メディア

PCコピペで「大学レベルの論文」に価値が無くなった時代!デジタル化で文章コピーが当たり前!

  • 17 September 2012
  • のぶやん

知ってました?中国のインターネット上では、引用するURLを文章の最後に付ければ、「文章をそのままコピー&ペースト」が認められています。中国などの個人ブログ上においても、ほとんどコピペだけで済ましている個人が大半です。

日本だと、新聞社の書いた内容をコピーしたりすると、最後にURLを付けたとしても、著作権違反で訴えられる危険性があります。しかし、中国の場合には、メディアすら同じようにコピペ文章しているので、お互いに何も言わないのです。中国は、コピーの文化は世界で最も発達している国であり、それは既に「当たり前のこと」として国民に浸透しています。

日本のメディアは脚色が激しい

日本のメディアは事実と乖離

続いてメディアの質についてですが、日本人からすれば意外に思えるかもしれませんが、日本のメディアと中国のメディアを比較した場合には、日本の方が脚色が多くて事実と乖離しています。中国のメディアの客観性は日本のメディアよりも高くなっており、そして中国メディアの方が報道の多様性があり、事実に近い内容を報道しています。

日本人は「中国は共産主義経済だからメディア規制されている」と思い込んでいますが、メディアの多様性が低い(言い換えれば新規参入が出来ないほど規制が激しい)のはむしろ日本の方であるというのが真実です。僅か3社(読売、朝日、毎日)が市場を独占している状況で、報道に異常なバイアスがかかってきます。

日本人はその事に気がついておらず、その事が日本を一体化させているというか、暴動などが起きない平和な国となっている要因とも言えるでしょう。一方で、こうしたバイアス自体がかかり続けていくと、日本の最も深刻な問題である少子高齢化であったり、国債の発行残高の問題などがどこまでも放置し続けられていくという事態を招き、最終的にどうなるかは歴史が証明していく事になるでしょう。

コピペが当たり前の大学論文

論文に価値が低い

日本の論文自体は、中国の論文より「マシ」ではありますが、日本も中国も学生論文はほとんど価値がありません。特に中国の場合には、100%に近く一字一句同じ文章を使っても良いので、大学の論文は1円の価値を生み出すものでもありません。30分ぐらいで終わる作業です。苦労する事は何もなく、多くの学生が最も苦労するのは、いかに文章を印刷した時の「表紙の見栄えを良くするか」という事だったりします。

中国の学生の多くは、単に適当に論文をどっかから探し出してきて、それを「100%同じ文章で」ペタペタ貼り付けて「引用しました」と言って最後に引用元を付けるだけです。それで大学の論文程度であれば通ってしまうんですね。学士論文ぐらいであれば、コピペを書き換えた程度で、実際に慣れた人なら数時間で書きあがります。日本は、中国より程度はマシですが、学士論文に使い物になる論文などほとんどありません。

クリエイティブである必要性ゼロ

中国の場合には、大学の先生ですら、かなりの部分をコピーに依存している国なので、コピーは罪でも何でもないんです。論文というよりは、文章の「まとめ文」と考えた方が良いでしょう。それだけ、試験の成績だけがよほど重視され、論文が軽視されます。クリエイティブである必要性は何もない国なのです。そして、そうした誰もクリエイティブな行動をとらないコピー社会を人々は「社会主義計画経済」と名づけました。

時代はいずれ新しいものを求める

いかに計画を立てようとも、計画というのは従来のものを基準にして計画されるので、時代が進むにつれて少しずつ計画と実態がずれていくのです。そして社会はやがて世界の潮流から遅れていって、いずれは崩壊を招くのでしょう。中国において5ヵ年計画で経済の全体像が決められますが、こうした過去の手法が通用しない時代に入ってきているのです。例えば、欧州危機などの状況で、中国経済が大きく揺らごうとしています。

言い換えれば、大卒の価値が下がる

大卒の論文は数時間あれば書ける

論文を図書館で調査して、それを基にして教授と話し合って論文を書き上げるという時代は、既に90年代には終了していたと言えるでしょう。現在の大学生の論文の書き方と言えば、単にウェブサイトを検索して、それをダウンロードして適当にコピペして、それを貼り付けて加工する作業となりました。パソコンを使うと書き換えるのが非常に簡単なので、慣れたら数十分の作業となりました。

多くの作業工程は誰でも出来る

大学の論文がコツを掴めば誰でも書けるように、ほとんどの企業の作業というのはマニュアル化されてきており、ある程度の訓練を積めば誰でも出来る状況になってきています。つまり、大学を卒業した人材であれ、高校を卒業した人材であれ、企業から見ると技術的な部分がほとんど変わらなくなってきてしまったのです。大学で何を勉強したのかと言えば、人付きあいであったり、社会でのアルバイト経験だったりする訳ですが、それで企業で通用するほど高いレベルに持ち込めるのでしょうか。

だけど大学の学費は高い

日本の大学では単位制を採用しているので、3年生までに単位を取得していれば、4年生は論文だけという人もいるでしょう。4年生は論文だけだというのに、学費は国立50万円-私立100万円ほどもします。以前であれば、大学は職場で言うオフィスのような機能があり、勉強する場所としてきちんと機能していました。しかし、現在はインターネットがあるので、大学に行かずに論文を書いたり、勉強する事が可能です。

大学としては、大学に来なくても良い学習方法をもっと発展させるべきで、実際に米国などでは無料授業などがインターネットで盛んに公開されはじめてきています。大学という場所は、既に勉強する場所ではなくなっており、1つの資格を取得して社会的地位を得るという目的で行く、一種の身分制度みたいなものになりつつあると考えた方が良いでしょう。

資本主義計画経済

デジタルを否定する人々

本来の国際競争で生き残ろうと思えば、コンピューターを率先して勉強していくべきだという事に異論を唱える人はいないでしょう。せめて簡単なプログラミングぐらいは出来ないといけませんが、高校の教員、大学の教員にプログラミングを出来る人材が揃っていません。英語の先生は沢山いますけど、彼らの英語能力は何故か外国人が驚くほど低いのです。英語の先生が教えるよりも、プロによるビデオ学習の方が良いに決まっていますが、何故かそうならずに多くの人が塾に通って巨額の支出をしています。

デジタルに対応できない世代格差

個人のパソコンが発達したのは、2000年を過ぎてブロードバンドが普及してからの事です。つまり、大学でパソコンを使い始めた世代と、それ以前の世代のパソコンに関する使いこなし方の格差が非常に大きくなっています。仕事がIT関係であったり、良くパソコンを使う仕事は別として、仕事で使わない人はパソコンの扱い方が不得意です。

特に経営者が60代、70代などであれば、コンピューターについて非常に疎い経営者が多く、パソコン用語を言ってもさっぱり分からず、ソーシャルネットワークを使ったりする事もなく、現在のマーケティングについて理解しなくても工場経営であったり、人脈を作る事が大事と大昔の考え方をしている経営者が多いのは、困ったものです。

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楽天Koboは失敗だったのか?

  • 5 September 2012
  • のぶやん

楽天については、好意的に書いている事が多い私ですが、楽天Koboについては失敗したのでは?と感じています。

予約は確かに絶好調で、楽天のランクに応じて還元を行うなど、楽天らしい売り方で10万台ほどを販売したようです。しかし、設定でユーザーが混乱してしまった事でマイナスイメージが定着しました。それ以前の問題として、電子書籍が「思ったよりも少なく、そして高い」という状況でした。また、書籍の多くが「青空文庫」だったという事もユーザーを失望させたでしょう。

楽天アフィリエイトでは、楽天Koboの料率が10%に設定されています。つまり、8000円の楽天Koboを販売すれば、800円はアフィリエイターの手元に入るのです。それで、私も楽天Koboをホームページに掲載してみましたが、ほとんど売れていません。売れる商品であれば、普通は数日に1個ぐらいのペースで売れるものなのです。

書籍が充実しないと戦えない

楽天Koboの状況を見ると、やはり書籍の充実を最優先にして、最低でも10万冊ほどの電子書籍を揃えてから販売に踏み切るべきでした。ハードをいくら売ったことろで、中身のソフトが伴わないという状況だと、ユーザーは不満を抱く事になるでしょう。それでニンテンドー3DSも失敗しました。

楽天が販売している8000円という価格は、楽天Koboでハード面だけでは、利益がそれほど乗らない価格とされています。赤字ではないにせよ、例えば1000円利益で10万台売ったとしても、1億円の利益にしかならず、楽天の利益に対する貢献は1%以下というレベルです。電子書籍ソフトの売り上げの方が継続して圧倒的な利益になるでしょう。

楽天Koboを購入したユーザーの本当の不満は、インストールの難しさなどにあったとは思えません。インストールした後にオンラインの電子書籍を見たら、種類が少なくて価格も高いので驚いたのだと思います。ソフトが入っていない本体など、何の役にも立たず、放置されてしまいます。

ガラパゴスが失敗した理由

シャープから出された電子書籍の「ガラパゴス」が失敗した理由としては、ソフトの少なさにありました。楽天の三木谷さんは、今まで日本の電子書籍が失敗した理由として、「本体の価格が高すぎた」という事を言っています。確かに本体の価格は高いのが理由でしたが、もっと根本的な理由として「ソフトの少なさ」というのがあった事でしょう。

・ハードの価格が高かった
・ソフトが充実していなかった
・ソフトの価格が高かった

この中で楽天が解決したのは、ハードの価格だけであり、他の2つの問題は解決されずに残されたままでした。そして、そちらの問題の方がユーザーにとって一番の大きな問題点でした。

楽天Koboの電子書籍も似た失敗

楽天Koboの電子書籍の価格ですが、書店で800円で売られている文庫本などが500円ぐらいで置いています。書店の本屋よりも少し安い程度では、電子書籍の魅力はありません。何故ならば、手元に書籍があると中古本として販売する事もできますし、データーが消える事がないメリットもあるからです。

電子書籍として気軽に購入できる価格としては、200円~300円ぐらいが相場だと思います。これぐらいならば、間違えても損失にならないでしょう。日頃にウェブサイトを無料で見ている私たちにとって、「お金を支払っても読みたい書籍」のハードルは日増しに高まっているのだと思います。10年前と同じ価格で書籍が売れると思うのは間違いでしょう。電子書籍であればなおさらです。

・当初2万冊しか置いておらず、1万冊は無料の青空文庫
・日本書籍が紙の価格並みに高い
・ウェブサイトの分類が外国式で日本人に分かりづらい
・検索結果に英語書籍が数多く出てくる
・電子書籍のサイトの完成度が低かった事が説明不足

書籍の中身を見せるべき

アマゾンなどでは、書籍を購入する前の段階で、書籍の中身が見れるようになっている本がたくさんあります。電子書籍であれば、なおさら購入前に中身を少しでも見れるようにしておく方が良いでしょう。全く中身が見れない電子書籍を高い値段で購入して、自分が読みたい内容と異なっていたら、損をした事になってしまいます。

ちょっと急ぎすぎたのでは?

楽天Koboは、まだ準備する事が沢山あった中で「見切り発車」のような形で急ぎすぎたのではないかと思います。確かに販売してから少しずつ改善していくという形もありますが、今回の場合には、外国のものを日本に持ち込むという中での混乱が大きかったように思います。簡単に日本語化すれば良いという判断の甘さだったのかと思います。

・日本語は縦書きがあるので難しい
・英語仕様のソフトを後から国際化するのはかなり大変
・カナダのKobo技術者は、日本語について全く無知
・経営者が技術者無視で販売日程を決定

Koboを買収した2011年11月から日本で販売するまでが半年あまりですが、早く日本で販売しないと、時代に乗り遅れるという危機感もあったのでしょう。また、Koboを早く成功させて、次回バージョンでは楽天市場とリンクさせたいという思いもあったと思います。ただし、技術的な部分に対して自社で経験がない事に乗り出してしまった楽天は、電子書籍の分野で今後も厳しい戦いとなるでしょう。

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はてなが小規模サービスを終了へ

  • 1 September 2012
  • のぶやん

株式会社はてなの8月31日の発表では「はてなOne」「はてなまとめ(仮)」「はてなハイク2(仮称)」「はてなリング」を10月1日に終了するという事です。これと同時に、試験的に提供してきていた「16x16」「はてなSNS」など8つのラボサービスも終了となるという事です。

私は、はてなのサービスと言えば、「はてな人力検索」と「はてなブックマーク」ぐらいしか知らないのですが、2007年頃からどちらもほとんど使わなくなりました。SNSの流行が一般化して、無料ブログが使われなくなった頃から、はてなのサービスも流行しなくなってきたと言えるでしょう。

はてな人力検索の過疎化

はてな人力検索は、2011年5月30日にリニューアルしたのですが、リニューアル後にますます見づらくなりました。現在では、投稿数も1日20-30件ほどで、どこかのローカルサービスの程度でしかなくなっています。現在では、Googleの精度が以前よりも上がった事、NAVERまとめのようなサービスが展開された事で人力検索というものが既に過去のものとなりました。

はてなブックマークの過疎化

はてなブックマークは、乱立するブログサービスから流行のブログを取り上げてくるようなサービスだったのですが、既に過疎化してきています。同じようなブログ(特に2ちゃんねるのまとめブログ)しかランクインされないようになっており、こちらも相当に過疎化してしまったと言えるでしょう。それでも、そこそこのアクセスは集められるかもしれませんが、大きな収益は期待できない分野となっています。

2011年11月に新「はてなブログ」展開

2011年11月に出された「はてなブログ」は、非常にシンプルに作られていてサクサク動くので、ブログサービスとしては優秀だと思いました。ユーザー本位のサービスを提供したいはてなの意図が見て取れるサービスに仕上がっていたと思います。はてなと言えば、従来はコンピューターに強い人が中心となって使ってきたサービスでしたが、一般の人たちにも使えるサービスを提供したいという意図があっての事でしょう。

現在、爆発的に流行しているサービスの多くは、Twitterにしても、Facebookにしても、Mixiにしても、かなりシンプルに作られてきています。一般の人にも感覚で分かるサービスにする事が多くの人に支持される条件となりつつあるのです。複雑なサービスであればあるほど、参加者が限定されるので、サービス流行に繋がりづらいという点をはてなも理解しているのでしょう。

それでも「ブログビジネスのモデル」は古い

ユーザーがブログを書いてくれて、そこに広告を掲載していれば儲かるという「ブログビジネスモデル」は、既に過去のものになりつつあります。例えば、2010年3月末に「ドリコムブログ」(会員数23万人)が終了したように、ブログというものが利益を生む時代ではなくなってきたという事です。ユーザーが更新しているうちは良いのですが、放置ブログばかりが増えると維持管理だけが大変になるからです。

ライブドアのブログモデル

ライブドア社(現NHN Japan子会社)のブログモデルとしては、まとめブログのようなアクセスが億単位で集めるブログを囲い込んだり、奨励金制度でアクセスが集まりそうなブログを囲い込む形に変わってきています。一般ブログでは数百アクセスがせいぜいで広告を掲載してもあまり儲からないですが、1日数十万PV集まるスーパーブログになると、Google Adsenseなどの掲載で月額数百万の利益を期待できます。

ブログを囲い込むメリットはそれだけではなくて、Livedoorのポータルサイトとの連携も期待する事ができます。Livedoorのポータルサイトでブログ情報などを「タダ」で使えて人を集められれば、一石二鳥です。似たような動きとしては、楽天系のInfoseekも、楽天ソーシャルニュースをリリースして、こちらの方から情報を取り込む動きを強めています。

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Youtubeで気軽に収入を得る方法!動画で稼げる時代が到来

  • 22 August 2012
  • のぶやん

2012年4月16日からYouTubeの広告が「パートナー以外の一般 のユーザー」にも開放されたらしいですね。私もYoutubeは、今までは「部分パートナー」として、一部の動画だけに広告を貼り付けていました。YoutubeのViewが多い動画のみに対して「部分パートナー」という形で個別動画において提携が可能だったのです。

これが更に拡大される形で、2012年4月からは、Youtubeの規約に準じた「ほぼ全ての動画」に対して、広告を貼り付ける事が可能になったという事です。今までのパートナーに限らず、誰でもYoutubeから収益を得る事が可能です。

Youtubeで稼ぐ事が身近に

今までは、相当のページビューを持った(数万アクセス以上)ユーザーしか、パートナーになれなかったので、Youtubeで稼ぐ事ができませんでした。しかし、一般の人もYoutubeの広告が開放された事によって、誰でも気軽にYoutubeに動画をアップロードして稼ぐ事が可能になりました。仕事がある人でも、副業としてYoutubeに動画をアップロードする事で収入を得る機会が広がっています。

具体的にいくらぐらい稼げるか

多くのビューを集めるという事は、容易な事ではありません。多くの人が注目する動画のポイントと傾向を把握して、作りこみを行わなくてはいけません。特に動物の動画などは人気が高いので、動物を飼っている人は、可愛い動物の様子を撮影してアップロードするだけでお金が稼げるかもしれません。

動画を一生懸命にアップロードしていれば、月に数千円-数万円ぐらいは稼げると思います。また、ヒットする動画があって、数百万PVも集めるようになるのであれば、月に数十万円も稼げる道が開けてきます。いずれにしても、チャレンジしてみるのが良いでしょう。ITmediaなどで報道されている内容では、2008年のスタート以来、2011年までの3年間でユーザー収入の総額は約4倍に向上。YouTube広告からの収入で生活費を賄っている一般ユーザーもいるという事です。


動画の撮影はどうするか

動画を作る方法は幾つかありますが、最もシンプルな方法は、デジカメで撮影してアップロードする事です。Youtubeに旅行に行ったときに撮影した動画であったり、家の中で撮影した動画などをアップロードする方法です。また、自分が撮影した写真などをソフトを使って動画化してアップロードするという方法もあります。いずれにしても、誰でも簡単に動画を作れる時代ですので、試してみてはいかがでしょう。

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カフェ・グローブの経営破産!マーケティングだけのウェブ会社の末路

  • 17 August 2012
  • のぶやん

カフェ・グローブというウェブサイトの運営会社が破産したそうです。

カフェ・グローブ

このサイトについては、私は多分今まで聞いたことがなくて知らなかったと思います。ターゲットが30代、40代の女性という事で、女性向けには人気があったという事です。本当かどうか知らないですけど、2005年に1日29万PV(月間800万PV)、月間UU35万人という数字を発表しています。確かに、当時でそれだけのPVがあれば、ある程度の金額になった可能性はあるかもしれません。

個人でやるビジネスレベル

現在のサイトを見ると、単なるWord Pressで作った優れた個人サイトと言った印象で、会社が「本業として」運営するレベルとしては厳しいものを感じます。現状でこういうサイトを運営している会社というのは、ほとんどが「副業」であり、メインのポータルサイトとして運用するには、相当量のアクセスが必要になります。

サイト全体のレベルとしては、WordpressやDrupalを少しいじれば、3-4日で完成します。また、コンテンツの中身については、外部に発注を行って、写真を揃えれば、全てのコンテンツを揃えて50万円ぐらいで揃える事ができるレベルであると感じました。

会社の不透明な運営状況

負債総額は1億800万円で破綻するという事は、資本金は3億2046万円に比べるとあまりに簡単に破産しすぎと考えるのが普通です。また、2011年12月期の年収入高は約3億5500万円と公表されていて、簡単に破産しない数字に見えます。

資本金3億2046万円
従業員9名 
2011年12月期の年収入高は 約3億5500万円 
負債は債権者約82名に対し約1億900万円

簡単に言えば、「ウェブサイトで稼ぎ出す」として出資して貰った3億円以上のお金は、人件費であったり何かに消えてしまって、後からは1億円以上の借金が残ったという事でしょう。もしくは、役員の誰かが借り入れを行って、会社を潰さない為に資本を増強していたという事も考えられます。

Web広告の時代終焉

広告収入は、ユーザーのクリック率低下であったり、スマートフォンの普及などによって厳しい状況に立たされるようになってきています。Mixiを見ても分かるように時代の流れがWeb広告から課金システムに変化を遂げようとしています。しかし、課金システムを作るには、安全性の問題などからハードルが高くなっており、日本において小規模サイトの課金は普及していません。米国では既にポピュラーなPaypalなどについても、日本はほとんど普及していないと考えても良いでしょう。

コンテンツは「安く」「大量に」

少し前までは、ウェブ上に質の良いコンテンツが少なかったので、質の良いコンテンツを配信しつづければ、多くの読者を集める事ができました。また、リーマンショック以前は、広告主も沢山いたので、主力が広告収入でも何とかやっていく事ができたのでしょう。しかし、最近の流れとして、NAVERまとめでもそうですけど、質の良いコンテンツを安く大量に提供しなければ儲からない時代になってきています。

 

はてなブックマークが少しずつ過疎化している件

  • 30 July 2012
  • のぶやん

NAVERまとめで記事を書いて、10ブックマークを超えると、はてなのトップページに出てきたりするようになりました。以前であれば、数百ブックマークなければ出てこなかったように思いますけど、最近は意外と簡単にはてなのトップページに出てくるなーという印象を受けます。

はてなブックマーク掲載が減少?

2005年頃にWeb2.0と騒がれた頃から、はてなブックマークからアクセスを集める方法として有効な手段でした。しかし、最近のはてなブックマークは過疎化してきたのか、はてなブックマークで1ページ目に出現してもアクセスをそれほど集められなくなりました。このような理由から、多くのサイトでは、はてなブックマークのボタンを掲載しなくなっています。

例えば、ライフレシピサイトのNanapiなのですが、G+、Twitter、Facebookのボタンは付けていますが、以前にあった「はてなブックマーク」のボタンは見当たらなくなりました。これは、はてなブックマークからアクセスを期待できなくなったからと見て良いでしょう。

最近では、月間1億以上のPVを集めるとされる巨大サイトである「痛いニュース」、「NAVERまとめ」が毎日のようにトップページにランクインされるだけのサイトになっています。例えば、「生活・人生」には常に2,3のNAVERまとめの記事があり、「芸能」には常に3つ以上の痛いニュースの記事がランクインされています。巨大サイトではてなブックマークを設置したサイトしかランクインしないのです。

面白い情報がはてなブックマークに来ない

はてなブックマークが少しずつ衰退している理由としては、面白い情報、ユーザーに有意義な情報が、はてなブックマークに集まらなくなったという事に尽きると思います。その理由としては、単純にTwitterやFacebookに交流の場所が流れて、そこで情報やニュースを共有する事が多くなった為だと思います。

競合他社の存在

かつての「はてなブックマーク」は、良いコンテンツが紹介される場所として人気でしたが、今では良コンテンツを紹介する場所は沢山あります。Facebook, Twitter以外にも、まとめサイトであったり、NAVERまとめ、楽天ニュースなど、沢山のサイトがはてなよりも良質なコンテンツを紹介するようになってきています。競合他社の存在は、はてな衰退を加速させたと言えるでしょう。

大手サイトからローカルサイトに転落した「はてな」

はてなは、Web2.0を引っ張る大手サイトとして有名でしたが、最近ではローカルサイトに転落したように思います。IT系ニュースサイト(ITメディア、Cnet Japanなど)などにおいても、はてなを見かける事がめっきりと少なくなりました。代わりにスマホ対応に成功したNAVERであったり、SNS向けにゲームを提供している会社などがIT系ニュースに登場する機会が増えてきました。

アカウントにダイレクトに届けるスタイル

はてなブックマークは、基本的に自分が気に入った記事をオンライン上でブックマークして共有するというスタイルをとっています。しかし、この手法だと大衆が良いと思う記事を知る事ができますが、FacebookやTwitterのように「自分がほしいと思う記事」が配信されるとは限りません。最近では、自分が欲しい情報だけをアカウントを通じて手に入れるのが主流です。

自宅に居れば新聞紙が手元に毎日届けられるように、自分の持っているアカウントに対して、例えばFollowであったり、友人が配信するニュースなどを通じて、興味あるニュースが届けられるといのが最近の主流になってきています。はてなブックマークもアカウント機能はあるのですが、従来のアカウント機能に甘んじており、コミュニティ性の高いものではありません。

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日本の新聞社など既存メディアの記事は詰まらない

  • 29 July 2012
  • のぶやん

日本のメディアからウェブ上で公開される記事は、海外メディアと比較すると非常に記事の質が低くて単発であるのが特徴です。最近では、長文記事もちらほら見られるようになってきましたが、基本的にはウェブ上で公開される記事は、短文である事が多いでしょう。これは、日本の新聞社などが主に新聞をメインの収入源にしていて、ウェブメディアをそれほど重視していないからだと考えられます。

Yahoo Japanの強さ

日本のメディアで、現在のウェブを支配しているのは、まさにYahoo Japanです。新聞社などと提携した上で、Yahooトピックを中心にして、驚異的なアクセスを集めており、日本国民の多くが見ているとされているものです。新聞社などが書いた記事に対して人の手を加えて読みやすく加工して、それを読者に提供するというスタイルをとっています。

ウェブ上で何か話題のトピックを見たいと思えば、まっさきにYahoo Japanにアクセスする日本人が多いのです。

それだけ、従来の新聞社などのメディアがウェブ上で与える情報というのは、非常に質が悪いものになっているのです。専門家の話も引用せず、記者の考えた範囲で適当に切ったような記事が多くなっています。ブログの普及によって、専門家の書いたブログなどを読んだ方が大手新聞社の言っている事よりも信頼できるという事も良くある事になってきました。

Yahoo Japanが重宝されてきた理由

多くの日本人がYahoo Japanにアクセスする理由としては、各新聞社のサイトにアクセスするよりも、重要な記事をまとめて取り上げているからです。読者からすると、新聞社のサイトに行っても、重要でない記事が並んでいる可能性が高いですが、Yahoo Japanにアクセスすれば、重要だと思われる記事を確実に取り上げてくれているという安心感があるのでしょう。しかも、Yahoo Japanの記事は、どれも適度に長文化されていて、失望感を与えずに読めるというのも大きいと思います。

まとめサイトが人気の理由

まとめサイトが人気となってきている理由としては、Yahoo Japanが人気になっている理由と似ているでしょう。新聞社のサイトにアクセスしても、失望するような短文で事実を報じるだけで、もっと知りたいという欲求に答えてくれません。まとめサイトであれば、いろいろな角度から「知りたい情報」の欲求を満たしてくれる可能性があるからです。

日本のメディアは新規ウェブメディアに食われる

日本の新聞社などの既存メディアは、高齢者によって支えられているようなものです。インターネットを見るスタイルが生活の中心となっている現在の若者たちが日本の中心を担うようになる頃には、既存の新聞社などのメディアは、全て収益を新規ウェブメディアに食われている事でしょう。

現在、家電業界が赤字体質になって海外の家電業界に食われようとしています。メディアにしても同じ事で、ウェブメディアの質が少しずつ高まってくれば、新聞社などの既存メディアを利用する人は皆無になって赤字体質が常態化していく事でしょう。

新聞社の思い込み

新聞社などの既存メディアは、「ウェブ上では有料化しない限りは収益があがらない」ぐらいにウェブを軽視しています。しかし、実際にはYahoo Japanは広告を通じて1000億円以上の利益を計上しているように、やり方によっては十分過ぎるほど利益率を高める事ができます。既存の新聞社などは、記事の有料化だけが唯一の収益源ぐらいに考えているようですが、新聞ビジネスは既に崩壊している中で、多角化をしていく必要性に気づくべきでしょう。

あと10年ほどすれば、新聞購読者はほとんどいなくなり、電子タブレットなどを利用した購読すたいるに変化していくと考えられています。その時に、現在の新聞と同じ価格(1日150円)などを支払う人が数千万人も居るはずがありません。日本の高い家電が売れなくなったのと同じように、日本の新聞社の提供する記事も売れなくなるのです。ニュース記事というのは、もっと質が高くて、価格が安くて、大量に記事を消化できる時代に突入しています。

既存の新聞社は、新聞社という肩書きを捨てて、IT企業にならない限りは、生き残っていく事はできないでしょう。

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Drupalで作成するまとめサイトの作り方

  • 28 June 2012
  • のぶやん

Drupalで「まとめサイト」がどの辺まで実現できるか試してみました。香港の旅行サイトでテストを行ってみる事にします。まだ、未完成部分が多いですが、このサイトを踏み台にして、次のサイトで完成系に近づけていきたいと思います。今後の利用方法として想定しているのは、各地の情報の写真、動画、リンク、地図を1ページ、または複数ページで表示を行う事です。ある地点に関する情報を集約したページを作成するという事で、高度なまとめページを数分で実現しようというものです。

撮影した写真が1枚あれば、それをトップに持ってきて、他の部分はYoutubeで検索した動画、関連リンク、場所の地図で作成が完了するという非常にシンプルなものです。しかも、メディアに一度取り込んでおけば、2回、3回使う時にサーバー上にあるファイルを読み込むだけになるので、複数回コンテンツとして利用して、色々な角度からコンテンツを作成する事が可能になります。

・写真
・動画
・リンク
・地図

この試みは、まだ発展途上段階ですが、Drupal8になってEntity機能が強化されれば、コンテンツの上下移動を今よりも簡単に行えるようになったり、コンテンツの追加を容易に行えるようになってくるでしょう。とりあえず、踏み台サイトとして香港観光情報ナビというものを作りました。このサイトでは、写真、動画、リンク、地図を使った表示を試しています。

テストサイトの意味が強いので、レイアウトを故意にシンプルにしているので、見栄えはそれほど良くありません。

香港観光情報ナビ
http://hk.howchu.com

Drupalの中で提供されているSuite Displayを使えば、写真の横に動画を入れてみたり、リンクを写真の下に入れたりなど、ある程度までは自由なレイアウトが可能になります。しかし、Drupal7までの欠点として、Fieldをユーザー側で追加できないというものがあります。Fieldをガチガチに最初から定義していくのがDrupal7までのやり方で、そのやり方は限界をむかえていると考えています。自由度を更に高める為には、Fieldの形態をもっと自由度の高いものに改良していく必要性があるでしょう。

利用するモジュールとしては、以下のようなものがキーモジュールとなります。

(1)Collectionモジュール and Collection Tableモジュール
(2)Mediaモジュール and Media Youtube モジュール
(3)Linkモジュール
(4)Geolocationモジュール
(5)カテゴリ、タグ系モジュール


Collectionモジュールを使えば、画面上からEdit, deleteなどの操作を簡単に行えるようになります。フォームの中にフォームを入れた「Form of From」と言うべきもので、レイアウトの自由度以外にも、表示したコンテンツ単位に並べ替えが自由に行えるなどのメリットがあります。 
Drupalでまとめサイト

 

メディアモジュールでYoutubeのURLからYoutubeを簡単に表示する事ができるようになります。
Drupalでまとめサイト


こんな形でYoutubeの動画を表示できます。削除、編集も後から行えます。 
Drupalでまとめサイト


Geolocationモジュールで、地図の場所を検索して、一発で投稿できます。
Drupalでまとめサイト

 

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