受け入れられるというのが極めて少ないという状況があります。その理由としては、インターネットのチャンネルの数が多いので、選択肢が非常に広いという事が要因としてあげられます。NAVERまとめにおいても、アクセスが1つのコンテンツに集中することなしに、アクセスがかなりの数のコンテンツに分散している事が分かっています。インターネットこそ「多様化した社会」の代名詞であるとも言えます。

インターネット上での情報受信の方法は、テレビとは異なって、自分が好みの情報をフォローする形になっています。テレビを見て楽しむ事ができるのは、自分の趣味などを特に保有せず、好みの情報をフォローする事ができない「情報弱者」に限定されているとさえ言われています。そういった好みの情報を選定して閲覧するユーザーが増加してしまうと、閲覧者を増やすためにグローバル化していくことが必要になり、国境を越えて趣味を共有する人たちが現れます。例えば、Youtubeの動画などが面白ければ、国境を越えて閲覧されている動画が多くあります。

コンテンツ保有による格差の拡大

テレビメディアなどからインターネットメディアが拡大するに従ってインターネットメディアにおけるコンテンツ保有による格差が更に拡大してくる可能性が考えられています。インターネットの世界に限定して考えると、次のように階層が考えられます。コンテンツを作る側に立つ人と、完全に消費者であり続ける人の差は、コンテンツが生成されればされるほど、どんどん拡大していくのです。

1、巨大プラットフォームを持つコンテンツプラットフォーマー
2、コンテンツを作成する巨大コンテンツ作成者
3、スモールコンテンツ作成者
4、コンテンツの作成に関わらない労働者

Googleの提供しているAndroidやAppleの提供しているiPhoneなどのようにプラットフォームが全世界を巻き込んだ巨大なものになれば、そのコンテンツ作成者(アプリのゲーム会社など)で大成功をするだけで、時価総額が数千億円規模の会社にもなり得る(パズドラなど)可能性があります。また、イケダハヤト氏のライブドアのブログであったり、NAVERまとめぐらいの日本国内のコンテンツ作成者であれば、成功しても数十万円規模というぐらいですが、個人として生活するぐらいの事は可能かもしれません。また、多数のコンテンツプラットフォームに掛け持ちを行って、コンテンツ分散をする事もできるかもしれない。

インターネット上に収益性資産となるコンテンツを持つという事は、非常に重要な事と言えますが、一方でコンテンツが5年もすれば古いものになって、情報量もユーザーの満足するものではなくなるという事は明らかです。従来のコンテンツよりも膨大で、かつ質の良いコンテンツの生産が求められるようになってきています。

新しいコンテンツとしてのリメイク

質の良いコンテンツというのは、長持ちしやすいという性質を持っていますが、手塚治作品のようにいかに質が良いコンテンツを作ったとしても、技術に凌駕されてしまった場合には、誰も見なくなってしまうという事は考えられます。宇宙戦艦ヤマトのように現代版としてリメイクする事で、新しいコンテンツとして人々の注目を浴びる事は可能になるかもしれません。過去のコンテンツを単に引っ張るだけではなくて、新しい形で提示する事が求められるという事でしょう。

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NAVERまとめに見るウェブページを追加する概念

  • 21 April 2014
  • のぶやん

最近のウェブサイトの傾向として、「細分化したものを集める」という方向が強まってきています。どうしてそういった方向になるかと言えば、時代の最先端を追っていくという意味で、完成させた情報を提示するという事が難しくなってきているからです。例えば、ニュース記事を1週間ほどかけて書いたとしても、その記事が書き終わる頃になると、そのニュースの旬が終わって誰もみなくなるという事が発生するという事です。

こうした状況が発生して来た事によって、ニュース記事は、「旬のものを短くて簡潔に」というものが求められるようになってきました。そして、その短く簡潔にまとめられた情報を過去のものを含めて、履歴として提示するという機能を持つウェブサイトも少しずつ増えてきています。代表的なものとしては、NAVERまとめがあります。NAVERまとめでは、itemページを集めて、1つのページを構成するという手法をとっています。

NAVERまとめのitemページ

NAVERまとめにおいては、小さいページ(itemページと呼ばれている)を沢山集めていく事によって、1つのページを形成するというスタイルがとられています。これは、検索エンジンにも非常に強くて、各itemページと、1つの単体ページが読み込まれているので、ページビューが大きくなる効果が期待できます。また、画像などを直接外部にリンクするのではなくて、NAVERまとめ内部に1段階itemページを作ってからリンクする事によって、ページ数を増やす事ができます。

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ITEMページ


小型の情報(100文字の文章、1枚の写真)などを大事にしておきながら、そういった出来上がった情報に対して、新しい情報を少しずつ付加するという事が現在のサービスの主体となりつつあります。埋もれた過去の情報を発掘して、それに対して新しい価値を付けていくという作業になってきます。それはまるで、古代の美術品を掘り起こして、美術館に展示するような作業のようにも見えます。ガラスケースに入れて美術館に展示すれば、同じ作品であっても輝いて見える事があります。

美術品の素人がピカソの絵を見ても何が何だか分からないのと同じで、アイテムだけを見ると、どんな情報かというものを理解できない場合が多いので、それに説明を付け加えるだけでアイテムが輝いて見えます。更にそれにストーリーを加えると、アイテムは小説になり、動画を加えると映画になります。
 

ブレインストーミングの手法

プロジェクトの初期の段階でまとまりがないものであっても、とりあえず様々な意見を集めておく事を「ブレインストーミング」と言ったりします。簡単に意見を否定したりせず、自分の頭の中にあるものをどんどん書き出していくのです。携帯電話などを使って、自分でどんどん情報を集めたり、メモを書いておくなどしておいて、後からその情報を自分なりにまとめあげて、新しい世界を作っていくというのが最近の主流となってきています。

Twitterが流行した背景には、自分の情報を発信したいという欲求もあったにしても、短文で短いものを積み重ねて「自己の形成」を行おうという欲求があったものと思われます。そうしたTwitterをまとめるサービスが出てきたのも自然な流れだったと考えられます。本来であれば、Twitterをまとめるというサービスを提供するのがTwitter社がやるべき作業だったわけですが、それをTogetterなど外部の企業が行っているのは、Twitter社の力不足という事でしょう。

企業における情報資産の活用

企業においても、情報が中途半端だからと言って、それを捨ててしまわないような努力が重要になってきます。特にベンチャー企業などにおいては、人数が少ないのでオンラインでの情報共有が容易にできるので、新しいアイディアをオンライン上に次々と出して貰う事が大変に重要になるでしょう。「業務に関係あるかないか分からないけど、とりあえず共有していく」という姿勢が大事になってきます。

日本の企業が今まで欠けていた事とすれば、新しいアイディアを出せる人材に対しての評価が低かった事でした。日本企業の多くは、発言などせずに「もくもくと上司から言われた仕事に取り組む」という人材を評価してきました。上司がこのような姿勢にあっては、グローバル化の変化に対応するようなサービスが出せるわけもなくて、自然と日本企業は淘汰される要因になってきた事でしょう。新しいアイディアを出し続けていく為には、時間と労力がかかるのです。そういった新しいアイディアを出し続ける人を評価する企業こそ伸びていく企業といえるでしょう。

ファスト情報の観点

ファッション業界では、「ファストファッション」が流行していて、私が好きなH&Mなどでは、3000円もあれば、3-4枚のTシャツが購入できてしまうほどに激安で売られています。ファストファッションの特徴としては、とにかくデザインされてから生産が早いのです。それが実現できる背景には、色だけが違っていたり、少しだけデザインが変更され続けていくという感じで、少しずつの変化をどんどん市場に出して売り切るという特徴があります。こうした手法は、じっくりと練られたデザインを出すブランド品とは対照的です。

最初から完全なものを目指すのではなくて、消費者のニーズに応じて変化さえていきながら、完全なものに対するリリースを目指すという姿勢が大切になります。商品のリリースを行いながら、消費者のニーズに対する研究などを行いながら、修正を加えて発展してくと、追随するのが難しいというようなサービスの完成に至るでしょう。

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検索エンジンからの流入が全く増えない時代!そもそもGoogle検索する人が増えてない!

  • 27 July 2013
  • のぶやん
パソコンする女性

Googleの検索エンジンにおいて上位表示するという事は、SEOと呼ばれてGoogleが出た頃から盛んに行われてきました。SEOを専門にする会社があるほどに検索流入というのは非常に重要な分野であり、Google検索で上位を取らなければ存在しないも同じと言われるまでになりました。しかし、最近になってその流れが少しずつ変わり始めているのを感じます。厳密に言えば最近ではなくて、FacebookのアクセスがGoogleを抜いた2010年頃から変化してはいたのです。

このブログでも、例えばNAVERまとめにおいていかに検索エンジンを重視する事が重要かという事は何度か書いてきました。同時に検索エンジンを重視する事がTwitterやFacebookでは不利になるという点にも触れてきました。検索エンジンを重視してコンテンツを作成する場合と、TwitterやFacebookのソーシャルを活用してコンテンツを作成する場合では、作り方が根本的に異なってきます。その両立は大変に難しく、タイトルだけとっても難しい選定となってきます。

これからGoogleがジリ貧となってソーシャルが本格的に活躍するのであれば、ソーシャル重視のコンテンツを作っていく必要もあると感じています。

Google検索のアクセス流入が少ない

Google検索エンジンにおいて、「最上級のビックキーワード」で3位以内にランクインした時のGoogle検索からの流入は、1万-5万アクセスという事が分かっています。複合(2つのビックキーワード)の場合には1千-1万ほどのアクセスになります。このようなアクセスで100万アクセス、200万アクセスを集めようと思えば、大量のキーワードで上位表示される必要があるのです。大量のビックキーワードで上位表示するのは、簡単な事ではありません。

NAVERまとめは、非常にGoogleなどの検索エンジンに強さを発揮しており(NAVER自体が検索の会社だからというのもあるかもしれない)、NAVERまとめが沢山のビッグキーワードでGoogle検索1位-3位を取っている事は良く知られています。NAVERまとめが10億PV以上を達成できたのは、Google検索エンジンからの流入がしっかりあったからという事は疑いようもないでしょう。

また、NAVERまとめで数百万PVを集めているアカウントは、単に注目まとめに掲載されているだけではなくて、こうしたGoogle検索エンジンの上位表示されているものが多いのが特徴です。Google検索で上位に表示されると、アクセス流入は少ないながら確実なアクセスを見込めるというのが現在の状況になっています。

検索エンジン主義のNanapiの現在の状況

日本のコンテンツファームのNanapiは、Google検索など検索エンジンで上位を狙う典型的なサービスと言えるかもしれません。Nanapiは、着実にアクセス数を増やしてきており、おおよそ6000万PVほどと公表されています。最近では、グロービスの3.3億円に加えて、KDDIからも2億7000万円を調達して、合計調達金額は、6億円にも達しています。

Nanapiのアクセスう数が着実に増えてきた事は素晴らしい事だと思っていて、事業を粘り強く継続してきた成果だと思うのですが、一方で6000万PVという数字が多いか少ないかというところは、意見が分かれるところかと思います。Nanapiのアクセスの多くは、共有によるものではなくてGoogle検索からの非常に細かい小さなアクセスが積み重なったものと考えられます。言い換えれば、あまりFacebookやTwitterでは共有されるコンテンツは多くないと言えます。

拡散されるには時事性が必要

Nanapiが拡散に弱い理由としては、Nanapiのビジネスモデルが、そもそも検索エンジンを意識したコンテンツファームというのが狙いであり、あまり拡散を重視していないからという事も言えます。FacebookやTwitterなどのソーシャルで拡散される為には、時事ネタの方が圧倒的に強みを持っています。もしくは、時事ネタでなくても「最近の流行」でも良いでしょう。

多くの人が新しい情報に敏感になるのは、インターネットなどでビジネスの移り変わりの周期が短くなっているので、情報を知らずに損をしたくないという心理が働いているのだと思います。例えば、ファーストファッションを知っていれば安く服を買えるかもしれないし、LCC(格安航空会社)を知っていれば安く楽しく旅行できるかもしれないし、現在居住している場所よりも良い場所に引っ越せるかもしれません。「自分が損をしない為にも最新の情報を仕入れたい」という欲求を多くの人が持っていて、それを満たすのが現在のTwitterやFacebookなどのソーシャルであると言えます。

Googleの検索エンジンの欠点

Googleの検索エンジンの最大の欠点と言われているのは、最近の流行などがさっぱり分からないという点です。キーワードを入力しないと何も出てこないので、自分が中心になってしまって、自分が気になった事であれば検索できても、人が気になった事を知ることができないのです。その点、FacebookやTwitterであれば、友達の視点であったり、知り合いの視点などから、様々な情報を知ることができます。

Googleの検索エンジンは、最近の流行が知りたい人にとっては、何もしれない単なる箱に見えてしまうのは仕方ない事かもしれません。もっと分かりやすく言えば、「ファッション、最近、流行」などと調べると、10年も前に作られたサイトが出てきたりするのがGoogleの検索エンジンです。

早い話、Googleの検索エンジンが出力するような静的なトレンドを必要としないコンテンツというのは、全てNAVERまとめのような「まとめサイト」に食われるという事です。そう考えると、NAVERまとめは、Googleの現在の静的コンテンツを脅かす可能性は十分にあると考えます。

 

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