NAVERまとめ

NAVERまとめ(ネイバーまとめ)とは、韓国のIT企業ネイバーの日本法人、LINE株式会社が運営するCGM型Webキュレーションサービスである。様々な情報をユーザーが独自に収集して組み合わせ、ひとつのページにまとめてインターネット上に公開。アクセス数に応じてユーザーが広告収入を得られる独自のシステムを展開している。

同社が運営するウェブサービス事業ネイバー(NAVER)の一つであり、2009年7月1日にサービスが開始された。同種の「まとめサイト」では月間アクセス数で1位(ページビュー換算)。特定のテーマを定めインターネット上の情報を収集し、集めた情報を分類、つなぎ合わせて、ひとつのページに掲載することを同サービスでは「まとめ」と呼んでいる。ジャンルは多種多様で、主だったものとして特定のテーマに絞ったリンク集、画像集、雑学集、名言集、ゴシップやニュース、他の掲示板のまとめなど多岐に渡る。作成されたページは各社検索エンジンによってクロールされ公開される他、同サービスが提供する「まとめ検索」によって検索、参照することが出来る。
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NAVERまとめは、将来Google検索ランキングで他サービスを抜いて上位表示が可能か?

  • 27 March 2013
  • のぶやん

NAVERまとめは、個人サイトではないので、最終的にGoogle検索上位を目指したサービスではないのですが、少なくとも現段階においては、Google検索上位も意識してPVを伸ばしていく段階である事は確かです。自社サービスが100億PVほどまで成長していく過程においては、まだまだGoogle検索の上位表示を重視していく姿勢が必要になっていくでしょう。そして、Google検索上位を沢山確保していく事は、現段階においては、日本のコンテンツ産業を支配する事にも繋がっていきます。

WikipadiaとAll About Japan

NAVERまとめの現在の強力なライバルと言えば、WikipadiaやAll About Japanと言えるかもしれません。もしくは、Nanapiのようなライフハックサイトという人もいるでしょう。いずれにしても、現状においてGoogle検索で上位に出てくるコンテンツは、NAVERまとめでも少しずつ増えてきました。NAVERまとめが1000億PVを目指すのであれば、Googleを検索した時に「どのキーワードでも上位に」出てくるような形を目指す事になるでしょう。

現在は、ニッチのキーワードでは、Wikipadiaの強さは圧倒的で、まさに辞書の役割を果たしていると言えるでしょう。また、専門分野におけるAll Aboutの強さも非常に際立っていて、専門分野においてはAll Aboutが大量のニッチキーワードを押さえています。この状況を打破していく為には、NAVERまとめも「キーワードを意識したコンテンツ制作」を行わざるえない状況でしょう。そこで、インセンティブ制度は、検索エンジン流入も意識したものに変わってきています。

NAVERまとめのキュレーターは、独自性のあるまとめを作りながらも、多少なりともインセンティブを意識しながら、Googleなどの検索流入を意識したキーワードに基づいたタイトルや内容設計を行っていく事になるでしょう。

検索エンジンの上位に出る事の意味

Wikipadiaは総合辞書を目指していて、All Aboutの場合には専門的な事柄で全てのキーワードを押さえようとしています。NAVERまとめの現在の欠点としては、以前のPV尊重主義があった為に専門キーワードが非常に少なくなっており、ニッチ市場の検索市場を押さえられていないという事です。多くのGoogle検索などにおいて、Wikipadia, All About Japanが上位表示されるのにNAVERまとめが出てこないという事が発生しています。

NAVERまとめは、今まではサービスをとにかく軌道に乗せなければいけないという理由からPV重視でやってきましたが、ここまで来たらWikipadiaもALL About Japanも、ついでにNanapiも圧倒していかなければPVが伸びません。現在は、ライフハック系の記事は充実してきており、その点ではNanapiを打倒する事はできそうです。問題はWikipadia, All about Japanの方で、Wikipadiaのニッチキーワードを自由にユーザーが作るNAVERまとめが押さえられるかは、本当に疑問です。同じように専門性が高いAll Aboutに専門性のキーワードで今のところ対抗できていません。

様々なタイプでビックキーワードを取る

面白い画像であったり、女優系であったり、Twitter系が得意な人は、確かに一時的にアクセスが伸びやすいですが、もっと様々なジャンルを全体的に強化していかないと、Googleのビックで上位を独占する事はできません。ビックキーワードとは、例えば「不動産」「証券会社」「自動車」など検索が頻繁に行われて、なおかつ広告単価も高いようなビックキーワードを沢山持っていれば、NAVERまとめのサービス強化に役立つ事は間違いなさそうです。

現在のNAVERまとめは、総合サービスというよりは、どちらかと言えば閲覧者の突破口として10代-20代女性を重視してきているので、コンテンツにもかなりの偏りが見られています。コンテンツの偏り事態は何も悪いことではなくて、サービスの特徴でもあるのですが、1000億PVを目標とするならば、全てのユーザー層で幅広く支持される必要性がでてくるでしょう。そうした事を考えると、今後はジャンルの多様化が求められていきそうです。

NAVERまとめを核としてリンクする

Google検索のキーワードからNAVERまとめに流入してきた所で、期待以上のコンテンツが得られれば、それを「共有」、「保存」、「ブックマーク」したりするという行動が発生します。そういった行動が発生する事で、NAVERまとめがGoogle検索以上の価値を持つ事ができたと考える事もできます。つまり、次回からGoogle検索を通じてではなくて、NAVERまとめを核としてリンク先を探す行動が始まるかもしれないという事です。

現在のGoogle検索は、はっきり言えばボロボロの状態で、1つのサイトだけを表示する限界が見えています。1つのサイトに全ての情報が掲載されている事は稀であり、多くのユーザーが膨大な検索結果のページを1つ1つ見て回って、自分でまとめる作業を行っているのが現状です。キュレーターと呼ばれる「まとめのプロ」によってまとめられた情報によって、Google検索のページを1つ1つ巡る必要がなくなるのです!これはユーザーにとって多大なメ時間の節約をもたらします。

ライフハックと相性が良いNAVERまとめ

NAVERまとめは、ニュース系の相性もまずまずですが、ライフハック系の情報と相性が良いと考えられます。例えば、ダイエットの方法を見たい時には、Google検索で全てのページを上からダイエットについて検索する時間など多くの人は持ち合わせていません。NAVERまとめで、ダイエットの方法を検索して、ダイエットの方法の一覧でも見た方がずっと時間を節約できる可能性が大きい訳です。

どこかに個人で旅行に行きたい時には、観光地を探しまわすという事を個人旅行が好きな人はウンザリするほど経験している事でしょう。多くの素敵な観光地のサイトは、情報が多すぎたり、少なすぎたりして「結局どの観光地に行けばいいの?」と検索に膨大な時間を費やします。しかし、NAVERまとめであれば、観光地情報も沢山あるので、行きたい場所を検索して、その場所についての観光地一覧をみて行きたい場所を探すだけです。旅行に行く前の情報検索の時間を大幅に節約できます。

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NAVERまとめは、1000億PVを稼ぎ出せるか?

  • 23 March 2013
  • のぶやん

NHN JAPANウェブサービス本部サービス企画1室室長の島村武志氏は、インタビューで「目指すのは1000億PVです」と答えています。これは、Yahoo Japanの500億PVを目標として、NAVERまとめにおいて、それ以上のアクセスを稼ぎ出したいという目標が読み取れます。1日平均して20億のPVを稼ぎ出す必要があるので、達成するのはかなり大変と思う反面で、今の速度でNAVERまとめのアクセス数が伸び続ければ、500億PV、1000億PVを稼ぎ出すのも「夢のような話」ではないと言えます。

日本のウェブサイトは、「Yahoo Japan」と「その他のサイト」に分類されます。それほどまでにYahoo Japanのポータルサイトとしての影響力が強くて、Googleの検索を凌いでおり、世界最大で最強のサービスと言われています。Yahoo Japanは、日本のウェブサービスの半分以上を保有していると言っても過言ではありません。インターネット先進国の日本において、2007年時点でインターネットユーザーの約9割が月に1度はYahoo! JAPANが運営するいずれかのWebサイトを利用しています。

年間1000億円の利益を叩き出すYahoo Japanの利益を利用して、孫社長がソフトバンク購入を行えた理由もわかります。こういった状況は、歪んだウェブの情報を生み出していると言えるので、早急に解決される必要があるでしょう。そのYahoo Japanに対抗できるサービスとして、NAVERまとめが注目されます。

存在しないものを存在するものへ

Google検索のランキングでは、サイトごとにランキングされるので、1ページ目にないサイトは「存在しないサイト」として扱われます。どんなに歪んだ情報であっても、Googleの1ページ目に表示されれば「社会に注目される情報」となる訳です。NAVERまとめでは、少なくとも引用形式で少しずつ情報を拾ってくるので、多数のウェブサイトの「良い所をつまんでくる」という事で、情報にかかる歪みはGoogle検索よりも少なくなります。Google検索で「存在しません」とされた優良なサイトは、NAVERまとめでは、目立つ優良サイトとして掲載する事が可能になるのです。

2013年はNAVERまとめ勝負の年

2013年1月時点におけるNAVERまとめのPV数は、10億PVほどですので、Yahoo Japanの20分の1、下手をすれば50分の1ぐらいしかありません。これをYahoo Japan並に高めていくには、物凄いスピードでPV数を増やしていく必要性に迫られます。Googleの上位表示をとったり、TwitterやFacebookで拡散したり、Wikipadiaの地位を奪うなど、ありとあらゆる考えられる策を全て打って、PV数を伸ばす必要性が出てくるでしょう。2013年にアクセスをどれだけ伸ばせるかという事は、NAVERまとめにとって非常に重要になりそうです。

1つのコンテンツで100万PV以上のコンテンツ量産

普通にまとめを作っても、10万PVも集まれば「優秀なまとめ」と言う事ができるでしょう。100万PV以上のアクセスを集めるコンテンツというのは、NAVERまとめ内部においても、それほど多くありません。現段階で数百といったところでしょう。1つのコンテンツで100万PVを集めるには、毎日数万PVを集め続ける必要があり、そうしたコンテンツを生産するのは簡単な事ではありません。今後は、数百万PVのコンテンツをいかに沢山NAVER内部に抱え込むかというのが1つの重要な課題となってきます。

億単位のキュレーターの育成

アイドルまとめを量産した卍郎さんを奨励者にしていたようにNAVERまとめでは、PVを稼いでくるキュレーターの育成に力を入れていました。商売でやっているので、PV数が必要な事は理解できますが、サービスの質の低下を招きすぎると、今度はサービスとしての存続が危うくなってしまいます。何故なら、アイドルまとめを量産したところで、広告単価をあげる事は不可能だからです。PVばかり集まって広告単価が落ちたのでは、商売になりません。広告の単価をあげようと思えば、金を持ったビジネスマン・高学歴者をウェブサイト内部に抱え込む必要があります。つまり、金融などの情報が金を運んでくるには良い情報なのです。

卍朗さんなどは、NAVERの計測で1500万PVほどでしたが、NAVER全体でNAVERまとめが目標とする1000億PVを達成する為には、トップキュレーターに億単位のアクセスをとってきて貰う必要があります。何故なら、現在数千名のキュレーターがいるなかで、ほとんどのアクセスをトップ100人ほどが稼ぎ出している可能性が高いからです。NAVERまとめのアクセスの多くは、トップ100人ほどのキュレータによって稼ぎ出されているでしょう。このキュレータの1人あたりのPV数を10倍ずつに伸ばされば、100億PVを超えてくる見込みが出てきます。

キュレーター側としても、現在の状況で月額数千円ー数万円のインセンティブの人が多い仲で、PV数が増えて、月額数万円ー数十万円になってくると、NAVERまとめに対する意欲や方法も大きく変化してくる事でしょう。何故なら、月額数十万円の収入といえば、NAVERまとめだけで生活できるレベルになってくるからです。

専門性の高いまとめも重視する姿勢

NAVERまとめの過去のインセンティブ制度では、PVだけが評価されていたので、広告単価が低い「おもしろ系まとめ」などPVだけが集まってお金にならないまとめに対して、沢山のお金が配分されるという問題点がありました。そこで、NAVERまとめの運営者である島村室長さんも、インタビューの中で「ユーザーが楽しく使える場にしたいというのは前提にありますが、それとは別に、専門知識を世の中に役立ててもらう場、知見を交換できる場としたいですね。」と答えています。専門知識、知見を交換できる場とした方が、様々な広告に対応できる可能性が高まるでしょう。

NAVERまとめは、特に10代、20代が多い訳ですが、巨大サービスにしていく為には、そういった層を限定せずに、日本のどの層にも利用者層を広げていく必要があります。特にお金をたっぷり持っていて、高額の単価を落としてくれる高齢者層にNAVERまとめのユーザーが広がっていけば、NAVERまとめも1000億PVに近づく事ができるでしょう。その為には、高齢者にも対応できる専門知識や知見の交換の場となっていく必要もあります。

ALL ABOUT JAPAN並みの情報量に

現在のNAVERまとめでは、ALL ABOUT JAPANの専門性に太刀打ちできていません。専門分野においては、ライターが執筆したとされるALL ABOUT JAPANがまだ優勢です。しかし、NAVERまとめでは、少しずつ専門的なまとめも作られてきていますので、これからはALL ABOUT JAPANの専門分野も脅かすほどの潜在的な成長力を持っている事は確かです。現段階においては、まだNAVERまとめの情報力は不足しており、まとまっていない情報が散在しているように見受けられます。

今後、NAVERまとめがALL ABOUT JAPANのように専門的な情報を重視して、情報が充実してくる事が期待されます。数千人が活動しているまとめ作成者に対して、「NAVERまとめで欲している情報は、専門知識なども欲していますよ」というメッセージを積極的に発信していく事で、NAVERまとめにおいて専門知識が少しずつ充実していくのかもしれません。卍朗さんのようにアイドルまとめ量産したところで、大きなお金を動かせない上にALL ABOUT Japanに勝てるようなサイトには仕上がりませんからね。

ALL AOBUT JAPANの特徴としては、フリーランスの「ガイド」と呼ばれている人を用いていて、非常に強力な専門知識を繰り出して、独自の有益な情報を提供しています。NAVERまとめでは、そこまで専門的な情報を提供している人は多くありません。しかしながら、ALL ABOUT JAPANにない「誰でもまとめができる」という強みもあるので、フリーランスで情報をもて余している人、もしくは「書籍も出版したけど、NAVERまとめにも情報を出しておくか」という積極的な情報提屋さんをいかに取り込むかというのは、課題になってきそうですね。

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NAVERまとめでGoogleの検索エンジンからのアクセスを増やす方法

  • 20 March 2013
  • のぶやん

NAVERまとめで2013年1月1日から「外部の流入」が重視されるようになったので、外部からの流入をいかに増やすかという事が非常に重要になってきています。NAVERまとめが外部流入を重視する背景としては、NAVERまとめ内部でグルグルとユーザーを回したところで広告効果は限られているからです。新しいユーザー(つまりユニークユーザー)を外部からNAVERまとめに引き込む事は、広告に効果を持たせる上でも重要になってきます。

NAVERが求めるような「質の良いまとめ」を作るべきですが、それだけで「皆に見て貰える」というのは誤解があります。いくら良い製品を作っても、それを誰も知らなければ意味がありません。もっと簡単に言えば、良いまとめというのは、自己満足しただけのまとめではなくて、社会的にしっかりと認知されて、ユーザーもしっかり集められるまとめと言い換える事もできます。

最初に量を作る事は必要

NAVERまとめの質をどうのこうの考える前に、ある程度の量を作る事が必要になる事は確かです。どのまとめが拡散されるかは、実際にはNAVERまとめの運営側でも判断できないぐらいですので、ある程度以上の質のまとめを沢山作って、ユーザーに「面白い」「拡散したい」と思われるのを待つ必要がありそうです。

具体的には、5つのまとめを作って、1つのまとめがTwitterやFacebookで共有されたら運が良い方です。人によっては、10個まとめを作っても、1つのアタリが出ない可能性すらあります。とりあえず、自分で得意とする分野で100個ぐらいまとめを作って、どのようなまとめが多くの人に受け入れられるかを自分なりに探る必要があるでしょう。

話題になりそうな事が前提に

Google検索で上位を狙うには、何かと話題になった方が検索エンジンに効果を与える事ができます。NAVERまとめで、普通にニュースを配信しただけでは、大きな検索エンジンの伸びは期待できなくなっています。何らかの「オチ」を入れないといけないのです。それがユーザーにとって「新しい発見」となり、共有を伸ばしていく事に繋がります。

(1)オチを自分で考える
2ちゃんねるであったり、2ちゃんねるまとめサイトなどと同じようなまとめをNAVERまとめで作ったところで、「どこかで見たな」と思われて共有数が伸びないまとめが多くなってきました。典型的な例として「オモシロ画像」というものですが、既にどこかで見た画像ばかりで、新鮮さは失われつつあります。そこで、オチを自分で考える必要がでてきます。NAVERまとめでも似たようなまとめが溢れてきており、オチがなければ差別化が難しい状態になってきています。

(2)カテゴリとターゲットを絞る

カテゴリとターゲットが明確になっていれば、ユーザーは共有しやすくなります。例えば、ターゲットが女性に向けてのものであったり、男性に向けてのものであったりというようにターゲットを明確にします。ターゲットを明確にしすぎると、誰にでも読まれるものではなくなりますが、他のまとめと「違い」が面白いと思われるまとめになる可能性があります。

TwitterやFacebookの共有を得る

NAVERまとめは、単に作成しただけで話題になるのは、かなり難しいと言えます。以前からもこのブログに書いていますが、FacebookやTwitterで共有される必要性があります。この共有される手法としては、幾つかの方法があります。このFacebookやTwitterでの共有は、Googleの評価でも非常に重要視される事が分かってきています。

(1)自分のTwitterで共有して、そこから拡散を狙う
自分のTwitterアカウントに沢山のフォロワーがいるのであれば、この方法は有効に機能するでしょうが、自分のTwitterでつぶやいたところで、全く拡散されなければ、ほとんど意味をなさない事になります。しかし、長期的に見るとTwitter上からリンクされている事実は、Google検索エンジンに有利になる可能性が高くなります。

(2)ソーシャルニュース系を狙う
楽天ニュース、OneTopi、はてなブックマークなどのソーシャルニュース系で拡散を狙います。いずれのサービスも、共有されるとは限りませんが、長期的に見るとGoogle検索において有利になる可能性があります。

タイトルの工夫が必要

タイトルの工夫は、検索エンジンに引っかかる為には何としても必要になってきます。ニッチキーワードでは、3位以内に入らないとアクセスは集まらないですし、ビックキーワードでも10位以内に入らないと、多くのアクセスは期待できません。ニッチキーワードとビックキーワードを意識しながらタイトルを工夫する必要があります。

(1) 狙うキーワードをしっかり決める
自分がどのキーワードでGoogle検索の上位を狙っていくのかは、非常に重要になってきます。ビックキーワードで狙いたくもなりますが、ビックキーワードで上位を取るには、それだけ共有数であったり、ネット上で話題になる必要がでてきます。自分の拡散力と相談して、ニッチキーワード狙いも良いでしょう。Googleで検索すれば分かりますが、日本語のニッチキーワードの市場における情報は、まだまだ不足しがちで、まともな情報がWikipadiaしかないというような場合も沢山あります。狙えるキーワードは、星の数ほどあるでしょう。

(2)複合キーワードで狙う
単発のキーワードでGoogleの上位になるのは良い事ではありますが、それは簡単な事ではありません。複合キーワードで上位を狙っていくのが現実的と言えるでしょう。例えば、「美女」「髪型」のような形で2つのキーワードを組み合わせるという手法で、検索上位を狙います。

「過去まとめ」のブラッシュアップ

過去のまとめで、力を入れた「多くの人に見て欲しい良いまとめ」と自分が感じているにも関わらず、アクセスがほとんど集まらないという事もあるでしょう。そのような時には、過去まとめの更新作業を行ってみた方が良いでしょう。情報が古くなっている事もありますし、情報を付け加える事によってGoogleで上位に伸びる可能性もあります。

(1)過去まとめの「内容の追加と削除」
NAVERまとめで、まとめを作成して放置したところで、半分以上のまとめには、ほとんどアクセスが集まらなくなるでしょう。そうしたまとめに対して、「内容の追加と削除」を行う事によって、新たにインターネット上で注目される可能性が出てきます。過去のまとめを

(2)過去まとめの再共有する
NAVERまとめでは、過去のまとめで検索エンジンの上位にならなければ、ほとんど見られないまとめになってしまいます。そうしたまとめを再び検索エンジンの上に乗せていくには、再度ソーシャルの上に流して、インターネット上で認知して貰う必要性が出てきます。

新しいまとめで焼き直し

ブログでも良く使われる手法ですが、以前に時間をかけて作ったまとめがGoogle検索エンジンから無視されたりした場合には、それと似たようなまとめでタイトルや内容を大幅に変更した形で「焼き直し」を行います。2つのまとめが類似しすぎると、単なるコピーになって何も意味ないので、2つのまとめは、かなり異なる印象を与えるような工夫をする必要があるでしょう。

(1)焼き直しで新しいまとめを作る
タイトルを大幅に変更して、内容も大幅に変更した形で、新しいまとめとしてまとめを作り直します。もちろん、自分の過去のまとめは参考にしますが、引用元などは全て変更した上で、新しいまとめとして焼き直しを行う手法です。以前のまとめに比べて内容を充実させる事で、Google検索の上位を狙います。

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Nanapiは儲かるビジネスモデルか

  • 23 January 2013
  • のぶやん

Nanapiは、様々なメディアで紹介されて、日本を代表するコンテンツプラットフォームと言われるまでになりました。しかしながら、実際にはそれほど儲からなさそうなビジネスだなと思わずにはいられません。その理由としては、広告に依存した収益スタイルにあります。

ウェブ全体の閲覧者がほとんど増えていない横ばいとなる中で、以前よりもウェブサイトの量は増えているので、記事にPVを集めるのが非常に難しくなってきています。

ブログライターの単価

Nanapiの単価

Nanapiは、300円の案件が多くて、文字数は600-1000字ぐらいなのですが、ブログで文章を得意としている私なら10分-15分ぐらいで書き終えるので非常に効率が良いです。600-1000字で300円という単価は、ブログライターとしては一般的な単価です。けんすう氏は、ライターに対する収益分配をもっと高くできるように頑張ると言っていますが、ライターの質を考えると300円が配分できる最高金額だと思います。

ブログルポの単価

ブログライターで以前に時間ある時にやっていた(今は単価下がったのでやめた)ブログルポというものがありますが、これは500文字で100円という最高に安い単価のブログライターです。しかし、記事の質は全く問われないので、記事を適当に書いて提出すれば、ほとんど否決される事がありません。とにかく読んで内容が通っていれば通過しますが、それでも500文字で100円は安すぎてやる気になるのは不可能です。

1000文字で200円ですが、実際に1000文字を書くとなると、タイピングがどんなに早くてもそれなりに時間がかかってしまうものです。しかも、段落など関係なくとにかく分量を出すというのは、頭を使いながらやるので大変に疲れる作業です。そういう理由で、ブログルポからは引退しました。まあ、時間の無駄なので書かない方が良いです。

Nanapiに厳しいビジネス環境

How to系サイトの増加

Nanapiのビジネスモデルは、Howtoを「分かりやすく」「見やすく」紹介するというモデルであり、比較的簡単に立ち上げる事が可能です。実際にNanapiを真似して幾つかのサイトがライターを雇用してコンテンツ作成を行っています。日本のコンテンツは、日々増え続けてきており、NAVERまとめなどにおいても、Nanapiと競合するような恋愛、旅行などのHowto系を扱うようになってきています。コンテンツの閲覧者の奪い合いとなってきています。

広告単価の低迷

2008年9月のリーマンショック以降は、世界的に広告市場は低迷が続いています。以前であれば、Nanapiが掲載しているGoogle Adsenseで稼ぐというのも比較的簡単な事でしたが、最近ではPVを集めてもなかなか収益に結びつかなくなってきています。この長引く広告単価の低迷は、Nanapiにとっては非常に難しい経営環境と言えるでしょう。

Nanapiのライターの質

Nanapiで大量の質の悪いコンテンツが今でも見受ける事ができるので、このライターさんにお金を支払うのは、本当にどうかなーと思うような記事もアップロードされています。現在のウェブサイトは、以前のように「コンテンツが何でもあれば良い」というものではなくなってきており、質を向上する方向に変えていく必要があると感じます。

糞コンテンツの量産?

実際にNanapiのコンテンツを見てみると、半分ぐらいは「ど素人」が書いたような掲載するに値しないようなコンテンツが掲載されていたりします。ライターのやる気を損なわない為に、あまり否認せずに修正して掲載してあげているのだと思いますが、こうしたコンテンツが増え続けるという事は、サイト全体の質を落とす事に繋がるでしょう。うーん、こういうコンテンツは、サイト全体のアクセス増加に貢献する事はないと思うのですけど。

添削・修正するコスト

ライターに300円で配分して、それを掲載前に添削・修正してあげていますが、これではライターに支払う以上のコストがかかってしまう事になります。ライターからすると非常に嬉しいサービスではあるのですが、これは運営側のコスト負担が気になります。うーん、そこまでライターに親切にすべきなのかどうかは、疑問が残ります。

ライターから見ると素晴らしい

記事書くのが簡単

記事の分量指定などが特に無いので、自分のペースでサラサラと書けば、手馴れたライターならば、10分や15分で書き終わってしまいます。写真なども、著作権フリーのサイトから貼り付けるだけなので、別に難しい事も何もありません。これで300円ならば、空いた時間に書いていれば、結構稼げそうだなという印象を持っています。

添削してくれるので気楽

1回で原稿記事がボツにならないで、添削して掲載してくれるので、その点はかなり良いです。普通の雑誌とかであれば、ライターとして書いた原稿がだめなら原稿ごと「掲載しない」という措置もありそうなものですが、そういった事がなくて、とにかく添削して掲載してくれるというのは書く方も非常に楽です。

ライターの報酬は無視できる?

社員の給料が費用かな

1日100本の記事があがってきたとしても、300円×100本=3万円にしかなっていないので、ライターに支払う給与はそれほど大きくないでしょう。問題は、添削する社員の給与なのですが、社員が張り付いて1日稼動すると最低でも1万円ぐらいはかかってしまうでしょう。そうすると、社員に支払う給与の方が問題になる気がします。Nanapiでは従業員が20人ほどいるので、ライターに支払う金よりも社員を養う方にお金がかかってますね。

一般的な企業であれば、売り上げ1000万円で社員1人なので、現在の20人という社員数だと2億円以上の売り上げは必要になりそうです。今の段階においては、3000万PVなので、2億円の売り上げを期待するのは厳しい状況です。今の段階では、VCから調達した3.3億円を食いつぶしている状況でしょう。将来的にNanapi以外のサイトにも手を広げて、社員の給与も利益の中から支払う計画がある事でしょう。

検索していたら、以前に自分が書いた記事が出てきた。

Nanapiを実際に使ってみて
http://www.chugoku-kabu.net/web/2011/02/nanapi-1.html

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NAVERまとめ「旧奨励者制度」の何が問題だったか

  • 21 January 2013
  • のぶやん

NAVERまとめインセンティブ制度は、非常に画期的なシステムで、今までに無い分野のウェブサービスに着手していました。そのインセンティブ制度自体は素晴らしい制度であったにも関わらず、NAVERまとめは、後日になってインセンティブに加えて「奨励者制度」というものを別に設けてしまって、これが糞システムだったという事で、とにかく失望感を隠せません。

奨励者制度は失敗

NAVERまとめのインセンティブ制度は、日本に今までにない収益分配のシステムを確立した点で素晴らしかったのですが、後からできた奨励者制度というものは、どうみても失敗でした。アカウントごとに奨励者を決めて、その奨励者がNAVERまとめのお手本には全くなっていなかったからです。そして、奨励者による糞まとめ量産をPVの伸びを重視するあまり長期間にわたって放置したことで、多くのユーザーはNAVERまとめで「本気で良いまとめを作る動機」をなくしました。

その事実は、NAVERまとめコンテストの応募数が極端に少なかった事にも現れています。「アイドル糞まとめで稼ぐ奴がいるのに、何でおれが真面目にまとめないといけないんだ」と多くの人は投げやりになっていたのです。

・レベルアップする感覚が必要

NAVERまとめの参加者の多くは、最初はまとめ方も良く分からず、いろいろと試してみたいと思っているはずです。しかし、最初のうちにNAVERまとめが気に入らないようなまとめを作ったりすると、その時点でそのアカウントは奨励者入りできなくなるシステムになっていました。また、新しいアカウントを作って1からやり直す必要があったのです。

アカウントを作成して最初のうちにNAVER運営側のご機嫌を取れたアカウントが「奨励者の勝ち組」になれて、アカウントの初期段階でNAVER運営側のご機嫌を取れなかったアカウントが「奨励者の勝ち組になれない」という非常に奇妙な現象が発生したのです。

・タイミング良く選ばれた人が奨励者

奨励者になって沢山稼げた人というのは、奨励者制度が出来る時と前後してNAVERまとめをタイミング良く始めた人です。その人たちが奨励者になってから、後にアイドルまとめを量産させておいても、全体のPV数を上げる為に奨励者として放置し続けたという経緯があります。それをNAVERまとめが奨励した事によって、「全体でNAVERまとめが8億PV」というPV数をメディアに出してサービスが上手く回っているかのうように話していました。実態は、アイドル大量まとめがPVのけん引役でした。

これは非常に大きな信頼をなくす原因になった事だけは確かです。多くの人が「真面目にまとめて奨励者を狙っていた」中で、既に奨励者になった人がアイドル画像を量産して稼いでいたのですから、馬鹿馬鹿しくなって当然です。

新奨励者制度では、問題解消されたか

・著作権や画像まとめなどに厳しく

先ずは、著作権であったり、画像の大量まとめなどについては、2012年までよりは厳しく扱うという事で、アイドル画像まとめなどを大量に作らないように示唆しています。また、画像を並べただけのまとめなど、共有されないまとめについては、インセンティブの低減を行うことで、従来のように稼げないようにしています。この点において、かなり前進が見られたと考えられるでしょう。

・奨励維持が難しく

新奨励者制度においては、奨励維持が以前よりは難しいという点で、NAVERまとめ運営側がこの問題を解決しようとしています。今までのようにアイドルまとめなどをしても、そもそもポイントがそれほど付かないので、1万ポイントを達成する事は困難になっている訳です。これからは、真面目にやったユーザーが奨励を維持していく事が期待されています。

お金よりも「やりがい」を求めて

・お金は小額でもいい

多くのキュレーターは、確かにお金が欲しいと思ってはいますが、それ以上にNAVERまとめ上に「やりがい」を求めています。自分のまとめたコンテンツが多くの人に共有されるという事は、それだけで嬉しいものです。もちろん、何時間もかけるまとめもあるので、お金は少しはほしいと思っているでしょう。しかしながら、NAVERまとめだけで生活していこうという卍郎さんでも無い限り、どれだけの人がNAVERまとめで10万円以上を狙って生活までしようと考えるのでしょうか?!

まあ、NAVERまとめ運営側としては、NAVERまとめで生活できるほどに稼ぎ出す「夢のあるプログラム」と考えて欲しいと思うのは最もなお話ですが、お金の事を言う前に、どうやったらユーザーが閲覧者の視点を見てまとめを作るかという「やりがい」の部分に焦点をあてた方が良かった気がします。その点で、「夢のあるプログラム」にばかり頭が向いた点は、運営側の反省点でもあった気がします。

・バイトの方が奨励者より安い

NAVERまとめの運営側も気がついた事ですが、50万円も奨励者に支払いを行うのであれば、月額15万円ほどでアルバイトを雇う事ができます。アルバイトであれば、NAVERまとめの意図にそったコンテンツを大量に作成する事ができます。時給1000円で1時間に1本のコンテンツを作成したとしても、15万円で150本の記事作成が可能になり、効率が良いという事です。

こういった事を考えると、今後の奨励者に期待される事は、少なくともアルバイトには出来ないような活躍を行う事であり、特別な発想であったり、1記事で大量のアクセスを集めるようなまとめの作成が求められます。NAVERまとめの新制度は、こうした考えから刷新された可能性が高いとも感じます。

インセンティブ制度だけで十分だった事実

NAVERまとめのインセンティブ制度自体は素晴らしいシステムで、ユーザー側にお金を支払ってまとめを作らせるという画期的なシステムでした。しかし、何を思ったのか、新たに奨励者システムという糞システムを付け加えた事によって、このインセンティブシステム自体も揺るがす結果となってしまった事が大変に残念です。

奨励者システムが始まると、奨励者になれなかった人たちは、奨励者がアイドル画像を量産した事に不満を持ち、逆に奨励者になった人たちは「PVを稼いでで頑張ったのだから、この金額を貰って当然」と思うようになりました。このような奨励者システムであれば、最初から無かった方が良かったのです。インセンティブ制度だけでも十分に機能したでしょう。また、PVを稼ぎたいという事であれば、「奨励まとめ」という形でカテゴリ入りしたまとめに対して多く支払う方法もあったのではないかと思います。

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NAVERまとめで共有される方法

  • 21 January 2013
  • のぶやん

NAVERまとめの新インセンティブ制度では、共有される事が何よりも重要になりました。共有されるコンテンツとはどのようなコンテンツなのでしょうか?共有されるコンテンツについては、NAVERの担当者もインタビューなどで語っていて、「ボケや突っ込みどころがあるコンテンツ」が共有されやすいと言っています。これについて詳しく考えてみたいと思います。

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漫才の「ボケ」「突っ込み」を思い出せ!

・突っ込みどころ満載に

漫才では、通常は2人の役が決まっていて、「ボケ」と「突っ込み」というように担当が分かれています。これをコンテンツでも応用すれば「面白いコンテンツ」と思って貰う事ができます。つまり、単に真面目にまとめただけでは、多くの共有を得られないので、どこかで「ボケる」「突っ込む」というのが重要になります。

・意外性こそ重要

何だこのコンテンツ?馬鹿じゃねーのと思わせる事が大事になってきます。単に真面目にまとめたコンテンツの中に、意外、笑えるコンテンツを混ぜる事で、パンチが効いたコンテンツを生成する事ができます。そうする事で「面白い」と思わせる事ができる様になるのです。

・音楽で言えば、サビを効かせる

コンテンツ全体としては、流れるように読みやすさとリズム重視しながらも、ここが笑いどころ!というパンチを効かせていく事が重要でしょう。動物の画像をまとめる時にも、強調する部分がどこかを読み手に分かるように示していく事が重要になってきます。相手に「ここが面白いぞ」と示して、笑わせて、共有に持ち込むという流れです。

共有されるまとめのポイント

・最初の画像が最も重要

最初の画像で、絶対に「面白そう、読みたい」と思わせるインパクトある画像を持ってくる必要があります。著作権違反をしない範囲で面白い画像を使うというのは非常に難しい事ではありますが、1発目の画像で「このコンテンツを絶対に読みたい」と思わなければ、入った瞬間に離脱されてしまいます。

・中間で飽きさせないインパクトを与える

中間で飽きないインパクトを与える事も重要になります。中間で飽きさせない為には、中間でコンテンツを変化させる手法が良く使われます。例えば、「猫のオモシロ画像」というタイトルを打っておきながら、「犬さんもかわいいでしょ」と犬の写真を1枚入れていく訳です。その事によって、あ!ちょっと違ったコンテンツになったと感じて面白さが増します。全く別の次元にぶっ飛んでいくのもアリでしょう。

・意外な事実を突きつける

読み手が知らないであろう意外性ある事実をタイトルではなくて、中間で突きつけるという手法も読み手を飽きさせない為に重要になります。例えば、「恋愛の手法」を書いているならば、途中で「あの女優もこうしていた!」と有名女優の名前を持ち出して、知らなかった!という感じを与えるという手法です。

面白いコンテンツを作る為に

・2つのコンテンツの組み合わせ

自分が今まで生成したコンテンツの中で、面白いコンテンツであったり、共有されたコンテンツがあったら、それを幾つか組み合わせた形でコンテンツを生成するのも良いでしょう。幾つかのコンテンツを組み合わせていく事によって、中身が深くて意外性のあるコンテンツを生成する事が可能になる事があります。
 

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NAVERまとめを止めて、ブログの方が稼げるか?

  • 21 January 2013
  • のぶやん

「NAVERまとめ」のインセンティブシステムは、従来はPVを採用してインセンティブを稼がせるシステムでした。このシステムで適当に選別した奨励者に金をばら撒く事によって、全体で8億PV(月間)以上のPVをあげる事に成功しました。その実態としては、ほとんどアダルトコンテンツであったり、アイドルコンテンツだったり、内部でユーザーがぐるぐる回る事によるPVでした。NAVERまとめ開始から2年は「話題性」という事で、広告費としてインセンティブや奨励金を支払ってきました。

多くの人はブログの方が儲かる

インセンティブは外部流入のみに

今は、ブログの方が儲かるか?という問いには、多くの人は同じ労力をかけるのであれば、ブログの方が儲かるでしょう。NAVERまとめインセンティブの良い点は、PVに対してお金の支払いを行うという点で、内部流入があってPVが伸びやすいという事でした。内部流入をカウントせず、外部流入だけでは、ほとんどの人がNAVERまとめでそれほど多くのアクセスを集める事が期待できないからです。アクセスを集められなければ、ブログに広告を掲載して稼ぐのと何も変わる所はありません。

共有に重点が置かれたインセンティブ

新インセンティブ制度では、共有に重点が置かれているので、稼ぐ為にはTwitterやFacebookで短期の共有によりインセンティブを狙う必要があります。これでは、ブログのように「積み上げて」という事が不可能になってしまうので、積み上げ型のコンテンツでは全く稼ぐことができません。いくら時間をかけた良いコンテンツであったとしても、共有しなければお金にならないシステムです。それならば、ブログにでも書いていた方がマシという事になるでしょう。

ブログで稼ぐのも、難しい時代

実は、ここで「NAVERまとめ」から「ブログ」と言っているのは、多くの人にとってブログがコンテンツを生産するプラットフォームとしては利用しやすいからです。しかし、実際にはブログでアクセスを集めるのはそんなに簡単な事ではありません。まして、収益化しようとすれば、難易度は非常に高いと言えるでしょう。少なくとも数千記事ぐらいないと、アクセスを集めたり、共有される事は難しいです。ブログが稼げたのはもう過去の話です。

ブログで稼いでいる人は、例えば「まとめサイト」でライブドアのランキングの上位に出てくるサイトほどアクセスを集めていたり、BLOGGERなどからリンクされて1記事で数万PVを取れるようなブログであれば稼げるかもしれませんが、そのように人からアクセスを集めてくるようなブログが簡単に作れたら誰も苦労していません。

著作権にも厳しく

著作権違反にインセンティブは払わない

著作権に対しても非常に厳しくなり、アイドルの写真であったり、別の場所から切り取った画像を使うことが難しくなりました。NAVERインセンティブでは、著作権違反した画像などに対して、インセンティブを支払わないとしています。NAVERまとめの良さは、著作権などに関しても寛容であった事ですが、著作権違反と考えられるものに対してインセンティブを支払わないという事で、NAVERまとめで検索できる大半の画像がアウトになるという事態になるでしょう。

ブログで著作権フリーの画像を使え

ブログなどで画像を使って装飾したいという場合には、著作権フリーで提供されている画像などを使う事が良いでしょう。最近では、非常に多くの画像が著作権フリーで提供されています。例えば、あしなりモデルピースなども有名です。こういった画像を多用すれば、かなり画像で装飾されたページを作成する事ができるでしょう。

ウェブで稼ぐのは簡単ではない

インターネットで個人が稼ぐ事は、2008年のリーマンショック以降に広告市場の低迷で以前よりも更に厳しくなってきていると言われています。特にブログなどについては、既に多くの人がアクセスが集まらないという理由で更新を停止しており、Twitterなどに発言する場所を移してきています。Twitterなどに人々の行動が移っていく中において、ブログでアクセスを集めるのは以前にも増して難しくなってきていると考えるべきでしょう。

書籍・電子出版がオススメ

最近では、コンテンツの電子出版が比較的容易に行えるようになってきました。何か自分のノウハウなどがあれば、それをブログなどでまとめた上で、電子出版する方法も良いでしょう。電子出版は非常に安い価格で販売するものではありますが、自分の宣伝の仕方によって販売部数を伸ばしたりする事もできます。

ブログライターも気軽

ブログライターの単価は非常に安いものですが、ブログで稼ぐよりも現実的に金銭を得る方法ではあります。アクセスが集められる人は、自分のブログを持った方が明らかに稼げますが、そういう手法が分からない方はブログライターが良いでしょう。例えば、Nanapi Worksなどでは、数百文字書いて300円の案件が沢山あるので、時間と単価を考えてもそれなりに見合った金額を稼げると思います。

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NAVERまとめは、もう稼げない?キュレーターの引退が相次いでいるNAVERまとめがヤバい

  • 19 January 2013
  • のぶやん

2013年1月から、NAVERまとめの新奨励者制度が開始されました。新奨励者制度について書いているブログの数は多くないので、こちらでも紹介しておきたいと思います。

さて、旧奨励者制度では、PVが基準になっており、PVをあげる事が収入を増やす事とされていました。その上で、一部のアカウントを奨励者に仕立て上げて、糞まとめであったり、PVを大量に稼ぎ出す著作権無視のアイドルまとめの量産を認めさせる事で、月額50万円ほど(1000万PV以上の奨励者)を達成させて、メディアで「50万円達成した人もいる」などと宣伝に利用していました。こうした宣伝はそろそろ終わりにして、いよいよNAVER側が収益をあげる段階に入ってきたようです。

現在では、内部リンクをカウントしない事によって50万円達成したようなユーザーが既にやる気を失ってやめたりしており、平均収入額は大幅に下がる事が考えられます。その分、NAVERまとめ側では、アルバイトを採用するなど(いわゆる中の人)する事で、NAVER内部において、主要な女性ユーザーなどに向けた(もしくは広告主)記事の配信を強化して注目まとめなどに並べるようになっています。

まあ、感想から言えば、ユーザーの声を聞いているようで実はあんまり聞いてないのかなーという気はしなくもない。それなりの付き合いしかできない会社なんだわ、ここ。

旧奨励者に大打撃

天下の糞システムと言われていたNAVERまとめの「奨励者制度」ですが、やはり長くは続かずに1年足らずで廃止となりました。新しいNAVERまとめのシステムでは、以前のように内部リンクを含めたPVを重視してどんどん荒稼ぎという訳にはいかなくなっているようです。「旧奨励者制度」の問題点として、会社で新卒にからイキナリ差をつけるようなもので、明確な基準もなしにすぐに差を付けようとすると、全体の士気が落ちるんですよね。

・やる気を無くす旧奨励者たち

旧奨励者だった人にとっては、条件が単に厳しくなっただけで、ほとんど何もメリットが無い改正となりました。今までは、奨励者に選ばれたのであれば、それは凄まじい価値を持っていて、一般人が単価0.2だった所が単価0.7固定に跳ね上がるシステムでした。0.7固定でGoogle Adsense以上に稼げるようなシステムになっていたのです。しかし、2013年1月の新インセンティブ制度では、「NAVERまとめで頑張り尽くし」で、ようやく「以前と同じ金額を稼げるかどうか」と言った具合になってしまいました。あまりに急なショックから「離反する奨励者」たちも現れています。

・旧奨励者システムの目的は何だった?

旧奨励者システムは、確かに欠陥が多いシステムではありました。先ず、奨励者に選ぶ段階において不公平になっており、運営に不利な発言をNAVERまとめでするなどのユーザーを選ばず、かなり感情的に選ばれていた可能性が高い事が判明しています。更に、一度インセンティブ奨励者に選ばれてしまえば、アイドルまとめを量産しても何も言われないばかりか、むしろアイドルまとめ量産が奨励されていた感じすらありました。奨励者システムとは、メディアに宣伝する為のツールだったと多くのユーザーが気がついたのでした。

新制度で重要になる共有数

新制度では、何度も言われているようにTwitterでの共有であったり、Facebookでの共有が重要になってきています。感覚で言えば、50とか100とか共有されると数百円から1000円ぐらい稼げます。数百単位で共有されれば数千円稼げるでしょう。また、1000とか2000とかいうレベルで共有された場合には、万単位稼ぐ事も可能になっています。逆に共有されないコンテンツは、ほとんど稼げないと思って下さいというシステムになっています。

・「良いまとめ」も共有されないと意味なし

NAVERまとめのコンテストで入賞したような「良いまとめ」を作ったとしても、共有されないと全く意味をなさなくなりました。これからは、良いまとめとされるまとめは、運営側のアルバイトが作る事になるので、NAVERまとめのユーザーは、とにかく人を集めてくるのがお仕事になるという事です。人を集めてくるような「釣りコンテンツ」を沢山作る人が稼げるというインセンティブ制度という事になります。

LINEの共有も開始する?

2012年11月頃からは、既にラインボタンの配布が始まっており、これがNAVERまとめに取り入れられるのは時間の問題だと思います。既にはてなブックマークなどからの流入は少ないと考えられるので、はてなブックマークを廃止してLINEのボタンにする可能性は多いにあるでしょう。更に言えば、LINEからの流入で評価するシステムになる可能性もあります。

LINEボタンの設置
http://media.line.naver.jp/ja/

NAVERまとめで稼ぐ難易度は更に高く

NAVERまとめで稼ぐ難易度は、PVをとる時よりも高くなった可能性が高いです。共感を呼ぶようなまとめを作らなければ稼げなくなっているからです。従来のように「長期的なまとめ」というものでは、アクセスを大量に呼び込むことは難しく、もうすこし「短期的なまとめ」を作って下さいという事になりそうです。

その半面で、NAVER自社においては、長期的なまとめをアルバイトなど(いわゆる「中の人」)を使って強化する傾向にあり、NAVERのキュレーターは「人集め」という役割を担っていく事が求められているのかもしれませんね。

センスないと稼げない

新しいインセンティブ制度で求められているのは、2ちゃんねるまとめサイトのような形でガンガン共有して貰うコンテンツを作る事です。2ちゃんねる系のようにニュースとTwitterを組み合わせたような「まとめブログ形式」が有利になります。このような形で短期で面白い形に編集して出す事が得意とする人であれば、上手に稼げるかもしれません。普通に今まで通りにPV重視でまとめていたのでは、数百円稼ぐのも至難の業となっています。

・一発あてれば大きいかも

新インセンティブ制度では、1日目の新規登録ユーザーであったとしても、爆発的に共有されれば数千円も稼ぐ事が可能となっています。ドカン!!数千ほども共有されるようなアイディアを持っている人は、コンテンツを上手に生産すれば、1記事数万円を稼ぎ出す事も夢ではありません。新規ユーザーでもチャンスがあるので、TwitterやFacebookなどで共有される方法を知っていたり、研究している人は、チャレンジしてみる価値はあると思います。
 

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