労働

人間と自然との関係にかかわる、ある種の過程を「労働」と呼び、人間が自身の行為によって、自然との関係を統制し、価値ある対象を形成する過程を「労働」と呼ぶ。 人間は古今東西、太古から現代にいたるまで、どの地域でも、何らかの生産活動により生きてきた[4]。そうした生産活動を「労働」と解釈するようになったのは、近代以降である[4]。 生産活動は、いつの時代でも、何らかの表象体系(意味づけの体系)と関わりがある。

人間が行っている現実の生産行為とそれを包括するいる表象とは、バラバラではなく、一体として存在する[4]。いいかえると、何らかの生産活動があれば、それを解釈し表現する言葉が伴うことになり、こうした言葉には特定の歴史や世界像(世界観)が織り込まれていると考えられている。労働について語る、ということは、言葉で織り成された労働表象を語ることでもある。人間が自然との間に、生産活動を通しつつ関係を持つということは、こうした表象に端的に現れているような、ある時代特有の世界解釈を身をもって生きることでもある。

(→#歴史) 資本主義社会では、労働は倫理的性格の活動ではなく、労働者の生存を維持するためにやむをえなく行われる苦痛に満ちたもの、と考えられるようになった。マルクス主義においては「資本主義社会では、生産手段を持たない多くの人々(=労働者階級)はみずからの労働力を商品として売らざるを得ず、生産過程に投入されて剰余価値を生み出すため生産手段の所有者(=資本家階級)に搾取されることになる」と説明されるようになった。(→#歴史) 現在、国際労働機関では、望ましい労働の形としてディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)の実現を目標に挙げている。

知性を持ち合わせたければ、労働者階級から離れるべき?金利を使ってお金をコントロールする知性

  • 19 November 2018
  • のぶやん
知性を持ち合わせたければ、労働者階級から離れるべき?

大卒・非大卒に関わらず、『知性』を持ち合わせた人たちは、マクドナルドなどのファストフード店には近寄らず、自分で食事を作って安全な食品を安く食べるようにしようと心がけます。

また、テレビを見る時間も少なくて、情報はテレビ以外のルートで取得する層が多いという事です。知性が高くなればなるほど、一般大衆が好む高額のカジノ・ディズニーランドに目もくれず、公演を散歩したり、大自然の中で過ごしたり、場合によってオペラを鑑賞するという事です。

知性を持ち合わせたければ、労働者階級から離れるべき?

知識に関心がある人がしてること

簡単に言えば、お金をそれほど使わずに健康に良いものを実践しているという事になります。

・ファストフード店を使わない
・自分で料理をする
・テレビをほとんど見ない
・大衆化と距離を置く
・ビールより少量のワインを好む

両親による教育水準

両親が大学を出ていない事は、子供にどんな影響を与えるのでしょうか?片方の親(特に母親)だけでも大学を卒業していれば、大学に入学してどのように過ごせば良いかのアドバイスも多少なりとも出来るかもしれません。そうした状況を両親ともに認知していなければ、そもそも「受験勉強」というのがどんなもので、大学に進学してどのように過ごすかなどをアドバイスする事ができません。

両親がアドバイザーでなくとも、周囲の親戚が世話を焼いてくれればいいですけど、最近は親戚付き合いも希薄なものになってきている場合が多いでしょう。つまり、労働者階級の子供は、周囲から良い教育情報を得る機会すらないまま、高卒で就職したり、右も左も分からないままに大学に入学したりする事になります。情報不足というのは、入学後も不利に働くことが多いです。

知性を感じさせる行動とは?

日本人のインスタを見ていると、女性の中には、高級ホテルに行ったり、高級料理を楽しむ一方で、ディズニーランドに行ったり、ヒップホップの真似事をしたりと、一貫性のない滅茶苦茶な行動をしている人もいますけど、それでは、知性を感じさせるインスタにはならないという事は言えそうです。そして、知性を持ち合わせていないと、財産を失う事になります。

知性を感じさせる行動を取りたければ、『無駄を省く』という事も必要になるでしょう。何でもやろうとすると、お金もかかるし、行動に対する一貫性がなくなります。出来る限り無駄を省くことで、自分がやりたい事だけに集中すれば、効率がもっと良くなるという事になります。人生に無駄な時間を過ごしている暇はないので、集中投資すればいいという事になります。要は、どの部分を削ればいいかを考えなくてはいけません。

知的労働と肉体労働の違いとは?

富を知的に使えるのが知的労働者で、富を肉体で稼ぎ出すのが肉体労働者です。

例えば、知的労働者と言われる人が低金利時代に借金で優雅な生活をしようと考えたとします。ある人が3億円の借金を行ったとすれば、その借金を返済しながら人生を生きた場合、その金利分3%(=300億円)だけを毎年のように返済していれば、10年で3000億円、20年で6000億円、30年で9000億円ほど返済すれば、元手にある2億1000万円の返済は、30年後まで行わなくてよいという考え方になります。結局、死ぬまでお金をダラダラ返したふりだけして、お墓に入って借金チャラです。

その一方で、肉体労働者が借金を行う事は難しいと考えると、毎年300万円を自分の労働力に依存して稼がないといけません。その上に手元に全くお金がない状況で貧困状態に苦しむ事になります。何が言いたいかと言えば、知的労働者は借金して優雅に人生を過ごしているのに、肉体労働者は働いているのに全く優雅な暮らしができていないという事になります。

お金が回す事が仕事になっている?

金利が低い状態にあれば、ソフトバンク社のように大金を借り入れて、それを投資でもして運用しているだけで、本業が全く儲からなくても良いという事になります。ソフトバンクは、もはや借金をする投資会社になり、バランスシートは、資産・負債で18兆円規模まで膨張しています。投資業務が主な事業になり、お金を右から左に動かす事が会社の頭脳になってしまっているのです。

良く経済学の言葉で『労働生産性が高い、低い』という話が出てきますが、借金を回す事を本業としている事に労働生産性も何もあったものではありません。個人でも長期でやるなら、外国為替FXなどに大金を注ぎ込んで長期で運用するという選択は悪くないように思います。お金を回してきっちりとコントロールする能力、それが『知性』と言える時代なのでしょう。

お金の運用で勝負する時代

ソフトバンクは、18兆円の負債を抱えて、利払いだけで5100億円に達するなど、利払いが企業を圧迫するのでは?と懸念が出る状況になっています。サウジアラビアの政府と組んだ10兆円規模とされる『ソフトバンク・ビジョン・ファンド』の評価益などがあるから良いですが、今の世界の株高が急落したらソフトバンクは大丈夫?という懸念も投資家から上がっています。

外国為替FX投資でも、スワップ狙いと言っても高値掴みをすると、後から厳しい状況になってしまいます。いかに安値で掴んで、それをホールドし続けるかという事は、投資において非常に重要になってきます。もし、タダ同然で得たものが大化けすれば、それだけで人生は全く働かなくても食べていけるような状況になります。

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話す相手の趣味・嗜好が分かるまでにかかる時間はどのぐらい?イギリス階級社会にみる話題の違い

  • 19 November 2018
  • のぶやん
話す相手の趣味・嗜好が分かるまでにかかる時間

20代後半ぐらいになってくると、趣味・嗜好に個性が出るようになってくるので、相手の趣味・嗜好に合わせたお付き合いというものも欠かせなくなってきます。相手の立場に立って、どのようなものが喜ばれるのかを考えるという事が大切です。

話す相手の趣味・嗜好が分かるまでにかかる時間

知的な好奇心によって、話題が変わってくるので、自分たちがどのような話題を話すかによって、周囲を取り囲む人の話題も変わってきます。

相手の経験を知る事は困難

人間というのは、30年以上も生きると誰もが様々な経験をする事になるので、1,2回会ったぐらいで簡単に相手の事を知る事が困難になります。まして、様々な経験をしている人の経験を知る事は、非常に難しいと言えるでしょう。人それぞれに異なった経験をしており、それぞれの経験を体験する事は困難です。

このような体験は、階級によって固定化されている場合があり、その体験によって話題が全く異なる状況が出来上がってきています。例えば、海外留学というのは、今でもお金がない家庭に実現するのは難しいので、少なくとも中流階級に入っていないと、そもそも海外留学の話題が出ないという事になります。

階級による話題の固定化

特にイギリスなど階級が意識的に固定化されている国においては、話をする話題でさえも、階層によって異なるという事が出てきてしまいます。日本では、階級意識がイギリスほど大きくありませんけど、日本でも階級社会化が進んでいる事は間違いありません。

階級によって異なるのは、お金の使い方というよりは、その趣味・嗜好の考え方になります。収入が多い、少ないも確かにありますが、それ以上に教養・生活スタイルが非常に大きいと言えます。楽天の三木谷社長などは、お父様が大学教授なので、中流階級の中の上ぐらいに当たる訳ですけど、自身はその教育を活かして上流階級の仲間入りを果たしています。

・上流階級(資本家)
・中流階級(主に大卒労働者)
・下流階級(主に高卒労働者)

中流階級の区分
・大企業の経営幹部、成功した事業主、医者・弁護士、成功した芸術家など。
・課長・部長などキャリアサラリーマン、キャリア公務員、研究者、中堅の個人事業主
・一般サラリーマン、一般公務員、中小個人事業主。

日本の場合には、京大の高山佳奈子教授が給与明細を公表して、年収900万円であることが明らかになっているので、学者は中流階級の中の中か、中の下ぐらいに分類される事が分かります。日本において研究者の地位は高いとは言えず、ほとんどの研究者が中の下ぐらいに楽されると考えられています。その代わりとして、事務員も年収600万円ぐらいだったりするので、階級区分が不明瞭です。

労働者階級
・高卒のブルーカラー労働者、ファミレスの店員など、知的教養が低いとされている労働者は、この階層にランクされます。マクドナルドのアルバイトなどは、典型的な労働者階級になります。イギリスのように階級が固定された国においては、労働者階級から成り上がるためには、ミュージシャンになるか、スポーツ選手として成功するしかないと言われています。

中間労働者の転落

日本では、特に中流階級が下層階級に転落する流れが加速しています。今まで中流階級とされてきた一般サラリーマンの給料が激減して、労働者階級とほとんど変わらない給与水準まで転落が見られるようになってきています。また、正規雇用が減少して、非正規雇用が増加している事で、労働者階級が増加しています。

日本では、大学の学費が高騰している事などで、大学に入学するのに奨学金と称する高額ローンが必要な家庭も増えています。また、親が高卒の場合には、大学に入学する事に対する理解も得られない場合も多くなっています。

労働者階級にお金が入らない仕組み

労働者階級は、高卒で単純労働を行っているので、社会でお金持ちになれる事は稀であり、成功したとしも教育水準が低いのでお金の増やし方が分からない事も多いです。テレビを見て過ごしたり、ゴシップ紙を見て過ごす下層階級に分類されます。中流階級の下層の方も、会社で低所得サラリーマンをしているので、投資活動とは無縁の場合が多いです。

イギリスにおける下層階級の特徴としては、食べ物がだらしがないので、お菓子であったり、炭酸飲料などを飲むことによって、体が太って健康体ではなくなるという事があります。

日本における労働者階級

日本における労働者階級の特徴として挙げられる事がいくつかあります。ただ、日本の労働者階級と中流階級の区分が曖昧なので、特に高齢者の場合には、明確な基準がある訳ではありません。

・テレビの視聴時間が長い
・テレビの娯楽番組を見る
・スポーツ観戦が好き
・居酒屋でビールを飲む習慣がある
・株式などの投資にあまり興味がない
・知的好奇心が薄い
・大学の先生など知的な階層と交流が少ない
・マクドナルドなどファストフード店に入店する
・部屋が散らかっている
・モノを大切にできない

労働者階級の特徴として、テレビの視聴時間が長い、ファストフード店に入店するなどの特徴があります。

イギリスの階級による発音違い

イギリスでは、発音によって階級が異なるとされています。

上流階級の英語(ポッシュアクセント)


労働者階級の英語(コックニーアクセント)

テレビばかりを見る退職した高齢者。歪んだプロパガンダ情報に騙される

  • 12 November 2018
  • のぶやん

インターネット上に書き込まれている相談で、『親が1日中テレビばかりを見て困っている』というものがあります。

年齢層が若い人ほどテレビの視聴時間が少ないので、年齢層が若くなるほどテレビを見る習慣がなくなり、親がテレビを見ている事に対して悩んでいるという息子・娘は多いのです。

1日5時間以上のテレビ視聴

朝の食事時からテレビ視聴が始まり、昼に少し出掛けて、夜になるとテレビをずっと見ているような生活が続いている高齢者が多くなっています。テレビを見続けていると、同じことを繰り返している事になるので、認知症のリスクも上がるでしょう。

1日24時間しかないにも関わらず、1日5時間以上もテレビを視聴するようになると、自然と脳内にテレビの情報がインプットされて、自分が消費する消費スタイルであったり、考え方にも影響を与えていく事になります。

食事しながらテレビ視聴

家族で食事をしながらテレビを見るのは、家族の会話が全くない『つまらない家族』の特徴です。本来、家族の情報交換の場であるはずの食事の場は、テレビの全く自分たちに関係のないプロパガンダニュースなどに支配される事になってしまいます。

家族の会話がなくなるという良くない点に加えて、テレビを見る習慣を家族が共有してしまうという良くない点もあります。その結果、子供たちに対しても『テレビを強要』する流れになってしまいます。

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国家が国民を不幸にする!アベノミクスで国民総奴隷化

  • 30 October 2018
  • のぶやん
国家が国民を不幸にする!アベノミクスで国民総奴隷化

アベノミクスで豊かになったと言えるのは、人口の1%未満にある僅かな超富裕層だけです。ほとんどの国民は、2014年4月の消費税増税の時に家計に大きな打撃を受けて、その後に国民の生活が大幅に悪化した状況が続いています。消費税が値上げされたにも関わらず、社会保障は大幅にカットされて、法人税の減税財源とされてきました。

アベノミクスは、大企業の優遇を続けており、富裕層の資産だけが倍増して、日本で貧困層が増えています。

国家が国民を不幸にする!アベノミクスで国民総奴隷化

経済活動利益より投資活動利益

日本政府がGDP6割を占めている消費税などに税金を強化する事で、経済活動から利益が出づらい状態になっています。多くの企業で経済活動を行っても利益がでにくくなっているばかりではなくて、労働者の側も経済活動を行っても給料が上昇せずにむしろ低下していくような状況が起こっています。旧ソ連のように崩壊に向かっている序曲としか思えません。

お金を手に入れるためには、経済活動で所得があがって消費に回してという経済活動の原則よりも、むしろ企業減税のような、努力の方向性が違う方で企業利益が上がるようになってきています。何もしなくても豊かになる人と、労働しても全く豊かにならない人の格差が拡大しています。

拡大する移民受け入れ

日本政府は、労働者不足を補うためとして移民の受け入れを積極化させるとしています。移民で低賃金労働者を大量に受け入れると、さらに賃金下落に拍車がかかり、多くの職業で最低賃金なみの給料しか得られない事になるでしょう。現在でも、既に大連などにコールセンターが移っており、中国人がオペレーターを行っている場所が沢山あります。

消費税で低所得者の負担率が相当に高い事実!消費税の逆累進性を山本太郎議員が指摘

  • 29 October 2018
  • のぶやん
山本太郎議員の街頭宣伝

年収に占める消費税負担率を見ると、消費税が貧しい人に非常に厳しい税制であることが分かります。デフレで経済状況が大変な中に置いて、貧しい人ほど税金を支払わなければいけないという事で、日本は1人親世帯の貧困率が異常に高い状況になっています。

山本太郎議員の街頭宣伝

山本太郎議員が街頭宣伝で指摘

山本太郎議員「年収に占める消費税負担率は、5%の時に低所得5.50、高年収1.10%。8%の時に低所得7.20%、高年収1.60%。10%の時に低所得8.90%、高年収2.00%。ダイヤモンドから紙おむつまで同じ税率、冗談じゃない。収入の多くが消費に消える人たちにかなり重い負担」 (2018.10.23 名古屋)
 

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単純労働者の価格低下とコンテンツの価値低下

  • 29 August 2018
  • のぶやん
単純労働者の価格低下とコンテンツの価値低下

2000年以降、中国人労働者が大量に労働市場に参加した事によって、日本人労働者が高値を維持する事も難しくなりました。多くの日本企業も海外に活路を見出して、海外に工場移転した事によって、日本は生産拠点としての場所から消費拠点の場所に変化しました。

単純労働者の価格低下とコンテンツの価値低下

消費地である先進国・日本などにおいては、外食・電話オペレーターなど低スキルの単純労働者による低賃金のサービス労働が発達しています。その延長線上で、オリンピックのボランティアを無償にするなど、経営者側が今度は労働者を言いくるめて無償でこき使って利益を上げる方法を考え出しました。

コンテンツの価値が低下

オンラインでコンテンツが簡単にコピーできるようになったので、コンテンツの価値も大幅に低下しています。例えば、クックパッドなどにおいては、保有するコンテンツ資産よりも、得るのが難しい会員情報(消費者情報)の価値の方が高いと考えられています。

コンテンツの価格低下は、月額1000円で映画見放題のようなサービスになってきており、TUTAYAのようなレンタルビデオ店を次々と閉店に追い込んでいます。2017年に70店舗以上が閉店に追い込まれており、レンタルビデオ店の厳しい経営状態が浮き彫りとなってきています。1994年10月に開業した「恵比寿ガーデンプレイス店」まで2018年2月末に閉店しています。

書籍が売れない時代

オンラインコンテンツの充実によって、書籍が全く売れない時代になってきており、簡単に1万冊も売れないようになってきています。ほとんどの書籍は、数千冊ほど販売するのがやっとの状況で、著者に入る収入は数十万円にしかなりません。それではやっていけないので、多くの作家が手抜きをしたり、似たような内容で多重出版をするようになってきています。

1万冊以上を販売している書籍の作者は、安い値段で講演会を引き受けたり、SNSで販売促進をするなど、知名度を上げる為に様々な販売努力を行っています。

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スマホの土地を握られて中小事業者が戦えない時代に突入!

  • 20 August 2018
  • のぶやん
ショッピング

江戸時代後期から明治維新頃にかけて、地租の支払いができなくなった自作農が小作農に転落していく流れができています。1873年に行われた地租改正では、農作物の変動リスクは、政府から農民に転嫁された事により、不作の時にも支払いが生じるという状況を生み出す事になります。多くの農家が地租の支払いができずに自営業から小作人に没落しました。

ショッピング

小作人の暮らしぶりとは、まさに『その日暮らし』をする家が大半で、食うものにも困り果てる状況の小作人がほとんどでした。一方で、収穫量を増やせば、取り分が多くなるという事もあって、自作農の中には富豪化して地主となるものが現れ始めました。1881年の松形デフレと呼ばれるデフレ以降は、小作農が増加して、農民の半数以上が小作農化したとされています。

個人の店主が儲からない構造が加速

個人の店主が楽天などのショッピングモールに出店しても、儲かるのが非常に難しい構図になってきています。その理由は、アマゾン、ヨドバシカメラなどの品ぞろえが充実してきた事によって、競合他社が増えたという事だけではありません。アクセスを集めるのに苦労する楽天などのモール側の手数料値上げにもあります。

実際、楽天はポイントの還元を増やすためにお店に負担を求めるようになってきています。楽天モールの価値を維持するためには、ポイント分配を行うのは理解できますが、個人の店主には非常に厳しいものになって、売っても儲からない構造になってきています。

自社サイトの運用難易度が高い

自社でショッピングのサイトを運用する難易度というのは、セキュリティの面から非常に難易度が高いと言えます。少なくとも、詳しい技術者を常駐、もしくは外注しておく必要があり、それには楽天モールに支払う以上のコストがかかることは明確です。

単にメディアサイトのようにコンテンツを扱うだけではなくて、個人情報を扱って、さらに決済も扱うとなると、サイト管理の難易度、手間のかかり具合が跳ね上がります。技術者の常駐コストを考えると、楽天モールなどに出店せざる得ないという現実があるでしょう。

楽天が携帯事業に参入

ソフトがGoogle社、Apple社、インフラが携帯事業者に握られた事に危機感を強めた楽天は、多額の借金をして携帯事業に参入する事を決めました。株主から批判も多かった決断ですが、そこには『市場の上部を取られている』という楽天の危機感もあったのでしょう。インフラ・ソフトウエアの下にぶら下がる1つのアプリになり下がっていたのでは、いずれ市場を失いかねません。

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インターネットのコンテンツで稼ぐのは難しい?1万円稼げたら凄い人?

  • 9 August 2018
  • のぶやん
女の子

インターネット業界に詳しいものとして、『インターネットで稼ぐのは難しいですか?』という質問を受ける事があります。ハッキリ言えば、インターネットのコンテンツで稼ぐことは、非常に難しいと言えるでしょう。

サイトを立ち上げる難易度が下がって、誰でもインターネットでコンテンツを発信できるので、コンテンツがインフレを起こして『その価値』が暴落しているのです。インターネット初期に珍いとされたはあちゅうのような一般の女の子の写真だって、今では公開された写真をインスタでいくらでも見る事ができます。

女の子

サイトの立ち上げは簡単

数年前に比べても、ウェブサイトの立ち上げの難易度は大幅に低下しています。特にウェブサイトの専門的な知識がなくても、少し勉強すれば1日でウェブサイトであったり、ブログを立ち上げる事は簡単です。Wordpressをボタン1つで立ち上げたり、慣れている人ならコマンドを使って約5分でウェブサイトを立ち上げる事ができます。

ウェブサイトを立ち上げても、単にコンテンツを増やしていくだけだと、アクセス集まりません。ソーシャルメディアを利用したり、ブランディングを図ったりなど、様々な工夫が必要になります。

ブログの競争激化

著名ブロガーとされるイケダハヤト氏でさえ、アドセンスのようなコンテンツの連動広告で稼ぎづらいので、コンテンツの連動広告を外してしまいました。好きなことを何でも書いてコンテンツに連動させるより、何か商品販売(資産運用の紹介含む)などを行った方が広告効果が高くなるのです。

ブログ形式の『まとめサイト』もジワジワと稼ぎづらくなってきていると言われていて、大手まとめサイトと言われているサイトも、以前の2分の1から3分の1に収益が減少していると言われています。それでも、大手まとめサイトと言われるサイトは、数十万から数百万円の広告費を得てるようで、今でも健在ではあります。

稼いでも損をする場合

インターネットでは、主婦などが在宅で商品紹介などをして稼ぐ人も多いですが、商品レビューなどでリンク切れが多発して手間ばかりかかって稼げないという事も多いです。一時的にアクセスを集めて稼げたとしても、長期的に稼げるサイトやブログに育てないと、安い労働者になってしまいます。

アルバイトで時給200円で働くのを損だと感じる人が多いのと同様に、インターネットで収入を得ても、それ以上に労働力を投入していたのでは働いている意味が分かりません。短期的に稼ごうとするのではなくて、自分の勉強になったり、技術力が向上したり、記事が永久に使えるなどの『自分の資産として長期的に使える』という形を考える必要性が出てくるでしょう。

再利用できるものが資産

長期的に収益を生み出して、再利用できるものが資産と呼ぶことができるでしょう。文章・画像など、以前に作成したものを再利用してお金になるなら『資産』と呼ぶことができるでしょう。プログラマーが作成したプログラム・知識なども再利用する事ができるので資産と呼ぶことができます。

コンテンツの再利用を考えると、単にWordpressで書くような手法だと非常に非効率になってきます。効率的にコンテンツを運用して、上手に使いまわせるようにならないと、高い収益を確保するのが難しい状況になってきています。もしくは、高価値のコンテンツを電子書籍のようにダイレクトに販売する手法もありでしょう。いずれにしても、コンテンツの使いまわしは重要なキーワードです。

どんどん進化できるか否か

単にWordpressをインストールして、ブログを書くような手法だと、イケダハヤトのように早期にブランディングした人に太刀打ちする事はできないでしょう。自分の技能を活用して、どんどん進化していく事ができれば、大きく成長できる可能性があります。

1つのサイトを運用するだけだと、なかなかノウハウが拡張できないので、複数のサイト運用がオススメです。アフィリエイトで稼いでいる人の多くは、10以上のサイトを効率良く運用しています。1つのサイトが稼げなくなったとしても、別のサイトで稼ぐことができるようになるからです。

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