NAVERまとめ

NAVERまとめ(ネイバーまとめ)とは、韓国のIT企業ネイバーの日本法人、LINE株式会社が運営するCGM型Webキュレーションサービスである。様々な情報をユーザーが独自に収集して組み合わせ、ひとつのページにまとめてインターネット上に公開。アクセス数に応じてユーザーが広告収入を得られる独自のシステムを展開している。

同社が運営するウェブサービス事業ネイバー(NAVER)の一つであり、2009年7月1日にサービスが開始された。同種の「まとめサイト」では月間アクセス数で1位(ページビュー換算)。特定のテーマを定めインターネット上の情報を収集し、集めた情報を分類、つなぎ合わせて、ひとつのページに掲載することを同サービスでは「まとめ」と呼んでいる。ジャンルは多種多様で、主だったものとして特定のテーマに絞ったリンク集、画像集、雑学集、名言集、ゴシップやニュース、他の掲示板のまとめなど多岐に渡る。作成されたページは各社検索エンジンによってクロールされ公開される他、同サービスが提供する「まとめ検索」によって検索、参照することが出来る。
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NAVERまとめのインセンティブ新制度が開始

  • 4 January 2013
  • のぶやん

2013年1月1日からNAVERまとめの新インセンティブ制度が開始されました。Twitter上などでいろいろなやり取りがあると思いますが、インセンティブの新制度について書いていきたいと思います。先ず、非常に奇妙だった旧インセンティブ制度が終わる事は歓迎したいです。ただ、何で今まで旧インセンティブ制度を引っ張ってきたかの理由が良く分からんです。

NAVERまとめ運営者が設定した旧インセンティブの奨励者システムは、本当に腐ったシステムでした。とりあえず、開始されたばかりなので、新インセンティブ制度に期待したいところです。

NAVER.jpeg


インセンティブ新制度へ

方向性は2ちゃんねるまとめ系へ

新インセンティブ制度では、多くのユーザーが収入が半減したと嘆いています。その減少した分の一部は、新しく作ったまとめで、TwitterやFacebookで大爆発を起こしたようなまとめに配分される事になるようです。このシステムで、いよいよNAVERまとめの目指す方向性が「2ちゃんねるまとめサイト」に非常に似てきた気がしますね。つまり、新しい1つのまとめを膨大に拡散できれば、勝ち組になれるという事になり、そういうまとめを狙えという事です。

ポイントの配分方法は不明

TwitterやFacebookから流入したものをカウントするとはしちえますが、アイテムに流入するPVがどの程度であるかまでは、画面から判別する事はできません。既に大まかなポイントの増減については運営側からニュースサイトで紹介されるなどしているので、そちらを見て参考にすれば良いと思います。

NAVERまとめを引退する人々

卍郎さんが引退を示唆

0.7でNAVERが一押し奨励者にしていた卍郎さんですが、既に公務員か何かの試験を目指しているそうで、NAVERまとめからの引退を示唆しています。まあ、今までトップキュレーターとして1000万PVを稼いできて、0.7で40万以上を稼ぎ出してきていたので、これから不安定収入になる事に不安を覚えるのは無理もありませんね。卍郎さんがアイドルまとめを量産したのも、腐った旧奨励者システムが悪かったのであって、卍郎さんの責任ではないですね。

頑張っても奨励者にならない人も引退

アカウントごとに切り分けて「良い人」「悪い人」と決め付けた旧制度が終わって、新制度になったとしても、やはりアカウントごとに区切られます。最初は何でも自由にまとめて下さいと言う雰囲気を出して、途中から「アカウントごとに奨励者決めます」という形になったものです。

NAVERまとめを頑張っている人の中には、頑張っているけど、アカウントの中に糞まとめが入っているという理由で奨励者にならない人もいるかもしれません。残念ながら奨励者にずっとなれなそうな人は、NAVERまとめの運営者に嫌われていると思って、少しずつNAVERまとめと距離をおいていくのが良いでしょう。

一方で大量まとめのユーザーが稼いできたPVを広告塔に使いながら、もう一方で後日にPVを稼いだユーザーを「PV稼ぎにまい進している」と責めるやり方は、NAVERまとめ運営者のいつもどおりのやり方のようです。そのやり方、長く続くかね?

新インセンティブの成功例

どうやって稼ぐか

稼ぎ方としては、量産系ではなくて1つの流行まとめを形成するという形になりそうです。2ちゃんねるのまとめサイトにしても、記事を量産している訳ではなくて、芸能人関係の記事で客を引き寄せて、それで稼いでいるという感じです。これからは、芸能人関係が圧倒的に強くなる事は明らかですので、芸能人関係のまとめを積極的に作って、TwitterやFacebookで拡散されるようにしましょう。

NAVERまとめ


該当したヒットまとめは、多分これかな
http://matome.naver.jp/odai/2135718929675347701
NAVERまとめ
見えづらいかもしれませんが、僅か1日でPV数11万、Tweet数が2500で、Facebookが500ほどで2万円達成です。

PV自体の意味が薄く

単にPVを獲得するだけでは、それほど稼げないようになったようです。
maktya3.gif

 

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「NAVERまとめ」はアホか?と思った旧インセンティブ制度

  • 30 December 2012
  • のぶやん

旧インセンティブ制度は、本当に馬鹿げた制度でした。1度、奨励者である「ルーキー」とか「レギュラー」とかになれば、0.2から2倍の0.4とか0.7とかになって、糞まとめ量産しても奨励者を外れない制度でした。

「自分の方がずっと良いまとめを作っているのに、どうして画像集ばかり作っている人が0.4で、私が0.2なのか」そう思った人は多かった事でしょう。インターネット上では、「自分が1万ポイントを超えたのに何故か奨励者に選ばれず、特定の人たちをひいきしている」というような書き込みを目にする事が何度もありました。

アカウントごとに評価していると言いますが、評価しているのではなくて、特定の人をひいきしていたのです!旧奨励者制度が特定の人のみを優遇した制度だった不公平な制度だった事は、間違いありません。注目コンテンツに掲載されようと頑張って数千円とか1、2万しか稼げないキュレーターが可愛そうね。一方で、特定の人は量産で30万も50万も稼ぐように運営側が誘導していた事実が明らかになっています。 

NAVER.jpeg


新インセンティブ制度で損する人たち

そして、新インセンティブ制度になるという事で、旧奨励者制度を廃止したら、今まで奨励者だった人まで怒らせる結果となっています。「今まで0.7で画像集を量産してきていたのに良く言うよ」と思いますが、奨励者の制度が変更するのが痛手なのは理解できます。この制度変更によって、旧奨励者からも強い不満の声が上がっている事は確かでしょう。旧奨励者だった人は、インセンティブ減少の可能性が高いので、お怒りは当然の事です。

月間1000万PVの私がNAVERまとめを辞めるワケ
http://matome.naver.jp/odai/2135507881640166101
この人の場合には、最初ルーキー0.4の奨励者だったのに、画像まとめ量産化を始めてから、レギュラー0.7になったそうで、どんだけひいきしてたんだ?
(奨励者になれば、画像の量産は認められているらしい)

多くの真面目なまとめキュレーターの方々が「トップページに掲載されたい」と思って頑張ったって、月に1万円にも届かない中で、密かに画像を大量に作成して、インセンティブの奨励者になって30万円以上を荒稼ぎした人がいる事実をまとめのユーザーの人たちはご存知でしょうか?こうした事実を知れば、自分たちが真面目にやっている事を馬鹿馬鹿しく思う人も多いのでは?

奨励者の真似をして悪い人?

1企業のサービスに公平性を求めるなんて無理だとは思いますが、少なくともそうした「姿勢」を見せる必要はあるでしょう。画像まとめを量産しているような人をレギュラーの0.7に選んでいるようなやり方をするから、他の人が画像まとめを模倣したのです。そして、それが後から「悪いまとめが増えてきた」と言い始める姿勢は、ユーザーを騙していると思われても仕方ないでしょう。

悪いまとめが増えてきたのではなくて、悪いまとめをやっている奴が奨励者になっているから、多くのまとめ作成者が真似をしたのです。それを「ユーザが完全に悪だ」と決め付ける運営側の姿勢はどうかと思います。

良いまとめを作って欲しいと思うのであれば、奨励者になる奴は、もっと真面目な奴を選べよなと言いたい。奨励者になっている奴がNAVERまとめの言う糞まとめを量産したのに奨励者のままでいて、それを真似した奴まで0.2なのに叩かれるというのは、明らかにおかしい事でしょう。先に0.2の一般ユーザーを悪者にするのではなくて、腐った奨励者を正してほしい。

新しいインセンティブ制度に期待

NAVERまとめは、ユーザーに対しての配分など、公平性を著しく欠いた行動をとることがありました。しかしながら、NAVERまとめというサービスが日本のウェブを変える可能性を持っている事は確かです。日本は世界で著作権に最も厳しい国とされてきましたが、それはインターネットの自由を阻害するだけで、既得権益に対する優遇でしかありません。もっとインターネットの活動を自由にしていかないと、日本国民が不利益を受けることになるのです。

NAVERまとめでは、日本の厳しすぎる著作権の意識に一石を投じるとともに、インセンティブをインターネットのユーザーに配分するという非常に難しい実験に取り組んでいる事は面白いと思います。こうした従来の日本企業では難しかった取り組みは、韓国系企業だからこそできるのかもしれないし、これからもっと頑張ってほしいと思っています。

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NAVERまとめで爆発的に100万アクセスを稼ぐ方法

  • 29 December 2012
  • のぶやん

NAVERまとめで100万アクセスを稼げれば、それだけで1万PV200円だとしても、200×100=20,000円ほど稼げる事になります。記事1本2万円という事で、こんなにオイシイ話はないのですが、実際にはそんなに簡単にNAVERまとめで100万アクセスを集める事はできません。NAVERまとめで100万アクセスの記事の数も、サービス開始から2年を経ていますが、そんなに多い訳ではありません。

NAVER内部からのアクセスは低減に

・内部からのリンクは収益低減

あのー、NAVER内部からのアクセスもずっと有効だった(私は無効かと思ってた)らしくて、NAVERまとめ内部にどんどん自分の内部リンク貼り付けて、誘導さえしてれば、簡単に100万アクセス超えていたみたいです。そういうやり方を多くの人がしていて、それでかなり稼いだ人もいることは事実でしょう。ただ、このやり方は、2013年1月からの新制度によって、NAVERまとめの内部アクセスが無効になった事で意味はなくなりました。最初からそうすべきだったと思うのですが、NAVERまとめ側としては、アクセス数を水増ししたいという意図があったのでしょうね。

・公開する記事の量は必要

10記事、50記事程度公開して、NAVERまとめで沢山稼ぎたいというのは、そもそも無理があります。何をするにしても、ウェブ上でPV数を稼ぐ為には、ある程度の数を持たないとお話になりません。NAVERまとめで稼ぎたいと思ったならば、100記事単位で公開するようにしましょう。その中で10記事に1つ「当たり記事」が出れば、万単位で稼ぐ事ができるようになるはずです。最初に1つ1つの「ある程度の質の記事」を100記事ほど作ってみてはいかがでしょう。

NAVERまとめで100万アクセスを稼ぐ方法

・Googleビッグキーワードで1位を狙え

早い話は、FacebookやTwitterで共有されたところで、簡単に100万アクセスはいかないです。大事なのは、Googleのビックキーワードで1位をとることです。NAVERまとめは、Googleと相性も良いらしくて、非常に多くのまとめがGoogle検索で上位に表示されています。例えば、「オモシロ画像」と検索すると、NAVERまとめが検索順位の1位で出てきます。こうしたビックキーワードで1位を取れれば、アクセスは自然にガンガン流入して、稼げるという訳です。

・ビックキーワードは、1日1万PV狙える

Google検索で、ビックキーワードで1位になれば、1日1万PVの流入が期待できます。そういったまとめを何本か保有しているだけで、1日1000円、2000円と稼げるようになる訳です。実際に、上位で1000万PV/月などをあげている人は、Google検索の上位を沢山保有している人たちです。

・ビック引用文字が強い

私の調査で、NAVAERまとめの引用のビック引用文字がGoogle検索との相性が良い事がわかっています。ビック引用文字を沢山使うことによって、ユーザーにわかりやすくなるだけでなく、Google検索に強くする事もできるようになります。まあ、ユーザーに役立つのが最優先ではありますが、少し意識してビック引用文字を使ってみるのも良いかもしれません。

・1つの事について掘り下げる

ビックキーワードで上位を取るには、とにかく1つの事について深く掘り下げる事がお勧めです。例えば、女優についてまとめるのであれば、過去の流出画像、恋人関係、家族関係、趣味などの周辺情報を総合的にまとめれば、役立つ情報になり、Google検索でも上位表示が狙える事になるでしょう。

具体的にどうやって素早くまとめを作るか

NAVERまとめで大量にまとめを作成する為には、素早くまとめを作る事が必要になります。何時間もまとめに時間がかかっていたのでは、費用対効果で割りにあいません。

・自分の詳しい分野でまとめる

自分の好きな分野、詳しい分野においてまとめを作れば、自然と素早くまとめを作る事が期待できるでしょう。自分の好きな分野について、徹底して掘り下げてまとめを作りまくります。大切な事は、思いついたらメモのようにまとめに追加していき、とにかく量を生産する事です。自分の好きな分野というだけで質は確保できるので、あとは量を生産する事を考えましょう。

・Google検索結果の記事から少しずつ切り出す

これは基本的な作業で、論文を書くときと同じです。Googleの上位から記事を見ていって、1記事1文章ずつ切り出していきます。10記事から10個の文章、写真などを切り取れば、まとめが完成するので、まとめるのに最も早い方法です。Google検索の上から順に見ていき、使えそうな文章を見つけて、まとめにペタペタ貼り付けましょう。

・ランキング形式を利用する

ウェブサイトでランキングになっているものは沢山あり、それを工夫してNAVERまとめのランキングに刷りなおします。例えば、人気家電ランキングがあったとすれば、それをNAVERまとめで写真、文章などを添えて作るだけで、1つのカッコ良いランキングまとめを作る事ができます。注意すべきなのは、ランキングをそのまま取ってきただけでは詰まらないまとめになるので、Twitterからの意見を入れたり、写真を工夫するなど、自分なりに創意工夫を加える事です。

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NAVERまとめは、2ちゃんまとめを超える

  • 26 December 2012
  • のぶやん

2ちゃんねるまとめサイトは、毎日幾つもサイトをチェックしているのですが、多くのサイトは1日5-10記事ほどの投稿を行っています。トップのまとめサイトで、1回の投稿で集めるアクセス数は、数万アクセスであり、人気がある投稿に対するアクセス数は20万アクセスほどです。

これを1日投稿して、新規投稿において1日100万アクセスといったところでしょう。共有数に関しても、以前のように爆発的に共有されるのは、芸能人やニュースネタなど、ほんの一部の新規投稿に限られてきています。2ちゃんねるまとめサイトで、単に「笑える動物画像30枚」というスタイルでは、Twitterの共有も100や200止まり、数万アクセスしか集められなくなっているのです。

2ちゃんねるまとめサイトの限界

最近、その2ちゃんねるまとめサイトの多くは、アクセスの限界点に達したと見ています。その理由としては幾つかあるのですが、主な理由としては既に多くのユーザーが2ちゃんねるまとめブログに飽きてきているという事でしょう。最近では、同じような「オモシロ画像」、どこかで見たことがある「動物画像」「猫画像」、特定の政党に偏ったような詰まらない政治ネタなどばかり。

(1)2ちゃんねるまとめサイトが増えすぎた
(2)コンテンツの出尽くし感
(3)プラットフォームとして単純すぎる
(4)NAVERまとめなどと食い合いに
(5)2ちゃんねるで盛り上がってるスレッドが偏っている

NAVERまとめが2ちゃんねるまとめサイトを食う

NAVERまとめが1億PVぐらいだった時には、2ちゃんねるまとめサイト1サイト分ぐらいの影響力しか無かったのですが、現在ではNAVERまとめが10億近いPVを集めるようになってきており、2ちゃんねるまとめサイトのファンだったユーザーもNAVERまとめに少しずつ引き込まれようとしています。

NAVERまとめのアクセス数が爆発的に伸びており、少しずつではありますが、2ちゃんねるまとめサイトを食っている動きがあります。NAVERまとめでは、2ちゃんねるまとめサイトを真似したようなコンテンツを簡単に作り出せますが、2ちゃんねるまとめサイトでは、NAVERまとめを真似したコンテンツを簡単に作り出すことはできないのです。

・ポイントは、Twitterのまとめ

NAVERまとめにおいて、Twitterでの共有数を増やす1つの方法として、Twitterをまとめるという方法があります。Twitterがまとめてあれば、Twitterで共有したいという気持ちになってくるのが普通でしょう。また、Twitterのまとめがあれば、今までの2ちゃんねるのコメントのようなまとめと同じような「多くの人の意見をTwitterから取り込んだまとめ」というのが可能になります。まさに、Twitterは2ちゃんねるをこれからどんどん殺す可能性を秘めていると言えます。

NAVERまとめはどこまで伸びるか

・ブログは文字ばかりで詰まらない

このブログのように自分の考え方をただ書き並べるだけでは、誰も関心を持たなくなってきています。NAVERまとめは、多くの情報を取り込めるということを考えると、少なくともライブドアブログレベル(90億PV)までは伸びると考えられます。つまり、まとめサイトは少しずつブログに取って変わるという事です。何故NAVERまとめがブログに取ってかわるかって?それはブログでは、Creative Commonsの写真ですら取り込むのが面倒だからです。ユーザーは、画像がないブログと、画像があるNAVERまとめならば、画像がある方を見るでしょう。

・100万アクセスは「普通のまとめ」

以前のNAVERまとめであれば、100万アクセスを超えるようなまとめというのは、ごく少数でした。しかし、最近では100万アクセスを超えるまとめを良くみるようになってきました。100万アクセスを超えたからと言って、スーパーまとめとはとても言えない状況となってきました。(ただし、PVは画像からのアクセス流入などもカウントされており、多少のごまかしがあります)

・動画なら1つの動画で10億PVが可能

インターネットの情報量としては、テキスト< 画像 <動画 というのが常識です。ユーザーは、長いテキストなど誰も読みたがらず、画像、動画などを好みます。

1つの動画で10億PV集めるなんて、以前なら想像できなかった。
韓国の人口は、5000万人ほどしかいないから、世界中から見てるんだよね。

PSY - GANGNAM STYLE (강남스타일) M/V

簡単に5000万PV集めてしまうんだよね。

PSY - GANGNAM STYLE @ Summer Stand Live Concert

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NAVERまとめに見るインセンティブのあり方

  • 23 December 2012
  • のぶやん

NAVERまとめでは、「100万円も夢じゃない」ようなお話をニュースのサイトなどでしていますが、ニュースのネタとしては悪くないのですが、実際にNAVERまとめで100万円を稼ぎ出そうとする人はそれほど多くないでしょう。どうしてかと言えば、多くの人はNAVERまとめで10万円も稼げれば十分に満足する訳で、それで生活する事を考えても、普通の人ならNAVERまとめだけで20万円も稼げたら嬉しくて仕方ないでしょう。

東証


ソ連の社会主義経済の失敗

ソ連が崩壊した原因のひとつ(参照サイト)もあると言われるのですが、ソ連においても「スタハノフ運動」のように「模範労働者」を立てる事でやる気を起こさせようとする機運がありました。しかし、最初のうちは良いのですが、多くの人がやる気を出すのは最初だけで、後になってくると多くの一般労働者が「どうでもいいや」とやる気をうしなって、逆に生産性が落ちてしまうというような事が発生します。NAVERまとめでは、実にその事が良く再現されていました。

例えば、ルーキーやレギュラーに選ばれたら報酬が2倍だ、3倍だになるにしましょう。そうすると、ルーキーやレギュラーに選ばれようと最初は多くの人が頑張るとします。そこで、ルーキーやレギュラーに選ばれなかった人がいたとすれば、ルーキーレギュラーに選ばれた人が30万円稼いでる時に、自分は凄く頑張って1万円行かないかもしれない。格差は30倍もあれば、やる気をなくすのに十分な動機になるでしょう。PVを集める事は大事だったけど、それ以上に一般ユーザーに対してそこそこの満足度をあげる事が重要になります。

外資系企業の給与体系

外資系企業の友達が多いのですが、外資系企業の給与体系は極端に幅を持たせている事が多いです。調子の良い時には1ヶ月に数百万円稼げるかと思えば、調子が悪くなれば20万円しか稼げないような事もあるといった具合です。そういうやり方をしていると、自然にここで駄目だと思うと辞めていくので、離職率が高くなります。そういう会社の社長が決まって言う言葉は「うちには良い人材が常に不足している」です。会社全体の業績が悪い時には皆やめるおかげで、成績が良かった人も誰も残ってないのです。

報酬を多くあげれば、人は良い顧客対応をして、人は良いまとめを作るかというのも疑問なのです。例えば、良い営業マンというのは、稼ぐのが上手なのであって、顧客に対して親切かは別の問題です。そして、稼ぐのが上手な営業マンが長期的に見ると顧客の信頼を失って、稼ぐのが下手で成績は悪いけど親切な営業マンが会社に貢献しているという事も良くある話(資生堂は営業のノルマをやめた理由)です。長期的に会社に貢献する人を無視して、稼ぐ人ばかり作り出そうとすれば、顧客を騙して金を取ってくる社員が増えて、会社全体が信頼を失うのです。

働く意欲を失ったニート

外資系企業の話ならば、労働者として働いているのでマシな話なのですけど、労働意欲を失った形としてはニートがあげられます。潜在的に労働市場に投入すれば働けるはずの若者がゲームばかりをして家にいたりする事があるのです。特にニートの問題は、階級社会が残るイギリスで深刻化しており、不平等が是正されない中でやる気がでない若者がイギリスに沢山います。

日本では、年功序列の影響で高齢者が高い賃金を貰うようなシステムが残っており、そうしたシステムが若者に対する賃金抑制につながっていると指摘する人もいます。コンビニなどでアルバイトした所で、時給が1000円ほどでやる気が出ないという事も十分に理解できる話です。国であったり、会社などが、インセンティブに関してお金の面だけでなくて、生活・住居面を若者にサポートしていく事が重要になると考えます。

コンテンツと報酬の難しさ

コンテンツと報酬を考えているのはNAVERまとめばかりではないでしょう。例えば、Nanapiにしても、300-500円で記事を書いて貰っても、全くヒットしないでゴミみたいなコンテンツばかりになれば、赤字になってしまいます。基本的には、爆発的にヒットしたコンテンツから得られる報酬が大きくて、このゴミコンテンツの生産を補っていると考える事ができます。しかし、どれがゴミで、どれがヒットするかは、あらかじめ分かっている事はありません。これが市場原理のミソの部分です。

あらかじめ「ヒットするコンテンツ」というのが分かっているとすれば、それを量産していけば良いという事になります。しかし、量産したところで実際にPVに結びつかない場合もあるのがネットの難しいところです。Nanapiでも、ヒットしているコンテンツというのはほんの一部で、そのコンテンツが全体のPV数を牽引しています。インターネットでは特にその傾向が強いですけど、ヒットするコンテンツは分からないので、自由に量産した方がヒットの可能性が見込めるという場合もあるという事になります。

ヒットする可能性のある「ある程度の質のもの」を大量に作り出していくという作業が求められますが、この作業が出来る人というのが少なくて、それが出来る能力高い人は、果たしてコンテンツ作りに参加してくれるのかという事になっていきます。

人の需要がバラバラ

PV数に限らず、「良いまとめ、良いコンテンツ」が重要になってくるのは、人の需要というものが多種多様になっているからとも考えれます。例えば、私から見るとNanapiのコンテンツの80%は見るに耐えないコンテンツなんですけど(失礼!)、そういったコンテンツも共有されたりしています。短期的に見ると面白いと思われるコンテンツは共有されるのですが、長期的に見ていくとユーザーの信頼を失って、ユーザー離れを起こす可能性があるのです。

コンテンツの量産を行う事で、確かにPV数を取ってある程度の金になるという事はあるでしょうけど、それは数年間の話です。Mixiのコミュニティに参加者が増えていく過程で投稿の中身が大幅な質の低下を招いたように、コンテンツの量だけで勝負するのは限界があります。「NAVERまとめ」が長期的な事業を目指すのであれば、長期的なまとめをもっと重宝していくべきでしょう。そうしないと、良質まとめというものは生まれてこないからです。ただ、そうなるとNAVERのサービスよりは、むしろNHN社内の社員のガバナンスの問題になってきます。

ただし、会社として事業をやっていく為には、短期的に評価されるシステムというのは仕方ないものでもあります。短期的に事業を軌道に乗せていかないとお金にならないというのもまた事実で、のんびりゆったりと構えている訳にはいかないでしょう。特にNAVERまとめもNanapiも開始から既に3年を経て収益化が重要になっています。そのバランスというのが非常に重要になってきます。
 

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NAVERまとめ編集コンテストをちょっとだけ振り返る

  • 9 December 2012
  • のぶやん

NAVERまとめの編集コンテストでは、300点の応募の中から優秀賞が2点選ばれました。今回は、コンテスト前に3名のプロの方の対談もビデオで見て、コンテストに非常に興味がありましたが、このコンテストに応募しなかったので、このコンテストに応募しなかった理由を書いておきたいと思います。

コンテストの良かった点

・用意された3部門がとても抽象的で自由度が高くなり、作品を応募しやすくなっていた。
・賞金が魅力的に見えるほど高くなっていて、応募する動機に十分だった。
・プロとされる第三者が評価するので、公平性が保てた。

私がコンテストに応募しなかった理由

・最大の理由は、利用条件が公式画像の利用(すべての部門)という事で難しく感じた事
・A, B, Cがどれも難しく感じた。
・Aに興味あったが、他人をもてなすより、自分が旅行する方に関心があった。
・単に賞金というのがピンとこなかった。

まあ、早い話がいろいろ条件が重なって「めんどくさくなった」という事です。利用条件を「公式画像」とするのであれば、部門を設定せず、自由なまとめでも良かったのでは?部門の設定、公式画像の利用という条件を入れて、高度なまとめを作って下さいというのは、誰がみても結構めんどうに感じるでしょう。どちらかの条件が外せれば、もっと応募数が増えたのではないかと思います。

ただし、今回は第1回目ですし、企画自体はキュレーションを発展させる上で、とても面白いものだったと思います。次回も同じような企画をすれば、応募点数が増えて更に盛り上がりを見せる可能性はあると思います。

プロフェッショナルを唸らせろ
http://matome.naver.jp/competition/2012
NAVERまとめ


応募できる3部門

A部門:とっておきのおもてなしプラン
B部門:ふたりで見る映画
C部門:大人の入門書

受賞作品(10万円)

まあ、どちらも良くできたまとめではありますが、アクセス数は2000-5000程度で、1万にも達していません。「良いまとめ」とされるまとめは、必ずしもPVを稼いでビジネスに直結していかないという現実がここにあります。ただ、正直に言えば、この2つのまとめを見ても、今ひとつピンときませんでした。特に「椀盛の小宇宙」と聞いても、何の事だか分からないし、クリックしないと思う。

 

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NAVERまとめのインセンティブ制度が変更へ

  • 5 December 2012
  • のぶやん

NAVERまとめのインセンティブ制度が変更となりました。このインセンティブ制度の変更については、非常に良い変更だったと思っています。アカウントにもよりますが、現在メインで使っているアカウントは、もちろんPV重視(今までPVが評価されていたのだから当然)でやっているので、ポイントは半分ほどに下がるかもしれません。しかし、サブアカウントに関しては、ポイントの上昇が見込めるはずです。

PV重視のポイント制度から、ソーシャル重視のポイント制度に変わっていくにあたって課題があるとすれば、FacebookやTwitterなどソーシャルメディアからの流入は、本当に「まとめの質」を現しているか?という課題に突き当たっていきます。ただし、流入先がGoogleだった場合など、発表された内容だけでは不明点が多いので、1月になれば分かるでしょう。

ソーシャルの流入というのは、公開した時が一番高くなるので、それ以降にソーシャルで共有されるペースが落ちた時には、インセンティブが低下を招くのではないか?という疑問があります。そうなれば、新しいまとめを作り続けないと、ページビューは出せているのにも関わらず、全く収入にならない可能性もある?この点は分からないところです。

NAVERまとめインセンティブ変更点

大きな変更点は2点あって、ポイントの配分方法の変更と、奨励者制度の変更です。

・ポイントの配分方法の変更

従来はPVに依存していた部分が大きかったポイントの配分をPVから、人の評価に大きく変更する設定が行われるようです。具体的には、まとめ外ソーシャル系サービスと言っているので、Twitter、はてブ、Facebookなどが使われると考えられます。また、滞在時間を評価に追加するという措置も取られるようです。

ソーシャルで共有されるものが、人々に愛されるまとめであるというのは、最近ではその傾向が更に強くなってきていると思います。そういったものを加味したインセンティブという事で、いよいよ検索の会社NAVERの本領発揮になっていくでしょう。

・まとめページ(自作に限らない)からのアクセスは従来評価に比して大きく低減
・まとめトピックページからのアクセスは従来評価に比して大きく低減
・まとめ外ソーシャル系サービスからのアクセスは従来に比して大きく増大
・滞在時間を評価に追加
・まとめの構成要素である各アイテムページのアクセスは従来評価に比して大きく低減

・各アイテムページ低減で画像集の地位が大幅低下

もっとも注目すべきは、最後の各アイテムページの低減だと思います。従来のNAVERまとめは、各アイテムページに対するリンクをPVと受け取っていたようで、それで「写真・画像1000枚」など、写真を並べればPVが取れてしまうという状況を招いてしまっていました。こうした傾向を廃止する事によって、画像ばかりを作ってもそれほど金額が伸びないという事になるでしょう。

確かに画像集は、NAVER側にとってもPVを稼ぎ出すひとつの方法だった訳ですが、個々の画像へのアクセスは、画像に負荷がかかる半面で、このページに広告を掲載している訳ではないのでアクセスに対するサーバー費用がかかってくる事になります。あのねー、ここでハッキリ言えば、画像集なんて誰も好んで作らないと思います。ただ、それが金になるから仕方なく作った人が多いと思うんですよね。

この大きく低減のレベルですけど、ITメディアの取材で執行役員(NAVERまとめの責任者)の島村さんが「メチャメチャ下げた」と言っているので、ほとんどアクセスがカウントされないと考えるのが妥当でしょう。つまり、低減に引っかかってしまった場合には、大きく収益を落としてしまうという事になります。落ちる幅で言えば、全体の収入が半分以下、下手をすれば4分の1以下になるかもしれません。

・「まとめページ」から「まとめページ」のリンク無意味に


逆にNAVERまとめの管理者の人に聞きたいのは、今までこのリンクがPVとして報酬に反映されてたのかよ!という事です。私は反映されているものだとは思っていませんでしたよ!むしろ普通にPVに反映されずにポイントもないものだと思っていました。自分のページを見て貰えればいいかなぐらいの気持ちで、まとめページに自分のリンクを入れていました。多くの人がまとめページを入れたのは、PVが増えて収入に結びつくからだったんですね。だから、異常なぐらいにPVが増えていた人は、自分のまとめページ内部からの流入だったのかもしれません。

・低減の全体について

1つづつ細かく見てみると、低減の方ですが、(1)「まとめページ」からのアクセスは無意味となるので、自分のまとめリンクを貼るユーザーは皆無になるでしょう。(2)トピックページからの流入に関しては、それほど多い流入があったとは思えませんので、あまり気にする事はないでしょう。(5)まとめの各アイテムページのアクセスは低減するに関しては、大量の画像まとめばかりを作成したユーザーにとって大きな打撃となるでしょう。(2)増大に関しては、まとめ外のソーシャルというのがどの範囲か不明(Facebook, Twitterのみなのか、それ以外を含むのか)です。

・奨励者制度の変更

今までの奨励者制度は、奨励者に1度なってしまったユーザーは、レートが2倍という非常に強いボーナスを受けますが、運営者側の意図に沿わないまとめが量産されても奨励者を剥奪できないという欠陥を抱えていました。奨励者になっていない人の不満は出ますし、奨励者になった人同士でも不満が出る結果となってしまっていました。結果として、奨励者になれないから量産をはじめたり、奨励者なのに新規作成をやめてしまったユーザーなどもいました。

このような状況を見て、NAVERまとめでは、適用月のみに作成されたまとめポイントのみで高レートが適用される形に変更となっています。

高レートが適用される対象は、適用月に作成されたまとめのポイントのみ

NAVERまとめのインセンティブは、「その月の新規作成分」について以下のようになります。
(奨励者を継続する為には、1万ポイントを超えなければいけません。)

詳細はNAVERまとめのヘルプにあります。
http://help.naver.jp/faq?itemNo=1285

Naverまとめ


・1万ポイントを超えるのは簡単

1万ポイントというのは、約10万PVほどと考えられるので、新規作成分で5まとめ成功すれば、1万ポイントを超える事が出来ると考えます。1週間に1まとめ作り込めればいいので、継続自体はそれほど難しい事ではないでしょう。ただし、奨励者として高いポイントを目指す為には、かなりのアクセスを集めるポイントを作り続ける必要が出てきます。NAVERまとめが奨励者に求めるのは、ユーザーを呼び寄せて、高いポイントを出すまとめを作り続けるという事だという事が分かります。

・アカウントを停止される例も明文化

アカウント停止される例が明文化されました。それによると、まとめと関係ない行為を行うとアカウント停止になるようです。そう言えば、以前に自分と全く関係のないアフィリエイトぽいサイトが便利そうだからリンクしておいたら、勝手に非表示にされてしまいました。リンク先のサイトが糞サイトだと判断されれば、自分と全く無関係のサイトでも非表示にされるのかもしれませんね。

・コメント欄を使用したまとめの宣伝活動(自作まとめのコメント欄も含む)
・商用利用(ECサイト、アフィリエイトサイト、自社サイト・サービスの告知・誘導)
・商用・非商用を問わず、特定サイトへの誘導を目的としていると考えられる行為
・一つの情報ソースを細切れにしただけの転載
・情報ソースの全文コピー
・まとめタイトルと中身の著しい不一致
・その他、法令、および弊社利用規約に反する行為全般

1つ目の「コメント欄を使用したまとめの宣伝活動」というのは、滅茶苦茶イチロウさんじゃないですか!他の方でこの「コメントに自分のまとめを宣伝」する行為を行っている人をほとんど見たことがありません。コメント欄を使用したまとめの宣伝活動は、確かに全てのページに表示されるので、それなりに効果があったのかもしれませんね。

もしかしたら、イチロウさんも1月にはアカウント剥奪されてるのかな?それとも、イチロウさんのコメントだけ削除されるのかな?イチロウさんの場合には、2ちゃんねる系のまとめが多くて、アクセス数も800万アクセスですからね。運営側がどういった対処するのか知らないです。700万から800万PV近く集めていますが、NAVER内部からのアクセスがどれほどかという事が気になりますね。現在受け取っている金額は、月額10万円を少し超えたぐらいだと思うのですが、アカウント停止まで受けたら当人には痛手になりますね。

イチロウさん
http://matome.naver.jp/mymatome/イチロウさん

Dysuiさんもコメント欄を利用したアクセス収集してるね。
http://matome.naver.jp/mymatome/dyasui
以前であれば、Dysuiさんのアクセス数は非常に多くて、1人で500万PVとかあったのでコンテンツ停止できなかったかもしれません。しかし、今は更新していないので、NAVERまとめ内部リンク含めて220万PVまで落ちています。今ならば、この人を停止してもほとんど問題にならないぐらいまで、落ちています。

・外部からアクセス持ってくるサイトが良いまとめ

当たり前ですが、NAVERの内部者だけでお互いにアクセスしあったところで、NAVERまとめ全体のアクセス数が伸びていく事は期待できません。NAVERまとめ内部のアクセスを集める人にインセンティブを与えるというのは、NAVERまとめのサービス拡大と矛盾します。サイトの外部から「NAVERまとめを是非とも見たい」と思う人のアクセスを集めてくるのが、まとめ人の仕事であると言える訳です。

NAVERは、「ソーシャルで共有されるようなまとめ」を目指すような方向性としています。最近では、Goolge検索の検索結果でもその傾向が出始めていて、Google検索で上位表示されるにも共有が必要になってきています。つまり、外部サイトからアクセス流入させる為には、ソーシャルネットワークが欠かせないというNAVERまとめ運営側の判断は、確かに理にかなっていると言えるでしょう。

・NAVERまとめの目標は「Lineとの連携」か

NAVERまとめは、ソーシャルとの共有を進めていく中で、少しずつLineとの連携を模索していく事になるでしょう。Lineこそが単なる電話機ではなくて、非常に強力なソーシャルネットワークになる可能性を秘めているからです。従来のFacebookやTwitterであれば、単に共有というだけでしたが、Lineであれば、「会話の中の共有、引用」などが可能になる可能性があります。例えばですよ、「六本木でいいレストランないかな?」と聞いた時に、「あ、NAVERまとめで探してみるか、ここにあったよ?選んで?」みたいな形で、従来の検索とは違った形の共有を生み出すことが出来るでしょう。

 
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NAVERまとめはGoogleAdsenseの収益を超えられるか?

  • 25 November 2012
  • のぶやん

私の場合には、NAVERまとめにもかなりの時間を費やしていますが、それでもGoogle Adsenseを超えることができません。理由ははっきりしていて、NAVERまとめの単価が0.2で固定されているので、Google Adsense以上にアクセスを集めなければ、当然ながらGoogle Adsense以上の収益が見込めないからです。

NAVERまとめの奨励者認定の不平等

奨励者制度は早期に変更すべき

NAVERまとめでは、奨励者を決めていますが、奨励者になってから「画像まとめの量産」などを行っても、奨励者を外されていません。つまり、全く同じ画像まとめ系を作っても、普通の人なら「単価0.2円」、奨励者に最初になっている人なら「単価0.7円」と開きがでる訳です。

そういう結果を実は多くのユーザーが知っていて、ユーザーは敏感に反応するので、多くのユーザーは良質まとめを熱心に作らなくなります。良い例が「11月開催のNAVERまとめのコンテスト」ですけど、コンテストに出品された作品の数は多くありませんでした。奨励者を奨励していくのは良いのですが、不平等感が出てくると、多くの人が「良いまとめ」を作る動機をなくしていくものでしょう。

奨励者を目指す、目指さない以前の問題として、何人が奨励者で、誰が奨励者かさえ見えないのは問題です。日本の会社に成果主義を導入しても、公正な評価が行われず、不平等であったから上手に機能しなかったのです。NAVERまとめの奨励者制度も、奨励者が特に良い働きをしているとは思えない以上は、制度の変更を早めに行わなければ、多くのユーザーのやる気を損なっていくでしょう。

Google Adsenseのプレミアムアドセンス

こういった状況は、Google Adsenseのプレミアムアドセンスでも見られる傾向です。プレミアムアドセンスであれば、アダルトを掲載してもOKになっているのに、一般アドセンスであれば停止されるという状況です。こうした状況を見て、多くの人がGoogle Adsenseを辞めて、もう少し基準を緩和している場所に張り替えなどを行っています。結果として、Google Adsenseの地位低下を招いているのは、Adsense関係者も知っています。

例えば、Google Adsenseは「何度も違反を繰り返している」として、NAVERまとめに対する広告配信を停止したのですが、結果としてNAVERまとめが「自社の営業を使って広告をとってくる方法」を使った事で、NAVERまとめの急成長の要因を提供してあげる事になりました。結局は、何かを駄目だと言えば、別のやり方を考えるというのが現実でしょう。

NAVERまとめで月間1000万PV達成した人

月額15万円は超える

NAVERまとめでは、既に月間1000万PVを達成しているアカウントの人がいます。この人が奨励者になっているか、なっていないかは不明ですが、月間1000万PVを超えると、単価が0.2円で低く見積もったとしても15万円を超えてくるので、収入としてはそれなりに確保出来ることになります。もちろん、Google Adsenseであれば1000万PVを集めれば50万円を超えてくるかもしれませんが、NAVERまとめはサーバー代金もかからなければ、アクセスを積極的に集める活動を行う必要はありませんので、NAVERまとめの「気軽さ」はメリットです。

簡単には1000万PV集まらないよ

つまり、自分が出費する予算を抑えた形で、マルマル15万円の収入が得られるので、これは本当に「オイシイ話」とだと思います。ただし、NAVERまとめのユーザーが数万人-数十万人と推測される中において、1000万PVを達成できるのは、現状で多くて数人という事には注意が必要です。それだけの時間と頭を使う必要があるという事でしょう。

Adsenseの収益は超えられる

私の場合には、まだNAVERまとめの収益は、Google Adsenseの収益を上回る事ができていません。ただし、Google Adsenseの収益が減少傾向にある中において、NAVERまとめの収益は増加傾向にあります。このまま推移していけば、逆転するのは時間の問題だと思ってしまいます。つまり、NAVERまとめの収益は、Google Adsenseの収益を超えられるという事です。

また、私のように大量にサイトを運営していない人であれば、Google Adsenseからの収益は見込めないと思うので、その場合には、NAVERまとめは良い収入源として期待していけるのではないでしょうか。

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