マネジメント

経営管理論は、組織・団体(主に企業)の管理についての実践的な技法(経営管理)の確立を目指す学問であり、経営学を構成する分野の一つ。 20世紀初頭、科学的管理法を提唱し、「経営学の父」と呼ばれたフレデリック・テイラーがその始まりとされており、また「管理原則(管理過程論)の父」と呼ばれたアンリ・ファヨールによる研究により、学問として成立。その後、主にアメリカで研究が発展した。

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら (新潮文庫)

テレビで「かぐや姫の物語」を見ての感想

  • 15 March 2015
  • のぶやん

高畑勲監督の「かぐや姫の物語」を見た感じでは、最後のお別れのシーンで流れた「音楽」が良かったです。それ以外の出来栄えと言えば、確かに悪くなかったけど、古臭い感じが否めず、面白い物語かと言えば、そうでもありませんでした。多くの人が忘れているかもしれませんが、この「かぐや姫物語」には、膨大な金がかけられています。50億円以上のお金をつぎ込んでできた作品が「この程度なのか」というのが感想です。8年間に50億円使えるとあれば、誰もがこの程度の作品を作れるんじゃないかな?と思うんですよ。


 

50億円かけた作品としては糞レベル

日本においては、アニメでも映画に製作品に50億円を使える作品というのは、多くありません。もののけ姫の制作費が21億円、千と千尋の神隠しの制作費は、僅か15億円で興行収入が304億円をあげているのです。「かぐや姫の物語」で、50億円をかけて、興行収入が51憶円(発表されているのが制作費をギリギリ超えるラインというのが怪しい)というのは、映画だけでかかった費用が回収できないという完全な失敗作なわけです。じゃあ、「かぐや姫」のキャラクタービジネスが成立するかと言えば、これからDVDなどで売り上げなども厳しいと言わざる得ない訳です。

スタジオジブリとしては、多くのスタッフを抱えている中で、スタジオを何とか動かし続けないといけないというプレッシャーの中で、4年に1回の作品を何でも良いので出さないといけないという事になっていました。しかしながら、売れっ子の宮崎駿は、今まで作品を作り続けてきたので、既に体力も落ちて、新しい発想も落ちて、既に新しい作品作りに没頭できない段階です。宮崎五郎も、「ゲド戦記」で大失敗しているにも関わらず、「コクリコ坂から」が何とかそこそこ売れましたが、評価は高まりませんでした。

高畑勲は過大評価されている

高畑勲が過大評価されているというのは明らかで、はっきり言って30年ぐらい前の作品などは「衝撃的な素晴らしい作品」が作れたと思うのですが、今では全く良い作品が作れない「単なるプロデューサーの爺さん」になった事は明らかでしょう。こんな作品に50億円もかけるのであれば、5人の若手に10億円ずつ分配して5本お作品を作らせた方が良かったでしょう。スタジオジブリとしては、高畑勲の「名声」にすがりたいだけであり、彼は名前が売れているだけで、現在はその名声にみあう実力がないと考えます。

スタジオジブリの最初の作品である「風の谷のナウシカ」での製作費用は僅か3億円。それで15億円のヒット作に持ち込んでいるわけです。今回は、50億円をかけて、ようやく21億円の興行収入だから、やってられなくなるのは当然でしょう。「かぐや姫の物語」の制作会社には、日本テレビ、電通、博報堂、ディズニー、三菱商事、東宝、KDDIなどの大手が名前を連ねていますが、これだけの興行収入しか出せないのであれば、分ける利益もほとんどないわけです。

高畑勲監督の過去の作品の興行収入としては、『火垂るの墓』が6億円、『おもひでぽろぽろ』が19億円、『平成狸合戦ぽんぽこ』が27億円、『ホーホケキョ となりの山田くん』が8億円というレベルで、大ヒットというものがありません。この程度のヒット作では、質にこだわってしまうと、宣伝費用などの問題で赤字が出るようになっているのです。

頑固者のじいさんを早く降ろせ

高畑監督は、雑談レベルの日常会話ですら、自分よがりで誰も相手に出来ないとされている人物です。「お世話になってます」と言えば、「お前をお世話した覚えなど無い」と言われる始末です。こんな頑固者の80歳にもなる高齢者を相手したいと思う人はいないわけです。宮崎駿氏であれば、それでもヒットメーカーだから映画のヒットするという事で何とかなっていくわえけですけど、高畑監督にいたっては、映画も大してヒットせず、「単に頑固なだけ」になりつつある訳です。高畑さんは、宮崎さんの夢にも出てくるというぐらいなんで、人を支配しようとするのでしょうけど、まあ、時代遅れもいいところですわ。

壮大なスケールでファンタジーを見たい

スタジオジブリの作品の特徴としては、壮大なスケールのファンタジーがあります。「風の谷のナウシカ」から始まって、「千と千尋の神隠し」にいたるまで、人々が創造できないようなファンタジーが繰り広げられています。「風の谷のナウシカは」、当時の環境問題を間接的に指摘した内容ともなっており、「千と千尋の神隠し」というのは、日本中の全国に出来た大規模温泉ブームの時期と重なっていきます。つまり、時代を的確に捉えた作品のファンタジーという側面も持っていたわけです。

壮大なスケールのファンタジーというのは、いつの時代も人気があります。現在は、「進撃の巨人」などの人気があり、「進撃の巨人」のファンタジースケール感は、宮崎駿の映画にも負けないような大きなスケール感を持っています。「スタジオジブリ」としては、進撃の巨人以上のスケール感を求められている訳ですけど、そういった作品を生み出せるほどの想像力豊かな監督が育たない。それは当たり前で、スタジオジブリが「生え抜き」であったり、「常識的なアニメーター」にこだわれば、そんなスケール感を出せる訳がないのです。

スタジオジブリの老朽化

常識を打ち破ったり、大きなスケール感を実現しようという人は、そもそも組織の内部で働いたりせず、自分で組織を立ち上げるぐらいの事をしていくわけですから。言い換えれば、スタジオジブリの老朽化ですね。スタジオジブリは、時代に必要とされなくなってきているという事です。宮崎駿が引退するなど、何とか話題を作り出そうと努力こそしていますけど、そういった「小手先だけの」宣伝だけでやっていけるのは、10年ぐらいのものでしょう。この先はどんどん怪しくなって、最後に潰れる可能性すらあるでしょう。

スタジオジブリとしては、若手や知名度に関係なく、とにかく誰でもいいので、「質の追求」を行っていくべきだったのです。アニメの質の追求を行う前に宣伝の事ばかりを考えていたので、「宮崎五郎」に監督をやらせて、ゲド戦記で大失敗をしています。ゲド戦記なんて、どこかの作品をコピーしたような作品が並べられていて、本当につまらなかった。宮崎五郎は、凡人の何者でもなくて、そこから凄まじいエネルギーとか、パワーを感じることはできませんでした。

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成功するプロジェクトと失敗するプロジェクトの違いは何?

  • 9 March 2015
  • のぶやん

新規立ち上げのプロジェクトがあったとして、それが成功するか否かというのは、もちろんリーダの素質とかあるんですけど、それ以上に重要になってくるのが「チームの個人が主体性を持って取り組めるかどうか」である事は言うまでもなさそうです。数多くのチームプロジェクトに関わってきましたが、実際に主体性を持って取り組める人というのはそれほど多くありません。

最近では、企業の中に正社員だけではなくて、派遣社員、契約社員、アルバイトなど様々な形態で働いている人が多いので、それぞれが仕事に対して「プロフェッショナルで主体性を持って働くという事が非常に難しくなってきています。チームの意思統一を図る為には、チームの向かう目標の議論であったり、チームメート同士のコミュニケーションが欠かせないと言えるでしょう。

リーダーが巻き込む能力

先ず、最初に言える事はリーダーが人を巻き込んでいく能力が大事になってくる訳ですけど、現代のリーダーというものは作業も人よりも上手にこなさないといけない(何かにかけて得意分野を持っている人が望ましい)という事で、ある程度の能力が高くないといけません。そして、リーダーというものは、人の適正を見抜きながら、人に指示を出して実行して貰うという事が必要になります。

人間の社会では、多くの人が「出来るだけ作業をせずにおこぼれにあやかりたい」と考えている事が多いです。もしくは、単に参加者・傍観者でいたい、失敗する可能性もあるプロジェクトに対して主体的に関わりたくはないと考える人も多いのです。大学のサークルであればそれでも良いのですが、社会人の仕事となると、主体性が無い=リスクをとっていない人に対して、何らかの報酬が与えられるという事は、チーム全体の士気を下げてしまう事にもなりかねません。

チームの主体になるということ

チームの主体になるという事は、最初に「チームに対して意見を発信する」ということになります。意見を何も発言しないというのであれば、それは存在していないのと同意義になります。チームのメールのやり取りであったり、掲示板などにおいて、主体的に情報のやり取りを行おうという意思がチームの主体になっていく上で大切になってきます。

ベンチャーであったり、企業の小さなプロジェクトで最も厄介なのは、口を出すけど作業となると全くやらないというタイプの人間です。様々なアイディアを出すのは良いのですが、実際に実行する人もいないとチームとしては成立しません。誰も作業をする人になりたがらない(作業をする人は時間というリスクを取る)ので、ベンチャーやプロジェクト立ち上げの時期には、しっかりと作業が出来る人材をチームの核としておく必要性があるでしょう。

能力がある人と無い人の違い

能力がある人とない人、もしくは将来性がある人と無い人というのは、1回話をすれば半分ぐらいの確立で分かります。1回話しただけで分かるのか?と思うかもしれないですが、今の状況がどうであるかに関わらず、話の内容からすると「この人は凄そうだ」と思った人は、数年後には相当に凄いところに行ってる人が多いですし、「この人はダメそうだ」と思った人は、大体の人がダメな方にいってます。半分ぐらいは「いけるかいけないか」を1回話せば分かりますが、あと半分は「判断保留」という場合があります。

最近になって分かってきたのは、向上心が強いとか弱いとかの問題ではなくて、お金を持っているか持っていないかの問題でもなくて、責任感があるか無いかの問題でもないという事です。要は、何か実現したい事があって、それに向かっていけているかどうかという所が能力があるかないかの最重要なものである気がします。そういうものが備わっていれば、自然と行動が身についてくるものだと思っています。

労働作業における金銭を無視する

労働者として働いていると、時給に換算してしまいがちですが、時給であったり、貯蓄であったりというものは、能力が高くなってくるとそれほど意識しなくなってくるのかなと思います。それは、多くのプロジェクトというのは、プロジェクトの成功に対して「成功報酬」としてお金を貰うものであり、プロジェクトが成功しないとお金が発生するものではないからです。

この記事で取り上げている「主体的に関わる」というのは、この成功した時にお金を貰える可能性がありますが、失敗したらお金がゼロですよという話なんです。つまり、各個人が事業に対してリスクを負っていくという話で、各個人がそれを求められていく厳しい社会になってきているという事です。経済が成長していかない中においては、事業リスクが高くなるので、それに積極的に関与しなければ、リターンも得られないという訳です。

もっと簡単に言ってしまえば、自分の労働力を投入したらお金が必ず発生するというようなアルバイト型の労働スタイルでは、事業がどんどん伸びる中でもお金が貰えないので、成功者との格差が拡大するという事でもあります。労働者は、自分の肉体労働でお金を稼ぐと言う大きなリスクをとっているにも関わらず、金銭的なリスクをとろうとしていないので、大きなお金を得られないというシステムが民主主義の格差の根本です。だから、労働者は、お金の面においても、リスクをとる事を行っていく必要が出てくるのだと思います。

後から入ったチームメイトのケア

後からチームに入ってきたメンバーを温かく受け入れていくという姿勢もチームのマネジメントとしては重要になってきます。後から入ってきたチームメンバーが社交的でニコニコと誰にでも話しかけて好かれるタイプならいいのですが、そうでなかった場合は、すぐに疎まれる存在になりかねません。そうならないようにする為には、いかなるタイプであれ、ディスカッションしたり議論したりする時間を設けることが必要になります。

もっとも良いのは、スポーツで交流したり、山登りを楽しんだりする事でしょう。こうした共通したアクティビティな活動は、実際に仕事に対してのコミュニケーションを円滑にして、チームプレーに大いに役立ちます。信頼できない人に対して、仕事上でも注意したりする事がしづらいからです。こうしたスポーツや登山のアクティビティ活動は、以前に比べると日本では減ってきていますが、非常に残念なことです。

 

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買い物(ショッピング)という個人による意思決定

  • 22 February 2015
  • のぶやん

自分にお金がある時と無い時のお金の使い方というのは、全く違うと言う印象を持っています。自分にお金の余裕がない時というのは、買い物にも慎重になってしまって、その結果として時間を失ってしまったり、遠回りな行動をとってしまったりする事があります。お金がある時には、お金で解決してしまおうという意識が強く働く事が自分の感情で明らかになっています。

資本主義における意思決定

お金を使う消費というのは、人間であれば誰もが行う経済行為となっており、それが本人の意思決定に深く関わっていると感じます。例えば、大学を卒業したばかりの人の手取り収入が月額20万円あったとすると、家賃や携帯代金などの固定費が10万円かかったとして、残りの10万円を何に使うかという決断を求められます。洋服に使うのか、おいしいものを食べる為に使うのか、電化製品を買うのかという決定権は、個人が決定する事が可能になります。

資本主義ではなくて、社会主義というのは、全て「共有財産」という事になっていますので、こういった消費に対する意思決定が限定されるシステムであるとされています。意思決定を行ってお金を消費するという事は、それ自体にリスクを抱えるという事でもあります。例えば、10万円を使ってカメラを購入したとすれば、そのカメラで全く撮影を行わなかった場合には、10万円というお金をゴミに捨てたのと同じようなものでしょう。

投資する人と単純消費する人

格差社会と言われる社会になって、お金持ちがどんどんお金持ちになり、貧乏人がどんどん貧しくなるのは、この「お金の使い方」が異なっているからだと考えられます。お金持ちは、10万円のお金が手元にあれば、それでどうやって20万円に増やそうかと考えますが、貧乏人の考え方は、10万円でいかに楽しむかという考え方に集中しています。つまり、お金を投資しようと考えるか、お金を消費しようと考えるかで全く考え方が異なってくるのです。10万円のカメラを使って、仕事をして100万円稼いだとすれば、10万円が投資となります。逆に10万円のカメラを趣味でたまにしか使わないようであれば、単純消費に非常に近いものになります。

多くの労働者は、投資に対する概念が非常に薄いので、自分のお金を消費するという事についての費用対効果をしっかりと考えようとしていません。こうった状況になるのは、多くの労働者が「会社の意思決定に従って賃金を得る」という事を想定しているからです。これは、会社の意思決定によってお金を稼いで、それを利用する時の消費に対する意思決定においては、無責任でありたい(言い換えれば無駄使いもいい)と考えているからにほかなりません。バーチャルのゲームをする時間、ゲームに課金するという行為も、自分が学ぶ事がないので単純消費と言えるでしょう。

その消費に対して目的を明確化させる事が大切

意思決定を行う事のリスク

時間を使ったり、お金を使う意思決定を行うという事には、必ずリスクというものが発生してきてしまいます。日本が経済成長しない中においては、お金を使ってリスクを取って失敗するという事は、致命傷になりかねないので、誰もリスクを取りたがらない状況が発生します。貧乏人であればあるほど、リスク回避の方法ばかりを探るようになり、金持ちだけがリスクをとっていく結果として、格差が更に拡大する事になります。

自分の意思決定の幅を広げたいと考えるのであれば、リスクをとっていく必要があります。自分の時間、自分の余剰金を使って、単純消費ではなくて、投資活動を行っていく必要があるのです。現実的にサラリーマンをする人が多いというのは、そのリスクを取りたがらない人が多いという事でもあります。しかしながら、会社の意思決定に従うだけでは、リスクを取る会社にいいようにされてしまって当然と考える事もできます。提供するのが「労働力」というだけでは、大きなリターンを得られる時代ではなくなっているという事です。

労働者の価値が下落

意思決定を行わない労働者」の価値というものは、ITとグローバル化によってどんどん下落していく傾向にあります。顕著になっているのは、レストランのウェーター、販売員、美容師、ホテルの従業員などの単純接客業と言われる人たちです。こういった人たちは、販売するものを保有せず、会社から与えられたものを販売するというサービス業を行っているわけですが、インターネット販売などが台頭してくる中で、賃金下落の圧力にさらされています。

こうした従業員の賃金が下落する理由としては、販売する物を決める権利というものがなくて、自分が行える意思決定の範囲が非常に狭い(=リスクを全くとらない働き方)からです。自分で決定するという責任を放棄している働き方では、得られる給料が低いのも当然と言うべきでしょう。必要となるのは、販売する商品を自分で決定して、それをお客様にプレゼンテーションする能力というマーケティング能力になってきており、単に販売する能力の賃金がどんどん下落するのは当然と言えるでしょう。

Youtuberの背負っているリスク

Youtuberという職業であるHIKAKINが1億円以上稼いでいるという事がニュースになっていますが、彼の場合には、Youtubeというプラットフォーム上において、配信内容を自分で決定して配信してお金を稼いでいます。配信している内容については、HIKAKIN氏が自由に決定する権利を持っているかわりとして、全ての動画に彼が責任を負っていることになっています。自分が所属する会社が動画の配信内容を決定して、会社が責任を負うというスタイルとは異なっている訳です。

HIKAKIN氏が人気を集めているのは、他の人には出せない「独自性」です。個人が考えるユニークなアイディアというものを(大きなプラットフォームを使って)自分で実現する事ができれば、大きく稼ぐ事が可能になるという事でもあります。そこでは、自分で機材を購入したり、自分で内容を考えたり、相当に時間を費やしたりするという潜在的なリスクというものが存在する訳ですけど、そういったリスクを個人でとって成功する人も増えてきているという事です。

個人でやるので意思決定が早くて成長も期待できる

借り物以上のリスクをとっていく

会社員として会社に依存するというのは、会社から保護されるという代わりとして、会社以外に使う時間などがほとんどないほど会社に拘束されることを意味しています。会社の名前を借りて、その中で自分が行える意思決定というものには限界があって当然です。自分で意思決定の幅を広げたいと思うのであれば、自分で独立して意思決定を行っていく必要性があるでしょう。会社の名前を借りると言う事ではなくて、自分で独立して会社を作るということになるでしょう。

物にしてもコンテンツにしても、それが株式やお金にしても、他人からの借り物ではなくて、自分で保有する事が重要になってくるということでしょう。最初は借り物でもいいかもしれませんが、自分で保有する部分を少しでも増やして、社会での影響力を増やしていく事が必要になるでしょう。

何かを実現しようと思えば、物であったり、人脈など自然と様々なものが見えてくる

意思を決定する為の情報収集能力

自分の意思を正確なものにしていくためには、情報収集の能力というものが欠かせなくなっています。情報収集能力を高めて正確な意思決定を行う為に人脈形成などを積極的に行ったり、本を読んで勉強するなど、日頃から情報収集を行っていく事が求められています。

何か事業をやっている人は、それなりに情報を持っていることが多いので、そういった人から知識を吸収させて貰おうという姿勢も大事かなと思います。また、事業が成功していなくても志が高い人というのは、一緒にいるだけで恩恵を受ける事ができますね。

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どうしてアルバイトは賃金が安いのか?単純労働者の賃金が安い理由

  • 28 January 2015
  • のぶやん

アルバイトが賃金が安い理由としてあげられるのは、「何も考えないで作業すれば良い」という事があります。アルバイトという職業は、指示を受けた事だけを単純にやっていればいいのです。アルバイトというのは、戦場で言う兵士の意味合いが強くて、全く考えずに言われた事をこなしていく事が重視されます。勇敢である事など兵士の条件を求められては居ますが、作戦を考えるなどの作業がなくて、1人1人の兵士が戦場の戦局に影響を与える事はほとんどありません。

最近では、この兵士が少しずつ必要性が減少しており、遠隔操作のロボットに置き換わってきています。遠隔操作の飛行機などで兵士の代わりに敵の場所に飛行していって敵を倒すわけなんですけど、その場合に必要になるのは、ロボットを上手に操作する事ができるゲーマーです。実際に米軍などでゲーマーがロボット飛行機の操縦士として活躍している事例もあるという事です。兵士が無くなる訳ではありませんが、兵士の必要度すら減少しています。

単純労働者としてのアルバイト

アルバイトが安い最大の理由としては、アルバイトが資本の配分を考える必要が全くないからです。市場がどうであれ、単にいわれた事をやっていて、時給制で賃金を受け取っていたのでは、自分が資本に参加する機会を失っている事になってしまいます。自分が資本主義に積極的に参加するならば、労働以外に「投資」という観点を持たなければならないと考えます。個人であれば、消費を投資に変えていくことが必要になります。

消費を投資に変えるという事は、週末にビジネスパートナーとゴルフに行って人脈を広げるとか、投資としてカメラを購入して販売に繋げていくというようなやり方をとっていく事と考えられます。現代の格差というものは、投資という概念を持つものと持たないものの格差でもあると考えられます。単にスターバックスの店員としてアルバイトしている状況だと、他人の資本を利用させて貰って自分の労働力の提供で経済活動を行って、その対価を得ているに過ぎないことになります。

改善に必要になる情報力

町工場で働く人であれば、現場で気がついた事をメモするなどして改善に繋げていけば良いでしょう。しかしながら、現在のオフィスで行う「改善業務」というのは、調査を行う事が必要になる場合が増えてきています。例えば、あるウェブサイトを作って、それが閲覧回数が少ないのであれば、自分の頭だけでサイトの改善を重ねても上手にいくとは限りません。しっかりと調査をして日頃から情報に敏感になっておかないと、改善点すら分からないということになります。

チームを良い方向に持って行くには、単なるアイディアではなくて、良く調査を出来る人間が必ず必要になります。調査するには、時間も労力もかかりますが、そういった事を得意としている人間がチームの中にいると、新しい情報を次々と仕入れる事ができて、チームの意思決定をするのに役立ちます。情報の収集からどんどん改善を図っていく必要性が出てきます。

単純作業しか出来ない人は切られる可能性が強いけど、情報力・企画力がある人は会社でも生き残れる可能性が高いと思いますね。
 

情報の収集能力が全て

インターネットカフェに1日2000円とか3000円とかで住んでいるという話を聞きますが、情報収集能力が高ければ、敷金・礼金なしでインターネットカフェよりも安く快適に住めるような場所というのは沢山あります。そういった情報収集能力が欠けていると、自分の生活を改善していく事が難しくなってしまいます。「他人が情報を与えてくれる」と思わないで、自分から情報を発信したり、情報を探したりする努力が必要になってきています。

経済が発展している時代に育った親なども、どうしたら現在の生活状況が改善するかという事を教えてくれる事はないでしょう。自分自身で生活を良くしていく方法を模索して、そちらの方向にどんどん向かっていく必要があります。そうしなければ、将来的に他人との「格差」がついて厳しい状況になってしまいます。

親に依存しないことの重要性

両親などと一緒に実家暮らしをしていると、自分でも気がつかないうちに年代が違う「遅れた両親の考え方と同化」が見られるようになってしまいます。両親と一緒に居るデメリットとして、考え方を両親に合わせないと一緒に暮らしていくのが難しいという事があり、考え方を両親に合わせると、時代に逆行する可能性も高まると言うことがあります。両親に依存する事で、自分なりの「気付き」を減らす事になる(例えば、料理しなくなるなど)事で、将来的な考え方にも影響が出てきます。

日本人に限った事ではないですが、両親と過ごしていると決断が両親に依存する事になりすぎる可能性があります。自分に甘さが出てしまうと、人に迷惑をかけることになってしまって、ビジネスのパートナーとして選ばれない可能性が多くなります。そうすると、自動的にビジネスのチャンスがあってもどんどん逃していく事になりかねません。

デジタル時代の資本形成

デジタル時代の資本形成というのは、工場が中心となっていた第二次産業とは資本形成の方法が異なります。Windowsであったり、Android、Apple Storeなどのプラットフォーム支配は、資本形成として最強の方法です。こういった世界における最上位層のプラットフォームになれなくても、その下にあるアプリで大成功をしても十分に稼げるビジネスとして成立しています。ミクシーが当たったモンストなどのように1位レベルになると数百億円のお金が動いています。

Youtubeという動画プラットフォームでも、HIKAKINのように個人で1億円プレーヤー(年収だと5000万円ぐらいみたい)になったりと、若くしてデジタルの資産形成に成功しているという人もいます。デジタル時代の資本形成で重要になるのは、プラットフォーマーになる事であり、その中でファンを集めるという事でもあります。巨大プラットフォームの中でファンを集めるというのは、マーケティングにおいてそれだけで非常に有効な資産形成となるでしょう。

Youtubeに動画をアップロードしたり、LINEのスタンプを描いたり、NAVERまとめで稼いだりと、デジタルを使って稼ぐ方法は多種多様にあります。自分の特技を使って稼ぐ方法を追求して、他の人よりもデジタル分野で稼げるようになっておくことが大切になるでしょう。

アナログ単純労働の賃金下落

女性の貧困などが問題になっていますが、単純労働者が貰える賃金というのは、数十年前から変化がないどころか相対的に減少しています。アルバイトなどの時給は数十年前からほとんど変化がありませんが、消費税の増税や社会保障費の増大などで可処分所得が減少しているからです。時給1000円で1日8時間労働で8000円、20日間働くとすると僅か16万円にしかなりません。

アルバイトなどが問題なのは、時給1000円における賃金が16万円以上にならないばかりではなくて、年齢を重ねるに従って自分自身の「労働価値の下落」というものが起きてくるので、収入がむしろ減少していく可能性も高いという事です。年齢を重ねるに従って何らかの能力が伸びていかないということは、若者が結婚できないばかりではなくて、中高年になってから大きな問題を生み出します。

20万円以下の手取りはヤバい

手取りが20万円を切る(16万円程度だと)都会において生活レベルというのは、最低限のものになってしまうと考えるべきでしょう。都会の家賃というのは、月額6万円ぐらいが普通ですので、それを引くと使えるお金が10万円ほどになります。10万円というのは、携帯代金を支払って、普通に食事をして、残るお金というのはほんの僅かで貯金など余裕を持つのが難しい金額です。つまり、結婚などが難しい。

多くの20代前半の若者は、20万円以下の手取りになってしまっています。20万円以下の手取りで必死に暮らす中で、向上心を持てなくなって、諦めてアルバイトで日々の生活を過ごすような人も多いです。日本の経済が下降していく中で向上心を失ってしまうと、もう這い上がる事は難しくなってしまう可能性があります。20万円以下でも常に向上心を持ち続ける事が大事になるでしょう。

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経験から何を学ぶかという事が重要!経験から自分を少しずつ改善していく事の重要性

  • 26 January 2015
  • のぶやん

多くの経験をしても、そこから「学べる人」と「学べない人」というものがいます。単なるアルバイトであったとしても、それをこなすうちで「気付き」があるはずで、そういった「気付き」をいかにして自分の生活の向上につなげていけるかということは、非常に大事な事であると感じます。

自分なりに改良を加えていくということ

最初に何も分からなくても、自分なりに一生懸命に勉強していけば、誰よりも成長する事ができるようになります。逆に自分なりの改良ができないようだと、成長しないので、周囲においていかれる可能性が出てきてしまいます。

今では、インターネットで何でも調査する事が出来るようになっているので、人にどうすれば良いか尋ねる前に自分で調べて見るという事が大事に成ってきます。しかしながら、実際に専門的な分野になればなるほど、インターネットで調べても分からないということも出てくるかもしれません。実際にやっている人から話を聞かないといけないという「実践」が必要になる事も多くありますが、

最も重要な事を見抜くという力

英語を話すと言う目的が重要であるにも関わらず、日本人が中学校、高校、大学まで英語を勉強しているにも関わらず、さっぱり英語が話せない。有名大学を卒業した友人が数多く居ますが、「全く英語は話せません」と嘘みたいな本当の話を言っていて、実際に海外に一緒に旅行に行ったとしても全く英語を話せません。英語を何の為に中学校から大学まで勉強したというのでしょうか?何の為に?

ニートの居場所作りか何か知らないけれど、会社を作って「社長」になって喜んでいる半ニートみたいなエセ社長を沢山見てきて思ったのは、肩書きなんてほとんど意味をなさないという事です。どこからお金を得てきて、どこに消費しているかという事が重要かなと思います。エセ社長か、やる気がある社長か見抜く為には、どっからお金を引っ張ってきて、どこにお金を使っているかという事を詳しく聞くのが良いでしょう。

良い製品を作れば売れるというものではなくて、マーケティングの手法が最も重要であるというのは、最近のビジネスマンでは誰でも知っている話です。つまり、チームの中にマーケティングと金について詳しい人が居ないと、成功確率というのが随分と下がってしまうという事です。マーケティングというのは、具体的にはTwitterやFacebookの拡散方法であったり、広告代理店を使っての営業活動などいろいろあるんですけど、

有吉が再ブレイクした本当の理由を考えてみると、彼がニートみたいに何もしていなかった7年間に「芸能界にいなかった」という事が良かったのだと思います。芸能界は、上下関係が厳しいとか言われていて、周囲に対する気遣いなども求められます。そういった環境にずっと身をおいてしまうと、周囲の人に気を使う事ばかりに慣れてしまって、自分らしさをどんどん失っていってしまうのだと思うのです。大胆な事を何もしない「空気を読む芸人」になってしまうと、単なる詰まらない人間に見えてしまうものです。

20代の体験の重要性

有吉が20代の時に大ブレイクしていますが、ヒッチハイクで大陸を横断して、ブレイクするという誰にでもできないような経験をしています。20代の頃に「他の人に出来ない経験」をするという事は、重要なんじゃないかなと思ったりします。普通に大学に行って、就職をして・・・という多くの人が経験するような事を経験したところで、人の役に立ちそうな事を語れる人間になるとは思えないのです。稀な経験をしたからこそ語れるという事があるのだと思います。

他の人と似たような体験・経験しかしていなければ、他の人と同じような話しか出来なくなるわけだし、多くの人をひきつける面白い話が出来るとは思えません。他の人が経験をしないことを経験するには、思い切った冒険が必要になる事が多いでしょう。例えば、ずっとお笑い芸人を目指すという人は沢山いますけど、単にお笑い芸人をやってきた人が人を笑わせたり、面白いと思うようなネタを提供できるとは思えないのです。以前であれば、お笑いタレントになるというだけで稀な人物になれたかもしれないのですが、今ではお笑いタレントになりたいという人も数が多くて、多くの人は「自分らしさ」「他人との違い」を出す事もできないで目立たない存在で終わっています。

深みのない話とかネタというのは、聞いている方もつまらないものです。今の芸人は、お笑いを目指してお笑いになるという事で、表面で人を笑わせようとしている人が多すぎるのでつまらないのです。芸人の口から聴衆が聞きたいのは、多くの人が経験できなかった体験談であったり、苦労話などであり、有吉が体験したブレイク談や苦労話などが合致して売れているのは良く分かります。自分の他の人にないという稀な経験を最大限に活用して、それを伸ばせるような形が大事です。その為には、他の人と違った大胆な行動が必要になる事は明らかです。面白い人生を過ごす事、それをマネタイズすることですね。

面白い人になりたければ、周囲の人がまるで理解できないような体験をするのが良いでしょう

クリエイティブになる事が大事

コンビニや工場のバイトをしていれば、それなりの経験ができて稼げると考えるのは当然ですが、何かクリエイティブな作業を行うという事が大切になるのではないかと思ったりしています。アルバイトの経験といのは、基本的に誰でも出来る体験なので、特殊なアルバイトでもない限りは、希少性がなくて自分の体験にならない事が多いです。だから、コンビニや工場のアルバイトという単純作業で賃金を貰うような作業というのは、出来る事ならやらない方がいいのですね。

自分が何かクリエイティブな活動が出来ているのか?自分が他の人ができないような体験が出来ているのか?という事を重視する事は大事だと思います。若いうちに経験を買ってでもした方が良いと言われる事がありますが、お金の使い道を「他の人がしづらい経験」に使えるかどうかがキーポイントになるのだろうと思います。

継続するという事の希少価値

単に1つの事を「継続させる」という形で自分の希少価値を出す事ができるという場合も存在しています。例えば、HIKAKINのように若いうち(高校生から)にYoutubeの動画撮影に取り組み始めて、そこから大きいビジネスに拡大していくというスタイルが成功しています。1つの事を継続する事によって、希少価値が高まって、それがお金にもなっているという好例です。HIKAKINの場合には、1年に数千万円ほども稼ぐとされています。

お金になるというセンス

資本主義社会においては、「お金になりそうもない事を続ける」と言う事は、ほとんど不可能な話です。そこで、お金になりそうなところに持ち込む能力というものが求められています。簡単に言えば、カフェに行って「このコーヒーがおいしい」と考えるだけではなくて、そのコーヒーの原価を考えたり、どのようにマーケティングをしているかについて考えたりという事なのだと思います。そういった

20代前半-20代後半ぐらいまでは、お金の事をそんなに真剣に考えないで、やりたい事をとりあえずやってみると言うのも大事な気がします。ただ、30代に近くなったらお金の事を考えながら行動していかないと、自分の人生自体が厳しさを増す可能性が高くなるような気がするのです。

改善するという事の重要性

何事も改善できるところから改善するという事が重要になりそうです。例えば、モテたいと思う男性がいたとすれば、最初にタバコ・ギャンブルなど、女性に不人気でお金がかかる娯楽をやめるというのが良いでしょう。また、自分がどのような女性からモテたいのかという事を想像して、そういった女性の相手ができるような男性になれるように自己改善を重ねていくというのも良いでしょう。

25歳を超えてきてアラサーになったら、大人の雰囲気を出すような服装をして見たり、大人の雰囲気を出したような話し方をしていく事が重要になると考えられます。

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労働性資産以外の資産を保有する事の重要性

  • 23 January 2015
  • のぶやん
サラリーマン労働者

Youtubeで非正規労働者の番組を見ていたのですが、工場勤務で月額収入が16万円ぐらいで、寮費を差し引いた場合に残る手取りが10万円ほどになっているようです。貯金は全くできず、生活はギリギリだそうです。「いきなり切り捨てるやり方は卑劣だ」と訴えており、労働組合を結成したと言うことです。この番組を見たところでは、この人はテレビを見ながらご飯を食べていたりしますね。正直、食事をしながらテレビを見てるのはどうかと思います。

サラリーマン労働者

工場での派遣労働者と言われる職業は、いわゆる「誰でもできる職業」であり、こういった仕事に従事してはいけないという事なのだと思います。特に35歳を過ぎてからは、仕事がなくなるからと工場派遣を繰り返す事になってしまいます。35歳になる前にどうすれば良いかという対策を一生懸命に考えていくという事を考えておかないと、35歳以降に大変な事になってしまうという事です。

自分の保有資産を常に考える

自分の資産が単なる若さ(労働性資産)であったり、労働力のみであったりすると、失業した瞬間にお金がないという大変な状況になってしまいます。労働依存しない為には、労働以外の資産を形成する方法について知っておく必要あります。労働性資産以外には、金融資産(株式・現金)であったり、自分の人脈、ウェブサイトなどの収益を生むコンテンツ性資産であるなど、労働性資産以外の資産を保有していく必要が出てくるのです。

家庭の環境が良くなくて、親が金融資産などをほとんど持っていない場合には、自分に最初にあるのは労働性資産のみになってしまいます。労働性資産から自分で別の資産(金融資産)、人脈、コンテンツ性資産などを得ようとするのは大変な事ではありますが、不可能ではありません。金融資産を得る事は難しいかもしれませんが、人脈、コンテンツ性資産を得るのであれば、何とかできないこともないでしょう。自称ニートのPhaさんも自分なりに人脈、コンテンツ性資産を保有してお小遣いを稼いでいるとされています。

誰にも依存するべきではない社会

日本では、国であったり、会社の言うようにやってくれば、自分の生活が保障されるという事でした。しかしながら、そういった仕組み・秩序などが崩れていく中で、国に依存しようとしようとしても、会社に依存しようとしても、そういった仕組みが上手に機能する事を期待するのは無理でしょう。日本では、国民健康保険が最低限のセーフティネットを果たしていて、それ以上を期待するのは無理があります。例えば、派遣切りにあって「派遣切りにあってどうしてくれるんだ!」と、国や会社に訴えたところで、状況は大して変わらないで、自分の時間を損するだけなんですね。

学校などにおいては、1から10までやるべき事と宿題などが全部設定されていて、言われた事をしっかりとこなしていくという姿勢が非常に強いのです。学校に教室などの設備が揃っていて、その中で先生から言われた事を真面目にやっている生徒が良い成績を取れて、大学などにも進学できるという仕組みです。しかしながら、社会に出たら言われたことだけやっていれば良いという事ではなくて、言われたこと以外にも自発的に行動する事が求められる時代になっています。

組織の歯車になってはいけない

こちらのブログで「フリーランスも歯車である」という話が書かれていましたが、単に歯車フリーランスにしかなれないかどうかは、考え方や実力次第という事も出来るでしょう。最初に労働性資産しか保有しない状況であれば、フリーランスで働いて労働性資産以外の資産が無い状況であれば、最初に歯車のような形でフリーランスを行うのもやむないと考えられます。最初に取引する会社が1社だけという状況であれば、まさに「歯車フリーランス」と言っても過言ではないでしょう。そこから複数社と取引できるようになれば、自分の財務状況も安定するので、歯車フリーランスとは言えません。

一般的なことを言えば、20代のうちには、勉強したり、経験を増やしたり、労働性資産で金を蓄えるような準備期間としておけば良いでしょう。30代になってからは、労働性資産以外の保有資産を一気に増やすような方向性を模索していくのが良いと考えます。生活が安定しないうちは、何をする余裕もないので、歯車フリーランスとなっても仕方ないでしょう。歯車になりたくないというのであれば、歯車以外の方法を模索していく事は可能であるように思います。自営業と言いながら派遣会社を通じて週4の仕事をして、他の日に遊んでいたのでは、会社員とほとんど同じの非正規雇用と同じと考えても良いでしょう。

会社員とフリーランスの違い

会社員とフリーランスの最大の違いは、当たり前ですがフリーランスの方が圧倒的に自由度が高いと言う事です。多くのフリーランスというのは、複数の会社との契約を持っていますが、多くの時間を自分で設計する事ができる場合がほとんどです。特に平日に誰かと会えるというのは、チャンスが広がる事が多いです。会社員であれば、何か高い能力を持っていたとしても、副業を禁止していたり、平日に会えそうもなかったりと言うことで、何か会社以外の仕事を依頼されることは稀です。言い換えれば、会社以外の場所でチャンスを作りづらい環境にあると言えます。

フリーランスであれば、日程さえ空いていれば、いつでも人に会えるし、いつでも仕事を入れることが可能になります。そういった働き方をしていると、仕事のチャンスが入りやすいのです。自分の時間が自由に使えるというだけで、何か仕事を頼みたいという人は沢山いて、自分が始めての仕事であっても頼んでくれる人がいたりすると、自分の技能や経験を伸ばしていく事もできます。

会いたい人に会えるのがフリーランス

フリーランスの良い点は、会社員会社員になくてフリーランスにある最大の強みは、立場にとらわれずに会いたい人に会いに行けるという事です。大企業の社長であったとしても、1人の個人(もしくは企業)として対等な立場で話をする事ができます。会社員という立場であれば、会社同士の立場というのが優先されてしまうので、とても対等な立場で話し合うという事はできないでしょうし、会う事が出来ない人も沢山います。フリーランスという立場を利用して、誰にでも会いにいけるという事は、それを最大限に活用して自分のビジネスを拡大していけるという事でもあります。

逆の言い方をすれば、自分から人脈形成をしていかないといけないので、自分が会いたいと思った人にどんどんコンタクトをとって会いに行く必要性があるという事でもあります。そして、会った人に自分が営業をかけると同時に、相手の事についても一緒にビジネスをしていける仲であるかどうかの判断してく能力が求められます。基本的には、紹介された人に出来る限り多く会った方が良いでしょう。

新しい人脈形成の重要性

今までの人間関係にこだわらずに常に新しい人と会っていくというのがビジネスにおいて非常に大切になります。多くのうまくいかないビジネスというのは、時流を捉えていないという場合が多いからです。今、何をやれば成功率が高まるかと言うのは、多くの人に会わないと分からない事でもあります。特に今まで自分がやってこなかった分野については、専門的に稼いでいる人の意見を良く聞いた方が良い場合が多いです。同じメンバーや知人だけでは、新しいプロジェクトを形成する事ができない事が多いので、ネット上で探してでもいいので、新しい人材をどんどん外部に求めていく必要があります。

是非とも会いたいと思う人物
(1)新しい事にこれから取り組もうとする人(自分を必要としてくれる可能性が強い)
(2)パソコンを使いこなす人(パソコンぐらい当たり前に使えるべき)
(3)周囲に何故だか凄い人材が集まっている人(その人が有望である証拠)
(4)何らかの好き・得意分野がある人(若い人なら何も無くてもいい)
(5)好感が持てる人物(話し方が柔らかいなど)
(6)知性を感じさせるかどうか(バックグラウンドに知性を感じさせる経歴・行動)
(7)やたら一生懸命な人(単に一生懸命なだけで付き合いたいと思う)

基本的には、魅力的な人物に会うためには、自分が魅力的である事が最も重要です。そして、自分の魅力を相手が理解してくれないというのであれば、それはどうしようもないですね。

社会人の実家暮らしというのが不利になる理由

社会人における実家暮らしは、高齢者となっている両親と一緒に暮らす事によって、両親の影響を強く受けてしまう事です。今の50代以上の団塊の世代の人たちの多くは、労働に依存していたとしてもある程度の生活が出来た世代です。両親が労働者階級に属しているような両親であればなおさらの事で、労働依存の体質でやっていけば、子供も幸せな人生を過ごせると「勘違い」しているようなご両親が沢山います。そういった考え方をした影響を受けて育ってしまうと、労働者としての考え方が染み付いてしまって、何かを自発的に行うという事ができなくなってしまいます。

今の時代は、普通にやっていたのでは、普通以下の生活しかできないというのが今の日本です。例えば、実家暮らしで何か普通の仕事をしていたとして、20代で月収の手取りが15万円-20万円ぐらいの人が標準的です。多くの会社員が休日にやる事がないとか言って、副業としてコンビニのアルバイトを増やしたり、そこそこの時間を費やせば取得できる資格の勉強をしたりしますが、どちらも単なる自己満足になる可能性が高くて、人生に何ら影響を及ぼさない場合が多いです。

先ず、単純な労働時間を増加させると言う事は、目の前の少ない金銭を稼ぐ事にしかならいので、苦労話が上手になる程度の効果しかありません。また、資格を取得するといっても、相当に難しい資格でなければ、持っていても大した意味はありません。最難関資格と言われている「弁護士資格」を取得した人がが貧困になっている現状を良く理解しておくべきでしょう。資格だけで飯が食える時代ではないですし、まして容易な資格であれば「趣味程度」だと思うのが良いでしょう。

情報の選択能力と「マイルドヤンキー」の存在

  • 22 January 2015
  • のぶやん

アメリカ、イギリス、日本の都会などでは、私立の小中学校が発展しており、小さな頃からエリート同士が付き合っていて、エリートと非エリートには、最初から全く別の世界があるという事には、多くの人が気がついている事でしょう。都会で言えば、私立の有名中学に入学するか、国公立のトップクラスの中学校に入学するかという選択が友達を作るうえで非常に重要になってきます。地方で言えば、中学校でトップクラスの成績(学年で10位以内)をおさめて、地元で一流とされる高校に進学して、偏差値55以上の大学に進学できればエリート仲間入りのチャンスが出ます。

こういった20歳ぐらいまでの生き方の指南であったり、お金の拠出などは、全て子供の親がどのように考えるかであったり、どのようにお金が出せるかという事にかかってきますので、全て親の考え方が影響してくる事になります。田舎のマイルドヤンキーと呼ばれる人の多くは、両親が高卒で、田舎で普通の企業に働いていて、地元の情報以外に大した情報を持っていません。グローバル化の何たるかであったり、最新の情報など特に関心がありません。

階級社会のイギリスと日本

イギリスなどは、階級社会になっているところがあり、上流、中流、下流とある程度の階層が分かれていて、それが交わる事がほとんど無いと言われています。確かにイギリスの大学は国立がほとんどだから、ある程度の学力がないと大学どころじゃないし、それ以上に学費が滅茶苦茶に高いので、下流の階級の人にとってみると、大学に入れるという選択肢は難しいという事になります。

日本においては、国立大学よりも私立大学の方が多いわけですし、私立大学も早慶と言われるトップクラスの大学から地方の私立大学(いわゆるFランク大学)と言われるところまで選択肢が多岐にわたっていて、入学しようと思えば、とりあえず大学受験に申し込んで、試験会場に行って名前だけ書いたら入学できてしまうような大学も沢山あります。そして、そんなFランク大学を卒業しても、資格を取るのに役立つぐらいのもので、有用な人脈形成などなされるはずもありません。

階級ごとにおける会話の内容が違う

階級ごとにおいて何が違うかと言うと、それぞれが行う会話の内容が全く異なってきます。上流になればなるほど、お金の話題や資産運用などの話題に敏感になっており、「いかにビジネスをするか」「いかに稼ぐか」「不動産の話題」「株価の話題」などになってくる訳ですが、下流になればなるほど、「ゲームの話題」「テレビの話題」などの話題になってきてしまいます。話題の内容が全く異なっているので、階層ごとに自然に交わる事がなくなってしまうのです。

消費する分野についても、階級ごとに全く異なっている場合が多くあります。例えば、上流階級であれば、写真の機材を購入したり、旅行などを個人事業主や会社の「必要経費」として決済したりしており、大手会社員の中流階級とされる人たちであっても、蓄えを作って不動産を買ったり、株式に投資したりする訳です。それに対して、下流の階層になればなるほど、所得を超えて乗用車にお金をつぎ込んでみたり、スマートフォンに時間を費やしたり、ゲームに時間を費やす事が多くなるとされています。

交わらないマイルドヤンキー

都会に居て大学を卒業して、そこそこ名前の知れた企業に就職した場合には、この「マイルドヤンキー」という存在に遭遇する事はほとんどありません。企業の中で勤めているのは、ほぼ大卒ばかりであり、しかもほとんど有名大学の卒業生ばかりという状況になっています。大企業に勤務するメリットというのは、単に収入が高いという事ばかりではなくて、周囲のこういった「社会的地位がそこそこの人」と交わっているチャンスが持てるという点についても大きいのです。

社会的な地位がそこそこの場所に自分を置いていなければ、そもそも自分が「まともな人」と結婚しようと思ったところで、出会うチャンスすらありません。結婚相談所に登録したところで、今まで自分の低い所得層の人としか交わってこなかったのであれば、所得が高い人の高度な話題についていけるはずもなく、「話が詰まらない」とか何とか言って、いつまでたっても結婚相手が見つからないという事になります。所得が高い男性が見つけたい女性は、それに釣り合った女性であり、マイルドヤンキーではないからです。

35歳までの年齢リミット

35歳を超えた男性が結婚できる確立が3%以下、35歳を超えた独身女性が2%以下と言われているので、男女ともに35歳までには結婚する必要が出てくるわけです。出産を考えるのであれば、男女ともに35歳と言わず、出来れば30歳ぐらいまでに結婚した方が良いのですが、それはさすがに難しいという事で、30歳から35歳ぐらいまでの結婚を狙うのが現実的とされています。特に女性は、男性よりも「若さ」が求められているので、30歳ぐらいまでに結婚する事が望まれています。どんな状況にあれ、女性は35歳で結婚してるべきだし、男性は35歳で400万以上の所得を持っておかないと、統計的には絶望に近づきます。

現実的に考えると、大学院を卒業する年齢が24歳な訳なので、そこから会社生活を3年過ごしただけで、27、28歳になった時には男女共に結婚を意識しなければならないということになります。大学生活の気分が抜けないうちに給与が月額20数万円という非常に安い段階で、将来性のある人間を捕まえて結婚に持ち込まなければいけないという事になり、男女共に大きなプレッシャーになってしまいます。

20代で生計を立てられるレベルに持っていって、30代でどんどん稼ぐか一発当てる感じ

高学歴の転落とマイルドヤンキー

高学歴者と言えども、ある程度の年齢になって会社を辞めさせられて失業してしまったり、そもそも大学を卒業してからまともに就職していなかったりすると、社会で「学ぶ機会」というものを喪失する可能性があります。工場労働者であったり、単純なコンビニのアルバイトなどでは、社会で学ぶ機会というものが多く提供されている訳ではありません。都会で中途半端にコンビニのバイトをしていたり、工場労働者などを続けている事は、将来的に田舎のマイルドヤンキーよりも人生の幸せ感度が低くなる可能性が高いという事です。


マイルドヤンキーというのは、地元に密着して低所得ながら、地元のネットワークを活用して何とか就職して、少ないお金でやりくりしながら就業機会を探している人たちです。パソコンを保有していないなど、技能レベルというものは決して高くないのですが、それでも同じ境遇の人と上手に結婚相手を見つけて結婚して子供を作って、それなりに幸せな暮らしをしている人と言うのが多いのです。都会に居て高学歴だけど就職などに失敗して、就職しても鬱になっている孤独なニートなどに比べると、自分の力量を良く分かっていて、それに応じた適切で無理ない生活を過ごしていると思うのです。それは比較的健康的であり、衣食住でそれほど困らないし、健康的で長生きできる可能性も高まるでしょう。

学歴などを見るより考え方を見る

学歴・経歴などを見て人を判断するという方法は、今の日本では以前ほど通用しなくなってきています。それは、高学歴の人でも、何かを間違えてしまったら、すぐに所得の底辺に転落してしまう可能性があるからです。京都大学卒業で35歳で自称ニートのPhaさんなどは、「だるい」「何もやる気が起きない」と言ったりしていますが、私だったらこんな人と友達になりたいとも思いません。Phaさんの行動力などは素晴らしいと思いますが、発言があまりにやる気がなくて、一緒にいると疲れてしまいまそうです。

考え方がポジティブで前向きであるか、もしくは将来の設計がある程度しっかりしていれば、今の境遇がそれほど良くなかったとしても、将来的に改善される可能性があるでしょう。最もヤバいのは、将来の設計をしっかりせずに、35歳を過ぎる頃まで「何となる」と言っている人でしょう。はっきり言えば、頑張っていたとしても大変なのに、目標が明確でない中でダラダラしていると、ほぼ100%確実に底辺から抜け出せなくなります。「お金が無くても幸せ」どうのこうのと言ってダラダラしていると、35歳を超えたぐらいで周囲と大きく差が開いていく事に気がつく事になります。

35歳ぐらいまでは、若さと言う労働性資産を使ってどこかに就職も出来て、お金もそこそこ貰えるのです。それが35歳を過ぎると、労働性資産が減少して、若さでお金を貰う事ができなくなってしまいます。そこで20代と30代前半で蓄積した知的財産をどんどん利用して自分を伸ばしていく時期に入る訳ですが、そこで20代、30代の頃にニートなんてやっていて全く知的資産、金融性資産を保有していないと本当に厳しい事になっていきます。それこそ、更に労働力を使って稼ぐしか道が残されていなくなるので、安い給料でもどこかで働くしかない。35歳でそれに気付いたのでは、実は結構ヤバい。

貧乏であっても、学歴が低くても、将来の設計図がある人とは付き合いたい

常に考え続ける事の重要性

現在の日本がさらされている状況と言うのは、グローバル化だけではなくて、同時にロボット化されているという状況があります。人間というものは、ロボットに出来ない価値を提供しなければならず、そういった価値を創造していけない人は、所得を上昇させる事ができないということです。現在のロボットにはとてもできないことは、作業をマニュアル化したり、効率化する方法を考えたり、改善する方法を考えていくと言うことです。言われた事をやっていればお金が貰えるという事は、ロボットに代替される可能性が極めて高いという事を意味しています。

考えるという事は、「今、自分が出来る範囲の中での能力で何かをやる」という事ではありません。常に新しい何かにチャレンジし続けていくという事であり、自分の能力を限界まで引き出しながらも、新しい事にチャレンジしていくという事でもあります。そこで何より大事になっていくのは、「自発性」であり、自分で企画を進めていく行動力です。これは、「友達と旅行を企画する」というレベルではなくて、お金を貰えるレベルで企画するという高度な企画力が求められている時代です。今の会社でも、言われた事だけやっているのではダメで、言われた以上に何かを行動して、成果に結び付けていく姿勢が求められています。

考える人に仕事が回ってくるし、考えない人に仕事が回ってきません

自発性に必要になる自主性

自分が今以上の仕事を実現したいと思っている人は、言われなくても仕事をどんどん進めてくれるという特徴があります。それが将来の自分の為になると信じているので、「自分の為に頑張る」という要素が強いのです。日本の企業は、成果主義の導入に失敗したとされていますが、それは巨額の成果を出したとしても、報酬が大した事がないという事が要因だったと言われています。仕事を任せると口では言いながらも、実際には何も任せないと言うことでもあるでしょう。

常に「他人から与えられる何か」を期待していたのでは、自分の成長を見込むことは出来ません。誰かに「何かを与えてくれ」という事ではなくて、自分からどんどん周囲を巻き込んでいかないといけないという事になります。自分から情報発信を積極的に行ったり、自分から何かを企画して、周囲を巻き込むと言うパワーが必要になります。会社の内部でもそうですし、会社の外部で活動するにしても同じ事ですね。お金を支払って資格の学校やセミナーなどを受講して、相手からお客さんとして扱われて、何かを勉強したつもりになっているようでは、ダメなんですよね。

苦労を苦労と思わないこと

自主性に必要になるのは、何よりも自分がやっている事を苦労だと思わないぐらいのパワーでしょう。自分の人生をかけてやるぐらいの勢いを持てることを見つけて、それに取り組む姿勢というものが大事になってきます。経済的に成功する人のほとんどは、「何をやりたいか明確である」という特徴を持っています。何がやりたいかを明確にしていければ、それを必死でやっていれば、お金があとからついてくるという感じです。だから、自分がやりたい事を見つけてやるというのが大事なんですね。

言われた事だけをやっていれば、普通に子供が生めるぐらいの給料が貰えるという時代が終焉して、格差社会になったという事を自覚・認識するべきでしょう。「普通にやっている」程度では、生産性において「マイルドヤンキー」と言われる人たちとそれほど変わることがないので、給料が伸びる事もないと言う事です。大学卒業してPhaさんみたいに「働きたくない」とニートやっているのは悪くないんだけど、金を稼いでこないと、自立して生存した事にならないから気がつかないうちに誰かに依存し続ける事になって、年齢を重ねると、その依存度が高くなる。誰かに依存するという事は、「好きな事をやりたくても制限される」という寂しい状態だ。

別に「ニート」みたいに働く事をしなくてもいいんだけど、金だけは生み出す方法を考えないと自立して生存できないんだわ。

お金がないと都会では貧しい

発展した資本主義の社会においては、お金がないということは、生命の危険にもさらされかねないという事を意味しています。少なくとも、自分の選択肢が極限まで制限される事になってしまって、どういった行動をとるかという事も手元にあるお金で考えるようになってしまいます。たとえ少しぐらいの借金をしてでも、手元にお金を置いておいた方が良いというのは、お金がないと自己防衛できない時というのが多々出てきてしまうからです。貧乏における選択肢の狭さといったら、居住する場所、食べるもの、身に着ける服装という基本的なものから、旅行などのレジャーまで限られたものになってしまいます。

自分が何か新しい事をしたいと思うと、お金がないと何もできないんですね。お金があれば、海外に行く事もできますし、カメラを購入して取材に歩く事もできますし、余裕があれば美味しいレストランに行けるかもしれません。女性に奢るよと言って連れ出すこともできるかもしれません。お金があれば、沢山の経験を生み出す事ができて、沢山の経験を生み出した人というのは、話が面白くなるんですね。経験の量が増えていくと、それだけ会話に深みが増して、言っていることの説得力も増す可能性が増えるのです。

年齢を重ねると厳しさを感じる

20代であれば、将来の可能性と言うものもあるし、若さだけで誰とでも付き合えるというところはあると思います。これが30代ぐらいになると、少し大人の自分を形成する事が求められてきますが、30代前半ぐらいだったら、まだ「お兄さん」ぐらいで、対等な友達を演じられるかもしれないですね。それが30代後半から40代になると更に大人としての行動を求められるようになってきて、お兄さんというよりは、完全に「オジサン」と見られるようになります。20代とは話も全く合わない状態になってきます。50代なんかになったら、20代と飲み会する時には、全部奢りぐらいを期待されるようになって、とても対等な関係で話し合いをできなくなるでしょう。

自分の気持ちがほとんど変化しなかったとしても、周囲の目線というのは、大きく変化するものです。そして、人間というものは、そういった目線と無縁に生きる事はできないのです。例えば、ニートをしたとしても、何か事業をしたとしても、自分と年齢が近い人の方が「友達感覚」というものが持てて、一緒にやっていける可能性が高まります。年齢に応じた成長というものが必修で、年齢に応じて成長できないということは、自分がどんどん退化していると考える事ができます。

正直、ここ20年ぐらいで富裕層の資産が増えているのですが、労働者の収入と言うのはほとんど変わっていません。言い換えれば、労働者が自分なりに創意工夫して収入をどんどん増やしていくような努力をとっていかないと、どんどん税金などが上昇して所得が減少する事を意味しています。「自分の年齢が上昇しても、所得がほとんど変わらない」というのは、実はかなり恐ろしい事なんです。結婚相手が見つからずに子供が作れないという事は、将来1人身になって孤独死する危険は高まりますし、誰かと交流する機会も限定される事になってしまいます。

資本主義というのは、「無料で何も提供を受ける事ができない」ということを意味しています。何か自分がサービスを要求するのであれば、それに対して対価を支払わなければいけないということになっています。そういった社会の仕組みというものを良く理解していないと社会人になってから大変な事になるので、教育というものを通じて、そういう事を理解させるような仕組みになっています。現実と向き合っていく必要があるのだと思います。

資本主義だ。金がないと惨めになるというのは、仕方ないんですあ・・・

多くの非正規社員などが「正社員になりたい」という言葉を言いますが、正社員になれば済む問題ではないと思います。自分が非正規社員がダメだとおもったら、そこから立ち直るルートを「自分の頭で考えて」実行していく事が必要になってきたのだと感じます。高度経済成長期であれば、特に考えないで頑張って仕事していれば、何とかなったかもしれません。今は、もう少し考えないといけない時代になってるのかもしれません。

何かに依存しようという姿勢は改めた方が良いだろうと思う。職業訓練学校に行って資格を取得するなどして技能が伸ばせる事はあるだろうけど、それが根本的な解決に繋がるかどうかは、結局は本人しだいですね。失業手当だって、失業期間中に求職活動をしたふりばかりで実際に遊んでいたりする人も多いです。自分から学んだり、少しでも技能を伸ばしたりしようと思わなければ、単純作業しか出来ない人間になってしまいます。

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日本の少子高齢化という構造的な問題は、既に解決できないレベル

  • 19 January 2015
  • のぶやん

日本の女性の多くは、年収600万円以上の男性と結婚を望んでいる女性が33.4%というデーターがあります。それに対して独身の男性で年収600万円以上という人は、僅か5.7%という事になっています。女性が年収600万円以上を望む背景には、年収300万円の男性が2人分という考え方をしているのです。

実際に20代後半の男性の平均年収というのは、男性:366.8万円(女性:292.4万円)という形になっています。30代前半は、男性438万円、女性294万円という事になります。この平均から見ると、600万円の収入がほど遠い事が分かります。

更に深刻な深刻な事は、最近の若い人で収入が上がる見込みが薄いという事でしょう。

年収600万円でも不十分

実際に年収600万円ほど取っていたとしても、子供を持つと出費がかさんで大変な事になってしまいます。600万円でも大変なのに、年収が400万円という事では全くダメなんです。年収400万円ぐらいでは、奥さんを養うのでも難しいぐらいで、子供なんて出来たら大変に苦労する事が目に見えています。

ひと昔前であれば、年収が上昇する見込みがあったので、将来設計を立てることもできました。現在では、正社員だからと言って収入が上昇する見込みもなくて、派遣社員やアルバイトなどであれば、全く収入を増加する事が見込めません。収入が増加しなければ、税金などがどんどん増加する中で、生活はますます苦しくなります。

高齢者にお金がまわる日本

日本では、世界で最も少子高齢化の進行が早い国であり、高齢者ががどんどん増加しており、お金が高齢者に回ってしまいます。高齢者の医療にお金がかかってしまうので、少子化対策にまわすお金も余裕も日本にほとんど無いのです。

若い人が結婚する事ができなかったり、子供を生めないというのは、将来に対する不安が非常に大きいと感じるからです。多くの人は、既に個人の力ではどうしようもない状況になっています。可処分所得を増やす為に自分なりの方法を探し出す事が重要になるでしょう。

若者に厳しい住宅事情

イケダハヤト氏も言っているように日本の住宅が空室率がこれだけ高いにも関わらず、都会の賃貸というのが非常に高止まりの状態にあるという事です。20代の若い人が特に厳しい状況にあって、手取り収入から家賃を差し引いた場合に手元に10万円ほどしか残らないという事があります。10万円だと生活費に使ったら、まともに貯金もしづらいような金額です。

政府が20代の限定でいいので、家賃補助を行ったり、20代の為に代わりに借りてくれたりという事が重要になるのだと思います。ただし、そんな政策が実現するとは思えないので、若者自身がシェアハウスに住んで、少しでも安く多くの人とコミュニケーションをとっていくなどの防衛策を自分自身でとっていく必要性があるのだろうなと感じます。

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