働く事が楽しくないといけない理由!働き方が大きく変化する時代に正社員は不利になる!
最近では、グローバル化の流れの中で、ますます格差が拡大して二極化が進んでいると言われています。富めるものは、ますます豊かになる一方で、貧しい人がどんどん貧しくなるという構図が明確化してきちえます。日本は、高度経済成長が終わって以降、グローバル化の波に飲み込まれており、従来のような「一億総中流」という事があり得ない状態になってきました。
正社員として朝から晩まで働いたとしても、会社から貰える給料が大したこともなくて、その上に将来も保証されないという事態が頻繁に起こるようになってきました。会社の中でもトップの営業成績をあげるぐらいの人でないと、会社に残っていくことすら難しい状況になっています。
正社員が不利な時代である
こうしたグローバル化の状況においては、会社員として雇われる働き方ではなくて、自分でフリーランスとして働いたり、起業したりするという人が増えています。正社員だから安定している訳ではないので、自分で何か事業をした方が良いという考え方がようやく日本でも一般的になってきました。
正社員が不利なのは、働き方が会社に束縛されすぎていて、平日など自由に使える時間が少ないという事です。自由に使える時間が少ないということは、人生においては「自由に使えるお金がない」のとおなじぐらいに非常に大きな損失になります。自由に使える時間があれば、自分を成長させる事も、好きな事に取り組むことも出来るからです。
仕事を楽しむという考え方
学生であれば、「お金を支払って学びに行く」という事ができたのですが、社会人になると生活費が多くかかって、「学ぶ費用を出せない」という人も多いのです。そういう時には、無料でインターンのような形で仕事を受注していくのが一番であると考えます。無料であれば、労働力としてやってほしいという人も多くいるでしょう。
特に日本社会においては、年齢というものが特に重要になってきており、35歳以上の年齢になってくると、新しい事を学ぶという事がどんどん難しくなってしまいます。日本の場合には、何故か高齢者が威張っており、若い人に頭を下げて新しい事を学ばせて貰おうという気持ちが少ないからです。
自分の知らない領域を学んでいく
今では、プログラマーがプログラムだけやっていたのでは、食べていくのが難しい時代になってきていると言われています。今のプログラマーは、システムエンジニアの分野からネットワークエンジニアの分野まで、様々な分野のプロフェッショナルである必要性が出ています。技術で食べていくというのは、即ち相手から要求されたものが全てこなせるという事でもある訳です。
何でもこなせる人材になる為には、20代だけではなくて、30代、40代になっても、多くの知識を吸収する必要があります。自分の知らない分野に対して、人に頭を下げて教えを頂くという考え方が必要になるでしょう。「教えてください、お願いします」「教えて頂きまして、ありがとうございました。」という言葉を言って、若い人にでも頭を下げるぐらいの根性がないと新しい事を学びる続ける事などできません。
業界についての正しい理解が必要
コンサルティング業務をやっていて思うのは、ウェブの素人であればあるほど、プログラム費用が非常に少ないと考えてしまったり、アクセスが簡単に集まると考えてしまうのです。実際には、デザインやプログラムには多大な費用がかかりますし、アクセスを集める為には、担当者が非常に多くの労力を割かなくてはいけません。
お金はかけず、労力もかけずにビジネスを成功させたいというのは、あまりに無理のあるお話です。お金をかけたくないのであれば、それだけ自分たちで学んで、自分たちで何とかしていく必要があるのです。他人がどうのこうのしてくれると考えているうちは、ビジネスの成功というのは絶対にあり得ないでしょう。新規事業を成功させたければ、新規事業に対してそれ相応の対価を支払って、自分たち自身でリスクをとっていく必要があると感じます。
仕事を引き受ける基準
仕事を引き受ける基準としては、自分が楽しいと思えるならば、ほとんどボランティア要素が強かったとしても引き受けるでしょうし、逆に楽しめないと思ったならば高い金額を提示されても引き受けない方がいいと思っています。基本的には、自分が今までの技術で「出来る分野」の価格というのは高く設定する事ができます。逆に「試験的に行っている分野」の価格というのは価格を安く設定する事ができます。
また、期日が迫っているようなプロジェクトの場合には、価格が高くなる傾向があります。期日がいつでも良いような数ヵ月後のプロジェクトであれば、価格は安く設定できる可能性が高くなります。また、人間関係が良好であって、ビジネス以上の付き合いがある人間関係では、無料に近い価格で引き受ける事ができるようになります。逆に人間関係がほとんど無いような取引では、そのリスクが高くなる分だけ価格が高めに設定される傾向があります。
肉体労働で金を稼いでも意味がない
肉体労働によって稼ぐ金というのは、あまり意味を持っていません。それは、単に三八式の機関銃で敵陣に突入していくのと同じで、短期的には成果の報酬をあげますが、長期的に見ると労働で稼げる金額などたかが知れているからです。