企業

定期収入を得られる資産を保有しなければ、一生を奴隷の身分で終える

  • 29 March 2018
  • のぶやん
労働者
日用品
サラリーマン
会社の社畜
丸の内のビル

資本主義というのは、富を蓄えた人=資本を保有した人が働かなくても良い仕組みを構築する事でもあります。

資本主義社会において奴隷になりたくなければ、自分で『働かなくて良い程度の資産』を保有する事が重要になります。働かなくても良い資産がなければ、労働者として一生涯を他人の為に働いて過ごす事になってしまいます。

労働者

格差社会と言われる今日において、全く働かずに株式からの配当所得で食べている人は、自分の時間とお金を有効に使って新しい投資先を探しています。一方で、働かないといけない人は、自由な時間もなくて、ストレスを貯めてお金を散財してしまいます。

生活必需品を押さえる財閥

国民の生活必需品を押さえた企業が国民からのお金を永続的に吸い上げる事ができるので、各国で財閥として君臨します。90年代からインターネット企業が新興財閥として世界で君臨するようになりました。日本では、ソフトバンクが携帯電話企業として台頭してきました。

日用品

現代では、お金持ちの条件が土地ではなくて『企業の株式』を保有する所に変化してきました。日本の戦前の財閥企業は、日本の成長が限界に達すると、海外に侵略戦争を仕掛けていく事になりました。現在の日本も国内の消費は限界点に来ています。

企業の収益力の問題

企業の時価総額というのは、その企業が持つ収益力と将来性などで決まってきます。日本は、少子高齢化、人口減少社会に入ってきて、財閥企業でさえ国内の収益力を維持する事が非常に困難になってきています。海外で成長している中国は、外国資本を容易に受け入れません。

サラリーマン

企業が収益力を損なってくると、利益から株主に配当出来なくなってくるので、株価が下落してしまいます。

戦争で儲かる財閥

財閥が国の金を盗み取るには、戦争をする事が最も儲かります。国の金を際限なく戦争に注ぎ込んで、それを企業の利益に付け替える事ができるからです。2009年にオバマ大統領が就任するまでは、アメリカは戦争を続けましたが、オバマ大統領になって異次元金融緩和という方法に切り替えていきました。

日本も安倍政権になって異次元金融緩和を行う事によって、日銀が銀行国債を高値で購入したり、日銀がETFを通じて株式を購入する事で企業にお金がばら撒かれました。5年を経ても日本企業の収益力・技術力がほとんど向上せず、金融緩和は日本経済に好影響を与えませんでした。

安い大量の労働力で戦う企業

世界中でお金を持て余したグローバル企業どうしが戦うようになっており、安い労働力を大量に利用して競争を始めています。世界中の先進国で失業率が大幅に低下して、完全雇用のような状況になっており、簡単に仕事は見つかるようになっています。一方で、日本でも条件の良い仕事はほとんどなく、派遣社員・アルバイトのような仕事がほとんどです。

会社の社畜

企業側からすると、顧客が必要とするシステムを完成させて、そのシステムを動かすサービス要員がいればいいと考えています。そのサービス要員は、コールセンターのようなもので、高卒ほどの学力レベルがあれば十分に誰でも行う事ができるようになっています。その結果、大学を卒業しても派遣社員・アルバイトなどをしている人が多くいる状況になっています。

不動産の収入に依存する企業

日本のテレビ局、丸の内の大家さんと言われる三菱財閥などは、収益の柱が不動産になって、不動産企業になろうとしています。大企業が新しいイノベーションを生み出さずとも、東京に保有する不動産の賃貸で食べていける状況です。

2030年代になると、日本全国で激しい人口減少が起こるので、地価下落がいっそう激しさを増す事になります。日本のGDPを支える不動産価格が下落する事で、2020年代から日本の国力が激減していく事を意味しています。

丸の内のビル

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優秀な人ほど会社をさっさと辞めるという当たり前の事!金持ちになる道は起業のみ

  • 30 April 2017
  • のぶやん

みんな薄々と分かっている事は、会社が危機的になった状況の中では、優秀な社員ほどさっさと辞めていくという事です。やばそうな会社にいたらやばいと思って、会社を辞めた次の事を考え始めるのです。

多くの優秀な人間に会って思うのは、優秀な人間ほど思うがままに自由に生きているという事でした。

会社に最後までしがみつく人

会社がもう倒産するという時に、会社に最後までしがみつく人というのは、他に行く場所がない人という事になります。給料が高い大企業だと家族の為という事もあってマシな人が残っていたりしますが、中小企業だと会社に最後までしがみついていた人というのは、本当に次の行き先がなさそうなヤバい人ばかりです。

次の再就職が絶望的でしがみついているような人間ばかりといった方が良いでしょう。それでも、30代ぐらいまでなら何とかなりますけど、40代になって会社倒産するまでしがみついてた人とかマジでヤバい人たちです。

中小企業は使いこなせない

中小企業では、言われた事を単純にこなしてくれるアルバイトを雇うぐらいがちょうどいいです。優秀な人材を雇おうとすると、中小企業では使いこなせない事が多くなるからです。大企業でようやく優秀な人を使いこなせる給与を準備して、それなりの職務をこなして貰う事ができるようになりますが、大企業であったとしても開発部門などに送らないと、宝の持ち腐れになってしまいます。

中小企業でも優秀な人材をきちんと使いこなせるようになれば、大きな成長が見込めますが、多くの場合に使いこなすのは難しいでしょう。使いこなすのが難しい人材よりも、作業をある程度きちんとこなしてくれる人を採用した方が辞めないですし、企業にとってはプラスになります。

自分で情報を集めて立ちまわる

特に会社員の場合には、周囲に会社員ばかりいるので、周囲の意見に流されていると周りと同じような結果になるか、それよりも悪い結果になってしまいます。投資話で成功したという話を聞いて、それから投資を始める人はほとんど失敗します。ウォール街の靴みがきの話があり、皆が投資を始めた時には、株価が暴落するという事です。

自分で情報を集めて、人よりも早く情報を取ってこなくてはいけません。その為には、他の人がやっていない行動をしなくてはいけないという事になります。他の人がやっている行動の真似をしたところで、注目される可能性はほとんどないからです。情報をブログやツィッターで発信する時にも、他の人が出しづらい情報を出す必要があります。それには、外国語の能力も活用できるでしょう。

マイホームは投資である

かつてのバブル世代であれば、マイホームを絶対にほしいと思ったでしょう。しかしながら、今のご時世では、新築マイホームが2割ほど『新築プレミア』が上乗せされているので、購入した瞬間から売却価格が2割落ちになります。場所が良くて、前金がある程度の準備が合って、借金に早めの返済の当てがあればいいですが、そうでなければ単なるギャンブルになってしまいます。

人口減少が起こっていく日本においてマイホームを購入するのは、今の時代に合っていません。購入するなら東京の駅に近い物件ぐらいのもので、他の物件であれば、購入して値上がりする見込みもなく、投資として利益を出すのは本当に至難の業です。移動できる場所に部屋をかりておくのが良いでしょう。

会社を早めに辞める

常に会社を辞める方法を考えていないと、会社は辞める事ができません。会社を辞めないで、副業で試してみる事は悪い事tとは思わないですが、ほとんどの場合に副業で大きく稼ぐ事はできないでしょう。

 

金持ちになる道は起業のみ

日本でお金もちになりたければ、起業をするのが最も良い方法です。金持ちの大半が自分で事業を起こした人(親の相続を除く)であり、自分で事業を行う事こそが金持ちになる近道です。資本主義社会では、お金をもって社会を変えていくというスタイルがとられているので、自分が世の中を変えていきたいという強い想いと、その為にお金を使いたいという信念があれば、多くの人に支持して貰えるでしょう。

インターネット業界は儲からないから、飲食業界を!と言っても、飲食業界は儲かりません。じゃあ、コンビニオーナーを!とやったらブラック労働で死にかけているオーナーがいます。楽して人の真似ごとをしようと思うのではなくて、自分の得意分野を活かしたり、自分が集中できそうな分野を選んで集中すれば成功する可能性が高まります。

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企業の利益が縮小して『誰も儲からない状況』が発生している現実!不動産業界の例

  • 29 January 2016
  • のぶやん

『不動産を管理する管理会社』の友人に聞いたところでは、最近の『入居者』が家賃が割高だと発言するのだそうだ。しかし、『不動産物件のオーナー』は、入居者が払った金額の中から『不動産を管理する管理会社』に一定額の金額を支払って不動産物件の入居者を探してきたり、物件に管理人を常駐させるなどして物件管理を行っていますが、そのコストが高くてあまり儲からないと嘆いているそうです。また、不動産のオーナーは、入居者が少ないと儲からないですし、管理会社にお金を支払わないといけないので、入居率が下がると赤字にすらなりかねません。更に不動産オーナーは、物件が損傷した時などには、それを修理する費用も必要になり、とにかく維持費が高くなります。

誰も儲からない不動産業

今の不動産で儲けるのは、入居率が相当に高くないと難しいとされています。中古物件も含めて供給過剰な状況で、どの不動産会社も入居率を上げるために懸命です。入居率を上げるには、家賃を下げればいいのですが、ローンを組んで不動産物件を購入している場合には、家賃を下げるにも限界があります。

都内の不動産であっても、既に中古物件が大量にある『供給過剰』の状態にあって、入居者を探すのが大変な状況です。特に正社員で安定した収入がある入居者というのを見つけるのが難しくて、少し収入が低い非正規社員に貸し出し出すしかない状況です。しかし、非正規雇用の人などは、失業のリスクや滞納リスクが高くなります。

・不動産オーナーが儲からない
・入居者が高すぎて退去を検討している
・管理会社が儲からないのでコストを下げようと検討している


儲かっている不動産は管理ができている

大きな物件になればなるほど、空室率が上がるのは管理が行き届いていない事が多いです。管理が行き届くようになってから半年〜1年ぐらいで満室になるという例もあります。逆に言えば、手を抜いてから半年〜1年ぐらいで、不動産物件に大きく空室が目立ち始めます。最も容易にわかるのは、『清掃が行き届いているか否か』という事です。内見の時には清掃が行き届いているかどうか分かりづらいですが、特に水回りなどに清掃が行き届いているか否かが良くでるので、良くチェックしておくと良いでしょう。

日当たりであったり、部屋の大きさなどは、ウェブサイトを見れば分かることもありますが、実際に綺麗に管理されているかどうかは、物件を良くチェックしないと分からないものです。住んでいる人は、様々な情報を持っているので、住んでいる人に聞いてみると、「この物件が良い物件かどうか」というのを良く知っています。

努力をしないと儲からない

不動産を多くのサラリーマンが『不労所得』ぐらいに考えていますけど、不動産業界の激しい競争によって、不労所得で収益が得られるほどあまいものではなくなってきています。不動産を買って放っておけば収入が入ってくるという『不労所得』などありえない話になってきているのです。不労所得の投資を考えるのであれば、現物を購入しないで、不動産のファンドであるREITでも買ってればいいのです。

努力をしなくても空室が埋まるのは、買った当初だけであり、努力をしないと途中から空室が目立つようになって、物件として機能しなくなってしまいます。不動産物件も、空室ばかりになってしまうと、全く資産を生み出さない『単なる箱物』にすぎない事になってしまいます。今の不動産業界というのは、家賃を他の物件に比べて同じか、安いぐらいまで値下げをして、物件を綺麗に保つようにしっかりと努力してビジネスを行うことによって、ようやく空室が埋まるような状況になっています。

片手間の不労所得では儲からない

インターネットのブログの運用でもそうなのですが、軽くやって儲かるほど世の中はあまくないです。最初は利益になるものでも、市場が飽和するとすぐに利益にならなくなってしまいます。不動産も『サラリーマンが片手間の投資』というのは、ほとんどうまくいきません。事業として手がけていかないといけないのです。自宅を事務所にして、パソコンでしっかりと管理して、不動産物件を良く見に行って、管理会社と緊密に連絡を取り合うような事が必要になるでしょう。

インターネットのサイトも、しっかりと『事業』として取り組まないと、儲けることはできません。事業として取り組む為には、最先端の技術を取り入れたり、競争相手に勝っていく事ができないのです。インターネット上で勝負を仕掛けるには、大きめのパソコンで大量に情報を出す必要があり、ノートパソコンで『ノマドワーカー』程度では稼げない時代になってきています。

コスト削減を必死で進めないと儲からない

とにかくやれる
事を全て必死でやらないと儲ける事はできない時代になっています。大企業はもちろんですが、中小企業などにおいては、競争が激しい市場の中ですぐに淘汰される可能性があるので、現状に満足せずにどんどん先を見て投資していく必要があるでしょう。

不動産にとっての最大のコストは、税金です。不動産を保有するだけで固定資産税やら、収入に対しての税金やら、いろいろと税金がかかってくることになります。そして、この税金の支払いが不動産物件の利回りを悪化させる要因になってしまうのです。手元に現金を失わせていって、お金がなくなるという貧しい生活になってしまいます。

不動産物件を購入した例

不動産の漫画を書いて有名になっている『まりおさん』によると、最初に買った物件が100万円以内で手持ちの90万円ほどで購入して、それを月額4万円で賃貸していたそうです。修繕費の積立を毎月7000円行っていたということで、実質的に手元に残るのは、33000円です。利回りとしては悪くないようにも見えますが、収入に対して税金がかかってくるのと、空室が発生しない保証などどこにもないということで空室を考えると、大して儲からないビジネスだったという事です。まりおさんも、実際に物件を2年か3年で手放しています。

そこから『まりおさん』は、金持ちになりたいからと思い切って4000万円の物件に手を出すことになります。リフォーム代金の1000万円もかけて合計5000万円の物件に手を出すことになります。駅から車で2−3分で利便性の良さがうりの全18戸となる大型物件でした。計算上は13年で返済出来る計画でしたが、築30年の古い物件でしたが、1年後には満室になることで何と750万円もの年収になりました。所得税・住民税が上がり、市営住宅を追い出されて家賃が7万円になり、物件を購入する前に比べても貧乏な暮らしになっていたというのです。

高額すぎる税金がまともに払えなくなった『まりおさん』は、ローン支払いを優先したので、税金が支払えない状況に陥ってしまいました。そこで、物件を購入してから3年後に『差押通知書』(赤紙)が届くことになったのです。そこで、まりおさんは、この物件を手放すことにして、4550万円で手放しました。ローンと滞納していた税金などを全て返済して、消費税だけを支払う状況になったということです。

 

 

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40代後半から50代のオッサンが若者からウザいと思われないようにする方法

  • 7 November 2014
  • のぶやん

40代と言えば、企業の中で給与も上昇して輝ける年頃だと思うのですが、40代後半から50代にさしかかってくると、チームから不要だと思われる事も増えてきています。チームで最も不要な人をあげろという質問をチームメンバーに対して行うと、年上の上司が不要で邪魔であると考える人も多いでしょう。40代後半・50代からは、チームに必要となる力量が若いとき以上に求められます。

エイチビイエムの美容師ニュースによると、男性の美容師は、20代から34歳までが9割を占めており、35歳以上が12%、40歳以上が6%しかいません。洋服屋さんであったり、美容屋さんなどのいわゆる「若者向けファッションのお店」では、若くないと通用しないという事が普通になっています。美容師の場合には、40代を過ぎたら違う職種に移るか、オーナーとして独立するかの選択しかないとまで言われています。

新しい事に興味を持って試すこと

2012年にYahoo! JAPANは井上雅博社長(55)が退任し、後任には宮坂学執行役員(44)が昇格しています。この井上社長が記者会見で述べた事が大変に印象的ではありました井上社長は記者会見で、「ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を使ったことがなく、携帯電話もカバンに入れたまま。いつも引け目に感じていた」と退任の理由を述べています。記者会見でこんな事を正直に言える井上社長は、さすがだと思いますし、退任される決断もさすがと思います。Yahooの執行役員の年齢は、50代から40代前半へと大幅に若返りました。

ITの会社であるYahoo Japanの社長が携帯電話をカバンに入れたままで、SNSを利用した事がないという告白は衝撃的です。スマートフォンは、使い方を覚えると非常に便利なものなんですけど、井上社長であれば、お金も十分にあるし、全て送迎付きで電車移動もほとんどないでしょうから、スマートフォンを使うのが面倒だったという事でしょう。そして、SNSを使った事がないという事は、社長にずっといるべきではないという自身の判断も的を得ているわけです。

自分が詳しくないからという理由で、新しい技術を拒否してはいけない

年上の接待に疲れる

日本の社会では、年功上列社会となっている事が多いので、多くの会社において上司が自分よりも高い年齢である場合が多いです。その上司が能力が高くて尊敬できる場合には、年齢など全く問題にならない場合が多いのですが、その上司がチームメイトから評判が悪い場合には、年齢が高い事が「コミュニケーションが取りづらい」というマイナス要素として評価される事が多くなります。

会社のチームの中であまりに年齢が離れた人がいると、若い人がその人を接待しているような雰囲気になってしまうような状況を数多く見てきました。同じようなレベルの仕事をしているにも関わらず、相手が年上というだけで自分の価値観を押し付けてきたり、話を聞こうとしなかったりするという事は、若者の気分を不快にさせてしまいます。例えば、サイバーエージェントなどは、会社の雰囲気から20代・30代の社員が多くて、40代はほとんど居ないと言われています。

40代後半から50代の人は、若者の身になって考えてほしいものです。大した成功もしていないと言っては失礼ですが、普通のオヤジの話を居酒屋なんかでグダグダと聞かされるぐらいであれば、成功者の書いた本でも読めば良いと考える若者の方が圧倒的に多いのです。職場の若者は、高齢者の接待をしているような感覚に陥ってしまうこともあるほどです。

若い人から学ぼうとすること

20代後半から30代の人は、確かに経験という面においては、40代後半、50代の人に劣るかもしれません。しかし、最新の知識であったり、IT関係の知識においては、40代、50代よりも豊富に持っている場合が多いです。若い人の持っている知識を学ぼうとする事は、40代後半、50代の人にとっても、非常にプラスになる場合が多いです。

特に最近では、20代、30代前半の人は、ITツールなどに非常に敏感な人が多くて、新しいアプリであったり、ゲームなどを楽しんでいます。そうした社会の流行を知っておくだけでも、ビジネスにプラスになったりする事が多いのです。40代後半、50代になってくると、年下の人に対して偉い態度を取るようになる人がいますが、そんな事をしていたのでは、若者が心を閉ざして新しい知識を何も教えてくれなくなってしまいます。

若者の多くが好奇心旺盛で様々なものを吸収していけるので、若い人が興味を持っている分野について頭に入れておくことが非常に重要になってくるという事です。

若者の話を真剣に聞こうとすれば、自分が知らない知識を沢山教えてくれる

若い人をサポートすること

40代後半・50代になってきたのであれば、若い人をサポートしようという考え方も必要になるでしょう。若い人に対するサポートの方法にも注意が必要で、こうしろ、ああしろと命令口調で指示を出したり、こうした方が良い、ああした方が良いと自分の経験談を語るのではなくて、あくまでその若者の能力を発揮する方向に導いてあげる事が重要であると感じます。「こうした方が良い」という上から目線ではなくて、相手の話を良く聞いてあげて、自分で解決策を導く方向に持っていくということです。

相手をサポートする上で最も重要な事は、相手に対して興味を持つと言うことなのかもしれません。人間というものは、興味のない人の話を聞きたいと思うことはないのです。どんな人であれ、良い面というものがあるので、その良い面を発見する事によって、相手の話をもっと聞きたいと思うようになるでしょう。若い人を「自分の大切なパートナー」として尊重して、心を開いてもらえるようにする事が大切になるでしょう。

相手の話を調べること

各自の持っている情報であったり、興味と言うものは、各自が異なっている事が多いので、相手の話に興味を持って話を聞くという事が大前提になります。最初のうちは、会話のテキストに書いてあるように相手の話を聞いてあげているだけで相手が納得するという事もあるでしょうが、次第に反応が無い事に相手が「つまらない人」と思えるようになってきます。継続的に会う人に対しては、会話の内容にも変化を持たせていかないといけないのです。

会話に深みを持たせていくには、相手と話した内容に対して興味を持って、相手に聞いた情報を「後から調べておく」という事が大切になってくるでしょう。そうすれば、次回の会話の時に「以前に聞いたこの事について調べてみたんだけど・・・・」という会話の切り口を持たせる事ができます。若者が興味がある事について、自分も興味を持つ時間を作ると言うことは、会話を上手に聞く上でも重要であると感じます。そういった事を怠っていると、過去の自分の経験依存の会話になってしまって、詰まらない会話しかできなくなってしまいます。

若い人と会話した内容について調べると様々な知識を身に付けられる

例えば、高齢者の中でAKB48のメンバーを見て「全部同じに見える」という人がいますが、AKB48について聞いた時にAKB48のメンバーについて調べて、数人の名前を覚えておけば、何かビジネスの話題で役に立つかもしれません。最近では、エイベックス系のE-GIRLSの話を聞くことが多いですが、カラオケで若い女性が歌う事も増えているので、覚えておくといいかもしれません。

若者世代が何か消費行動を起こしたり、話題にしたりするという事は、その商品やサービスに何らかの魅力がある事がほとんどです。話をしている人がどのようなものに対して魅力を持っているのかという事を理解すると、自分が見えない世界であったり、面白さというものが見えてくるのかもしれません。

このE-girlsですが、1980年代におっさん達の世代に流行ったRYDEENをカヴァーしたりしています。基本的に若者狙いのグループであると思うのですが、セクシー系路線でおっさん世代を狙うような事もやっているみたいです。こういうものを共通話題に話を展開するのもアリなのかなと思ったりしています。

おじさんに人気の「おじぽっくる」

可愛くて気持ち悪いおじさんを部屋の中で探すと言うゲームです。非常に狭い部屋の中で展開されるアプリなのですが、個人開発にも関わらず、スマートフォンからの動きも非常にスムーズです。おじさんを見つけるという単純なゲームながら、作りこみがハンパなくて楽しめるゲームです。
おじぽっくる

*この記事の蛇足なんですけど、今勤務している会社に不満があって、「会社を辞めたい」とか言っている人に限って、会社を辞めて独立してやっている人の話に興味もなさそうで、話を聞いてくることもないんです。会社を辞めたいと思うのであれば、会社を辞めて何かの事業をしている人と話をして、それをメモして参考にするぐらいの事はあってもいいかなと思います。

会社を辞めたいのであれば、何か事業をするしかないんですけど、それをする自信がないのであれば、今の会社で全力を発揮して頑張る方法を考えた方が良いと思うのです。ダラダラ会社に不満を言っていると、30代ぐらいまでは良いのでしょうけど、40代、50代になると戦力外通知されてしまいますからね。

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会社員など「組織に所属する」上で大切だと思うこと

  • 6 November 2014
  • のぶやん
会社員など「組織に所属する」上で大切だと思うこと

組織に所属しているか、組織に所属していないか曖昧な私が組織論について論じるのはどうかと思うこともあるのですが、あえて「組織に所属する上で大切な事」についてまとめてみました。組織に所属していて最も大切だと思うことは、自分の能力を最大限に発揮して、組織の利益を最大化するのと同時に、自分の能力を最大限に高めていく事だと思います。

読書、周辺の人間との会話などで自主的にインプットを行いながらも、アウトプットを行っていく事が大事になってきます。組織に属する以上は、収入の上限が勝手に決められてしまう場合が多いので、収入面で不満の場合には、アナウンサーのように力が付いた時点でフリーとして独立していくのが良いでしょう。1つの組織に所属せず、フリーとして活躍できるようになれば、自分の実力を直接知る事もできるようになります。

会社員など「組織に所属する」上で大切だと思うこと
 

組織に対して文句を言わない

組織に対して否定的な発言をしたり、文句を言ったりするのであれば、その組織から自分が離脱すれば良いだけです。所属する国家・民族などと違って、日本において「職業選択の自由」というものがありますので、所属している組織が嫌なのであれば、そこを出て行けば良いだけです。所属している組織に不満を言いながら、組織にしがみつくよりは、今いる組織の中で自分の能力を最大限に伸ばす方法を考えた方が良いでしょう。

確かに運が悪くブラック企業に入社してしまうという事はあるかもしれません。その時には、退職するまでの期限をしっかりと設定して、ブラック企業の中で自分の力を最大限に伸ばせるようにしておくと良いでしょう。ブラック企業だからと言って、学ぶ事がないかと言えばそうでもありません。悪い企業を反面教師にして自分の実力を伸ばして、次の企業に行くステップアップにしていくと良いでしょう。

メモを良くとること

人間というものは、どんなに優秀な人であったとしても、記憶力というものに限界があります。ビジネスの現場では、どんな時にもすぐにメモを取れるようにしておく事が大事になります。メモ帳を常に肌身離さず持っておいて、何か大事な事を聞いたならば、その瞬間にすぐにメモを取るようにしましょう。メモをしっかりと取っておいて、後からそれを仕事に活用する事が求められます。

仕事においては、誰もがミスをする事がありますが、大事になってくるのは、そのミスを絶対に繰り返さないようにする事です。ミスをした事を全てメモにしておいて、それを後から整理することが大事になります。同じミスを繰り返していかないという事は、個人にとっても、組織にとっても最も重要になります。組織としては、ミスを責めるのではなくて、そのミスを繰り返さないような対策を行っていく事が大切になります。

会話が新しいアイディアを生む

人と会話するという事は、脳を活性化させることであると言われる事があります。孤独な高齢者は不健康であるとされていて、1日に数多く会話する方が人が健康的に生活ができるというものです。確かに、人間にとって会話というものは、ストレス発散のひとつの機会ともなっています。また、新しいアイディアが会話から生まれると言うことも良くある事です。

会話を生み出す為には、人間同士が集まって、話をしていく必要があります。そして、面白いアイディアがそこから生み出されるという事です。1人で在宅で仕事をしていたのでは、人との会話量が減少してしまうので、クリエイティブな仕事が出来ないという事です。また、飲み屋で話す「雑談」は人間関係を円滑にするかもしれませんが、オフィスで話すクリエイティブな話題とは異なる場合がほとんどです。飲み屋でビジネスの話題は機密の問題もあってできませんから。

 

「家にいても自宅勤務ができる」という意見がもてはやされている時期もありましたが、これは非常にまずいことです。クリエイティビティは何げない会話から生まれます。もちろん例外はありますが、一般原則として在宅勤務はよくないアイデアだと考えています。

出展:http://gigazine.net/news/20141105-google-eric-schmidt/

挨拶をする重要性

イケダハヤト氏の持論によると、挨拶ぐらいできなくてもいいんじゃないか?と言っていますが、組織の内部で挨拶をする事は非常に重要だと感じます。挨拶が重要というよりは、むしろ「挨拶が自分に味方してくれる」と考えた方が良いでしょう。出来るビジネスマンというのは、相手に対して自分から挨拶をしに向かいます。そうする事によって、相手の事を尊重しているという事を伝える事ができるので、自分と相手の距離を縮める事ができるのです。

挨拶というものは、人類が歴史の中で人間関係を円滑にする材料として用いてきたものです。相手に挨拶をしておけば、とりあえず相手に対して敵意がない事を伝える事もできます。相手に対して敵意がない事を伝える事は、一緒にチームメイトとして活動していく上で非常に重要であると感じます。積極的に自分から挨拶して頭を下げて挨拶を行っておくだけで、人間関係が良好になるのであれば、挨拶をしないのは本当に損なことです。

お互いにサポートしあう

チームメイト同士におけるお互いのサポートというのも非常に重要になります。チームメートと日頃から円滑な人間関係を築いておいて、お互いにサポートしあう事が大切になります。誰かが手助けが必要な事があったら、ニコニコと笑顔で積極的にサポートするようにしましょう。また、自分が助けて貰った時には、しっかりとお礼を言うことも大切になってきます。

同僚をサポートする事によって、同僚から評価されるようになってくると、必ず自分に味方する人が増えていって、後々に良い影響を及ぼすようになっていくことは間違いなさそうです。

自分から前向きで明るいエネルギーを発し続ける事が組織を強い方向に導きます。

新しい事に興味を持つ事

新しい事に興味を持ち続けるという事は、自分が向上していく上で何よりも重要になってくる事と考えます。常に新しい事に前向きに取り組んでいかないと、いずれ自分の現在の知識が陳腐化してしまって、使い物にならない事に気が付く事になるでしょう。過去の自分の栄光にすがりつくことなく、とにかく新しい事に常にチャレンジし続けようとする精神が大切になってきます。

自分が新しい事に興味を持たず、全く成長が見られないということは、社会からは落ちていくという事を意味しています。どんどん積極的に新しい事に興味を持って、組織であったり、自分がどのようにすれば改善できるかという事を考えて行動していく必要があるでしょう。

身だしなみに気をつけること

組織で働く人間としては、基礎中の基礎ではありますが、身だしなみに気を使う事も大切になってきます。最初に注意したいのは、履いている靴です。靴を見るとその人の人間性が分かると言いますが、常に清潔感のある靴を履いているだけで、人からの印象を随分と良いものにする事ができます。また、シャツにアイロンをかけておくという事もかなり重要になってきます。シャツは、目線がいきやすい場所だからです。

口臭などがあると最悪なので、常に歯科クリーニングを受けるなど、口臭予防に努めていく事が大切になります。また、携帯電話をいじっている時などに爪を見られる場合が多いので、爪の清潔感にも注意しておきたいところです。あとは、髭が生えているかであったり、体臭などの状況などをチェックするのが良いでしょう。

モチベーションを維持する事

組織の中で働く場合には、自分のモチベーションを維持する事が生産性をあげていく上で最も重要になってきます。モチベーションが低い状態で仕事に挑んだとしても、仕事から生まれる成果物というものは、高いものではなくなってしまいます。どうせ仕事をやるのであれば、高いモチベーションで仕事に挑んだ方が良いにきまっています。自分のモチベーションを仕事のどの部分に向けるかを真剣に考えるべきでしょう。

仕事でどんどん伸びていく人材というのは、仕事に対するモチベーションを高く保っている場合が多いです。仕事に対するモチベーションは、何であっても構わないでしょう。何となく過ごしてしまう職場においては、モチベーションが下がってしまいがちです。モチベーションを上げていく為には、自分の目標を明確化して、目標に向かって挑んでいくような姿勢が大事になっていくでしょう。

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アホ会社にしがみつくのは、人生の浪費

  • 11 April 2014
  • のぶやん

恋人の男の事が本当に大好きで、恋人の男性の稼ぎも良いのだけれど、タバコを吸う癖があったり、大酒のみであったり、浮気する男性であったらどうでしょう?恋愛はいいけれど、結婚には適さないと思う女性がほとんどだと思います。人間というのは、誰もが年をとっていくものなので、時間を浪費しないようにする為にも「ダメ男」とは、早めに別れた方が良いのです。そうしないと、次の恋愛の機会が失われてしまいます。

腐った会社は辞めるべき

就職する前に会社の姿が良く見えず、就職した後に「間違えて就職した」という場合もあるでしょう。そんな場合には、1年ぐらいは頑張って勤めて辞めちゃうというのが良い判断となるでしょう。間違えてしまったのであれば、少しばかり様子を見て、それでダメそうなら早めに切り上げるというのが良い判断です。

腐った会社かどうかを判断する基準としては、自分の上司を見てみたり、会社の社長を見て見ると良いでしょう。あくまで評価基準は「自分」であって、自分が上司を尊敬できるか否かという事であったり、自分が社長を尊敬できるか否かという事です。自分が一生懸命に頑張って評価されない会社ならば、すぐに辞めても何も惜しくありません。

馬鹿な上司と仕事をするには
http://president.jp/articles/-/8498
Dealing with Your Incompetent Boss
http://blogs.hbr.org/2011/06/dealing-with-your-incompetent/

自分の実力に対する評価基準

自分が会社を辞めるにあたって問題のは、以前よりも実力がどれぐらい伸びたか?というその1点に尽きます。会社ではなくて、自分を基準に考えて、常にどのように実力が伸びているのかというのを考える必要があるでしょう。自分自身の中において、いくつかの自己評価基準を持っている事が後から大変なる強みになる事が多いです。自分の強みと見られる部分をいかに伸ばすかがキーポイントになります。

自己評価基準の例としては、語学力(英語のTOIECは勉強すれば2-3年で誰でも800点以上になれる)であったり、コンピューターの特殊技能(WordでもExcelでもいいし、パワーポイントでも構わない)であったり、営業力などを鍛え上げる事ができます。自分で何か評価基準を勝手に設定して、その評価基準で「自分が伸びているかどうか判断する」という事が重要になると考えます。

日本の新卒採用制度

日本では、高度経済成長期があったので、新卒採用制度というのが長く行われてきて、現在でも継続されています。大企業というのは、即戦力ではなくても、とりあえず大学卒業した若手を採用しておいて、企業の内部で育てあげれば、3年ぐらいすると損益分岐点を超えて企業に貢献するというのがその理由です。

高度経済成長期であれば、若手が頑張りさえすれば、「誰でも損益分岐点を超えられた」のですが、現在では状況がもう少し厳しくなってきているので、損益分岐点を超える事にプレッシャーがかかっていて、その結果として「若者が3年で辞める」などと言われたりしています。

大学を卒業したばかりの多くの若者は自らの評価基準を特に持っておらず、企業の評価基準に従って育成がかけられていく訳なんですけど、それがグローバルに対応できない人材になったり、外部のスピードについていけない人材になる所に問題がでてきます。自分のキャリアを会社に任せず、自分で設計していく強い意志がなければ、生き残っていくのが難しい時代になってきています。

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ミクシィに立ち直るチャンスはないかなー

  • 4 October 2013
  • のぶやん

ミクシィを最近また始めたんです。理由としては、Twitterは匿名過ぎるし、Facebookは実名過ぎて、ミクシィが匿名と実名の中間あたりで使いやすさを感じてるところがあったからです。だけど、実際にマイミクの人はほとんど稼動していないので、使えるものといったら巨大コミュニティなわけです。この巨大コミュニティは、今でもオフカイなんかをやっています。

巨大コミュニティは、オフカイなどを開催してはいるのですが、オフカイ専門の業者が宣伝している場合も多くて、純粋にコミュニティでオフカイしている所は少なくなってきています。また、コミュニティでオフカイを開催したとしても、ほとんど集まらない場合が増えてきています。ミクシィのコミュニティは2003年から全く進化しておらず、その事が非常に大きな問題と言えるでしょう。

スマホ画面がやば過ぎるミクシィ

ミクシィのスマートフォンの使いづらさは、素人がデザインしたんじゃないかと思うような凄い使いづらいものになっています。何が使いづらいかと言えば、ボタンの多さであったり、見易さであったり、もう100点満点のうちで10点ぐらいの仕上がりぐあいです。どうしてこんな腐ったインターフェイスになったかと言えば、おそらくはPCの機能をそのままスマホに対応させたというだけなんでしょう。

スマートフォンの構造が複雑になればなるほど、画面をクリックしなければいけない事が増えて、それでPV数が伸びて広告収入が入ってくると考えているものと思います。シンプル画面にして、クリックが減ったら、ミクシィの収入自体を自分で刈り取ることになります。ただ、ユーザーが求めるのはシンプルさであり、これはミクシィの抱えるジレンマになっているのかもしれないですね。

コミュニティが荒れ放題

ミクシィは、コミュニティが最大の売り物だったのですが、コミュニティの半分ぐらいは、ほとんど機能しなくなってきています。私がミクシィの社長だったら、ミクシィのニュース、コミュニティ、ゲームを主力にして絞って、他の機能を全て取り除くと思うのですが、そういった改革をすると結果が見えないので改革は不可能でしょう。つまり、ミクシィは立ち直るチャンスなんてほとんど皆無で、このままユーザーが減少するのを待つだけなんですね。

ミクシィがLINEを真似て「ミクシィトーク」などというものをリリースしていますが、他社が大成功したところで真似始めたところで、それが成功する可能性なんてほとんど皆無です。

ミクシィが会員を稼動させる方法

ミクシィが会員を稼動させる方法は、実際のイベント開催などにあると思うんですよね。例えば、ミクシィ合コンみたいに合コンの主催者になるなど、ミクシィをどのように出会いの場所にするかというのを説明していく事が大事だと思うんですよね。そういう「新しい角度からのミクシィの使い方の提案」というものが非常に重要になってくるんです。他社を真似たアプリを連発したって、どれも当たりませんよ。あたったところで、ミクシィの収益にどれほど貢献するのでしょう?

スマートフォンというのは、移動しながら見る機会が多いので、実用性に優れたサイトが求められてきています。ミクシィもサイトの中で完結するのではなくて、実生活の場でどのようにミクシィを利用する機会が巡ってくるのかを具体的に提案していく必要性がでてきそうです。それをミクシィが実現できる可能性は、今までの状況を見ていると非常に厳しいと言わざるえないのですが、実現していくしかないでしょう。

既に国際化の時代

国際化の時代において、ミクシィのように国内だけで完結してしまったSNSなどには、もう既に競争力はないものと考えられます。インターネットはグローバルになっていて、利益を出す為には、できる限り巨大な市場が必要になっているという事でしょう。ミクシィは、国際化をほとんど想定しておらず、中国に支店みたいなのを作って展開しても中途半端で失敗しているので、国際化は全くできていないうちにFacebookやTwitterなどの外国勢にやられてしまいました。

ミクシィは、13億人の人口を狙って中国支店なんてやっていた訳ですけど、現実的には当初から英語で勝負した方が勝負しやすかったのではないかと思えます。日本の市場は、米国市場との結びつきが大変に強いので、米国の市場を狙ってそのまま英語化などをチャレンジした方が良かったように思います。そんなチャレンジが上手にできないままにミクシィは、完全に古いプラットフォームになっており、再起は難しいと思われます。

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体験のマネタイズはどのレベルまで可能か

  • 14 August 2013
  • のぶやん

コンピューターが表現できない体験であったり、経験などがこれからの時代は重要になるという話を良く聞くようになりました。海に行って、太陽の光を浴びれば日焼けになり、筋肉を動かせば筋肉痛になって、誰かと会話した内容が印象に残ったりします。そうした人間の体験が記憶として繰り返されて、自分自身を形成していくとされています。

経験のマネタイズ

自分自身の経験をより有意義なものにしていく為には、経験をどのようにマネタイズするかを常に考えていく必要がでてきます。これはトヨタで言う「改善」とも言えるかもしれません。自分の経験を基にして、それをベースに考え方を常に最新のものに進化させ続けていきます。

経験というのは、つまりは人間の日々の行動から生まれるものとされています。人間が日々行動する中で、気がついた発見などを少しずつ書き留めて、それを共有していく過程があり、情報が有料で販売できるようになっているのです。経験というのは、人間の体に最適化されるべきで、それはコンピューターにはできない事です。例えば、コンピューターは海に行って泳いでも筋肉痛にならないので、「筋肉痛を改善する方法」という情報を必要としていません。

経験の集合体

経験の集合体とも言える方法がマネタイズに変化してきている例は沢山あります。例えば、食べログなどは、ユーザーが投稿した経験を集合させています。クックパッドなどもユーザーの経験を集合させている良い例です。多くの人は「これぐらいの記事はお金にならないだろう」と思って、自分の経験を少しずつ共有していて、それが数十億単位のビジネスになるところまで成長してきています。

主婦などが楽しんでクックパッドに投稿しているのは、レシピを自分の中に蓄積するという事で有意義な事ではあるのですが、直接的な現金収入にはなっていません。現代社会の会計学においては「Cash is King」と言われて直接的な現金収入は勝ちを持つとされていますので、こんな事では困るのです。レシピを投稿して多くの人に見て貰うという行為を「楽しいから」でやっていくのではなくて、商売としてマネタイズしていく人が勝ち残ります。

経験のマネタイズのハードル

例えば、自分が特別な経験をしたとして、それを書籍にしようとした時には、以前であれば出版社から声がかかるか、出版者の知り合いでもいなければ書籍出版は非常に難しいものでした。しかし、今では「ブログ」に広告を貼り付けたりする手法もありますし、「電子書籍」という手法で経験のマネタイズというものは以前に比べるとデジタルを使って非常に容易になってきたと言えます。

デジタルで誰もが自分の経験を簡単に発信できる社会になったという事は、逆に言えば何も情報を発信しない人はあっという間にデジタル社会で負け組みになってしまうという事を意味しています。何故ならば、人の生き方の経験から誰かが学んだという情報を購入する事に夢中になり(これは単純消費)、自分から情報を何ら発信しない(商品を持たない状況)という状況になるからです。

企業内部におけるマニュアル

日本企業は、数百年に及ぶ歴史を持つ企業が数多くある事で知られています。そのような企業が今まで伝統で受け継いできた技術・技能の一部は、最近になって映像などでマニュアル化されるようになってきてます。また、日本全国に広がったコンビニチェーンがマニュアルを使って従業員の行動を詳細なところまで決めているという事も有名です。企業は、一定の作業をマニュアル化する事によって、誰でもできる作業を増やして効率をあげようと頑張ります。誰でもできる作業=パート、アルバイトが行える作業となるので、マニュアルを使って働く人は低賃金となります。

グローバル化の中で、このようなマニュアル化された情報の共有が進むと、マニュアル化されたものの単価というのが大幅に下落していきます。今のデスクトップパソコンやノートパソコンが5万円で買えるようになったのも、簡単にマニュアル化された事で中国などでも生産が可能になったからでした。個人がこのマニュアル化の動きに対抗するには、自分が自分自身の体験をマネタイズするレベルに持ち込むしかないといえる時代になってきているかもしれません。

日本企業は体験マネタイズを活用すべき

現在の日本の多くの企業には、海外に留学しても採用しないで新卒採用にこだわったり、外部のフリーランスの人を部長職に据えたりなどと言った企業の外部で体験した人を内部に引き込もうという取り組みにかけてしまっているところがあります。そうしたやり方をしていると、いずれApple社やGoogle社に携帯市場を取られたように、全ての市場が強者によって取られてしまうと思うのですが、内部の人材の経験で何とかしてしまおうという考えが見て取れます。

そもそも、日本の大企業が優秀な人材をしっかり囲い込んでいるので、外部に優秀な人材など存在しないと考えるのも無理はありません。確かにそれなりに優秀な人材が大企業にいて、彼らの体験から最大限の企業に効果的なマネタイズを行おうとしているのですから。それでもなお、iPhoneもAndroidもLINEですら日本の大企業から出てこなかった所をみると、ユーザーとして利用していて不満な部分を少しずつ改善しようという目線はやっぱりなかったねという事が結論となっているわけです。

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