マネジメント

経営管理論は、組織・団体(主に企業)の管理についての実践的な技法(経営管理)の確立を目指す学問であり、経営学を構成する分野の一つ。 20世紀初頭、科学的管理法を提唱し、「経営学の父」と呼ばれたフレデリック・テイラーがその始まりとされており、また「管理原則(管理過程論)の父」と呼ばれたアンリ・ファヨールによる研究により、学問として成立。その後、主にアメリカで研究が発展した。

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら (新潮文庫)

遅刻をする人は、本当に損をしてしまう事実

  • 5 November 2014
  • のぶやん

これを書いている私自身は、若い頃にかなり遅刻をして少しだけ遅れていく事が多かったのです。約束の時間に10分ほど遅れていく事が多くて、相手を待たせるという事が多くありました。約束の時間に遅れていく理由としては、単に服装を考えていたとかであったり、パソコンをやっていたからという事が多くありました。今考えてみると、随分と周囲の友人たちに迷惑をかけたと思いますが、その時には「それぐらいはいいだろう」ぐらいに考えていました。

そんな私でも、仕事となると遅刻した事はほぼ皆無で、1分でも遅刻する事がないように気を使っていました。仕事の時間の5分から10分前には到着できるように計算して電車に乗っていましたし、遅刻しないという点が信頼を築くという事においては徹底していました。ビジネスで誰かと会う時には、特に注意をして約束の10分ぐらい前に行くようにしていました。しかし、最近ではそれでは不十分な事に気が付いて、仕事に30分前に到着できるように考えを改めました。

遅刻する人は良い仕事ができない

日本人は、時間に正確であると言われており、約束の5分ぐらい前に集合するのが当然と言われています。日本人相手のビジネスであれば、遅刻をするという事は大きな不利益になることが多いので、遅刻をしないことが非常に重要になってきます。遅刻する相手については、ある程度の寛容性を持つ必要があり、1、2回の遅刻をする事に対して文句を言うべきではありません。しかしながら、10分以上の遅刻を何度も繰り返す相手については、取引を行う事を考え直すべきでしょう。

ビジネスにおいて、10分以上の遅刻を頻繁に繰り返していく人に対しては、どのような優秀な方であったとしても、取引を控える方向に持っていく方が懸命です。私が取引を行った人の中で、優秀な人で10分以上の遅刻を繰り返す人など見た事がありません。社会的な地位に関わらず、相手を尊重するというのがどういった事かを日頃から良く考えておく必要があります。

1、遅刻した時間がどの程度か(10分以上かどうか)
2、遅刻の回数がどれぐらいか(3回以上は難しい)
3、遅刻する人物の社会的地位(自分と比較して)


仕事に早く行く事のメリット

仕事に早く行くという事は、自分にとって多大なメリットをもたらす事が多いです。仕事には、全くやる事がなかったとしても、30分以上前に行くことを心がけるのが良いでしょう。事前に仕事の内容を確認したり、仕事を進めて効率化しておく事も出来るようになります。更に言えば、仕事の開始前に行くと、必ず早く来る人がいますので、そういった人と雑談をしたりするだけで、仕事中に得られないような多くの情報を共有できると言うメリットがあります。

仕事に早く行く事は、ダラダラと残業を行うよりも、会社の中における評価を上昇させる事ができます。何故ならば、残業すると会社が残業代を考えてしまいますが、自主的に早く行くという事に関して、会社がお金を支払う必要があるとは考えないからです。30分だけ会社の為に使うだけで、社内の評価を上げることができるのであれば、こんなお得な事はありません。

1、自分の能力を伸ばす事ができる
2、社内の評判を高める事ができる
3、雑談する時間ができるので情報を得られる

遅刻をしない為の工夫

自分なりに遅刻をしない為の工夫を行う必要があります。先ずは、自分が身に付ける服装などを事前に準備しておく事です。また、事前に乗車する電車を調べておくという事も大切になるでしょう。乗車する電車というのは、仮にその想定した時間に乗り遅れたとしても、「次の電車に乗っても余裕がある時間に到着する」という事です。簡単に言えば、ビジネスで面会があったり、職場には30分前に到着するのが当たり前と言う事です。

1、あらかじめ時間を調べておく
2、洋服などじ事前に準備しておくしておく
3、30分前に現地に到着しておく

待ち合わせの場所を工夫する

待ち合わせの場所は、駅などに設定する事は避けた方が良さそうです。それは、相手を待つ時にもストレスになりますし、相手を待たせる場合には、もっと大きなストレスになる場合があるからです。待ち合わせの場所としては、喫茶店などを指定しておくと、待つ場合にも、待たせる場合にも、時間を有効に活用する事ができます。

駅からすぐ近くの分かりやすい場所にあるカフェなどに設定しておく事で、自分としても、相手としてもアクセスしやすいというメリットがあるでしょう。また、相手が知っておきたいと思うようなオシャレ系のカフェであれば、更に良いと思う事でしょう。

1、カフェの待ち合わせがベスト
2、駅チカのカフェがいい
3、オシャレ系カフェならば更にいい

相手を待たせて自分が優位に立とうとか、意味不明な思惑は捨てた方がいいでしょう。仕事をするビジネスマンとしては、約束の時間には決して遅れていかないぐらいの相手への尊重を見せたいものです。それが自分にとって有利な取引に繋がっていく事が多いからです。

遅刻をすると自分にとって大きな損失になることを自覚する

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1つの分野を深く掘り下げるという訓練 ‐ 職業訓練をどこで受けるか

  • 5 November 2014
  • のぶやん

日本の教育の欠点と言えば、1つの分野について深く掘り下げるという訓練がなされていないところだと思われます。大学入試にしても、表面を広く・浅く学習する事が強く求められており、国立大学などになると、センター試験の科目数が非常に多くて、1つの科目を学習する時間が限定されています。結果として、1つの分野を深く掘り下げて学習する事ができないという欠点が生じます。

日本では、戦前に理系教育ばかりを重視して、世界情勢などに疎い人物を大量に排出してしまって、軍国主義に偏った考え方をする幹部兵士の量産に繋がってしまいました。この反省から、広い視点で物事を考える事ができる社会学などの分野が重視されて、数多くの科目を学習する事が求められていくようになります。しかしながら、社会学系3科目(歴史、地理、政治経済)、科学系2科目(物理、化学)を全て選択していると、高校3年間の時間で学習する事は限られてしまいます。

深い学習ができない大学

大学という期間は、高等教育機関として、高校では得られない深い学習を行う事が求められています。しかしながら、最近ではどこも「高校の復習と延長線上の学習」が行われる事が多くて、大学の試験内容と言えば、高校時代の学習に少し付け加えた程度の知識になってしまっています。しかも、

大学で深い学習ができていない場合が多いので、今度は大学院に進学して1つの分野について深く学習しようと言う傾向が見られるようになってきています。しかしながら、大学院の実態は、今度は大学のテスト内容の復習に当てられることが多くなっており、大学院としての機能を果たしていない場合が多くなってきています。試験は大学の繰り返しとなり、論文を書く頃には就職で大忙しで間に合わせの論文を仕上げるといった実態です。

企業が育てる人材

日本においては、人材というものは大学で育てるというよりは、企業が育てるという事が一般的に行われてきました。ある意味では、金を持った大企業などが大量採用を行った後で、企業の中で半年から1年もの間で研修を行わせてきた実態があります。こうした横並びの採用、人員の育成というのは、全体のレベルをあげる事には向いており、企業の中で大学では得られない深い知識を得られた事も事実です。

結果として、日本の企業では、IT部門に対して文系を卒業した人が採用されたり、金融機関に文学部や法学部が採用されたりという事が頻繁に起きていますが、企業研修で知識が磨かれるので、それがほとんど問題にならないという実態がありました。ある意味では、多様性のある様々な背景を持った人材を採用できる一方で、専門家としての能力がどうなのか?という疑問を持ちますが、高度経済成長をしてきた日本で、それが大きな問題になる事はありませんでした。

正社員と非正規社員の問題

日本において、大学で深い教育がされていないという事を考えると、企業における教育が行われる事が深い知識を得る為に不可欠になります。ここで企業における教育が十分に行われた人材でないと、社会においてその分野で使い物にならないという事になります。正社員であったとしても、新卒で入社した会社が中小企業で十分な教育を受けさせて貰えなかったり、大学を卒業してからすぐにフリーターと呼ばれるアルバイトをして生計を立てるような状況になると、深い学習を行うという事が難しくなってしまいます。

結果として、非正規社員というものは、1つの分野において深い学習を行う事が不可能になってしまいますので、企業から得られる賃金というものは、いわゆる「単純作業」というものになってしまって、時給2000円の派遣社員などが精一杯の状況になってしまうという事でしょう。深い分野を学習できないと言う事は、成長を得られる機会というものが限定されるという事でもあり、年齢を重ねたとしても賃金上昇しないという厳しい状況になることを意味しています。高度経済成長期では、誰でも経験を重ねると賃金は上昇したのですが、パソコンが発達した最近の社会で、深い知識を持たない人が賃金が上昇していくという事は考えられません。

キャリア・パスを自分で考える必要性

この記事においては、非正規社員が増えた事を問題だと言うつもりはありません。非正規社員が増えた理由としては、企業が深い知識を持った人材育成を必要としなくなったという背景があるでしょう。グローバル化の時代においては、人材と言うものに汎用性が増しており、結果として「必要な時に必要な人材を確保する」事が重要になってきています。言い換えれば、深い知識を持った人材を必要なプロジェクトで外部から調達すれば良いという事になります。企業の内部には、ある程度のコアチームがいれば良くて、その他の人材は外部から1年契約などで獲得すれば良いという話になるでしょう。

高い能力を持った人材であれば、「個別の契約」として、非常に高い金額で企業と契約する事ができますが、高い能力がない人材であれば、その辺のアルバイトしかできないという事になってきます。グローバル化と機械化された現代社会において、そうした格差がどんどん拡大してきているので、自分のキャリア・パスというものを個人が良く考えないと、40代以降に大変に苦労する事になるという事でもあります。

1つの分野を極めるとは何か

岡本太郎美術館に行った時に感じたのは、確かに岡本太郎の描く絵というものは、他の画家と「違い」があり、非常に力強さを感じる事ができるという事です。岡本太郎氏は、ピカソから多大な影響を受けており、ピカソを師として仰いでいます。ピカソは、人生の中で膨大な絵を描いていますが、いずれの作品も非常に高い価値を持つものとなっています。そのピカソの芸術というものは、一般の人から見ると非常に分かりづらいものであり、しかしながらピカソはそれを描き続ける事で、世の中に認められた作家でもあります。

人生における創造力の発揮というものは、自分の得意分野を見つけて、それを拡張しながら世の中の変化に合わせて(人々の需要にあわせて)、変化を続けていくという事であると感じます。時代がその人を必要とすれば、いわゆる「波に乗れた」と言う状況になりますし、時代がその人を必要としない事もあるでしょう。

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仕事に対してやる気を出せば、普通に勝てる事実

  • 17 October 2014
  • のぶやん

いろんな会社にお手伝いに行ったりしていますが、大手の会社であっても、中小の企業であっても、社員から元気を感じないと言うか、やる気がないという会社が結構多い事には驚きます。仕事をしているふりばかりで、上から言われたことをやっているばかりというか、顧客の要望に応えているふりばかりというか、もっと勢い余ってガンガンやっていく雰囲気というのがないんでしょうか。

こんな所にこんな事を書いていいのか分からないですけど、世の中の9割以上の人は、仕事に対して大したやる気がありません。

周囲にやる気がない人材が多いのであれば、そんな人たちに勝つチャンスかもしれません。その職場で少し頑張って(誰より早く出社して、誰よりも仕事に打ち込む)、自分がその結果に満足したら、そこで能力をそれ以上伸ばせないと判断して、さっさと退職しましょう。どんな職場であっても、トップレベルまで自分を高めておけば、社会のどの会社でも通用する可能性が高いです。レベルの高い会社に移籍して、異なる可能性を試した方が良いでしょう。

世の中のほとんどの人は、マジで仕事に対してやる気がないので、チャンスばかり

イノベーションを軽視することなかれ

バイラルメディアはゴミじゃなくて、既存のメディアを震撼させるだけのパワーを持っている(クレイトン・クリステンセン教授)ということです。そんな私もDRUPALを使った形でバイラルメディアを超えるようなサービスを形成できないかと半年間も調査しています。バイラルメディアの意味と言うのは、世の中にない情報をどんどんウェブ上に出していくと言う試みのひとつだと思うのです。それは、既存の新聞媒体やメディア媒体が怠ってきた事でした。

良く考えて見ると、既存の新聞社やメディアなどは、情報をウェブ上に出す事をWikipadiaに任せきりで、ほとんどウェブ上に自分たちで情報を出してくる努力をしてきませんでした。そういった部分をバイラルメディアが埋めるのです。私は、日々NAVERまとめなどでまとめを作る作業をしていて気が付くのですが、本当に日本語の情報はウェブ上にそれほど多くないのです。自分がまとめたいネタというものの写真も文章もなくて困る事が多いです。

難しくて偏った文章なんていらないから、分かりやすく写真と簡単な解説がただ並んでた方がいい

金になりそうな所は全部手を付ける

サラリーマンが副業をやっていいものか?という疑問を持つ人も沢山いますけど、自分が職場だけで実力を発揮できる人は少なくなってきています。積極的に外で金になりそうなところを見つけていく必要があります。そのひとつがコンテンツビジネスです。自分でコンテンツをどんどん発信して、自分の資産を増やしていくべきです。

会社で自分を発揮できれば、それもいいんでしょうけど、それだけでは自分の力を発揮できないという人は、自分なりに副業を進めていくのが良いでしょう。副業をすぐに出来ないと思う人は、手帳やブログに自分の構想をメモしておくのも良いかもしれません。とにかく会社以外で何らかのインプットであったり、アウトプットを行う事を心がけていくことで、少しずつ道が開けていくでしょう。

自分の記事・考え方を使いまわす

メルマガを発行したり、ブログを書いている人がその文章を元にして書籍を出版したりしていますが、パソコンであればコピーが簡単なんだから、過去の記事でも写真でもどんどんコピーして利用すればいいんですよね。世界中でオープンになっている写真を見つけてきて、それに解説をつけるだけでも十分に価値があります。自分の考え方に関しても、少しだけ付け加えて新しい記事にするというのもアリなんですよ。

自分の考え方を少しずつ修正して、新しいものを加えながら文章を作れば、文章はもっと短時間で作成する事ができます。そんなに時間をかけて記事を書いたところで金にならないので、記事を書くんじゃなくて「コピーして加工する」ぐらいの感覚でどんどん記事を発行していけばいいのかなと思いますね。

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日本の実態を知っているのは国民自身!政治家と大企業にカネを盗まれて貧困に陥っている国民

  • 14 October 2014
  • のぶやん

若者の間において、「会社に縛られない働き方」みたいなのを模索する動きが少しずつ広まってきていると感じています。ノマドワーカーとして取り上げられる女性が出てきたりしています。1つの会社が倒産しないという時には、その会社をプラットフォームとしてずっと働き続ける事にメリットが生じると考えられますが、その会社がなくなってしまった事を想定すると、自分で様々な生き方を想定しておかないといけない時代になってきているのかなと思う人が増えているのかもしれません。

今の時代というのは、右肩上がりで成長する時代ではありませんので、1つの会社の中で昇進を競うということは、NAVERまとめという1つのプラットフォームで競争しているのとあまり変わらないのです。共通している事は、そのサービスに対する依存体質であって、そのサービスが失われると自分の働き場所を失うというリスクが内在していると考えた方が良いでしょう。

・自分のリスクを見つめなおす
・1つの会社、プラットフォームの依存をやめる
・自己のプラットフォーム保有を考える

時間の使い方に関する自由

特に会社員の時間の使い方というのは、経営者、フリーランスなどの人と違って、自分で決定する事が非常に難しい場合が多いのです。週休二日が導入されたとはいっても、月曜日から金曜日まで決まった時間に出社して、決まった時間に退社するというスタイルが一般的で、労働者が「歯車」と言われる要因ともなっています。

労働者の多くが労働する事を時給などで考えますが、時給がどんなに高くても労働者として働いた状態では、稼げる限界が生じてしまいます。自分が労働者として時給を意識して働くような働き方をやめて、もう少し時間にとらわれないような働き方をしていく必要があるでしょう。もっと簡単に言えば、自分が管理業務だけしていれば、ある程度の収入を得られるようなプラットフォームか何かを保有する事ができれば、ある程度の時間的な自由が手に入る可能性があります。

・健康がもたらす労働性資産(若さ)
・労働する時間に対する考え方(時給)

資産に対する概念

多くの庶民というものは、経済・会計について何ら勉強を行った事がないので、資産について何ら概念を持ち合わせていません。このことは、単に労働性資産(若さ)であったり、お金の貯金のみが資産という考え方をする人が多いという事でもあります。「金持ち父さん」にも書かれているのですが、お金を生み出すものが「収益性資産」であり、収益性資産以外のものは、資産として保有する事にあまり意味がありません。

マイホームを購入したとしても、自分の精神的満足感は得られるのですが、それが収益性資産とはならないので、マイホームは持つべきではないと説明する人もいます。不動産のような形でのVisible Asset(目に見える資産)というものは、保有すると税金や管理料が膨大にかかるので扱いが難しいアセットです。現代社会では、電子化されたコンテンツなどの無形資産(Invisible Asset)も資産になる時代なので、

出生率が大幅に低下している日本

第二次世界大戦の戦勝国と敗戦国では、現在では特殊出生率の推移に差が出ています。戦勝国であるアメリカ、イギリス、フランスは、移民を積極的に受け入れるなどして特殊出生率を高めて国力保持を行ってきました。それに対して敗戦国である、ドイツ、日本、イタリアに関して言えば、出生率が2.0を割り込んでいて、人口減少が起こって高齢化も加速しています。

このような結果になった理由は明らかではありませんが、戦勝国と敗戦国に何らかの違いがある事は明らかです。考えられる要因としては、戦勝国は敗戦国よりも復興が早くて少子化対策などを行うのに余裕があった反面で、敗戦国は戦勝国のレベルに追いつくまでに時間がかかってしまったという事でしょう。

何も理解する必要がない兵士という存在

日露戦争の当時の書籍などを読むと分かる事なのですが、日本側の兵士、ロシア側の兵士ともに地理の感覚などをほとんど保有しておらず、世界の地図で日本がどこにあるのか、ロシアがどこにあるのかさえ知らずに戦争を行っていたという事です。多くの兵士が相手に恨みもないにも関わらず、とりあえず戦争するというの事は恐ろしい話ですが、このような傾向は歴史で良くある事だったのかもしれません。

第二次世界大戦でも、ある程度の地理の概念を持っていたのは、現地の司令官クラスぐらいもので、階級が下の方になってくると、単に命令通りに動いて居れば良いという考え方が当然になっていました。詳しい事は理解していなくても、単に駒になって目の前の敵を倒せばいいのだという考え方です。

自分で調べる事の重要性

例が良いかどうかは分かりませんけど、日本から当時の旧満州に送られた「満州開拓団」などに参加した人の多くは、満州がどこにあるのか、どんな場所なのかというのをほとんど知らないで、政府が言うままに「鵜呑み」の状態で、旧満州に送り込まれました。そこでの生活はとても豊かと言えるものではなくて、かなり悲惨な末路をたどる事になっていきます。政府情報の鵜呑みがいけないとは言っても、当時はインターネットなんてないので、自分で調べる事ができず、政府の言う事を鵜呑みにするのもやむなかったので、当時の人に何も罪はありません。特に貧しい農村部で何かの情報を持つ人がいたとは思えません。

満州開拓団というものは、満州の土地を開墾すると言う目的だったのですが、日本人が慣れている土地と違って、満州というのは冬に零下30度を下回るという極寒の地です。また、良い土地と言うのは既に中国人の現地の方々がおられるわけで、それを強奪して恨みをかうことになってしまったのです。また、戦況の悪化によって働ける15歳以上の男性がほとんど徴兵されて、満州開拓団の男性がソ連と戦う事になります。開拓団が女性と子供だけになり、日本に逃げ帰る事となります。

収益性資産に対する理解

今では大企業かつ優良企業として名高いユニクロですが、そのユニクロが公表しているグレード表を見ると、絶望感すら感じてしまいます。大学を卒業した入社時が22歳で年収400万円。頑張れば30代で年収500-800万円。更に上級になれば30代で1000万円-2000万円の年収も夢じゃないという事ですが、スーパースターで1000万-2000万というのは、さすがにサラリーマンだなと思わせてくれます。サラリーマンには本当に夢なしです。

ユニクロ店舗の社員というのは、質がそれほど高い接客が出来ていないと思っていた(少なくとも要望以上のことをしてくれるような社員はいなかった)のですが、ビックカメラとユニクロが結合したビックロに行った時には、接客が丁寧になっていてびっくりしました。最初に店内でビジネス服の場所を聞いたらそこまで案内してくれて、近くに居る店員をつかまえて洋服のサイズがあっているか聞いたら、丁寧に応じてくれました。ユニクロの店舗によって相当に接客にばらつきがありそうです。あれだけ大型店のビックロの店長が優秀なのでしょう。

新宿のH&Mは世界でも類を見ないほど最低の接客であるにも関わらず、明治神宮・原宿にあるH&Mの接客は丁寧です。このように店舗によって違いがでるのは、店長のやる気などにかかっているのかもしれません。

ユニクロの公表しているグレード表 

ユニクロのグレード表

 

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組織の結束力を高めるには、仮想敵が必要?

  • 6 October 2014
  • のぶやん

政府が自分たちの批判を避ける為に外部の政府を批判するという事は良くある事です。頭の悪い民衆は、そういった政府の言う事を鵜呑みにしたり、メディアの言う事をそのまま支持したりするものです。ナチス・ドイツがユダヤ人を数百万人単位で殺害するという恐ろしい虐殺が起こってしまった(日本人も爆撃によって大量虐殺されたが)事実も、ドイツ人の仮想の敵を作って、それを攻撃する事でドイツ人を1つにまとめあげる事を目的にしたものでした。

ドイツが戦争に負けた原因は何でしょう?それは、ユダヤ人などを敵にまわした事でした。ソ連と戦った時には、ソ連とドイツの兵力差は歴然としたものであり、ユダヤ人を強制収容所に押し込んで労働させたり、殺したりしている場合ではなかったという事です。戦争に勝つためには、ユダヤ人の資本を強力させて、それでソ連に当たっていくぐらいのパワーがないと勝てなかったのです。ドイツは、戦争を始めた時点において、既に内部で崩壊していたのです。

職場における仮想の敵

職場において、仮想の敵を作って攻撃するという事も良くある事です。特に新しく入ってきた人を仮想の敵にしたてあげて、その人を悪く言うという事は良くある事です。例えば、社員の全員が挨拶を無視してみたり、その人の話を聞くふりばかりで全く聞いていないなどという事は良くあります。そういったいじめは、大人になると悪質かつ陰湿になります。

私がいた職場でも、新しく入ってきた女の子に対して、男だけで居た時に「あいつは、話を聞いてるふりをしてきいてないんだよな」とリーダーが言っているのを聞いて仰天しました。確かに、その女の子にはそうした雰囲気はありましたけど、責められるほどのものではなくて、新しく来たばかりで慣れていないというのもあるんだと思っていたのですが、リーダーがそんな話をしていいものでしょうか?

軍隊における仮想の敵

こういった仮想の敵を内部に作ってしまうというのは、軍隊でも良くある事で、軍隊における悪質ないじめというのは、良く問題になります。ベトナム戦争の新兵などに対するいじめであったり、韓国の徴兵でのいじめなど、軍隊内部におけるいじめは、度々のように告発されます。そして、時としてそのいじめに耐えられずに自殺する人もいるほどです。

それがチームの結束を強める?それは逆で、実は「次は自分がいじめられるのでは?」と誰もが不安を覚えるのです。そして、リーダーは自分でも気が付かないうちに信頼を失って、チームとしての力はどんどん弱くなるのです。当たり前ですけど、軍隊というものは、敵が外部に居て戦うというのを主目的にしています。内部から崩壊してはどうしようもありませんが、現実としてそういった例が多いのです。

弱いチームが内部崩壊する

いじめを行うメンバーがいるチームと言うのは、多くの場合に弱いチームだったりします。強いチームになってくると、ほとんどのプレーヤーが外部と戦う事を意識しているので、内部にそんないじめを行うようなことがないのです。チームリーダーが馬鹿みたいな奴で、弱いチームこそいじめなどを行って、、内部崩壊を起こしやすい非常に貧弱な状態になります。

日本においても、学校の現場でいじめというものが発生していました。進学校などにおいていじめというのは少ないのですが、小中学校であったり、成績が良くない学校でいじめが問題になる事が多くあります。教育現場において、先生方がいじめに気が付く事も少なくて、気が付いたとしても忙しいから無視という事が多かったです。

幸せな人は人に悪さをしない

自分が幸せだと感じているひとは、誰から見ても幸せオーラが出て、楽しそうにしているものです。そんな楽しそうにしている人を悪く言う人もいて、それは今が充実していないと感じる嫉妬している人なんですね。嫉妬して人を陥れようという人に対しては、寛容な心で幸せを分けてあげないといけないんです。こちらから話しかけたり、自分から奢ってあげたりと。人の事を悪くいう前にニコニコとして自分のやるべき事を進めるべきです。

アメリカなどでは、金持ちと貧乏人の格差が大きくなってきているのですが、貧乏人が変な嫉妬心を抱くと社会変革に繋がると言うことで、貧乏人にフードスタンプというものが与えられて、何とか暮らしていけるようになっています。日本でも生活保護が給付されていて、犯罪者を抑制するのに役立っているのかもしれません。

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自分が「嫌いな人」がチャンスを与える

  • 6 October 2014
  • のぶやん
サラリーマン労働者

大人になって、職場で働くようになると、自分が好きな人・嫌いな人というのを分けるようになります。そして、嫌いな人になるべく接しないようにしたいと思って、嫌いな人を見たら避けるようになるという人も多いでしょう。そういった行動というのは、自然な事でもあるのですが、自分の意識をもう少し変えてみると、自分の世界を広くするチャンスも出てきます

サラリーマン労働者

自分の狭い思考

嫌いなものというのは、自分が受け入れていないものであり、必要がないと思い込んでいるものが多いです。社会人になると、多くの人は今までの経験から自分が好き・嫌いを判断するようになってしまいます。そうすると、自分の中でその価値観に合わないものを自然と排除して、そのような話をする人間=嫌いと認定してしまう場合が多いのです。

例えば、数学が苦手(=嫌い)という人がいたとすれば、その人の前で数学の話をしてばかりいたら、話が合わないとなるでしょう。その人が得意なのは歴史であり、数学の話なんてしても面白くないと思うかもしれません。しかし、歴史が得意な人が、苦手な数学を「克服」すれば、もっと賢い人間になれる可能性もあります。

自分の欲求と苦手な相手

会社を辞めたいと思っている会社員は沢山いますが、現実に辞める会社員というのは少数派です。それでも、会社員の多くが会社を辞めた人間を「ニート」と言って軽蔑しており、仕事をしていない人はダメ人間と言います。自分が「会社を何とか辞めたい」と常々言っているにも関わらず、会社を辞めた人を指して「ダメ人間」というのは、何か矛盾しています。

会社の中にいる人間と、会社を辞めてニートをしている人間というのは、お友達になるというのは相当に難しいでしょう。それは、価値観が違うという説明がされますが、実は根本的に「会社に所属していたいと思わない」という・では同じなのかもしれないと思うのです。

車に乗ってこなかった自分

私は、車を必要ないと思って、ずっと乗ってきませんでした。しかしながら、免許を持っているからという理由で、友達の車を運転させて貰ったのです。その結果として、「確かにこれは面白いな」と。ゆっくり乗れば、それなりに安全に乗りこなせそうな気もしてきました。嫌いだ、苦手だという意識のあった車ですが、たまに乗るならいいかなという気もしてきました。

もしかすると、車の話ができるぐらいに心の余裕ができてきたのかもしれないと思う自分もいます。自分から相手を受け入れていく余裕ができれば、世界をどんどん広げていく事がてきて、苦手とか、嫌いという意識が薄くなります。そうする事は、自分の世界観を広げると言う上で非常に大事なのではないかと思います。

大企業病の原因は何か?個人が組織から離れて自立する事の重要性

  • 1 October 2014
  • のぶやん
労働者

いわゆる「大企業」というところでは、仕事の単価がかなり高い場合が多いので、いわゆる「大企業病」というものにかかりやすいとされています。

大企業の蓄積した資産を用いれば、仕事を持ってきて、少し動かすだけで数百万円の売り上げを上げることができるので、効率・非効率を問わずにそれで仕事が回っているからいいじゃないという事になります。そういった所があまえになって、効率化を阻んでいく事になります。チームプレーと言う名の下で、個人が最大限の努力をしているかどうかというのは微妙なところです。

上司から注意されて聞くのは当然ですが、「同僚からの忠告」みたいなものであったとしても、人間関係が良くなければ聞き入れて貰えないのが日本の会社なのかもしれないですね。その内容がチームを改善に向かわせる内容であったとしても、「お前の忠告なんて聞きたくない」と思えば、忠告が聞き入れられずに終わってしまいます。本来は、チームの利益の最大化が目標でありながら、その方向性をとらないという事です。

個人がチーム全体の利益を無視する

日本の生産現場(会社)において、個人的な感情において、チーム全体の利益を無視するような事が良く行われています。それは、日本に限った話ではないのかもしれませんけど、個人的な感情がチーム全体の利益を無視するという事は良く発生します。恐らくは、上層部の評価システムが曖昧であり、何をやっても特に評価されないという状況において、人がやる気を失った時にそうなるかもしれません。

それを結果的に考えて見ると、現状の範囲で仕事を行っていくにも関わらず、仕事の改善点が見当たらずにマンネリ化してしまって、全体の士気が大幅に低下する可能性があるという事です。そういった士気の低下を避ける為には、新しい事を積極的に評価していく姿勢というものが必要になるでしょう。

組織から離れる重要性

能力ある人をどんどん登用していくベンチャー企業ならいざ知らず、40歳ぐらいになると、組織における将来の自分の地位というもんじょが分かってくるようになります。そうすると、自分がどういったモチベーションで仕事に取り組めば良いのかが分からなくなるという人も沢山います。簡単に言えば、将来の方向性が良く分からず、将来について不安が募るようになってしまうのです。

40代のチームリーダーがやる気をなくしてしまうと、そのチーム全体の士気というのが大幅に低下する可能性があります。チームリーダーは、誰にでも平等に、話しかけて現場を盛り上げていくのが仕事です。その為には、自分が率先して「お手本」を示していく必要があるでしょう。言い換えれば、業務を遂行する部下がいる上司が率先して挨拶したり、盛り上げ役となっていかなければいけないという事です。

DeNAがMeryの買収

The Startupの記事によると、Meryが買収された金額を推定すると30億円だという事です。日本で最大のキュレーションプラットフォームであるNAVERまとめですら、その売り上げは1年で5億円とかいうぐらいであり、年間30億円(2015年達成の目標ではあった)の売り上げを目標にしています。NAVERまとめは、このままいけば年間30億円の売り上げを達成する可能性は十分にありそうですが、ここまでに5年の日々を費やしています。

Meryに関していうと、売り上げが上がっているかどうかも微妙なところで、良くて1億円ほどの売り上げが目標になっているレベルだと思うのですけど、ここから30億円の売り上げというのを想像するのは、そう簡単な事ではありません。NAVERまとめであれば、PV数を牽引するビックキーワードをいくつも持っているのですけど、Meryの場合ITEMページの構造が単純すぎて検索エンジンに弱くてビックキーワードをそれほど持てていないです。

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転職回数は少ない方が良いだろうか?

  • 29 September 2014
  • のぶやん

ハフィルトンポストに投稿された「転職回数の議論」が面白く読ませていただきました。

転職回数が多いということは、日本ではマイナスに働く事が多いですが、その理由としては「また、辞められたらたまらない」というように思われるからという事でしょう。更に人事が考えるのは、「辞めさせるのも大変」という事でしょう。仕事が全くできないを採用してしまった場合には、仕事ができない人を辞めさせるのは、日本の法律ではとても大変な事です。アメリカのように解雇するという事はできないからです。

良く言われることではありますが、日本では、ジェネラリストを育成する企業が多くて、スペシャリストの育成に欠けていると。ジェネラリストを育成する為のセンター試験とかがあって、企業に入ってからも企業内部で部署を転々として能力を高めます。経済の全体が成長するのであれば、それは効率良いとされているやり方ですが、経済が全く成長しなくなると大変です。

私は1社に長く勤務した事がないので、1つの会社に長く勤務するという事自体について何ら語れる事はありません。1つの会社に何年も勤務してどんなメリットがあるのか分かりません。

転職回数が関係ない人々

はっきり言えば、会社を作ろうという人であれば、転職回数は全く関係なくて、多くの会社を見てきた方がむしろ強みにもなるでしょう。それが、労働者ともなると、どうして転職回数が多いのがマイナスに見られてしまうのでしょう。会社員をやっていこうとするなら、人脈からのヘッドハントされる転職などがないとダメなのかなと思います。その為には、現在の居る会社でどのように全力を尽くすかが重要になってくるでしょう。

1つの会社しか知らないと問題?

日本で1つの会社に10年とか勤めていると、その会社の雰囲気に完全に馴染んでしまって、外部から入ってくる人に違和感を覚えてしまうのかもしれません。1つの会社において、1つの仕事しかしていないと、その仕事が社会で不要になった時に生き残る術を失ってしまうという大きなリスクを抱えてしまいます。それは、自分が思っている以上に大きなリスクのような気がします。

転職を繰り返していた人は、少なくともその時点においては、他の会社に必要とされる人材だった訳であり、多様な能力を身に付けていると考える事もできるでしょう。会社の上層部が使いやすいか、使いづらいかで言えば、会社の上層部からすると「使いづらい人材」にはなってしまうでしょう。生え抜きで言う事を聞く奴の方がリーダーからするとずっと使いやすいに決まっています。

チームプレーという言い訳

チームに馴染むのは能力か?という話もあります。例えば、英語が相当に出来る人材を採用した所で、英語に全く関係ない部署で3年もしたら、英語が使えなくなっていたというのは良くある事です。適材適所にしてくれないのであれば、自分の能力を活用する為に転職せざる得ないというのは当然の流れのような気がします。自分の能力を十分に発揮できない状態では、「宝の持ち腐れ」になってしまって、腐ったりんごになってしまいます。

また、チームのリーダーが良い人材を高く評価できない場合(例えば嫉妬心など)は、仕事が出来る人材が出来ない人材になってしまう場合もあるでしょう。そういった場合には、自分を高く評価してくれるところを求めて転職活動を行うのは当然のことのような気がします。転職しないのは、自分に自信がないからという理由であったり、他の会社でも評価されない人材であるという事になるでしょう。

キャリアを自分で描く意識

転職しまくりの人にも2種類あって、単に仕事が嫌になって転職を繰り返している人と、今の仕事では満足できず、もっと羽ばたこうとして転職活動をする人もいます。職場で1つの事を一生懸命になって業務遂行して、覚える事をしっかりと覚えて次の職場に行くという野心的な流れを作る人材です。毎日職場に通っていれば、優秀な人なら会社の情報を沢山聞くことができるので、だらだらと3年間を過ごした人よりも使い物になるのです。

キャリアを自分で描こうと思ったならば、強い努力の上でユニークな人材を目指さなくてはいけません。会社の中では、決まった業務をずっと行う事になるのですけど、それでユニークな人材になれるか?と言えば、疑問が残ります。キャリアを自分で描くという強い意識があるのであれば、新しい事を貪欲に学びながら、どのチームに所属しても自分の最大限の力を出そうと努力するはずです。どうしたらチームに貢献できるかを必死で考えて。

会社から独立するということ

能力が伸びてくれば、会社にいる事が非効率に感じる人が多くなってくるはずです。フリーのアナウンサーがそうであるように、会社に居れば会社の給与に縛られて、勤務時間なども拘束されてしまうからです。本当に優秀なアナウンサーであれば、会社から独立してフリーになって動き回るでしょう。この方が収入が高いと判断すれば、フリーのアナウンサーとして活動します。もしくは、特定の会社の役員に迎えられたり、仲間と一緒に会社を興したりという事もできるでしょう。本当に優秀であれば、人脈的にも金銭的にもそういった事が可能になるはずなんですね。

転職を繰り返すのであれば、最終的には独立するのが最も良い方法と考えざる得ません。独立を目指さずに転職を繰り返せば、40代、50代になって転職のハードルが上がってくる可能性があるからです。日本企業もコスト意識が高まってきて、外注が盛んになっていくなかで、外部で安くやってくれるなら、理解ある外部の人間と個人契約でもして、やって貰った方が良いと考える人材は沢山いますね。

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