マーケティング

商品が大量かつ効率的に売れるように、市場調査・製造・輸送・保管・販売・宣伝などの全過程にわたって行う企業活動の総称。市場活動。販売戦略。

コトラーのマーケティング4.0 スマートフォン時代の究極法則

アウトプットを重視した情報戦略

  • 12 October 2014
  • のぶやん

小説家になりたいという知り合いがいて、一緒に食事をしたのです。小説家になりたい彼がやっている事といえば、自宅にひきこもって、インターネットの閲覧をしたりという生活です。何かアウトプットがないかと何度も尋ねたのですが、特になさそうでした。小説家になりたいというのはよいですが、アウトプットが全くないとなれば、小説家になるのはまだまだ先のように思います。突然、良い文章がひらめくなんていうことは、ほとんどありえないでしょう。

日本の教育システムは、自分を表明するという事を抑え込む傾向があり、小さな頃からクラスで目立たない事を強制してくる傾向があります。そうした中で、自分の意見を表明したりする機会が少ないのです。ちょっと変わった人だというだけでいじめの対象になったり、先生からダメ出しされたりと、個性を破壊するような教育がなされており、アウトプットの訓練がしずらい状況になっています。

アウトプットなき教育の行く末

アウトプットがなされない教育の行く末というのは、良い大学を出たけど、インプットしかしていない=自分の意見を持てない・持たない人を量産するという学生や労働者の量産になっています。学習、情報のインプットは非常に大事で、それが生産性を高める事は確実な事実なのでしょうけど、アウトプットするものが単純化してくると、単純ホワイトカラーの労働者程度にしかなれず、グローバル化の中でそれでは世界に通用しない人材になってしまうという事です。

情報インプットを中心に学習するということは、いわゆる「言われたことだけしっかりこなす」という労働者としては優秀になるのかもしれないですけど、それは「言われた事しかできない労働者」と言いかえる事もできます。自分で新しい可能性を模索したり、会社という枠を超えた労働者に成長していく為には、自分でアウトプットを増やして、社会を変えていこうとする意気込みを持った人材が必要になるでしょう。

存在しない情報は拡散されない

ブログであれ、サイトであれ、情報がウェブ上に存在しなければ、それが認知される事も拡散される事もありません。ウェブ上に存在している情報をGoogle社が全てサーバーに納めて拾い上げるということを行っており、NAVERまとめにおいては手動でまとめる(キュレーションという)事を行っています。このような状況で、ウェブ上に上がっていった情報で面白そうな情報は、次々と取り上げられるチャンスがあるようになってきています。

どのような情報であれ、情報が存在しないよりは価値があります。また、それを見やすい形で世の中に送りなおすと、その情報価値というものを更に上昇させる事ができるようになります。Googleは単に世界中にある情報を拾い集めるだけですけど、NAVERまとめのように埋もれた情報をリフォームのように再構築して価値を高めるというのも十分にあっても良いでしょう。NAVERまとめのような事を個人や小さい企業でやったらすぐに訴えられたり、削除要請が連発して管理できませんが、LINE社がやればLivedoorのノウハウも活用しながら上手な運用ができるというところでしょう。

情報をウェブ上に存在させる為の個人・企業における戦略が何よりも重要になります。

アウトプットのプラットフォーム

インターネットが普及したことによって、誰でも非常に手軽に情報発信を行うことが可能になりました。それによって、一般の人が大きな会社を通さずにインターネット上で力を持つことも可能になりました。例えば、インターネットのブログを利用して有名になっている人として「イケダハヤト」であったり「はあちゅう」などをあげる人もいるでしょう。また、有名な芸能人であっても、辻希美さんのようにブログで生計を立てられるぐらいに有名になっている人もいます。

インターネットにパソコンの常時接続が当たり前になった2000年以降にブログが活発化して情報を個人で発信する人が増えました。その後に2008年頃からスマートフォンが普及して、一部の情報アウトプットがスマートフォンから可能になりました。芸能人などは、写真をスマートフォンからアウトプットする人が多いです。情報をアウトプットする作業が容易になり、それを閲覧するのも容易になってきて、情報コミュニケーションが発展してきています。

貧困に陥るアウトプットできない人たち

学歴が高い人が貧困に陥るパターンなども増えてきています。今までインプットした知識を企業の資本を使って、労働者としてアウトプットしようとしても、そのアウトプットする労働の価値が低下すると、特定の企業を通じたアウトプットだけでは貧困に陥るという事になります。自分と社会との接点を多く見つけてマネタイズを行うという事がとても重要になってくるのです。

大学の非常勤講師の貧困問題が話題になっていますが、大学の非常勤講師は、大学というプラットフォームを通じて学生に授業を教えるという自分の知識アウトプットという方法しかマネタイズの方法がないのでしょうか?それは違っていて、能力がある大学講師であれば、テレビに出演したり、本を出版して稼ぐことができるかもしれない。そういった新しい努力をせず、過去に得た大学の学歴にすがって講師しかやらないというのであれば、稼げないで貧困化してしまうのは、いたしかたないとも言えるでしょう。

自己主張を強めていくこと

インターネットのアラサー女性として有名となっている「はあちゅう」は、アウトプットの数が多いですが、「炎上のプロ」と呼ばれています。個人でフリーランスとして活動するのであれば、これぐらいの自己主張がないと生きていけない時代なのだろうなと思います。周囲に同調するということは、「周囲が自分の足を引っ張る」という可能性を認識しておかなくてはいけません。

アメリカにおいても、中国においても、個人主義というものが非常に強くて、自己主張が強い人が多いです。アメリカ、中国でそうだという事は、世界中のほとんどの国が自己主張が強い人が多くて、日本が特殊と考えた方が良いでしょう。周囲にあわせる事ばかりを考えていると、自分の能力を伸ばす事に不利になってしまう可能性があるという事です。

人に合わせて能力を伸ばす事もいいけど、自分のパワーで先を切り開くぐらいの強引さもいいんじゃないの

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新聞購読は金の無駄!新聞はお金を出して洗脳されるメディア

  • 11 October 2014
  • のぶやん

新聞を読んでいないと就職に不利になるようなアホな話を新聞社が流して、就職活動をする学生が新聞を読んだりする姿をたまにみかけますが、本当に新聞社の宣伝に騙されていますね。面接の時に新聞を読んでいるかどうかなんて聞かれたら、普通に「読んでいません」と答えたって採用に何ら影響ないです。新聞を読むか読まないかなんて、本人の自由だし、読んだから賢くなるのは完全な嘘です。

インターネットが発展していなくて、人々が活字と情報に飢えていた時代であれば、新聞というものもそれなりに意味を持つメディアでした。今では、インターネットがほとんど全ての世帯で利用できますし、スマートフォンからインターネットに接続して情報を仕入れる事もできます。こんな時代に新聞を読む必要性は全くなくなっています。スマートフォンのアプリで興味ある情報を少し見ればそれで十分です。

ニュースを知る必要がない

世界中で起きている大半の事というのは、自分には何ら関係のないことです。自分の関係ない事に対して自分の頭を使い続ける事は、無駄な時間でしかありません。確かに世界で起こる情勢について多少の理解があった方が良いでしょうが、それはスマートフォンのアプリのタイトルを見る程度で十分です。別に世界の情勢について細かく知る必要はないし、政治について詳しくなる必要もないでしょう。

多くの人は、メディアを使っているように見えて、メディアに使われているという認識を持つべきです。ファッション雑誌を読むことと、ニュースを消費するという事は、消費行動という点で全く同じなのです。友達の前でニュースの話題を語るようになったのであれば、「自分は特に語る事がありません」と言っているようなものなんですね。人に興味を持ってもらいたいのであれば、流行についていくことはなくて、自分の独自性がある話題を人に提供できるようにならないといけないでしょう。

本当に大事なところは、新聞に掲載されてない

新聞を読むと馬鹿になる

大衆向けの新聞は、プロの記者が書いてはいますが、専門的なことが書かれている訳ではありません。言い換えれば、NAVERまとめで「プロのライター」と称する人たちが書いている内容とほとんど変わらないのです。それを有料で高いお金を支払って、新聞を購読するのは、本当に馬鹿げているのです。

無料でも必要ないような内容が書かれたものを有料で購読するなんて、本当に恐ろしい事だと思います。月額3000円ほどを新聞に支払うのであれば、そのお金でどこかで美味しいものでも食べた方が良いでしょう。新聞を読むという行為自体が自分たちにとって何もメリットがないどころか、デメリットの方が圧倒的に多い事を多くの日本国民が知るべきなのです。

日本人は新聞が大好きで洗脳されやすい

日本人が独自性がなくて、個人が面白くない人物が多いとされるのは、新聞に洗脳されている影響があると考えられます。日本では、世界の新聞発行部数でも1人1日あたりの部数で世界トップです。それを牽引するのが読売新聞なんですけど、世界のメディアでも特に影響力を持っているメディアとされています。

日本人は、明治維新の頃から新聞を各自の家に配達して、それを情報源としてきました。しかし、今ではそんな事をしなくても情報を手に入れることができるようになっています。1社か2社の新聞を読んで、それを情報源としていると、自分の考え方というものが極端に偏ってしまって、洗脳された状態になります。高齢者ほど新聞を読むので、考え方が偏見に満ちている可能性が高いと言えます。

暇つぶしにもならない新聞

私も以前であれば、新幹線の移動中などに新聞を読むこともあったのです。それはいわゆる「暇つぶし」であって、雑誌のような感覚で読んでいました。しかし、最近では新聞を買っても本当に偏見でつまらない事が書かれている上に、全く役に立たない時事ネタばかりで面白くないので、新聞を購読する事は皆無となりました。新聞は、私にとって全く必要の無いものとなったのです。

新聞を熱心に読んでいれば、会社にしっかりと貢献したサラリーマンとしての「社会の適合者」になれる可能性はあるかもしれません。それは、独自の感覚であったり、感性というものを失わせる可能性があります。自分をしっかりと持って、独自の世界観からお金を得て生きたいと思う人は、新聞などをまともに読まないで、もっと高度な場所で自分なりの研究を進めていくのが良いと考えます。

新聞が書いているのは、嘘ばかりで新聞社に都合が良いことのみ

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大手広告代理店の情報はスパムではないのか

  • 16 September 2014
  • のぶやん

大手広告代理店の知り合いと飲む機会があった。はあちゅうさまも居たことがあるという業界の最大手だ。アドバイスなんて特に求めてなかったけど、人間関係などアドバイスしてくれて、本当にありがたい事です。

広告代理店などは、様々な広告を扱っていて、企業と企業を結びつけています。大手のTVメディアなどに企業の広告を出す事があって、セカンドライフなどが「ごり押し」でテレビに出たなどと話題になりました。テレビに出る事でセカンドハウスは一時的に話題になって、トヨタなど大手企業も広告を出すにいたりましたが、すぐに流行しなくなってしまいました。

最近では、広告代理店が良いキャッチコピーを考えて流行らそうとしても、流行らないことが起こってきています。それでも、企業は強い広告を期待してTVや新聞に広告を出していますけど、その広告効果がどんなものかは微妙な所にあります。だからと言って、インターネットのメディア広告では、TVや新聞ほどの影響力を持てないという事実もあります。

テレビ・新聞の広告効果

インターネットメディアの広告効果が、テレビ、新聞に劣るというのは、インターネットのゲーム会社などがテレビ、新聞を用いている事からも明らかです。インターネットでは、Yahoo! Japanが強いですが、メディア全体としてはテレビ、新聞などよりもメディアが大量にあってアクセスが分散されているので、テレビ、新聞のように独占・寡占化した状態にありません。大衆に一気に広報をかけるには、テレビ・新聞が良いとされています。

Google Adsenseなどのキーワード広告を利用して、インターネットで一気に広告を仕掛ける事は、不可能ではありません。Google Adsenseなどでは、広告効果が見えやすいというメリットがあります。それでも、大衆の全てにアプローチしたいという時には、キーワードを選定してアプローチをかけるよりも、日本人の全体にいきわたるようなTVのCMであったり、新聞広告などの方が爆発力があると考える広告主が多いです。

ツィッターのBOTはスパムか

TwitterのBOTなどで何度もつぶやかれたりする広告などがありますが、それは本当にスパムと呼ばれるべきなのかという疑問もあります。テレビCMなどで流れる大手の商品と言えば、テレビ局が審査も行っていて信頼性も高いです。しかし、TwitterのBOTなどで流れる広告の情報については、誰も審査しておらず、信頼性も低いものになっています。ただし、共通しているのは、どちらも消費者が必要な情報かどうか分からないという事です。

簡単に言ってしまいえば、Twitterで流れる情報がスパムか、そうでないかは、消費者が少しでも必要としているか(もしくは興味を持っているか)という点のみで判断する事ができます。消費者が興味を持てるものであれば、スパムと呼ばないで、広告と呼ぶことも出来るわけです。企業は、インターネット上においても、そうした消費者メリットを考えたような広告を打っていく必要に迫られています。そこで最近のインターネットで主流になっているのが「記事広告」と呼ばれるスタイルです。

記事広告と呼ばれるスタイル

NAVERまとめであったり、Nanapi、ALL ABOUTなどの記事メディア媒体においては、記事広告と呼ばれるスタイルを利用するようになってきています。記事自体が広告であるという事で、従来のコンテンツマッチ広告よりも一歩踏み込んだ広告になる訳です。記事広告というのは、企業の商品などに「自然に興味を持ってもらう」という事を目的にしています。

記事広告では、企業側が何らかのストーリーを組み立てて、そのストーリーを「面白い」と思ってもらう事が目的になっています。TVのCMなどであれば、非常に短い時間でPRするので、インパクト勝負になりがちですが、インターネットでは文章や写真を含めた「ストーリーの解説」をする事もできます。企業側としては、多くの人に見て貰えるようなストーリーの組み立て方を構築していく必要があるのです。

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インターネットで稼ぐのは難しい?

  • 31 August 2014
  • のぶやん

多くのサラリーマンから見れば、イケダハヤト氏のようにインターネットを使って稼ぐ方法というのは、羨ましいと思えるかもしれません。イケダハヤト氏が今からサラリーマンをやろうとすれば、採用してくれる会社はあるでしょうけど、サラリーマンの人がイケダハヤト氏のような生き方をしようと思っても、簡単にする事は難しいからです。羨ましいとまで思う人は少ないかもしれませんが、少なくともイケダハヤト氏のようにインターネットで稼ぎたいと思う人がいることは確かでしょう。

ネットで稼ぐのは難しいか

アフィリエイトで生計を立てるほど稼いでいる人の多くは、もう自分で記事なんて書いてません。記事を自分で書いているのは、稼ぎが10万円以下の初心者アフィリエイターです。プロのアフィリエイターの多くは、何らかの形で記事を外注にまわして、それで効率よく稼ぐ方法を模索しています。自分で記事を書くというのであれば、1日10記事以上も面白いと思われる記事を書くようなサイトを持たないと稼ぐのは難しいと言えるでしょう。

一般的な人にとってみると、インタネットで稼ぐというのは幻想に近いと考えた方が良いでしょう。インターネットだけを使って稼げている人と言うのは確かに少数派いるのですけど、そういった人たちが持っているサイト数やページ数というのは、ネットで稼げるの?と質問している人の想像を絶するほどに膨大なぐらいのもので、とても簡単に真似できないぐらいの代物です。

Adsenseは稼げない?

Google Adsenseについては、様々な記事を目にする機会がありますが、Google Adsenseだけで生計を立てようというのは、無謀だと言えるでしょう。確かにGoogle Adsenseは素晴らしいプログラムであり、誰でもそこそこの稼ぎをあげられる事は事実でもあります。しかしながら、これが10万円を超えてガンガン稼ぐとなってくると、相当なアクセスを揚げないと稼げないのです。

プロの記事を書いているとされるイケダハヤト氏ですら、Google Adsenseの収入が4万円-5万円であると公表しています。イケダハヤト氏は、1日4、5本の記事を書くという事ですけど、Google Adsenseだけでは全く生活するどころか、お小遣い程度にしかならない事が分かります。外部の講演会、外部からの企業広告、アマゾンからの売り上げがなければ、かなり厳しい状態にあるといえます。そもそも、イケダハヤト氏のブログというのは、更新が前提になっているので、収益性資産としての価値は相当に低いものがあります。

・月間80万PV
・ユニークユーザーは月間40万
・Googleアドセンス、自社広告、アフィリエイトで喰っている
・昨年は500万の売り上げがあった
・収入の内訳 Googleアドセンスは50万円(月額に換算すると4万1666円) 
(自サイト広告販売が7割 残りはアフィリエイト)

生活に必要なページビュー(PV)数

多くの個人ブロガーであったり、個人サイトを見てきた私の推計になりますが、(個人の場合で)1人の人がインターネットで稼ごうとした場合(生活費を30万円とした場合)には、生活に必要なPV数は、Google Analyticsを基準とした場合にて1日5万PV以上、月間150万PVほどであると考えています。1日5万PVほどあれば、1日の収入が5000円-1万円を超えることも可能になります。NAVERまとめのPV数というのは、内部PVであったり、アイテムPVなどを含んでいるのであてにならないのですが、NAVERまとめであれば、その10倍ほど1500万PVほどあれば、1日5000円-1万円ほどの金額を稼ぐ事が可能です。

いずれにしても、膨大なアクセス数を稼がないとインターネットで生活するなどという事が難しいことが分かります。たとえ、そのアクセス数を稼ぎ出したとしても、大量の更新を続けていかないといけない事であったり、Google Adsenseにしても、NAVERまとめにしても、アカウント停止のリスクやサービス停止のリスクが付きまとってくるので、収益の多角化が必要になるので難しい戦いになるでしょう。アフィリエイトをやるのであれば、PVを追いかけるのと並行して、成果補修を追いかけた形のアフィリエイトも必修になります。その逆も言えることで、成果報酬を追いかける人はPV数も追いかける必要があります。

PVというのは、ピラミッド式の底辺の部分にあり、大量の広報を誰でもいいから見てほしいという形でかけるのですけど、成果報酬といのは、少し単価が高い代わりとして、

ピラミッド方式と収益率
(下に行くに従ってPV数ごとの収益率低くなる)

1、大手企業との直接広告契約
2、中小企業との直接広告契約
3、ASPを通じたアフィリエイト契約
4、Adsense, 楽天アフィリエイトなどの大規模広告
5、NAVERまとめなどのアクセス型広告

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IT企業が自社で技術者を抱えるべきかどうか。

  • 19 August 2014
  • のぶやん

ITベンチャー企業の多くは、それほど大きな資金力を持たないので、数名の技術者で開発を進めて、アプリを自社開発してリリースしています。それで当たれば大儲けできますし、外れたところでそれほど損も出さないので、技術力とアイディアで勝負を挑むというのが普通です。

大きな企業になってきても、構造としては結構似通っていて、数名のチームを複数個作って、アプリ開発を競争させて、どれが当たるかを競うようなところも多くなってきています。自社で技術者を抱えて、アイディアから開発まで行えるぐらい小さいアプリでも、当たれば大きいというものが結構あります。

負けた日本の家電業界

日本の家電業界が敗れたという事について、多くの人が分析しているわけです。中国などで大量生産が可能になったことなどから、2000年代から半導体の価格が大幅に下落して、それで家電の価格も大幅に下落して、日本企業はその並みに上手に乗る事ができずに家電業界が危機的な状況になりました。

韓国製品など、かつて「粗悪」と言われた製品でも、安いという事で市場を奪って勝負していくような方法に負けました。もしくは、アップルストアのようにソフト中心になった時代に乗り遅れて、ハード面で勝負し続けた結果ではないかとも言われています。

汎用化したところから外注する

日本でも一般的に使われるようになったWordpressみたいなシステムであれば、どの企業に依頼しても一定品質で、ある程度の簡易の仕様で仕上げる事ができます。出来ることというのは限られていますけど、安価にできて、しかも汎用性もあって、別の企業に途中から切り替えてもうまくいく可能性が高いので、Wordpressを使う意味は大いにあるという事になります。

携帯で言えば、Android, iPhoneのように企画がある程度はっきりしていれば、自社で人員を抱える事なくて、仕様書がある程度理解できるような人がいれば、あとは外注しておくとよいでしょう。金を払えばやって貰える分野と、カネを払ってもやって貰えない分野があって、金を払ってやってもらえる分野というのは、仕様通りに製品を作って貰えるぐらいのものです。その製品が売れるかどうかというのは、結局のところは自己責任になります。

自社メンバーで必要な人材

ベンチャー企業にとって、自社メンバーで必要な人材というのは、2種類あると思っていて、1種類目はマーケティングの分析をした事がある経験者、2種類目がITサービスを経験したことがある経験者です。どちらも広範囲の経験があればあるほどに優良な人材と言えまして、とくにウェブマーケティングであれば、どうやったらアクセスが集められるかを良く知って考える事ができる人材が重宝されます。「勉強した」というだけでは使い物になりません。

マーケティング分析と言っても、単に分析するだけじゃなくて、ウェブサービスを作って公開してみた経験であったり、自分でライターとして活動してみてマーケティング分析をした記事を書いたとか、そういった技能があれば良いでしょう。そうした人材が数名揃っていれば、マーケティングとしての方向性と強みを発揮出来ます。そういったメンバーがいないと、WEBマーケティングはかなり厳しいです。

プラットフォームの技術者

今のところは、プラットフォームの技術者に関しては中で抱えていく必要がありますが、拡散などに関して外のオープンマーケティングを使っていく必要があります。Androidであったり、Appleのソフトが誰でも作れるというような形で、誰でもソフトコンテンツを提供できるような開発環境を外部に開放していくという流れが加速しています。

任天堂のような高度なソフトは、専門のソフト会社しか作れなかっただけではなくて、任天堂が介入してコントロールしようとしていた側面がありました。そうした介入をせず、ある程度の自由な裁量でプラットフォームを利用して貰うような形にした方がプラットフォームとしての将来性が見込めるという事なのでしょう。

制作できるけど宣伝できない

ウェブ制作の会社でも、アプリの会社においても、お金を支払えば制作までは請け負ってくれますが、それから先のマーケティングまで請け負える会社はほとんどありません。マーケティングを請け負うには、それなりの媒体を保有していなければならず、そういった媒体を保有している会社は、そもそも請け負いなどやっていない場合も多いからです。

ウェブ制作やアプリ制作が完了したけれど、宣伝の仕方が今一つ分からないと言うベンチャー企業などは多いのです。その宣伝の所には、結構な労力と時間がかかる事は目に見えていて、それを先に理解しておく事がウェブの戦略を立てる上で非常に大事になってきます。

プラットフォームの形成

プラットフォームと言うのは、基本的にはユーザーの動きがあって、そのユーザーが発信する情報が交錯するという形で実現されています。自社で情報発信を行うだけではプラットフォームとなりえませんが、そこに固定のユーザーが現れて利用をしていくとなると、プラットフォームと言える状況になっていく可能性を秘めています。

フェイスブックとかであれば、個人が面白がって無料でコンテンツを発信したりしてますけど、それがお金になる事はほぼ皆無と言えるでしょう。経営者であったり、芸能人、モデルなどであれば、それなりに広告・宣伝効果も期待できるので、それを介してお金を稼ぐ事ができるわけですけど、一般の人は単純消費者となります。

お任せマーケティングの手法

多くの会社でマーケティングの手法に困るようになってきていて、例えば「ある商品を販売したいのだけど」コンテンツ制作まで代行して欲しいと言う要望が数多くあります。例えば、NAVERまとめなどでは、コンテンツ制作を代行していて、NAVERまとめのまとめをLINE社の内部で作成して、広告記事として世の中に出しています。

Twitterアカウントなどにおいても十分に宣伝を行う事ができず、Facebookのいいね!も伸ばせないようなマーケティングを上手に行えないと考えている会社(実際に多くの会社がそういった状況になっているでしょう)であれば、マーケティングの手法として、NAVERまとめに出稿するのもありでしょう。それなりに費用はかかりますが、記事広告と言う形は、自社で何も考えなくてもやって貰えるというメリットがあります。

自社のマーケティング資産

ウェブサイトは資産を持つ訳ですけど、その資産価値というのはまちまちです。まず、本当にウェブマーケティング手法を持った会社があったとすれば、その会社に高いお金を払ってマーケティング代行をして貰うしかありません。これからの時代に大事になってくるのは、自分自身でマーケティン手法を持つ事なんですけど、そういった手法を持つには、洗練された頭脳と、戦略を組み立てて粘り強く取り組む事が欠かせない気がします。

自社で保有している、相手に提供できる資産というものがどういったものであるかを良く把握しておいて、自社のコンテンツ性資産を増強していけば、必ず活路が見えてくると考えています。

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動画コンテンツが広まってきている

  • 9 August 2014
  • のぶやん

動画コンテンツと言えば、誰もが思い浮かべるYoutubeですが、動画のコンテンツの質が上昇してくるにしたがって、日本におけるYoutubeの人口もうなぎのぼりで増えてきました。YoutubeにはGoogle Adsenseなどの広告も掲載できるので、個人、会社ともに動画コンテンツで稼ぐ事も難しいことではなくなってきています。

手軽になる動画撮影

今では、高画質の動画を撮影するのに必要な小型のビデオカメラは、3万円ぐらいあれば買えちゃいますし、中に入れるSDカードも数千円ほど出せば買えてしまいます。誰でも手軽に動画が撮影できるようになった訳です。また、動画ソフトも簡単なもので無料のものからプロが使う少し扱いの難しいものまで、沢山のものが出ています。動画撮影して、それをプロのように編集してアップロードする事が簡単にできるようになっています。

動画をリアルタイムで配信する事も簡単に行えるようになってきています。小型のカメラとパソコン1台あれば、Ustreamなどで動画配信を行う事ができます。Ustreamには、ソフトバンクが出資しているので、都内のスタジオを無料で借りて動画配信を行う事もできるようになってきています。

動画の積極活用

動画が広まるにしたがって、動画を活用しないと企業や商品のPRが難しい時代にもなってきています。単なる文章であったり、写真などだけではなくて、動画を使った効果的なPRを企業が考えなくてはいけない時代になってきています。動画はデジタルなので、テレビ広告、電車の中の動画広告などと兼用して使いまわす事も可能です。とにかく質の良い動画を低価格で撮影して大量の人に見て貰うという事が必要になってきています。

アーティストなどは、以前からイメージビデオなどを作る事が多かったですが、同じような音楽のビデオをYoutubeなどで流す事も増えてきています。アーティストは、CDの売り上げなどを確保する為には、先に動画で認知度を上昇させる必要すらでてきたという事です。

ニコニコ動画クリエーターズプログラム
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1403/31/news114.html

ニコニコ動画経済圏
http://www.nikkei.com/article/DGXBZO41521420X10C12A5000000/

リアルタイム配信はまだまだ

日本では、ニコニコ動画が流行していて、リアルタイムでニコニコ動画を配信する若者が沢山いて、それを見る数多くのユーザーを抱えています。また、ニコニコ動画での誰かの会見も当たり前のように行われるようになってきています。ニコニコ動画では、ユーザーの一部に収益を還元する取り組みも始めていて、それも注目を集めています。

また、米国発のUstreamでリアルタイムの動画配信が数多く行われていますが、日本における知名度はそれほど高くないので、リアルタイムで動画を見る人は多くありません。ニコニコ動画にしても、Ustreamにしても、まだまだ伸びていく要素がありそうです。

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NAVERまとめに見るセルフブランディングの可能性

  • 14 July 2014
  • のぶやん

NAVERまとめでは、芸能人・有名人に限らず、様々な人物が取り上げられています。

Googleの検索で詳細を知れない人々

実際にテレビに出演している新人のタレント・アイドルなどを検索した場合には、Google検索でほとんど検索に引っかかる事はありません。芸能人・有名人でドラマに出演した人と言えども、すぐに検索エンジンに引っかかってくるという事はないのです。そこで、NAVERまとめで有名ではない芸能人・有名人についてまとめる事で、それを見た人が多くの情報を得られるというメリットがあります。

今までは、アイドルやタレントというのは、最初に新聞・テレビ・雑誌のメディア媒体に取り上げられて有名になるという過程が多かったのです。それが少しずつネットから有名になるという例も増えてきています。インターネットの情報がテキストベースであった時代から、画像、動画の量が増えてきていて、インターネット上で面白い情報を展開しやすくなったという事でもあります。

テレビで使われるネタが、ネットで見た情報とカブるようになってきた
http://news.livedoor.com/article/detail/9038451/

注目されないものを注目させるメディア

現在では、ブログメディアを使ってテキストベースであったり、画像・動画ベースにおける情報発信が容易にできます(芸能人の多くがアメーバブログで情報発信をしている)し、YoutubeやUstreamを使った動画配信についても、素人が行っても比較的簡単に行う事ができます。芸能人のアメーバブログであれば、ブログがそのままニュースとして配信される場合も増えてきました。芸能人が自ら発信した情報が大きなニュースとして配信されるというのは、最近のメディアまでなかった傾向です。

NAVERまとめの立ち位置としては、ブログなどの発信されただけでは注目されない一次情報を「見やすい形で加工して」「拡散しやすい形になおす」というメディアであると考えています。単にブログで発信されただけでは、見づらい情報であっても、NAVERまとめなどでまとめられる事によって、見やすい形で提示されれば、拡散されやすくなるという事もあるでしょう。こうしたメディアの特性を活用して、自分なりに注目してほしい情報を発信していくというのがNAVERまとめの賢い使い方でもあります。

自分が応援したいタレントを取り上げる

NAVERまとめにおいてアクセスを伸ばす有効な手段の1つとしては、自分が応援したいと思っているタレントについて徹底して取り上げるというものがあります。AKB48の誰かを応援していたとすれば、そのアイドルを応援する為にCDを買って、握手会に行ったり、1票を入れたりすると言う事もたしかに応援の意味では重要なのですが、NAVERまとめでまとめを作ると言うのも応援するという意味では重要だと思うのです。

ここで非常に正直な話を書くと、個人のブログでアイドルの写真を使ったり、引用を大量にするという事は、非常に難しい事なのです。個人がそんな事をしてしまったら、下手をすれば、アイドルの事務所であったり、著作権を持った場所から訴えられかねないからですね。それに比べて、NAVERであれば運営側が管理してくれるので、問題があれば非表示・削除などを行ってくれるメリットがあります。

自分が応援しているアイドルなどが有名でなければ、なおさらチャンスで、自分が有名にしたいアイドルのまとめを作って、アイドルを支援するというモチベーションにおいてまとめを作成するという事も出来るでしょう。まとめを作るモチベーションというのは、人によって異なりますが、自分が好きな物を世の中に広めるという使い方も良いでしょう。

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ハードディスクを埋める事ができる人とできない人の格差社会

  • 8 July 2014
  • のぶやん

ハードがどんどん安くなって、レンタルサーバーなども格安で借りられるようになりました。現在では、「個人がハードディスクを一杯にする」事が非常に困難になってきています。

これがどういった事を意味するかといえば、以前であれば個人の100ページぐらいのブログが見られていたのですが、今ではそんなブログでは相手にされないという事かもしれません。もっと大量の情報がハードディスク上に置けるようになり、インターネット上で公開されるようになりました。





・ハードディスクが安くなっている
・ハードディスクを一杯にするのが困難
・人の力を借りて、ハードディスクを一杯にする
・ハードディスク戦争
・ハードディスクを一杯にする人と、それに協力する人の格差
・ハードディスクの中にあるソフト資産

かつてのレンタルサーバーのハードディスクの容量は、100MBとか、200MBなど、MBの単位が普通でしたが、現在ではGBが普通になってきています。メモリも同様にして、大き目のレンタルサーバーでは、GBが常識のレベルになってきています。個人でハードディスクを一杯にする為には、画像などを必要以上に取り込んでいく必要があるでしょう。
 

Google社の保有する資産

時価総額が数十兆円というGoogle社の保有する資産というものは、ハードディスク上に保存された世界中のあらゆる情報なわけで、Google社は必死になってハードディスクに世界中の情報を集めようとしています。最近では、Google社も情報を集めるのに苦労し始めるようになりました。ハードディスクをいくら増設しても、それに入れる情報がなくて、ハードディスクが空になるような状況です。

Google社は情報を作らないとしていますが、世界中で生成される情報を取り込んでも、ハードディスクは単純に余ってしまうのです。そうすると、「入れる情報がない」ハードディスクの価格が大幅に下落する結果となり、半導体の価格の急落にも結びついたと言われている原因です。

フェイスブック社の保有するコンテンツ

フェイスブックは、人をコンテンツにしたアプローチを展開して、人の個人情報であったり、個人の動向というものをハードディスクにどんどん取り込みました。人が生成するコンテンツを収集しようとするGoogle社とは違ったアプローチであり、フェイスブックは世界中に広まる事になりました。

フェイスブック社の保有するコンテンツというものは、各個人が提供する情報であり、フェイスブックのハードディスクが埋まるだけフェイスブックは豊かになり、それに個人情報を提供して楽しむ「消費活動を行う人々」は、どんどん貧困になっていき、格差が拡大するという構図が見て取れます。フェイスブックをエンジョイすればするほど、個人というのは、フェイスブックのハードディスクを埋める努力に加担します。
 

溢れる情報の中で勝負

Googleが世界中の情報を集めるといっても、既にネット上の新たに生成されるコンテンツというのは、人々が想定する範囲内に収まってしまう事になっています。言い換えれば、「似たようなコンテンツ」が大量に生成されている状況で、APIを使ったコンテンツであったり、コピーされただけのコンテンツなどが多くて、新しい情報というのは実は少ないという事実が分かります。

Googleがいくら情報を並べるといっても、似たようなコンテンツばかりが上位からずらりと並んだのでは、全く検索が意味を持たなくなってしまいます。人々が求める行動というのは、単に情報が表示されるだけという事から、情報の切り口などが重要になる可能性がでてきました。そこでキュレーションなどが流行していますが、キュレーションがどのように人々が見ればよいかと言う方向性は未知数になっています。

キュレーションと検索エンジンとの相性はそれほど良いとは言えず、NAVERまとめに良質コンテンツがあっても、それが検索エンジンにおいて上位表示されるとは限らない状況になっているからです。

情報を作る事はサービスを作ること

情報を生成する事は、サービスを作る事に似ています。旅行のパッケージを作る人がいくら増えたとしても、旅行に行く人が少ない状況では、旅行のパイが限られています。旅行に行く人を増やしていかないと、いかに大量のツアーを生産したとしても、多くの人が旅行するとは限らないので、旅行会社が儲からない事になります。

インターネットの普及が進んで、既に日本の中の1億人が簡単にインターネットにアクセスできる環境になったので、インターネットで旅行予約などが伸びていくとすれば、それは別のパイを奪って伸びていくという事になります。テレビや新聞を視聴するのをやめて、インターネットテレビやインターネットのニュースをチェックするという事でもあります。テレビや新聞では新しい情報の生成に限界がありますが、インターネットではハードディスクの増設で無限大に情報が生成できるという特徴があります。

Google, Facebook ,NAVERまとめの立場

Googleは、世界中で生成されたコンテンツ情報を自動的に集めてくる事を仕事にしていました。Facebookは世界中の個人情報を集めて、その人々の動きをコンテンツにしました。そしてNAVERまとめは、1億総キュレーションと言っているように、Googleが自動的に集める情報に依存せず、人々が情報を集めるという手段に取り掛かっています。それぞれ、アプローチは異なりますが、情報をハードディスクに集めて提示するという点は同じです。

NAVERまとめについて言えば、Googleが提示できない「新しい切り口」というものを提示できる可能性はあると考えられています。Facebookが提示している個人の動きを提示する事は困難ではありますが、その代わりとして「誰でも情報を作って提示できる」という導線になっています。これはGoogleが「自分たちが中心になって自動的に情報を提示する」という次元の話よりも、人々が行う作業の自由度が高い事を意味しています。

Google社が自動で集められる情報とコンテンツは、コピーコンテンツばかりで面白みがないので、フェイスブックの人間が生成するコンテンツであったり、人間のマニアが作り出したコンテンツこそ面白くてオリジナリティがあるという考え方がでてきています。

ネットが2級メディアから1級メディア化

インターネットの性質としては、テレビメディアのように1つの番組が全ての大衆に受け入れられるというのが極めて少ないという状況があります。その理由としては、インターネットのチャンネルの数が多いので、選択肢が非常に広いという事が要因としてあげられます。NAVERまとめにおいても、アクセスが1つのコンテンツに集中することなしに、アクセスがかなりの数のコンテンツに分散している事が分かっています。インターネットこそ「多様化した社会」の代名詞であるとも言えます。

インターネット上での情報受信の方法は、テレビとは異なって、自分が好みの情報をフォローする形になっています。テレビを見て楽しむ事ができるのは、自分の趣味などを特に保有せず、好みの情報をフォローする事ができない「情報弱者」に限定されているとさえ言われています。そういった好みの情報を選定して閲覧するユーザーが増加してしまうと、閲覧者を増やすためにグローバル化していくことが必要になり、国境を越えて趣味を共有する人たちが現れます。例えば、Youtubeの動画などが面白ければ、国境を越えて閲覧されている動画が多くあります。

コンテンツ保有による格差の拡大

テレビメディアなどからインターネットメディアが拡大するに従ってインターネットメディアにおけるコンテンツ保有による格差が更に拡大してくる可能性が考えられています。インターネットの世界に限定して考えると、次のように階層が考えられます。コンテンツを作る側に立つ人と、完全に消費者であり続ける人の差は、コンテンツが生成されればされるほど、どんどん拡大していくのです。

1、巨大プラットフォームを持つコンテンツプラットフォーマー
2、コンテンツを作成する巨大コンテンツ作成者
3、スモールコンテンツ作成者
4、コンテンツの作成に関わらない労働者

Googleの提供しているAndroidやAppleの提供しているiPhoneなどのようにプラットフォームが全世界を巻き込んだ巨大なものになれば、そのコンテンツ作成者(アプリのゲーム会社など)で大成功をするだけで、時価総額が数千億円規模の会社にもなり得る(パズドラなど)可能性があります。また、イケダハヤト氏のライブドアのブログであったり、NAVERまとめぐらいの日本国内のコンテンツ作成者であれば、成功しても数十万円規模というぐらいですが、個人として生活するぐらいの事は可能かもしれません。また、多数のコンテンツプラットフォームに掛け持ちを行って、コンテンツ分散をする事もできるかもしれない。

インターネット上に収益性資産となるコンテンツを持つという事は、非常に重要な事と言えますが、一方でコンテンツが5年もすれば古いものになって、情報量もユーザーの満足するものではなくなるという事は明らかです。従来のコンテンツよりも膨大で、かつ質の良いコンテンツの生産が求められるようになってきています。

新しいコンテンツとしてのリメイク

質の良いコンテンツというのは、長持ちしやすいという性質を持っていますが、手塚治作品のようにいかに質が良いコンテンツを作ったとしても、技術に凌駕されてしまった場合には、誰も見なくなってしまうという事は考えられます。宇宙戦艦ヤマトのように現代版としてリメイクする事で、新しいコンテンツとして人々の注目を浴びる事は可能になるかもしれません。過去のコンテンツを単に引っ張るだけではなくて、新しい形で提示する事が求められるという事でしょう。

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