自分に余裕を持つことが大事
相手と会う事に対して、メリットがなさそうだと判断するのは、自分に余裕がないからです。長期的に何らかのメリットを見出さないといけないでしょう。何事にも『自分が損をする』と思っていたのでは、ネットワークが広がっていくことがありません。ネットワークを広げるためには、自分の時間・労働力を人のために使うことで、長期的に考えないとけないからです。
長期的に周囲から慕われる人間になるためには、自分の時間を使ったり、お金を使ったりすることが絶対に必要になります。そうした考え方がないと、社会で上位にいることはできないでしょう。『自分だけ良ければいい』という考え方は、大きな社会構造において通用しない考え方であるからです。
周囲に与えるために頑張る
自分の能力を磨くのは、社会還元だと思うのが良いでしょう。自分が何かを与え続ければ、『必ず』自分にも何かリターンがあります。それは、周囲の人に対してだけではなくて、全く知らない人に対して与えることも大事でしょう。人間だから損得勘定してしまいますが、そのことが人間関係の破綻を招くこともあるのです。
その与えられた人は、何もリターンをくれないかもしれないけど、将来的に世の中ぐるぐる回って、最終的に自分に還元がある事になります。努力して自分を高めたり、自分を磨き続けることは、誰かに何かを提供する上でも大切になります。
自分を押し付けてはいけない
自分が与え続けているつもりでも、相手から見ると迷惑行為であるということもあります。例えば、飲み会に誘って、一緒に会食する相手が「つまらないオッサンと飲み会なんてしたくない」とネガティブに考えた場合、いくら奢ったとしても、それは単なる自己満足の押し付けになってしまいます。
人によっては、与えられることに「罪悪感」を覚えることもあるでしょう。つまり、お金を奢られたりすることを喜ぶのではなくて、むしろ『罪悪感』を与えてしまっては、友人付き合いにマイナス効果になってしまいます。
労働力を搾取しようとする人々
東京五輪のボランティア募集でもそうだけど、企業が利益を出すために「やりがい搾取」みたいなことを行おうとしている。企業側がこんな貧相な発想では、東京五輪に国民が協力するはずないじゃないですか。
ビジネスにおいて、相手の時間・労働力を搾取しようと思っているような会社・人間は、うまくいくことがありません。相手が自分の労働力・時間を搾取しようと考えている人であれば、その時点で縁を切るなどの厳しい対処が必要になることもあるでしょう。しかし、自分が何かを与える側に立たなければいけないことは、間違いありません。
他人から搾取しようとするビジネスは、短期的にしかうまくいかないし、長期的に見たら誰も相手にしてくないような状況が生じてきます。調子の良い話ばかりをして、他人の労働力を搾取しようとすれば、誰もその会社を相手にしてくれなくなるからです。
人に優しくした方が良い理由
自分に余裕がない人は、誰かと会う事に対して、「私の大事な時間を取られてしまった」と思うかもしれません。しかし、誰かと会って、自分が何でもないようなGIVEを続けていくことは、自分にとって本当にメリットがないことなのでしょうか?
自分が与えたものは、時間・お金など目に見えるものかもしれませんが、相手が与えてくれるものは、目に見えないサービス・人間関係・情報であるかもしれません。人間というのは、自分が与えるものに敏感になりますが、相手から与えて貰うものに対しては、鈍感になりがちです。
迷惑すぎる友達だけど
本当に迷惑な友達であったとしても、詐欺師でもない限り、良い所があることがあります。いつも自分の都合ばかり優先する人であったとしても、友人を紹介してくれたり、自分に必要な情報を持っていたりする訳です。たとえ『こいつと付き合うと損ばかりさせられるな』と思うような人であったとしても、詐欺師でもない限りは、実際に自分がそれほど損をしていないのです。
周囲の親しい友人は大切にできるけど、あまり知らない人だと大事にしないという人が多いでしょう。
仕事を優先させる日本人
仕事で上司に喜んで貰うことを優先して、自分を犠牲にしたり、友達と遊びに行くのを断ったりすることは、職場での立場を考えて仕事を優先してしまっている問題があります。