私の場合には、自分でいろいろな記事を書く仕事もしますし、人に記事を書いて貰う仕事もして頂いています。自分で記事を書く場合にしても、人に記事を書いて貰う場合にしても、長期的にWeb資産として利益に貢献してくれる記事かどうかが非常に重要になります。1記事を人に依頼する時には、1文字1円ほどで計算する事が多い(案件により異なる)ので、アクセスを上手に集められないと赤字になってしまいます。
まあ、赤字になっても動く金額が小さいので大丈夫という範囲で発注していれば問題ないのですが、発注数がどんどん多くなってくると出費がどんどん増えるので、記事の本数とアクセス数、収益などをしっかりとコントロールしていかないと、思わぬ出費になってしまう可能性があります。1本1000円で1日5本書いて貰うと費用が5000円、1ヶ月に出来上がる記事数は150本足らずで15万円ほどかかる事になるので、これ以上の収益を生み出していく必要が出てきます。
・収益を狙える記事と収益にならない記事
このブログのように収益に全くならないですが、自分の「発想メモ」代わりに使っているというブログも幾つかあります。良い発想というのは、後から大きな収益を生み出す知的原資になる可能性があるからです。もし、お金にしたい、収益の狙えるブログを作るのであれば、基本的に何度同じ記事を見ても参考になる記事が「記事としての資産価値」が高いと言えるでしょう。ブログというよりも、サイトという形の方が長期的な収益源として適しています。
・Nanapiの3億円調達
日本でコンテンツ事業を本格的にやっているNanapi(私も応援してますよ!)は、ライターを雇用する為に3億円をベンチャーキャピタルから調達して、今まで記事を4万本ほど生成してきました。アクセスは、そこそこ集まっているようで、大成功とは言えないと思いますが、「悪くない成功」ぐらいにはなっていると思います。ただし、事業の伸びという点においては、NAVERまとめの方が圧倒的に強さを持っていると言えます。
・人に記事を書いて貰う事の重要性
ある程度のサイトを仕上げたら、人に記事を書いて貰うという事が非常に重要になってきます。ノマドワーカーという生き方という本を出版してネットで有名になっている立花 岳志さんのブログは、私もファンで良く見るのですが、彼の人柄は素晴らし過ぎて、他の人がブログを代行したのではあれほどアクセスを集める事は不可能でしょう。記事がLivedoorのポータルに取り上げられて、1ヶ月アクセス数が160万アクセスなので、月額の収入で言えばアドセンス10-15万円、楽天で2-3万円といったところでしょうかね。
ブログで生活するというノマドワーカーという生き方は凄まじいと思うのですが、実際にブログの時代は既に終わりに向かっており、今後は新しい資金源を確保していかないといけないでしょうね。1人で更新を続けていくブログだと、ライターを大量に使ったサイトとずっとアクセスを競っていくのは難しいというよりは、不可能になってくるのです。1人が出来る事というのは、いずれにしても限界があるという事です。
No Second Life
http://www.ttcbn.net/no_second_life/
・1人の知識に限界があるというのは?
例えば、立花さんがパリに旅行に行った記事をアップロードされていますが、パリに行った事がある人ならほとんど行った事がある場所ばかりで、記事の内容が物足りなく感じます。アップロードされている写真が自分が持っている写真と似たような写真ばかりという事があるわけです。やはり、パリ在住の人から本格的なパリの良さを問題も交えて伝えて貰いたいという需要はあるでしょう。そういった踏み込んだ内容を伝えていくには、1人で伝えるには限界があるという事でしょう。
最近の読者は、いろいろな情報を目にしているので目が肥えすぎていて、少々の情報・写真で満足できない読者が増えてしまっているのが現状です。
NAVERまとめで1本3000円の案件が話題に
・Sohoサイトで1記事3000円NAVERまとめ案件
Sohoサイトなどにおいて、NAVERまとめの記事1本1000円-3000円ほどで募集がかけられているという事です。1本3000円という事で、今までのライター案件(例えば、Nanapiの場合には1500文字で300円-500円単価)を考えれば破格の待遇と言えるかもしれません。さて、発注側としてはNAVERまとめを作ってくれるキュレーターに対して、3000円も支払って採算があうのでしょうか?
・ウェブ資産化の考え方
考え方としては、現在NAVERまとめにおいて「1日3000円稼ぐ」アカウントがあったと仮定すると、そのアカウントから得られる3000円を新規コンテンツ作成の原資にして、コンテンツ作成者に1000円で3本書いて頂くとしましょう。そうすれば、1ヶ月で90本の記事を新たに増やせるので、結果としては従来3000円だった収入が、3300円になるかもしれません。1ヶ月で消費した金額を長期的に回収するという手法です。
この3000円でNAVERまとめを書いて貰うという単価を実現するには、条件が必要になります。
(1)とりあえず原資(もしくは自分でお金を持っている)があるという事
(2)長期的に収益を得られる自信があること
上記の2点ぐらいは必要になってくるでしょう。
3000円でまとめた記事は、3000円以上の収益を生み出すという保証は特にありません。しかし、3000円でまとめた記事が6000円の価値を生み出せば大きな利益になる可能性があります。NAVERまとめで3000円と言えば、Nonアダルトの分野において最低10万PV以上(単価0.2で計算した場合)は集めないと採算が取れないという事になります。単価0.4のルーキーかレギュラーになれば、3-4万PVでいけるでしょうから、発注者はレギュラーである可能性が高いです。
Google Adsense vs NAVERまとめ
・NAVERまとめでライター雇って稼げるか
Google AdsenseがNAVERまとめに掲載されていた時には、その単価は低い時で0.2、高い時で0.4ほどになっていました。つまり、現在のNAVERまとめのレートというのは、Google Adsense時代のレートを参考に作られていると言えるでしょう。そこから考えると、ライターを採用してNAVERまとめをやって貰うというのは、ウェブ上でライターを雇うのとそれほど変わらない事かもしれません。しかも、アクセスを自社が集める必要はなく、NAVERまとめがアクセス集めを代行してくれるので、良いまとめを作るだけです。
・ウェブで100万以上稼ぐ人の多くは仕事を外注
ウェブで月額100万円以上稼ぎ出す人(スーパーアフィリエイターとも呼ばれる)の多くは、仕事を外注しています。外注しないと、自分の時間が全く持てなくなってしまうという事と、経費をかけた方が税金の関係から良いという事があります。例えば150万円を稼いだとすれば、50万円ぐらいは外注した方が時間も出来るし、経費も節約になるので良いでしょう。
参照した文章
お仕事サイトにNAVERまとめの案件が登場
http://navermatome50k.blog.fc2.com/blog-entry-9.html
元ネタはこちらです。
「NAVERまとめ」は儲かるのか?-まとめ記事1本3000円でライター募集
http://www.otonano-kaisha.com/news_WELf5SkTa.html