ニート

基本的な生活を維持する為に生活の為に借り入れを行う家庭が増加

  • 7 February 2016
  • のぶやん

東京都で暮らすには、家賃が1人暮らしの最低で6万~7万円、電気4000円、ガス料金4000円、水道料金4000円といったところで、基本的な生活費の維持に12000円かかります。インターネット代金3000円かかるとすると、合計すると、15000円ぐらいが1人暮らしで必要な費用になるでしょう。

65000円+15000円=家賃80000円が都心で1人暮らしをする最低レベルの生活を過ごすのに必要な費用になる訳です。更にスマートフォンの料金5000円だとすると、85000円になります。

月15万円で最低レベルの生活

東京の1人暮らしを考えた時には、食費が自炊して1日1300円と見積もっても、約4万円ぐらいが必要になり、85000円+40000=125000円が最低限の生活レベルになります。25000円はお小遣いにしたり、交通費にしたりできますが、女性の場合化粧品を購入したり、衣服を買ってしまったりすると、すぐになくなってしまう金額です。

フリーターなどは、時給1000円で働いたとして、1000円×7時間×20日=14万円となり、既にギリギリの生活である事が分かります。具合が悪いからと言って仕事を休めば、あっという間にお金が足りなくなってしまいます。20代前半からフリーター生活を過ごした場合には、30代になって仕事すら見つからなくなる危険性がある事を認識する必要があるでしょう。ここから更に健康保険・年金などを支払ったら、もう生活できないレベルになります。

ここで気が付くのですが、収入が手取りで12~13万円のフリーターに取ってみると、家賃が6万~8万円の場所に住むというのは、『高すぎる住居』となる訳です。しかしながら、これ以下に料金を落とし込むと、どうしようもないボロハウスになってしまいます。自分の生活でめいいっぱいの人が結婚どころではないというのは理解できます。

フリーターがマックスで働いて14万円の現実

不足する生活費を借金で補う

アメリカでは、不足した生活費を借金で補うような家庭が増えていますが、日本においても同じような傾向が出てきています。庶民が自分の消費の範囲を超えて、クレジットカードで借金を重ねるのです。主に『リボ払い』が奨励されており、毎月のように一定金額で済むという手軽さがある半面で、金利を支払うのに精いっぱいで元本が減らないので借金がいつまでたっても返せないというデメリットが生じてきます。

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最低賃金を上げないと良いサービスが作れない

  • 23 December 2015
  • のぶやん

最近、コンビニであったり、ファミリーレストランに入っても、店員のやる気のなさというのがはっきりと表れている事が目につきます。言われた事をやっていればいいという事で、挨拶やらをしっかりしたりする事はするのですが、細かいところにやる気のなさが出てしまっているのです。アルバイトの間には、「アルバイトをしても、技能が身に付かない」という事が分かっているので、異常なまでにやる気がなくて、時間が過ぎるのを待っているという感じが見え隠れしてしまっているのです。

現状に対する諦めの蔓延

最低賃金が800円で1日8時間20日働いたとしても、12万8000円しか得ることができません。無理して1日10時間働いたとしても、16万円にしかできません。12-16万円という収入では、年収200万円を割り込んでくるので、生活するのに本当にギリギリの金額であり、とても余裕がある生活などできそうもありません。そうしたフリーターが、今では日本で数百万人にもなり、深刻な事に「中年フリーター」と呼ばれる35-54歳のフリーターも、270万人に及ぶという事です。

民間給与統計(国税庁2006)によれば、年収200万円以下の人が1000万人(23%)を超え、年収300万円以下だと全労働者の38.8%に当たるという事で、非常に深刻な事態になろうとしています。多くのフリーター・非正規労働者は、その日暮らしのような貧しい生活となっています。

貧乏であるからこそ暇がない

貧乏であればあるほど、低賃金労働者として長時間働かないといけないので、暇がないという悲惨な状況に陥ってしまいます。忙しく働いていないと安心できないので、忙しく働いたりしても、生活の水準が全く向上せずに将来が見えない状況になっている人が沢山いるのです。何らかの打開策を探そうとしても、とにかく時間がなく働いているので、何もできない状況に陥っているのです。

貧しい人にとって選択肢というのは決して多くはありません。一生懸命になって働いたところで生活の質を改善させる事が全く期待できない賃金ですし、働かないと生活できないという大変な状況に陥っています。所得が労働にのみ依存する状況で、賃金が低下するという事は、生活の質が上がる見込みがないという大変な状況に陥ってしまう事を意味しています。

貧困を打開していくのにどうするか

本来であれば、貧乏を打開する方法として、「正社員になって給与を上げる」という方法と「自営業者になって自分の道を開拓する」という選択肢がありますが、多くは正社員を望むのに対して正社員のポストが限定されていますし、自営業者になるという事も、時間がなくてお金もない低賃金労働者からすると簡単な事ではありません。つまり、打開策がなにもないままに時間をすごしてしまう人が大半なのです。

アルバイトをしながら副業として自営業を少しずつ始めて・・・という余裕があればそういった事も可能なのかもしれませんが、それには親が一定の期間は生活支援するなど、生活の支援が欠かせないでしょう。自営業者というのは、簡単に稼げるものではなくて、専業でしばらくやらないと、まともに稼げるようにはなりません。自営業として独立しようとする人は多いですが、完全に稼げる前に諦める人も多いという事実もあります。

ワーキングプアが企業を崩壊させる

日本における働いても豊かになれない「ワーキングプア」というのは、若者が特に多くて、更に中高年にも広がりを見せています。ワーキングプアの能力を最大限に発揮できないという事は、日本企業の競争力が全くなくなっていく事を意味しています。企業の中で正社員を減少させて、ワーキングプアのような奴隷層を増やしていくと、同じレベルのサービスを維持する事が厳しくなってしまうからです。例えば、ファストフード店などでは、理論上ではうまく動くはずなのに、現場におけるサービスの質が低下したりするなど、顧客に対するサービスが大幅に落ちてしまうのです。それを防ぐ為にスタバなどでは、契約社員を正社員化したぐらいです。

現場でトラブルが起こって顧客離れを招いたところには、すき家などがあります。すき家のアルバイトなどは、ほとんどやる気がなくて不衛生です。アルバイトの数も足りておらず、皿が現れずに放置された様子がインターネットの写真などで公開されて炎上しました。実際に顧客に触れる最も大事な現場において、アルバイトが1人で仕事を任されたりしても、時給900円で良い仕事ができるはずがないのです。こういったビジネスモデル自体が既に破綻していて、最前線に出るスタッフの賃金を高くしたり、保証を厚くしたりする必要性が出てきています。

こういった現場でのトラブルというのは、企業の正社員にも起こっている事です。賃金をジワジワカットして社員の福利厚生もカットすると、管理側が厳格に管理していると思いこんでも、社員がやる気がなくなっていきます。社員のやる気がサービスの質に直結して、顧客の満足度を大幅に下げる事になってしまいます。

賃金労働者というのは、やる気がない

そもそも、資本を何ら保有していない賃金労働者に対して、資本を保有している経営者と同じだけの「やる気」を求めるのは、絶対に無理があります。働いても、働いても暮らしが豊かになれないというのは、資本主義国家というよりは、社会主義国家に似ています。労働を行ったとしても最低限の暮らししかできないのであれば、その労働の実態は、社会主義国における「配給制度」と似たような状態であると言えるでしょう。

貧しい生活で現状を変化させられない

自分が何か学びたい事があったとしても、旅行に行きたかったとしても、貧しい生活の状況では、何もすることができません。時給が900円~1200円ぐらいの低い賃金であれば、長時間の労働を行わなければ、満足のいく給与を得ることができません。ある程度の収入(月に手取りで20万円以上)ぐらいはないと、本当に何もできない(旅行すら行くのが難しい)生活になってしまいます。子育てするのであれば、月額25-30万円が最低ラインです。日本では、子育てに国の援助が薄いので、子育てに凄くカネがかかります。

貧しい生活だと、遊びに行く事もできないので、恋人どころか友達と遊びに行くのも躊躇するようになってしまいます。私の友人などでフリーターの人などは、「お台場に遊びに行くのに交通費がかかるから」という事で、お台場に行ったことがないという事で驚いた事があります。交通費を考えて生活するようになっていたら、本当に余裕がないんだろうなと思います。

貧しい生活で健康を損なう可能性

日本において、年収200万円という貧しい生活を過ごしていると、健康を損なう可能性が出てきます。それは、低所得者ほど肉や野菜の摂取量が少ないとされているからです。カップラーメンであったり、コンビニのパンなどで過ごしていると、体が抵抗力を失って健康を損なう恐れが出てきます。将来的には、食生活によって癌になりやすくなったり、高齢者になって病気になる可能性が増すことが明らかになっています。

健康に気を遣えるというのは、それだけで余裕がある証拠なのかもしれません。自分の食べるものが気にならなくなったりするという事は、それだけ余裕がなくなっている証拠です。

増え続ける社会保障費

現在の国が支払う社会保障費は、年間1兆円ペースで増え続けていますが、これから更に増える事が予想されています。フリーターなどが高齢者になると、国民年金が満額で僅か6万円しか貰えないという事が発生します。それでは生活できませんので、フリーターが高齢者になった時には、生活保護で補う事になってしまって、国からの支出が更に増える事になってしまうのです。つまり、日本の社会保障というのは、今よりも更に増加して、国が支える事がほぼ不可能になる可能性が高まっています。

社会保険などのセーフティネットからもこぼれ落ちると、最後に頼れるセーフティネットは生活保護しかない。生活保護受給者は7月時点で216万人と過去最多を更新していますが、これから更に増える見込みなのです。国から生活保護の受給者だらけになると、国の財政は更に悪化して、どうしようもない状況になってしまいます。そうなる前に、若いうちから最低賃金を上昇させるなどして、貯蓄をさせておいたり、子供を作らせたりするなどの対策を行っておく必要があるのです。

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日本の目に見えない格差社会!格差が拡大して少子高齢化に拍車!

  • 18 September 2015
  • のぶやん

日本の非正規労働者になったらヤバい

日本では、アメリカ型の格差社会になろうとしています。このような格差社会において、非正規労働者の多くが搾取される側と言えるでしょう。特に危険だと思うのは、企業内部で働く労働者ではなくて、コンビニでアルバイトをして生計を立てるような非正規労働者です。技能が身に付く事がほとんどなくて、いわゆる「使い捨て」と表現するのがあっているような状況になってしまいます。1日8000円の仕事を20日間やって月収16万円(年収192万円)で技能がほとんど身に付かないという状況になってしまいます。何でコンビニバイトがダメなのかというのは、何かクリエイティブな仕事をやってみるとすぐに分かります。顧客の要望を実現するクリエイティブな仕事においては、自分が考えて判断して顧客の満足度を高めないといけない事が非常に多いのです。コンビニバイトは、言われた事だけをやっていればいい。

格差社会の中で、正規雇用・非正規雇用などがありますが、非正規雇用などで会社で働いていた場合には、将来がほとんど絶望的だと思った方が良いでしょう。年収が200万円ぐらいしかない中で、いくら年収を伸ばそうとして頑張ったところで300万円とか400万円とかにしかならないのです。それでいて、自由な時間は少なくて朝出勤して夜に帰ってくるような制約された生活を過ごすことになってしまいます。非正規労働者になった場合には、ほとんどの場合に将来は絶望的と考える事もできるでしょう。一時的に非正規労働者になって、逆転が可能なのは、ほんとうに一部の人のみです。言い換えれば、社会的な階層として「非正規労働者」が存在していることになります。

日本一のニートと言われたPhaさん

日本一のニートと言われたPhaさんですけど、最近のブログを見ると、ひたすら引きこもっている」「体調が悪い」「寝て過ごしている」「夜型になった」などと書かれてあります。Phaさんが今までとまったく違っているところは、35歳を過ぎて36歳になった事で、若者世代ではなくなったという事です。若者世代でなくなって、おじさんせだい、いわゆる中高年世代に突入したという事です。自分の体力などがどんどん落ちて活動が鈍るというのもあるでしょうけど、周囲の目線というものは、若者の時と違って非常に厳しいものになってきます。若者がニートをやっていると、ネタとして面白いとなるかもしれないけど、おっさんがニートしていると、痛いだけですね。

おっさんでカネが全然ないと、女性からまったく相手にされなくなってしまいます。世の中の半分は女性である訳なんですけど、女性から全く相手にされないほどつまらない生き方はありません。35歳以上になったならば、お金がないと八方ふさがりになってしまいます。ニートの歩き方などの書籍を出して「作家Phaさん」として売り出すのも面白いと思うのですが、私の友人などにいる作家の人を見ると、「書きたくて仕方がない」という衝動で社会に伝えたい事を書きまくる人が多いので、だるいと言ってる人間だと無理じゃないかなと思う訳です。何かを社会に伝えたいという強い想いとか情熱とかがないと、もともと儲からないと言われている作家なんて続けていけないんだろうなと思います。

30代は、収入も増えて女の子とも遊べて、一番楽しい時にニートしてるのマジ可愛そうだなと。

デフレの中でマネタイズが難しい

日本においてニートが増える要因としては、デフレが起こっている状況において市場に対する資金投下のリターンが低いという事があげられるでしょう。デフレ経済下で市場の中に1万円のお金を投入したとしても、リターンが8000円しか得られないのであれば、そのまま現金で保有しておいた方が良いという事になります。日本の場合には、何か商品を購入して保有したとしても、そこから財を生み出す事が難しい状況に陥っているので、デフレが深刻化していると言えるでしょう。例えば、カメラを買ってほとんど使わない事を考えると、カメラが2年ほどで古くなって買った事は無駄になってしまいます。

労働力を商品と考えると、労働力にも同じ事が言えるかもしれません。自分の労働を投入したとしても、得られる賃金が生活水準を豊かにするものでなければ、自分の労働力を投入せずに家で寝ていた方がいいという事になるでしょう。日本市場自体に高齢者が多すぎて、蓄えたお金を誰も使いたがらない状況に陥っているので、無駄遣いするのは政府ばかりになっており、それをあてにして銀行・年金などが政府にお金を貸し出すような状況が続いています。政府債の名目金利は低くても、実質金利が高いような状況です。国民がお金を使わないから政府がお金を使うという状況で企業などが倒産を免れているのですが、政府債は国民が使ったお金として返済しなくてはいけません。

年金財源が枯渇して配給制へ

年金の財源というのは、どう考えても2025年から30年頃に枯渇してしまいます。それ以降は、年金が大幅に削減されて生活が不可能になる人が増えるので、米国のフードスタンプのような配給制になるものと考えられます。2万円から3万円ほどのフードスタンプがマイナンバーをもとに支給される予定でしょう。日本の場合には、現在の円水準を維持できる事はないのですが、同時にドルの価値も低下すると、対ドルに対してどれぐらいの円安が発生するかは未知数でしょう。

現在の若者たちが高齢者になる頃には、年金受給は70歳以上に引き上げられると考えられます。労働が難しい年齢で、年金もほとんど支給されないという状況で、貧困に陥る高齢者が相当数になると考えられます。現在でも、貧困高齢者が社会問題化していますが、今後はさらに貧困に陥る高齢者が急増するものと思われます。

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「お金」というのは、自分が幸せになるのに不要だけど、他人を幸せにするのに必要

  • 7 June 2015
  • のぶやん

Cake PHPでPhaさんの「持たない幸福論」についての考え方を少し読んでみました。Phaさんに対する批判となってしまって申し訳ないんですけど、結局はこの人は「自分の事しか考えてないんだな」と思いました。自分と他人を比べず、自分の生き方を貫いて、自分が好きなように生きればよいという事が書かれてありました。働きたくない、家族を作らない、お金に縛られたくないと。何でも自分が中心に来てしまうんだなと。言ってしまえば、完全に自己中心主義な訳です。

お金は他人を助ける為に必要

お金というものは、自分の生活に全く必要ないと言い張る人であったとしても、他人の生活を助ける為には絶対に必要になります。経済が中心となっている資本主義社会の中においては、お金が人の命と引き換えになるという事を良く認識しておく必要があるでしょう。もちろん、自分の命を守る上でもお金というものが最も大切になります。お金が無くても良い生き方とかふざけた事を言っていると、自分の命を失いかねないのです。

平和な中にいると感覚というのもが狂ってしまって、お金がなくてもいい生き方を模索するような変な方向を模索する人もいるかもしれません。しかしながら、現実に戦争状態の国で金があれば命が助かったと言う事はよくある話です。有名な「シンドラーのリスト」のオスカーシンドラーだって、実業家として豊富な財源がなければ人を助ける事は出来なかったのですから。「お金=人の命」という状況に直面した時でさえ、お金はいらないんですなんてのんびりとした話をしていられないでしょう。

好きになった人を守れるかどうか

資本主義の経済社会においては、体の力が強い体育会系だけが力任せで社会を支配するという訳ではありません。賢くお金を集めてきた人が強いというのがこの資本主義の経済社会というものです。Phaさんとて、「人を好きになってしまった」で書かれていますように、人を好きになる事もあるようです。そういう自分が好きになった女性がですよ、「助けてPhaさん、私はお金がないと本当に死んでしまいます。海外に逃亡する資金50万円でいいので分けてください」と言われるかもれません。そういう事は、過去の歴史でも良くあったことで、戦闘、民族運動などで迫害された女性が逃亡するには資金が必要だった訳です。社会が混乱すると、金があれば助かるような事が良くあります。もちろん、人間関係も重要になってくると思いますけど。

お金というものは、自分の為に存在すると思うべきではないと思うのです。他人の為にどのように使えるかという、それだけがお金の使い道だと思います。月額10万円のブログ収入(Phaさん本人が自称している収入ですけど)では、自分が生きるのにも難しい収入(家賃5万+光熱費+携帯代+食費で全部消える金額ですね)状況では、他人を助けるどころではありません。むしろ、他人に助けて貰わないと生活できないような状況に陥ってしまいます。特に40代、50代になってくると、若い時と違って体が動かなくなってくるので、肉体労働が厳しいと言われています。

年齢を重ねていくという現実

Phaさんは、これを書いている私よりも年上だし、年齢を重ねる事がどんな状況を生み出していくかという事を実践してみるのかもしれないです。例えば、Phaさんが住んでいるシェアハウスだって、年齢的に20代から30代が多いわけだし、40代が住んだとしてもいずらくなると思うんですね。そういった現実をどう受け止めていくつもりなのかなと思います。正直、Phaさんの現在の年齢である36歳という年齢だって、シェアハウスでは年長のグループになってきていると思うのです。書籍を立て続けに2冊ほど出版するのは、そういった危機感も持っているのかな?と思わなくも無いです。

ニートの経験というのが特殊かどうかは知らないですが、ニートでこれほど有名になったPhaさんの存在はさすがに凄い事だけは確かです。有名になりたくてテレビに出たい人は沢山いるにも関わらず、Phaさんはニートという肩書きで何度もテレビに出演してしまっています。ここまで有名になってくると、芸能事務所に所属する事も可能になってきます。もちろん、本人は芸能人として活動する事を望んでいないようですが。ちなみに、ニート鈴木氏は、芸能人活動をしていて、どうも上手くいかなかったようです。


働き方の多様化としてはあり

Phaさんの場合には、自称ニートとしていますが、今では少しずつ自営業者としての色合いを強めてきています。今まで「自営業者となる為のネタ作り、及び準備期間」だったとすれば、なかなか頭の良い選択だったのかもしれません。Phaさんは、ニートとしてインターネット上で有名人になっている訳だし、1冊目の書籍が良く売れたので、書籍も2冊目を出版しています。売れない作家よりも、作家の活動に熱が入っていて、肩書きを「作家」としてもおかしくないような状況になってきました。ほんと、2冊も本を出版するのであれば、ニートじゃなくて、「作家」にした方がやりやすいと思うんですけど。

Phaさんによる「毎日、寝て暮らしたい」という夢の実現が、インターネットで毎日稼いだり、自分の意見を家の中で書くという作家としての活動だったとすれば、それは「現代的な働き方」となるのかもしれません。「寝て暮らす」とまではいってないですけど、確かに家の中でゴロゴロしながら稼ぐ事は出来ているように感じます。果たして、これから40代に入っていっても、現在の状況を保てるかどうか、Phaさんに多くの人が注目しているようです。

お金をどのように使うか

自分のお金をどのよに使うかという事については、本当に良く考えるべきだなと思います。Phaさんは、サイゼリアが好きらしくて、サイゼリアの160円のカプチーノをオーダーしているようです。私はサイゼリア(特にドリンクバー)は、添加物が心配なので出来る限り行かないようにしています。また、チェーン系のカフェ(特にスターバックス)が落ち着かないと思っているので、出来る限り行かないようにしちえます。Phaさんからすると、サイゼリアやカフェという選択肢というのは、悪くないらしいです。お金をどのように使うかというのは、本当に人それぞれだなと思います。

Phaさんは、作家をしているにも関わらず、現状お金がないのか、新しく購入したパソコンは、何と2万8千円ほどのChrom OSという事です。仕事で使うにも関わらず、これほど激安のパソコンを使うのはどうなんだろう?と思いますが、本当に余裕ないのかなと思ったりします。普通、仕事で使うのであれば、2万8千円どころか、10万円のパソコンを購入しても良いと思うんですけど。まあ、文章を書くのに使えるかもしれないけど、マルチタスクなんてとても出来るパソコンじゃないですね。これぞ「持たない幸福」なのかもしれませんね。うーんと、Phaさんよりも100倍お金を稼いでいて、「持たない生活」を実践している人を私は知っていますけど、億単位のお金を持って質素な生活をしていた方が、Phaさんの生活よりも幸せそうに見えるのは、私だけなんでしょうか。

健康にお金を使えないのが貧困層

お金持ちほど、健康に細心の注意を払っていると言われています。Phaさんは、喫煙者なので「お金がかからない生活」と言っている割には、タバコをバンバン吸っていて、1ヶ月のタバコ代金がいくらになるんだよwwと言いたくなります。仮に1ヶ月のタバコ代金を1日300円だとしても、1ヶ月で1万円にもなります。Phaさんの生活というのは、意外とストレスがかかるので、タバコをやめられないのかもしれません。タバコは肺がんとなるリスクを大幅に増大させるだけではなくて、歯周病になる可能性も非常に高くなります。つまり、歯を失う可能性が高くなり、医療費がかかるようになるのです。

妻がいる必要ないし、子供がいなくてもいいというのは、確かに本人の自由なのでそういった考え方があるのも確かです。しかしながら、自分以外の誰かを幸せにするという事は、自分が幸せになる最も近い方法であるという事を忘れてはいけません。自分が不幸な事故にあって動けなくなっても、妻だけは看病してくれる可能性が高い。老いて誰も自分の相手をしてくれなくなったとしても、子供だけが相手をしてくれる可能性が極めて高いのです。自分だけで生きていけると思っていられるのは、40歳ぐらいまでの話です。病気になってシェアハウスの誰かが世話してくれるなんて、絶対にありえません。

最後に

Phaさんにも、この文章を是非読んでほしい。お金がある、他人を助けることがいかに大事か。
http://www.huffingtonpost.jp/2015/05/29/yoshioka-hideto-conference_n_7466196.html
同じ金の節約でも、自分の為に節約するのと、人の為に金をつぎ込むのは全然違うよなと思うのでした。

あとは、未婚者は不幸になる確率も高い事は、データーでも明らか。

 

未婚者が不幸
ここから引用

 

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正社員、非正規社員、ニートの違いとは?使える会社の資本に違いがある

  • 9 September 2014
  • のぶやん
社畜
資本主義

正社員と非正規社員の賃金格差が問題になっていて、正社員と非正規社員の生涯賃金格差が5-6倍ほどもあるという事です。これは、非正規社員が150万-200万円で生活するのに対して、正社員が福利厚生を含めると800万-1000万円にも到達するという事です。年齢が上昇するにしたがって、正社員と非正規社員の格差というものが大きくなってきます。

資本主義

資本を使える側と使えない側

正社員と非正規社員で格差が出るというのは、基本的には「資本を使える側」と「資本を使えない側」というものに別れます。資本主義においては、株主出資が行われた上で、その出資金を使いながら経済活動を行って利益を出すという構造になっています。この構造の上では、資本を多く利用できるほど、そこから得られる利益配分も大きくなると考えられます。言い換えれば、正社員では、資本に対する決定権が大きいと考えられます。非正規社員は資本を少ししか使えないか、ほとんど利用できません。

働かないニートの多くは、自分が働かなくても食べていけるという預貯金、もしくは親の財産を食い潰す形になっています。資本を利用して生産を行うのではなくて、自分の大事な資本金を食っていく形になるので、後々に大きな問題になってくる事が明らかです。ニートの場合には、自分の家庭の資本を食っていくばかりではなくて、自分自身の年齢を重ねていくので労働資本が低下するという大きな問題を抱えています。

休日給与があるかないか

1ヶ月は、休日を含めると30日ほどあり、1日8000円ほど稼ぐとすれば、30日×8000円=24万円の所得が得られます。しかしながら、実際に派遣社員・アルバイトなどは時給制になっているので、休日に給与を貰う事ができない事になっているので、正社員と同じように週に5日働いたとしても、労働20日×8000円=16万円の所得しか稼げないという事になります。

社畜

外国為替市場の金利を見ても分かるように、お金というものは、休日、祝日に全く関係なく動き続けます。もっと簡単に言えば、休日、祝日でも平日と同じように生活の出費は生じるどころか、むしろ休日、祝日にお金の出費が増加します。そういった事を考えると、自分の労働していない時間帯に全く報酬が得られない派遣社員・アルバイトなどは、会社の資産を使わない「労働者」としての立場が強いことが分かります。

ニートがネットで稼げるか

ニートのPhaさんは、インターネットのアフィリエイトで稼ぐような事を言っていますが、彼は大したプログラミングのスキルがあるわけでもなくて、稼ぎと言えば、1ヶ月のインターネットからの稼ぎと言えば3、4万円ほどだそうです。「インターネットで生活できたら」と多くのニートが思っているようですが、このPhaさんの例を見る限りでは、それが難しいことが分かります。

ニートがインターネットで生活を立てる事が難しい理由としては、「そもそも、事業としてやる気がない」という事に尽きるでしょう。事業としてやるのであれば、いろいろと稼ぐ方法を考えますが、そもそも稼ぐ気がない人にお金が入ってくるはずもありません。インターネットのニートで3、4万円の収入がある人であればまだマシなレベルで、ほとんどのニートは、月額1万円以下というのが現状でしょう。プロの事業者として活動するアフィリエイターに技術も記事量も勝てないのは当然です。

現在、ネットで数万円稼げる事は、将来的に数万円稼げる事と同意義ではないのです。

ニートと個人事業主の違い

ニートと事業者というのは、紙一重であるところもあると思います。僕の友達でも、多くの人がスタートアップ起業時には、収入がニートと似たような生活になっていました。違うのは単に志だけかと言えば、それも違います。ニートは、苦しくなるとそこで辞めちゃうんだけど、事業者としては苦しい時にこそ踏ん張らないといけないし、嫌な事であっても手を付けていかないといけないという事もあります。屈辱的な事もあっても踏ん張ったり、少しぐらい嫌な作業にも手をつけます。

ニートが新しい知識を身に付けようとしないのに対して、個人事業主というのは、新しいものを身に付けようとするのに必死です。出来る限り新しい知識を身に付けて、時代の最先端を走ろうとしていきます。新しい何かを身に付けるというのは、現状に詰まっている自分に何らかの突破口を与えてくれますが、新しい技術・スキルなどを身に付けるには、最低で1-2年ほどの長期の忍耐を必要とします。ニートなんて、目標がなければとても新しい知識なんて身に付きません。


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デジタル化時代の資産形成はどうするべき?ウェブ情報資産の資産で稼ぐ

  • 12 November 2013
  • のぶやん
日本では、資産ゼロ世帯が最多になっているという事です。30%もの世帯が「金融資産ゼロ」となっていて、いわゆる「貯蓄なし」状態となっています。金融資産の多くが高齢者に集中している日本では、ほとんどが20代-40代ぐらいのの「貯蓄なし」であろうと考えられます。
 
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家計の金融行動に関する世論調査より
 
資産とはどういうものか
 
資産というものはいろいろな種類が存在していて、単に「金融資産がないから貧しい」というのは無理があります。例えば、親がリッチ世帯であるにも関わらず、子供が貯蓄ゼロ世帯で暮らしているという世帯などが良くあって、自分の手元に金融資産がなくても、暮らしぶりは悪くないという事は良くあります。
 
収益性・非収益性の資産
 


資産には、収益を得る事ができる資産と、収益が得られない(もしくは収益力が小さい)資産とういものが存在していると考えられます。例えば、収益性資産というのは、収益力のある不動産であったり、収益力のあるウェブサイトなどがそれにあたります。株式も配当を考えると、比較的収益力の高い資産になります。逆に収益力の低い資産というものは、現金資産(金利が極端に低いため)になっています。
 
このように一般的に収益力が高い資産というものは、天井なしとなっています。例えば、ある収益性の不動産が10億円の価値を持ったりします。フェイスブックのウェブサイトは、1兆円以上の価値、グーグル検索が1兆円以上の価値といった具合です。株価の時価総額という指標で収益性資産の価値が表されます。
 
労働性資産の収益力
 
ここで問題になるのは、労働性資産が収益力が高いか?低いか?という事になります。労働性の資産に関しては、簡単に言えば若ければ価値が高くなり、経験が多ければ価地が低くなります。
 
点数化するならば、20代、30代頃が年齢としての価値が高くなり、40代で経験値などの評価が高くなる傾向にあるでしょう。このような労働性資産の収益力は、「年収」という形で各自の価値として現れます。女性の結婚する時に男性の年収が高い方が良いとされるのは、収益力の高い男性を買い付けて将来的な収益を確保する狙いと見てとれます。
 
労働力資産は、年収という形で各自の評価軸となりますが、若さは誰にでも平等に与えられるもので、若い時の「アルバイト」ならば、ほとんどの人が働く事ができます。これが30代、40代になってくると、収益力は若さよりも学歴・資格・実務経験などに移行していきます。
 
非正規社員と正社員
 


日本企業の労働力における収益性から考えると、非正規社員と正社員で2-3倍ほどの格差があるとされています。例えば、非正規社員が月額15万円の給料であるのに対して、正社員が30万円という具合です。年収にすると非正規社員が200万円で、正社員が500万円という具合です。
 
非正規社員と正社員は、全く同じような労働をしているようで、給与が2-3倍の開きがあります。その非正規社員と正社員の違いは、収益性資産を保有できるか否かにあると考える事もできます。正社員が会社の資産の一部を保有する事を認められているのに対して(つまり利益からボーナスという形で配分される権利の保有)、非正規社員はその権利を認められていません。
 
これはどういう事かと言えば、社員が労働性資産の提供を会社に行う一方で、社員としてのボーナス権利(利益が出たときにボーナスを得る権利・株式保有に近い)を保有していて、これが労働者の意欲を高めると考える事ができます。社員の転職意欲を抑制して、会社への忠誠心を高める事ができて会社の成長に寄与します。
 
労働性資産依存の危険性
 
労働性資産というものは、自分の体を使った労働力資本によって収益を得るスタイルなので、誰もが一定以上の収益力を持つ事ができます。若さ・学歴・資格・実務経験などがあれば、収益力を更に高める事ができるでしょう。ただし、労働者の誰もがそうした競争を行う事になるので、頑張ってもそれほど収益力を期待できないかもしれません。
 
特に先進国における労働者は、発展途上国などに仕事を奪われてきており、労働性資産に依存して、失業したら収益がなくなるという危険を含んでいます。いかに「失業保険」などの保険があろうと、労働性資産に依存する形では、自分の労働力が失われた瞬間に収益ゼロという危険性の中で働いている事になります。
 
労働性資産の価値低下
 
グローバル化の中で起こる事と言えば、企業が国をまたいで移動する事で、労働性資産の価値が低下する事です。多くの労働者の労働性資産の価値が自然に低下する傾向を見せています。労働性資産の価値が低下するという事は、相対的に収益性資産の価値が向上する可能性(ここは議論の余地がありそう)があると考える事もできます。
 
労働力のみに依存する、いわゆる「労働者階級」の地位が下落して、収益性資産を保有する階級(資産家といったりする)がますますお金持ちになるという構図が出来上がってきています。どのように労働資産以外の資産を保有するかというのは、多くの人にとっての課題とも言えるでしょう。
 
ポイントになる経営関与
 
労働性資産が価値低下を引き起こす中で、労働性資産を維持するためには、常に経営に近い立場で利益を出し続けるという必要が求められるでしょう。日本でもこの傾向が進んでいて、いわゆる「成果主義」というものの導入が進んできています。
 
言い換えれば、単なる労働力にそれほど大きな価値がなくて、企業の収益力を最大化させられる労働力にこそ価値があるという考え方です。当然ながら、単に言われた事をやる非正規労働者などには、企業の収益力最大化に関与するチャンスすら与えられません。
 
自分の持ちうる権限の大きさの中で、最大限の収益をあげ続ける労働者こそが、労働性資産の低下を起こさない労働者であると言えます。この最たるが企業の経営トップを株主から任されたCEOという事ができますが、CEOでなくとも「権限の範囲における最大限の利益」というのは、労働者誰にも任される命題となっています。経済が成長しない中における利益を出す手法を考える必要があるのです。
 
ニートという存在
 
ニートで「働きたくない」という人がいますが、その理由として考えられるのは、自身の労働性資産の価値が向上しないという「諦め」のようなものであると考える事もできます。アルバイトなどを行っても、将来的な自身の労働資産価値(キャリアと呼んだりする)が高まらないので、働かないという考え方です。
 
確かにアルバイトをしたところで、キャリアは全く高まらないので、労働資産価値は年齢の上昇と共に下落の一途を辿るわけです。しかし、ニートをする事によって解決する事はなくて、ニートをしていると、労働資産価値の下落、収益性資産の欠如というダブルパンチで、将来の貧困が約束されたようなものでしょう。
 
ニートのように「労働性資産の否定」を行いたいのであれば、何らかの収益性資産を考える必要がでてきます。そういったものが難しいと考えるのであれば、生きていく為に労働性資産に依存した働き方を模索していく以外に方法がないと言えます。
 
資産課税の不均衡
 
資産に対する課税というものを考えてみると、現金を保有しても「現金保有税」が発生しないにも関わらず、不動産を保有すると「固定資産税」というものがかかります。これは、不動産が現金を生む収益源となるので、それを保有する人は収益の一部を支払うべきだという考え方に基づいています。
 
これに対して無形資産(invisible asset)の保有に関しては、固定資産税のようなものがありません。ヤマダ電機がリアル店舗を構えると固定資産税がかかるのに対して、同じく収益を生じるネット店舗を構えると固定資産税がかからないのです。これは税の不均衡とも言える現象です。
 
フェイスブックは、そのウェブサイトから収益を得ているのですが、フェイスブックという無形資産に対して課税するという試みをしている政府は、世界中で皆無です。もし、フェイスブックほど収益を得るリアルの固定資産が存在したならば、それは莫大な税金を納付しなければならないでしょう。
 
政府の財源不足の要因?
 
日本の政府も米国の政府も借金漬けになっているとされていますが、その原因のひとつとして考えられるのが、無形資産(invisible asset)への課税漏れだった可能性もあります。例えば、グーグル社、アップル社、マイクロソフト社などの資産の多くは、オンライン上に存在しており、実際の店舗を持たないので課税が難しくなるのです。
 
更に言える事は、グローバルのインターネット企業は、多くの国をまたいでいる事を利用して課税回避も行っています。利益が出ているにも関わらず税金を支払わず問題になっている事は有名です。
 
マーケットのデジタル化
 
CDであったり、DVDなどがオンラインで見られるようになってきました。デジタル化が進展すると、CDやDVDなどを工場でコピーする必要がなくなって、デジタル化したものをオンラインで手に入れる事で全く同じものを手にする事ができるようになります。
 
デジタル化の時代では、レンタルショップに行く必要もなければ、本屋さんに行く必要もなくなります。まさに、多くのお店がデジタルで開店するので、部屋から注文すれば何でも届く時代になっています。そう考えると、マーケットでデジタル化できるものは全てがデジタル化されるので、デジタル化されていないものが滅びると考えられます。
 
デジタル化の流れ
 
デジタル化の流れは、産業革命で農業から工業における大量生産に移行したほどの破壊力を持っていると考えられます。工業化によって発達した「大量生産」は、同じ商品を大量に生産する事を可能にしました。
 
近年のデジタル化では、情報の大量生産がデジタルコピーによって可能になっています。世界中に出回るデジタル情報というものは、単にCDやDVDコピーによる娯楽情報だけではありません。学術情報なども即時に原文、もしくは翻訳されて大量の人が目にする機会となっています。しかも、モバイルでリアルタイムに見られるようになりました。
 
信頼性高い情報の量産
 
産業革命のような「大量生産」がデジタルの分野にも起こっていて、様々なジャンルの音楽を聴く事ができたり、映画を見る事ができます。それだけではなくて、NAVERまとめなどで信頼性が高い情報が大量に出回るようになると、その情報によって新聞社の排出する情報であったり、一部の大学の論文などの価値が下がる可能性がでてきます。
 
かつて「専門的な分野」とされた分野は、技術の発達によって、誰もが専門的な情報を発信する事ができるようになっています。その事は、専門性の価値を低下させて、従来の専門職であるとされた「新聞記者」であったり、「雑誌編集者」などの地位の低下を招く事が考えられます。更には、学術分野の研究の地位も低下させる可能性を秘めています。
 
教育機関としての大学が無力化
 
デジタル革命というものは何をもたらしたかと言えば、極端に言えば大学で受けていたような高度とされていた情報は、大学なんていかなくても、誰でもオンラインで安価に見れるという事になってしまいました。もっと簡単に言えば、大学の授業なんて全く価値のないものになっていて、高い学費を詐欺のように徴収している理由がわからないほどです。
最近の中国などで問題になっている「大学を出ても就職がない」というのは、大学時代に学んだ程度の「標準化された知識」というものが、それだけでは役に立たないものになっている事を意味しています。大学で量産された人材というものは世界中に溢れていて、それは過去における工場労働者程度の価値しかなくなってきています。
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